リベット打ち修理に挑戦・その1

カフナの修理にトライした。直したのは、スターンセクションのキールパイプにある黒いデルリンブロック部分。4番リブを引っかけるピンが入る穴がくりぬかれている。リベットが経年劣化で破断、デルリンブロックが外れてしまった。

で、修理完了後の写真がこれ。
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修理方法は、
・パイプとデルリンブロックに残ったリベットの破片を、電動ドリルでくりぬいて外す。
・適切な径と深さのブラインドリベットをあてがい、ハンドリベッターでリベット打ち。

これだけなのだが、近くのホムセンで5,000円程度のハンドリベッターと一箱450円のリベットなどを購入することになった。リベット径が太いので、リベッターは安物では歯が立たない。修理道具におカネをかけて(勘違いして無駄な出費もしてしまった・・)、なおかつ失敗するリスクも大きい(今回も、作業途中でダメかと思ったこと複数回・・)。

このような修理はセタスなど、修理技術に長けたアウトフィッターに依頼する方が確実だし、費用も1ヶ所だったらはるかに安く上がる。だが、私は近日中にまた組み立てて漕ぐ予定があり、早く修理したい。また2001年から乗り続けてきたカフナのリベットはいたるところで経年劣化が進んでいる。デルリンブロックが緩んで容易に回転する箇所があるし、すでにバンジーコードがちぎれた部分も出てきている(繋ぐには2ヶ所リベットを打ち直す必要あり)。それらを一回一回修理依頼するのでなく、できたらDIYで解決したかった。自分の愛艇だし、一応、これでも修理工の息子ですから・・

さて、また近々バンジーコードの修復にトライしてみたいが、こちらはリベットを2ヶ所打たなければならず、1ヶ所を固定した後にバンジーコードを固定してもう1ヶ所のリベット打ちをしなくてはならない。今回よりも複雑で面倒くさい作業になる。