近そうで遠い重倉山

3月25日(日)晴れ インフィールド・重倉山ツアー

宿泊先の目の前の道の駅で7:30集合。昨年の粟立山に参加した2名のメンバーが共に参加、全体で7名のゲスト参加となった。ガイドも含めてテレマーク3名、ATスキー5名、スプリットボード1名の混成部隊で、西野谷集落の外れの標高265m地点を8時出発。

林道に沿って重倉川を詰めていく。重倉川は支流も含めてスノーブリッジがなく、帰りは苦労させられそうだ。林道が重倉川から離れて高度を上げて行く折れ曲がりポイントまで来ても対岸に渡れないため、そのまま林道を登っていく。林道は距離がある割に高度が稼げない。昨日長距離を歩いた脚のダメージが徐々に出てくる。足のマメもダクトテープを貼ってワセリン状のジェルを塗り込んで対策はしてきたが、脱げないブーツの中で悪化していっていることは明らかである。
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林道から

550mで林道から離れて尾根に取りつき、922mピークと869mピークの中間に出る。922ピークでシールを外して北面を滑るが、雪面が硬くてターン時にずらしながら滑るしかない。標高800mの沢で再びシール装着、重倉山山頂まで標高差200m弱を登る。これが辛かった!
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奥に大毛無山、手前に粟立山とその北方の稜線
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今日はノーマルスキーで
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922mピークにて
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硬い北斜面を滑る

山頂で13:20。実に標高差800m弱を5時間かけて登った。疲労蓄積だけでなく、日差しの強さもダメージを大きくした。
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山頂でくつろぐ

13:35から滑降開始。雪庇は大きくないが、無雪期ならガケになっている斜面を滑る。南東面で雪が重く、テレマークターンは試みてもうまくいかず、2コケしたのでアルペンターンで滑る。NTNなのでアルペンターンは山でもお得意だ。594mの尾根突端までは20分で滑ってしまう。
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山頂直下のいい斜面
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いい感じで滑ってこれた
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昨年粟立山に登ったお二人。共にATスキーでとても上手

そこから重倉川の左岸に下降していくが、沢沿いに降りてから林道の屈曲点までのわずかな距離の中にさまざまなトラップが潜んでいた。狭くて急なクライムダウンポイント2箇所、飛び石づたいの沢横断2箇所、急斜面のトラバース、スキーを外してのツボ足登行など、合計で1時間以上格闘した。
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沢の出合で川を渡る。SLが岩を投げ込んで足場を作ってくれた
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こんな感じで場所を選ばないと川を渡れない

その後は登りで使った林道をタラタラと滑り降りるだけ。15:45着。
コマーシャルツアーなのでトラックのある地形図は表示しない。データのみ掲載する。
かなりヘビーなツアーだったことがわかる。
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足のマメのダメージも大きく、もう十分滑ったので、日曜日の高速割引を使って帰ることにした。月曜日も時間的な余裕はあるが、足のケガをこれ以上ひどくしたくない。道の駅あらいで大相撲千秋楽を聞いて、ご褒美に回転寿司を食べ、関越道の渋滞はPAで寝てやり過ごすことにして帰路につき、甘楽PAで2時間ほど睡眠。22時30分頃起きたら渋滞は解消していた。練馬から外環には乗らず、新目白通り、靖国通りを経て帰宅。日付が変わっていた。