筑波山・薬王院ルート

3月第2週の週末も、さまざまな要因からバックカントリースキー・ゲレンデスキーを諦めた。
土曜日の夕方から夜にかけて用事ができて、日曜日早朝出発が難しくなったのが最大の原因。西大巓か雄国沼周回を狙っていたが、早朝出られず天気も下降気味で日和った。久しぶりに会津高原高畑での早朝ゲレンデスキーも考えたが断念。

ということで、天候が悪くなる前にサクッと登って下山できる筑波山に登山に行った。ただし、今回のコースは標高50mの完全な麓からハイクアップする筑波山で最も標高差が大きい(820m)薬王院ルートで登る。ほとんど女房を騙して(標高差のことは触れず)同行させる。

朝普通に6時に起きて7時過ぎに出発。久しぶりの常磐道で土浦北から筑波山にアプローチ。遠くで観ると小山にしか見えないが、近くに来ると大きく感じられる。筑波山へ登る場合、まず南面の中腹にある筑波山神社か、つつじヶ丘までバスや自家用車で行ってから歩くのが普通だが、今回は筑波山の北西麓にある「つくし湖」へ向かい、湖畔の市営駐車場か道の脇に駐車する。8時20分、市営駐車場に空きスペースを見つける。ここにはトイレもあって便利だ。

湖畔の道路から山手へ向かう石畳のスロープか階段で展望台に登り、そのまま谷すじを詰めていくと小さな沢と絡んでトレイルが延びている。このあたりは神聖な場所らしい。やがて舗装路に出ると、薬王院の境内が一段上に広がっている。中に入って立派な建物を横目に墓地を通って薬王院ルートに入る。登山者は多くはないが、早朝に登った人が下山してくるのすれ違う。コースは最初緩やかで歩きやすいが、舗装林道と交差した後、500mあたりから長い階段になり、700m近くまでずっと続く。ここで皆息が切れる。階段は800段くらいあるらしい。710mの三角点(坊主山)のあるピークを巻いてからはまた緩やかになり、男体山の山頂部を巻いて御幸が原に出る。そこまで2時間ほど。

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登り始めは小沢と絡む道。修験に使われたのか?神聖な水源とされていた

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薬王院の山門のひとつ

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薬王院境内の池

山頂部はあちこちから登ってきた人、ケーブルカーやロープウェイで上がってきた人が溢れるが、まだ10時過ぎで人は多くなかったので女体山山頂まで往復する。でも女体山山頂は人が多く、逃げるように下山し始める。途中のベンチで行動食を食べ、御幸が原で女房が肉まんを食す。御幸が原からは日光の男体山や女峰山、遠くに那須連峰や吾妻連峰っぽい白い峰も見えた。女房が何となくヒザ周りが痛いというので男体山へは登らず、来た道を引き返す。再び静かな山歩きになりホッとする。

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延々続く階段の写真を撮り忘れた。階段以外は歩きやすい踏まれた道だ

例の長い階段にうんざりして、私も右ヒザ周りに痛みを感じるようになる。途中の林道近くまで降りてきたら相当疲労が出てきて脚が震えている。駐車場着は12時45分ころ。駐車場の隣にある蕎麦屋で昼食とし、帰路についた。渋滞なく眠気とは闘いつつ15時には帰着。明日は筋肉痛になりそうな気配。