連休明け・三浦南岸

連休の2日以来の三浦半島へ行った。最寄りの首都高入り口が閉鎖されているため、ちょっと違ったルートで向かう。連休明けで天気はいいのに交通量は少なめ。

宮川港の駐車場には鮟鱇庵さんが既に到着していた。私も早速カサラノを組む。テンションはチャインをやや緩めにしておいた。このほうが3番4番リブがはめやすい。


久しぶりにご一緒する鮟鱇庵さん

9時ころ吐月工房氏と3艇で出発。まず安房崎を目指すが、ちょうど予報では北風が強まる時間で、予報通り左斜め後方から風を受けるパドリング。うねりもある。最近ストラップオンスケッグをつけて漕いでいるが、今までで一番イヤな方向から強めの風が吹く状況なのに、直進性は良く、ウェザーコッキングもしない。追い波でもまったく怖い思いをせずに安房崎に到達。漕ぎながら、あの小さなスケッグ(長さ20cmほど、高さ10cmほど)でこれだけの効果があって邪魔にならないのは、絶妙な設計なのだなと思う。スケッグがズレることも幸い皆無。


安房崎越えるとおとなしくなり・・


崖に接近することもできた

すましと海岸でゴミ拾い。その後海上で大きな肥料袋を拾ったので、試しに両手で掲げてみた。わずかながらも艇が進む。予備パドルを袋に突っ込んで掲げてみても同じだ。スプリットセイルのようなV字型の骨組みにこういう丈夫なビニール袋をかぶせるだけでも帆の代わりになるのではないだろうか?(肥料袋を掲げた写真は
こちら

天気も良くカラッとしているので、長津呂崎から諸磯方面へ行ってみる。諸磯ではレーシングカヤックの一団が休憩中。三浦もちょっと西海岸へ来るとカヤッカー遭遇率が高い。諸磯までの長大なコンクリート防波堤近くではカフナ2艇で漕いでいる方と遭遇したが(帰りも三崎港出口で遭遇)、木製の平パドルをお使いの方で、今までお会いしたことのない方だ。

ATパドルを予備に持ってきていたので、諸磯からパドルを変えてみる。フェザーリングはツーリング途中なのでしない。軽い!しかし、ベントシャフトがなぜかしっくり来ず、すぐにクラトワに戻した。手の感触がクラトワの方が馴染んでしまったようだ。だからといってクラトワでスピードが出せるわけではないが・・

小網代湾入り口で3人とも空腹電池切れとなり、湾奥へは入らず引き返す。帰りは三崎港内を通って、いつものルートで宮川へ戻る。もう端午の節句も過ぎたが、こいのぼりがはためいていた。今年は大きなこいのぼり、見なかったなぁ。



宮川着がほぼ12時。仕上げに今年初ロールしてみる。吐月工房氏のお手本を一度見てイメージを作り、クラトワで右スタンダードロールしたら一度目は上がった。水が冷やっこい。左は上がる気がしなかったのでトライせず、右持ち替えロングロールをしたのだが、上がらない。ATパドルに替えてCtoCをやってみるも、不発に終わった。吐月工房氏のバウを借りる。久しぶりで体が思い出してないな〜。ま、スタンダードロールで一回で上がったからよしとしよう。冷やっこい水も何度かロールトライしていれば慣れる程度に上がってきた。冬の、ロール一発で平衡感覚がおかしくなるような水温ではない。

撤収も空気が乾燥しているのでよく乾き、非常に楽だった。沈脱しなかったことも大きいか?。まるよし食堂でカマの漬け丼を食べて、睡魔と戦いながら帰路についた。

あと1回スキーに行きたい気持ちはまだあるんだけど、こうして頻度高く漕ぎ始めるとその気持ちもしぼんで消えてなくなりそうだなぁ。