仕事山行・雨の大山

夏以来の仕事山行で丹沢の大山へ行ってきた。
朝方に雨は上がるはずだったのだが、自宅出発の朝5時30分にはまだ小雨。傘は持ちたくなかったのだが、最寄り駅までで傘の役割は終わり、と思い折畳み傘を差していく。

7時30分、伊勢原駅で若人と集合して日向薬師(ひなたやくし)までのバスに乗る。
バスを降りてもまだ小雨である。仕方なくレインウェアの上だけ着込む。気温は低いのだが、歩けば当然暑い。しばらく舗装路を歩いて、8時過ぎに標高310m地点から登山道に入る。

九十九曲がりというジグザグ道を登り詰めて尾根に乗る。杉林の木の上から雨の滴が落ちてきて、ズボンまで水がかかる。どうせ止むからとレインウェアの下は穿かない。

尾根に乗ったらかなり快適な登山道になった。雨もどうやら止んだ。道にむき出している岩は少ない上に滑りにくく、土のトレイルはまるで舗装されたように真っ平ら。見晴台を過ぎるとそこからまた急登が始まる。山頂部はガスの中で、ガスに入ると再び雨が強く降ってきた。1250mの山頂には11時少し前に到着したのだが、雨・風ともに強い状態で、ケーブル方面から登ってきた人たちがたくさんいるのだがみんな阿夫利神社の境内で雨宿り。

とりあえず阿夫利神社(奥社)に参拝して、軽く昼食をとって下山にかかる。休憩15分で汗が冷えて寒さがこたえる。この雨の中、短パン半袖の軽装登山者が多くみられるのだが、よく諦めず登ってきたと思う。と同時に、早く下山しないと低体温症になるのでは?と心配になる。

下山コースは登ってきたルートを途中まで下り、900mあたりで登山者の少ない広沢寺温泉方面へ北尾根を辿っていく。案の定、雨は山頂部だけだった模様。このあたりによくありがちな、両側が絶壁になったヤセ尾根を辿って、唐沢峠で休憩。まだ12時だ。何年か前に仕事山行でこの北にある三峰山を歩いたが、その雰囲気に似てきた。

そこから東に向かう尾根を下り、不動尻へ。ここからは三峰山から下山した時のルートと同じで、舗装林道になる。ダラダラと舗装路を歩いて、13時50分ころ広沢寺温泉入口のバス停に下り立つ。デイパック一つなので結構速かった。

悪天で写真はありません。