楽園へ・・(キャーマ島へ)

8月20日、前日夕方に組んでおいたカヤックに荷物をパッキングし、いよいよ出艇。
前の晩に歓待してくれた方々に見送られて、大島海峡を東南方面に向かう。漕ぎ始めてすぐ、海上にウミヘビ発見。出艇時にも遠くでウミガメが泳いでいた。猛毒と聞く海ヘビは怖いが(実際はおとなしいらしい)、南国ムード全開である。


大島海峡の東の出口を臨む


準備整いました


加計呂麻島東の断崖を漕ぐyoshidaさん


今回初めてご一緒したbaron-papaさん

神ノ鼻を左手に見ながら、加計呂麻島の東部の断崖地帯を漕いで行く。奄美大島でも加計呂麻島でもそうだが、地盤が弱いのか、土砂崩れ・がけ崩れの爪痕があちこちに見られる。あまり断崖に近寄る気もしないし、洞窟も多くはないので、ドンドン漕いで行く。島の東海岸は普段荒れぎみだそうだが、この日はかなりおとなしい海況。若干のうねりと向かい風があるが、向かい風は適度に体を冷却してくれるのでありがたい。


絶妙なバランスによって穴ができている

前夜の影響で体調がすぐれないカサハラ氏の休憩を挟みながら、リーフに囲まれた中間点の徳浜に上陸。ここで長く休憩する。ケンムン茶屋(ケンムンは妖怪のこと)でかき氷など注文して食べていたら、福岡からきたという子供たちが引率されて来て、シュノーケリングを楽しみはじめた。カヤックに興味のある子がいくつか質問してきてくれて(特にビルジポンプが気になるらしい)、中年のおじさんとしてはとても嬉しい。


加計呂麻島の東端にある徳浜海水浴場





子供たちに負けじと我々も泳ぎ潜ってみるが、サンゴはかなりダメージを受けていて生きたサンゴが見当たらず、魚もそう豊富ではない(かわりに黒いナマコばかり)ので、ちょっとガッカリ。

長い休憩の後に、崎根鼻から請島水道を横断して木山(キャーマ)島へ。無人島のキャーマ島の西海岸でキャンプとする。南の島はガシガシ漕ぐよりも、途中でのんびり休憩やシュノーケリングを挟みながら漕ぎ、キャンプ地でマッタリするほうが楽しい。漕行距離は約16km。


請島をめざす


だいぶ近づいてきた


キャーマ島にて

夜が更けると満天の星で、星を眺めながら会話を交わす。

楽園へ・・(ハンミャ島へ)