17東北巡業登山旅行(その1・栗駒山)

8月だ。今年は昨年のような長い体力勝負の縦走ではなく、気ままに車で移動しながら登山をしようと考えていた。行き先は大きく北海道と行きたいところではあるが、北海道では移動がメインになってしまう可能性があり、もっと身近に感じられる山々をめぐるために東北にした。北海道の山は西日本の山ほどではないが、強い関心が向かない。しょせん私は中部日本と東北日本をベースに生きてきた人間である。

緻密に計画を立てたわけではないが、アバウトな脳内プランをもとに目的の山々を巡ることができた。結果的には素晴らしい旅ができたと思う。

概要は以下の通り。
8月1日 東京から東北自動車道で北上、栗駒山登山と早池峰山近くへの移動、車中泊。
8月2日 早池峰山登山の後、岩手から秋田へ移動、阿仁スキー場ゴンドラを利用し森吉山登山(途中まで)
     由利本荘市のホテルへ
8月3日 矢島(祓川)の登山口から鳥海山登山、月山近くへの移動、車中泊。
8月4日 志津登山口から月山登山、蔵王温泉ロープウェイへ移動、蔵王熊野岳トレッキング
     女房と合流し米沢のホテルへ
8月5日 天元台ロープウェイを利用して女房と西吾妻山登山、裏磐梯のホテルへ。
8月6日 欲張って磐梯山登山を計画したが、激混みの日曜日ということもあり、そのまま帰京。


8月1日(火) 仙台以北で晴れ
発車時刻の決まった公共交通機関に乗るわけではないので、出発は極めてアバウト。
適当に45リットルのザックに必要な品をたたき込み、日帰り登山なので25リットルのサブザックも突っ込み、登山靴をぶら下げてサンダルで移動開始。一応、テントも持っては行ったが、結局使わなかった。そのかわり、忘れ物に後から気付いた。とりあえず登山には大きな支障はなかった。

東京の天候は曇りで、雨が降り出しそう。東北道北上中も断続的に雨に降られた。仙台以北になるとようやく晴れてきてほっとするが、すでに運転疲れが出ている。
一関インターで東北道を降り(高速料金9500円!)、須川高原温泉方面へ向かう。そろそろ保険として車に燃料を入れておきたいが、インターから西の国道342号線にはスタンドが一軒もなかった。須川温泉までは細い峠道だったが、着いてみると広めの駐車場があって安心する。13時に到着して、登山靴に履き替え、登山開始。須川温泉一帯は硫黄泉がふんだんで、宿の脇を流れている川がすでに温泉だ。温泉を起点に周回ルートを取ろうと思ったが、途中で下山中のグループとすれ違った時に昭和湖経由の方が風もあり景色もいいのでオススメと言われ、素直に従った。
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ルート。名残ヶ原、昭和湖、稜線、山頂、1573mピーク近くを経て往路を戻った。

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須川高原温泉の豊富な湯量

硫黄ガスが漂う昭和湖を経由して天狗平へ直登して宮城・岩手県境稜線に出、稜線を東に進めば栗駒山山頂(1626m)だ。登山口から1時間30分。帰りは天狗平からちょっとだけ秋田県境寄りに緩く登って景色を堪能したのち、同じ道を引き返して16時に須川温泉に下山。
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栗駒山頂から北側を見る。まだ雪田がある

なお、今回の山行は行き当たりばったりになる可能性があるので、登山届はスマホのアプリ「コンパス」を用いて登山前日や直前に提出した。緊急連絡先にもメールが送られ、登山計画と下山完了が通知される。なかなか便利なものだ。いちいち紙で提出するよりはスマートだと思う。

汗だくの化繊Tシャツや日焼け防止のアームカバー、汗を吸った速乾性タオル、ウールの靴下などにファブリーズを吹きかけて車内で乾燥させつつ、移動開始。連日の登山はこれの繰り返しであった。

山道を一関インターに向かって国道342号線を降っている途中、湧き水がふんだんに出ている場所があり、迷わず汲んでそれを飲みながらのドライブになる。一関インター近くで給油(軽油でも108円程度と高目)して、国道4号線や北上川の左岸にある県道を走りつつ、平泉町・奥州市・北上市・花巻市と北上する。花巻市で夕食にしようと思って探すがいつの間にか市街地を通り過ぎてしまい、少し戻ってファミレスで夕食を摂り(夕食を楽しむ感じではなく摂取する感覚)、コンビニで翌日の朝食と行動食を手に入れて、花巻空港で北上盆地から離れて山道へ入っていく。旧大迫町に入り、早池峰ダムを目の前にする道の駅「はやちね」がねぐらとなる。トイレもきれいで、泊まっている車も皆無で快適だった。
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