スポンソン交換

奄美で破裂したスポンソンを購入しに鴨川セタスへ。途中内房の海を見たくて金谷から下道。予報みたいには波立っておらず、風も弱いのでどうにか漕げるような海況。こんな時、インフレータブルSUPだったらちょっと漕ぎだしてみることが容易だなぁと漠然と思う。

セタスで左右のスポンソンの他、カヤック修理用の靴底修理パテと安売りしていたボディボード用フィンを購入。スポンソンはかつて穴が空いて修理した左側だけが破裂したのだが、わがカフナも10年目だし、片方だけ交換すると空気注入パイプが左右異なるものになってしまうので両方交換。さすがに新しいタイプのスポンソンはナイロンコーティングがされていて少しは丈夫そうな感じだ。

で、早速駐車場をお借りして交換作業をする。まず潮まみれの船体布をコックピットから裏返す。これをやると船内もきれいになっていいのだが、面倒くさいので普段はしない。おかげで微量ながら日本各地で拾った塩が船内で精製されている。奄美でも撤収時に裏返してみたが、あまりに放置してあるのでバウやスターンの先端から塩分濃度の濃い水が出てきたくらい(でも、潮抜きするとカビが生えます)。

破裂の状況を確かめた時に左側のスポンソンは奄美で抜いてあり、ガイドとしての細引きが替わりにスリーブに入っているが(交換の際、長い細引きは絶対に必要)、ふとしたことから細引きがスリーブの奥に入ってしまい、それを取りだすのに一苦労。そして新品のスポンソンを細引きに結んでスリーブに入れるのだが、スリーブを通している間に細引きがほどけてしまってまた一苦労。これをやるとスポンソンのねじれを取る作業が大変。ちょうど日が照ってきて汗みどろである。


船体布を裏返して作業する。これは作業終了時。

何とか障害を乗り越え、右スポンソンも交換して12時過ぎに終了。ついでにいろんな片づけもさせてもらい、13時ちょっと前に帰路についた。帰りも、やっぱりせっかく房総にきたんだから軽ーく海に出られたらいいよなぁと思いつつ、組み立てに時間がかかるカヤックよりもSUPがあれば・・などと考えてしまった。カサハラ氏も一押しのインフレータブルSUP、いいかもしれない・・・