初めての東谷山

今回は初めての場所、かぐらスキー場と苗場スキー場の間にあって国道17号からアクセスという東谷山(1,554m)へ行ってきた。職場同僚の義兄が主宰のスキーヤーズプレイスのツアーに参加である。お初の場所、お初のメンバーに飛び入り。メンバーはガイド2名のほか、私も含めテレマーク4名(みな私より太板)、スプリットボード1名という計7人。

集合時刻が日曜朝早めなので、土曜日夜に湯沢町へ向かう。いくつか車中泊候補地はあったのだが、どこも現地偵察の結果適さず、最終的にかぐら・みつまたスキー場の田代ステーション前の駐車場にした。土曜日の営業が終わってからの降雪がやや多かったようだ。夜11時ころのの気温はマイナス10度。寒くて寝つきが悪い。しかも、夜明け前から重機の走り回る音に起きてしまい、やや睡眠不足。6時前に起床して、着替え・朝食(コンビニおにぎり)・トイレを済ませ、駐車場が混む前に集合場所にちょっと移動。

皆さんが到着して、いろいろトラブルもあって8時30分ころ登行開始。二居集落からトンネルの上の峠に至り、尾根沿いを登るのかと思いきや、林道と作業道を使って登った。林道なので斜度は緩く、作業道も若干斜度はあるがスムーズに登れる。ただし、先頭のラッセル者は大変だ。南面なので日が昇るにつれ雪が締まってくる上、ひざ下まで潜る。晴天になり、平標、神楽ヶ峰など周囲の山々がきれいに見える。

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休憩を2回入れて、最後に作業道から急な尾根をジグザグに登る。尾根の最後で先頭でラッセルし、緩やかな尾根に出た。ここからは山頂まで200mほど。汗をかいたが気温は低いようで体がすぐに冷えてくる。山頂到着は12時20分。別ルートで登ってきた2パーティくらいが山頂にいた。

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その後も続々とパーティが登ってくる。静かではなくなってくるので、13時近くから滑り始める。最初は急な北西斜面を滑降、雪が軽くていい感じだが、標高は高くない山なのですぐに雪が重く感じられるようになる。斜面が緩くなるときれいなターンもしにくい。後ろ脚が踏めなくて派手な転倒、さらに薮トラップ(穴など)があちこちにあり、久しぶりに片手でおさまらないほどコケた。沢状の地形をボトムまで滑り降り、あとはトレースがしっかりついた林間(トレースに乗るとスピード出すぎ。注意)を滑ると、いきなり国道のヘアピンカーブと廃屋が見える場所に出た。ここから降りることもできそうだが、国道沿いにある橋を渡り、国道の橋を下からくぐって狭い穴をくぐり、さらに国道沿いの雪溜まりを滑って貝掛温泉前に出た。到着14時05分。最後尾を待っている間に、苗場行きの路線バスが通り過ぎていった。

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ひと区間だけ乗る予定のバスはだいたい1時間待ちだが、上り車線に面したバス停が埋もれているので正確な時刻もわからない。リーダーのRyuさんがヒッチハイクして車を回収に行き、バスより少し早く出発地に着いた。ここで解散。

東谷山はアクセスが良くて、今回は晴天ということもあったがルートを間違える危険性も低いと感じた。湯沢近辺では、メジャーな山(神楽ヶ峰近辺・平標・巻機あたり)以外は尾根が狭くて急なところが多いと思っていたが、探せばリフトの機動力に頼らずに登って滑れるところもあるということを認識した。

私は「宿場の湯」で体を暖めて、苗場方向から三国峠を降りた。「スキーこどもの日」だからなのか、降雪後の晴天だったからなのか、それとも苗場でモーグル大会があったからなのか知らないが、国道17号を走っているとストレスを感じるし、関越も激しく渋滞しているということは17号も混むだろうということで、名胡桃から県道36号で渋川に出た。その後、前橋まで南下し、国道50号に乗るが、北関東道を使うと若干遠回り(佐野と栃木の間にジャンクションがある)になるのがイヤで避け、館林まで向かう。館林インターに乗る前に確か洗車場があったよな(塩カルで真っ白なのである)と思いつつ探しあぐね、インターから高速に乗ろうとしたら、「東北道事故渋滞で通過に80分」と出ている。思わず車線を変更してさらに下道を走り続けた。

結局、渋滞箇所より南下したら高速に乗ろうと思ったのだが、渡瀬川を渡り、利根川を越え、埼玉県に入ってしまった。幸手で夕食を食べ、自宅まで30Kmくらいのところで燃料を入れて洗車したら、下道走っても大して変わりはないと思うようになり、結局足立区の千住まで国道4号線で快適に走ってしまった。もうそのまま荒川沿いに南下して、木根川橋を渡れば到着だ。22時、無事到着。