三浦・台風うねりで厳し

吐月工房氏が自作のトラディショナルグリーンランドカヤックを改造されたというので、再進水にご一緒させてもらった。

9月も半ばだというのに暑い。組み立てながら汗が出る。
岸から見た海況は、台風のうねりが入っていて結構厳しそう。

吐月工房氏のカヤックはロッカー(船体の反り)をかなりなくしたということだが、浮かべてみないとよくわからない。ということで満ち潮の、南風の影響でややゴミの浮いた海へ出る。


再進水式を行いました

安房崎を遠くから見るだけでも、岩の間を抜けるのは無理だとわかる。そもそもうねりが結構高く、高さ50cmくらいの三角波も出ているので漕ぎにくい。南風はそよ風なのだが・・
安房崎のブーマーを避けて大回りする。ブーマーの高さ1m程度か。


灯台近くを通過するのは無理

城ヶ島南岸ではこのうねりと返し波でグチャグチャの中、漁師が箱眼鏡で何か突いている。普通の人なら即船酔い&嘔吐の状況で獲物を探すのは凄いと思う。


こんな感じで波と格闘する。漕ぎにくいことこの上なし。冷や汗出まくり。

岸に寄るとブーマーに持って行かれるのでやや外側を当然漕ぐのだが、馬の背洞門近くにさしかかったら巨大なセットが左から入ってきたので慌てて沖にバウを向ける。ブーマーの高さ約2m。波の中央は割れてくるので、そこにぶち当たったらスープに持って行かれて岩に叩きつけられること必定である。幸い波の中央を避けることができたが、ブーマーを越えたらすぐにもう1セットさらにデッカイブーマーが来た。これも幸い波の中央を避けクリア。吐月工房氏は沖出しせずに漕いでいるかと思いきや、すぐ後ろでブーマーを避ける動き。一緒に漕いでいてやけに慎重だなと思っていたが、すましと海岸へ西側から入って休憩したら、カヤックのロッカーが無くなったためにバウが波頭に突っ込んでしまい、キャンバスの船体布から海水が滲みてきて水船になりかけていたという(キャンバスの塗装に使った塗料が今回変わったため)。聞くだに恐ろしい。トラディショナルカヤックはコックピットがキツキツなので、一般的なカヤックのようにすぐに沈脱もできないのである。ジワジワカヤックとともに沈んで行くのは経験してみればわかるが、相当怖い。


ホッと一息

ゴミ拾いは日曜日もやったためか、袋1つでおさまってしまったが、長津呂崎までがまた短いとはいえロデオカヤックのようなものになる。大回りして難を避ける。

三崎港への西の入り口近くでトラディショナルカヤックを撮影してみる。確かにロッカーが弱まり、バウもスターンも海水面に近くなっている。直進性はかなり増していると見られるが、その分波頭に突っ込みやすくなっているようだ。


スターン

バウもこれしか海面上に出ないのではフォアデッキに波は常時かかるだろう

怒濤の海面からおとなしい三崎港内を抜け、トット島から宮川に向かう水路を抜けたら、また出口で高目のブーマーが立っていた。私が先頭でセットを見計らって水路から出たのだが、タイミング悪くデッカイやつが続けてきた。スカーリングブレイスでやり過ごしたのだが、3回目と4回目のブーマーは構え直す間もなく来てしまい、確か4回目の波で沖側(右側)に沈。持ち替えロングロールが失敗し、スタンダードロールで起き上がる。後に続いた吐月工房氏もかなりヒヤッとしたらしい。

練習でなく、実践で沈脱せずロールで起き上がったのは嬉しいが、ロールをしなければならない状況に身を置いてしまったのは判断ミスであり大失敗。遊覧船が近くにいたので、恥ずかしい思いだけはしなくて済んだ。

ビビリが入ったまま宮川まで戻る。最後に仕上げのロール練習。練習でできることがイザという時にできるかどうかは難しいが、練習しなければイザという時には絶対にできない。右はさっきやったので左スタンダードロール、パドルをひっくり返ったハルの上で持ち替えるストームロールの練習、右ストームロール、右持ち替えロングロール、バックスイープロール(もどき)を成功させた。
少しショートロールも練習しようかと思いやってみるが、ショートの方はグリーンランドパドルよりも平パドルの方がキャッチがよさそうな感じがした。今回、クラトワではショートロールは成功せず。二人ともかなり回ったのでいいかげん終了とする。


今回使った便所サンダル。普段は茶色の「health」だが、先日ホムセンで
見つけたギョサンで知られる「pearl」。ちょっと便サンにしては重い。
「health」と同じく裏のくぼみに小石が挟まるのが難点。

今回はお昼を食べて帰路についた。コンビニで奄美が思い出される「愛のスコール」を見つけたのでゲットする。
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