初滑り

どうも今年はスキーに対するモチベーションが上がらない。日本のスキー史100年の節目の年なのに・・・いろいろ要因はある。雪がなかなか降らない、海に比べて遠距離移動をしなくてはならない、お金がかかる、スキーはスキーでもウェイブスキーに興味関心が強くなってしまった・・etc.

それでも年内に初滑りをしにいった。スキー100年の一方、私自身もスキーを始めて40年なのだ。もちろん毎年スキーをしていたわけではなく、最初の年の骨折後2年間、部活にいそしんでいた中学の3年間、大学の時も1,2年はブランクがあるはずで、社会人になってからもテレマークを始めるまでの数年間はスキーを履かない年があった。トータルで10年くらいはスキーをシーズン中全く履かなかった年があるはず。でもスキーという「履物」(どこからの受け売りですが、ちなみにスノーボード「乗り物」です)を初めて体験してから40年なのだ。節目の年はやはり滑らないと・・

ということで初滑りは例年の「かぐら・みつまた」ではなく、妙高アカカンになった。例によって吐月工房氏たちと一緒、今年は総勢11名である。

上部は粉雪、下部は曇り

降りたての雪が味方してくれたのか、25日の午前中はいきなり最上部のホテルCからAコースで。もうちょっとウォーミングアップした方がいいに決まっているが、新雪滑降の魅力には勝てず、コブ斜面の脇のガサガサした新雪に突っ込んだ。

午後からは地道に練習。スケートで一本脚滑走ができるようになってきたので、スキーでも、と思い緩斜面で片脚づつウネウネを繰り返す。外エッジに乗る感覚は例年よりも研ぎ澄まされているが、あまりやり過ぎると変なクセがつくのでそこそこにしておく。他にも左ターンの目線に甘さがある。途中で左右ターンの違いに気づいて修正。

夜は昨年と同じくフィギュアスケートの女子ショートプログラムを観戦して盛り上がる。シニア大会で活躍する選手の他に初めて見るジュニア選手の層の厚いこと。私の好きな武田奈也さんは出場せず、がっかり。

二日目、太もも前部、側部に筋肉痛を抱えながら滑走。初滑りではだいたい筋肉痛ロボになるのだが、例年は「かぐら」のアイスバーンでつくられる筋肉痛で、今年は少雪の中でのコースのうねりに耐える中での筋肉痛だ。どっちも結局スキーを滑らす時に使う筋肉の疲労ではなく、見えにくいギャップで耐える筋肉の疲労であり、結局のところ同じなのだがそれにしても辛い。

時々休みながらも集中力は途切れがちで、14時30分には完全に切れた。温泉に入って少しもみほぐし、帰路につく。まだまだシーズンが本格的に始まってはいないと世間の皆さんが考えているためか、渋滞はほとんどなく、下道を使うこともないままに帰宅。フィギュアスケート日本選手権女子フリーのクライマックスをテレビ観戦することができた。

それにしてももう少し降ってもらわないとあれではフラットなバーンにはほど遠い。ピステンもかけられないくらいの雪の薄さだし・・・