かぐら・霧ノ塔・雁ヶ峰

昨年4月後半にかぐらスキー場から霧ノ塔・雁ヶ峰コースを女房と滑ろうと思ったが雪が少なく中尾根の滑降に切り替えたことがあった(こちらの記事)。女房連れで今回はそのリベンジ。今年は4月に気温が低かったのでたっぷり雪が残っているだろう。それは湯沢インターを降りてかぐらに向かっていく国道脇の雪の量からもわかった。

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今回のルート
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今回のデータ

9時過ぎにかぐらみつまたステーションに駐車して、リフト券を購入。いつも一日券を通常価格で買って高いことをぼやくが、今回は加入している共済の割引券に氏名を記入して購入した。なんとシニア一日券が2,700円!どうして今までこの手段を取らなかったんだろう?通常料金より1,500円も安いではないか。

激混みのロープウェイに乗り、みつまたのリフトからゴンドラ、さらにかぐらエリアでリフト2本に乗ってゲレンデトップ1,850mへ。所定の用紙に書き入れた計画書を提出、今回は制限なく行かれそうだ。ビーコンチェックのゲートをくぐり、シールをつけて10時20分に歩き出す。今回はステップソールのG3findr86ではなく、女房のK2talkbackにあわせてこちらもノーマル板のK2wayback88で歩いた。
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中尾根の頭から苗場山

中尾根の頭まで30分(11時少し前)、小休憩してシールを装着したままで霧ノ塔方面に尾根を上り下りしていく。久しぶりにこのコースに来たが、竹竿とロープと蛍光ピンクリボンが張ってあり、ルートは明瞭だが、かえって竹竿とロープで滑る範囲が制限されてしまう。

三角を前にした鞍部で11時30分、昼食としてアンパンを食べる。三角のピークで12時、シールをつけたまま霧ノ塔で12時20分。

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今シーズンのバックカントリーは初

12時30分、滑走開始。最初は尾根を滑り、1930mのピークから一挙に北東の尾根方面へ。後続の人たちは早々に黒岩の平との間の沢へ降りていくが、こちらはいつものように尾根をたどって1800mから沢へ。雪は最初からやや重く、テレマークターンよりもアルペンターンの方が決まりやすい。釜川源頭の沢状地形で13時。右上方面へトラバースしながら雁ヶ峰に繋がる尾根に乗り上げる。ここでも、釜川を下り過ぎているボーダーを見かけた。ここでも蛍光ピンクリボンが頻繁に枝に巻かれているので、ルートは大変見分けやすい。

雁ヶ峰直下の標高差30〜40mほどは、シールをつける面倒さが先立ってツボ足で。しかしシールをつけた女房と大して時間は変わらなかった。先行していたステップソールの人は早々に滑り始めたようで、雁ヶ峰山頂に立ったら姿が見えなかった。釜川を下っていったボードはどうなったんだろうか?そのうち後続の5〜6人が続いてきたので、先に滑らせてもらう。
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雁ヶ峰から滑ってきたルートを振り返る

雁ヶ峰から下、ゴンドラ下のかぐら・みつまたの連絡ルートへ出る標高1500mから1300mあたりの急斜面滑降がこのルートの肝だ。脚に疲れが来ている上に雪が重くてそこかしこで納豆雪崩が発生する疎林帯の滑降だ。ケガをしかねない場所なので、先行して安全なところで女房が斜滑降キックターンで降りてくるのをウォッチ。なんとかアクシデントなく滑り降りてきて、あとは5mおきについている蛍光ピンクリボンに従えば、ピステンがある程度まで入ってきてくれている箇所に合流。無事に下山ができた。

しかしこのコース、視界さえあれば、スキー場管理下に限りなく近いサイドカントリーコースになってしまった感がある。スカッと晴れはしなかったが、日曜日の割に入山者の数が少ないような気がした。ゴンドラ脇からリフト1本乗ってみつまたエリアのゲレンデの汚れた雪を滑り、もう私の好きな下山コースは閉鎖されているので素直にロープウェイで下山。スキー場に下山報告電話を入れて終了。

今回の動画(約3分10秒)

帰路、混みそうな街道の湯ではなくて湯おり沢の市街地の駒子の湯に立ち寄って汗を流す。露天風呂はないが入湯料は街道の湯より100円安い500円で、湯はオーバーフローしている(その割には飲湯はできないそうだ)。地元の人が多くて、しかもまだ混みあう直前でよかった。

関越道は藤岡の先で事故も発生、その先も渋滞していたので、北関東道に乗って東北道周りにするが、岩舟から加須までこちらも渋滞とのことなので、太田桐生インターでいったん降りて館林インターまで走った。何も考えずに館林で乗ってしまったが、東北道もその先事故渋滞しており、足首が疲れた。国道122号でもっと南下して圏央道白岡菖蒲まで行けばよかった。

うーん、今度の連休はどうするべきか、悩みは深い。
もともと前半の28・29日までは仕事がかかっていたので出る気はなかったが、ぽっかり仕事がなくなってしまった。ということで4月28日から5月6日まで9連休。今さら遠出を計画しても、行った先でも人のいないところで車中泊するしかないような状況だろう。だとしたら自転車で渋滞のない遊びをするか、東北の北の方などへ遠出はせず、信越・会津あたりで濁すか・・・。今年は世間様と全く同じカレンダーというのがちょっと残念。
実は連休後半に天気がよければ、インフィールド企画の金山・天狗原山でのベースキャンプスキーツアーが、いちばん車での移動が省略され、人混みに入らなくていいんだが・・もう4日間連続でスキー登山する体力に自信がないんだよ・・