鍋倉山・悪雪祭り

今シーズン初めてのバックカントリーは3月半ばになってしまった。こんなことは久しぶり。

14日日曜日の朝、飯山郊外の道の駅、「花の駅千曲川」で吐月工房氏と合流。温井集落へ。すでに5〜6台の車が停まっている。準備をして、9時に出発。今回の道具立てはシャクサンとT4。ヘアピンカーブのところの小屋を通過して、急斜面を登らずに沢沿いに尾根を2つやり過ごす。標高は850mあたりを維持。

登行開始

トラバース


再び道路と出会うところから大きく巻くようにジグザグ登行で急斜面を歩き尾根上を目指す。北斜面だし、オープンバーンにはシュプールがいっぱいついていて歩きにくいのでなるべく林間を歩くことにしたが、ここがクラストしていて所々本気で足場を作らないとやばいところがあり、ずいぶん難儀した。1100mで尾根上に乗り、休憩。軽く行動食をとる。

クラスト気味

晴れてきた


その後は尾根を直登して12時ちょうどに山頂着。登っている最中からスノーモービルの爆音が辺り一帯に響き渡っていたが、山頂に着いて唖然。スノーモービル4台が山頂まで来ている。それどころか、次々に台数が増えていく。山頂でのんびりしているスキーヤー、登山者はみな迷惑顔。
温井集落の除雪終了地には「スノーモービルはご遠慮ください」と看板があるのだが、彼らは日本語が読めない愚か者のようだ。昨年も関田山脈を縦走した時、関田峠から牧峠までずっとスノーモービルの出来立てほやほやの走行跡があった。おそらくこの一帯も、津南から神楽峰一帯も、スノーモービルの連中にとってはゲレンデになっているのだろう。帰りの高速でもスノーモービルを積んだ車を見かけたので、わざわざ関東方面からもやって来るようだ。しかも、山頂に来た連中は全然悪びれたり遠慮するようなそぶりも見せない。スノーボードを担いで登ってきた単独のお兄さんに「何時間かかるのか」と問いただしている。素直な兄ちゃんは正直に答えていたが、私だったら「知りたかったら自分の足で登ってきてみろ」と言いたいところだ。山頂まで自分の足で登ってきた人たちの中には、スノーシューで大人に混じって嗚咽しながら登ってきた小学生もいる。急斜面の多い鍋倉山に自力で登ってきたのはすごい。それに比べまったく迷惑かつ無神経な話だ。

山頂から妙高・火打


山頂でやつらと不愉快なことになるのも嫌なので、せっかくまわりの山々が一望できる絶好の天気ではあるが、下山開始。最初は比較的いい雪質だったが、まもなくクラスト気味の悪雪になり、900mくらいまでは苦労させられた。その後は重い腐れ雪になってきたが、何とかプラブーツだとアルペンターンでこなせる状態になり、小屋からは踏まれた道路を一気に滑る。13時過ぎに終了。

悪雪との戦い


あまりに天気がいいので、温井集落の近くをステップソールで少し散策してみる。私はカルフ10thマウンテン、吐月工房氏は友人の形見分けのGTSクラウンに履き替える。この鍋倉山登山は友人の供養登山でもあったのだ(無理やりの理由だけど)。彼から頂いたモンベルウェアを山頂まで連れて行ったし、こうしてステップソールの板も活用して供養とした。そろそろステップの季節になってきたことを実感する。そして、テレマークスキーの本来の領分は集落裏の丘や小山を散策することなのだなと思い出す。リフトでゲレンデから山頂に登り詰めてパウダーを滑る、というのは楽しくないわけはないが、楽しみのほんの一部に過ぎない。

ステップは軽快!


ところで、マメができにくいプラブーツのT4で歩いていたにも関わらず、左右両くるぶし下にできた。いつもよりは小振りではあるが、今日はスキーソックスの下にファイントラックのスキンメッシュソックスを履いたにも関わらずできてしまった。このアンダーソックスを履いていたからマメができたのか、それともマメが小振りで済んだのか、また検証してみたい。ともかく、若干滑るが履き心地は良かった。

14時過ぎに温井集落を後にして帰路につく。戸狩スキー場の日帰り温泉は激混みだったので、中野の長嶺温泉に立ち寄り、地元色の濃い風呂で汗を流す。そのまま高速に乗って帰ってもよかったのだが、今日は18時までエムウェーブの無料開放日だ。温泉を出た時点であと残り2時間弱。相撲中継を聞きたいとも思うが、無料エムウェーブは捨てがたいし、もうあと1週間でシーズンを終えるエムウェーブでもう一度滑りたい。須坂長野東インターで高速に乗らず、エムウェーブに到着した時はちょうど17時だった。
もう滑るっきゃないでしょ!このつづきはインドアのエントリへ。

今回のGPSによる軌跡

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