琴平峠〜長谷場閑馬林道〜塩坂峠〜館林サイクリング

連休はまとまった休みがとれないし、どこに行っても混雑しているのでサイクリングが吉である。
渋滞を尻目に気持ちよく走れるのは最高の気分だ。

ということで、いつもの北千住駅から栃木駅まで東武線で輪行。輪行が素早いのはチタンシクロクロスアプレ号なので、今回も朝6時過ぎに自宅を出て7km先の北千住駅に向かう。乗ろうと思う電車にギリギリ間に合わないことがままあるので、少し焦る。6時28分に駅東口に着いて、自転車をバラして輪行袋に入れる。サドルバッグをちょっと大きめのものに替えてきたためか、輪行袋のしまりが悪い。余計なことで時間をロスして電車に乗れないと困る。が、44分に輪行準備が完了して48分の南栗橋行き急行に乗れた。輪行準備に約15分というのは自分としては早い。

南栗橋で新栃木行き先頭車両に乗れば、8時09分に栃木駅到着。駅の外でゆっくり自転車を組み立てて、8時40分頃には出発できただろうか?組み立て途中にやはりオジサンから話しかけられて、応対している間に時間が過ぎていった。12月にも登った琴平峠へのアクセスは最短ルートで行かれた。峠の手前では代掻が始まり、中には田植えの済んだ田んぼもある。カートのサーキットからキツイ屈曲路の登りが始まる。12月と違って路面に落葉などはないが、久しぶりに坂を登るので息が苦しい。頂上に着いて写真を撮っていたら、下から登ってきたヒルクライマーたちに追いつかれ、下りで4人ほどに抜かれた。まだまだ先は長いのだ。速い人はお先にどうぞ。

2016-05-01-09.01.35
代掻がはじまった
2016-05-01-09.27
琴平峠頂上

葛生に降りて、古越路トンネルから一つ西の谷(佐野市船越町)に向かう。トンネルは通りたくなかったが、トンネル経由の方が距離が短い。谷に降りきって右折し、谷の奥へ入っていく。途中で現在地確認をしていたらロードバイク集団が同じ方向へ走っていった。彼らは琴平峠で出会った集団かもしれない。

2016-05-01-10.06
5月ですなあ・・

長谷場町というところから左方向の谷に入っていく。長谷場閑馬(かんま)林道で、最初は川沿いに谷の奥へ向かっていくが、沢から離れた途端に斜度がグッと上がった。峠までの標高差は200m弱だが、林道なので普通の道の規格をはみ出て斜度がきつい。1台のオフロードバイクに抜かれたが、とても楽そうに登っていって先で写真など撮っている。こちらはバイクに抜かれるときによたよたしていて邪魔になるといけないので路肩に停止してやり過ごし、次に漕ぎ始めたら斜度がきつくて根性が萎え、押し歩きをするというていたらくだ。

2016-05-01-10.35
きついヘアピンで思わず止まった

金原山の頂上直下を通ったら下り。下りも斜度がそこそこあって、集落が出てきたところで一休みしないと走り続けられなかった。それにしてものどかな集落だ。

2016-05-01-10.53
のどかな山奥の集落で思わず休憩した

閑馬川に沿って下るようになると道幅が広がり、40km以上も出てしまう道になった。ボトルの水ではなく、炭酸飲料が飲みたい。県道に出て右折し、すぐに左折すると塩坂峠への登り口だが、そこにあった工場の入口の自販機でサイダーを一気飲み。これで塩坂峠への登りも完璧だ!とはならないのが現実。相変わらずスーパーローギヤで歩くより少し速いスピードでしか登れない。別荘なのか、あまり人気のない家を脇に見ながら登って行くと、やっぱりきつい坂。それでもこちらは前の林道よりは少ないあえぎで登りきった。標高差は約200m。

2016-05-01-11.41
塩坂峠の庚申塔

下ると北関東自動車道の下をくぐる。峠の名前にもなっている塩坂という集落がある。本当は歩いて登る塩坂峠の道があるらしいのだが、峠の頂上に庚申塔がいくつも立っていたので頂上は旧道と同じだろう。

足利市街に出たので、まず袋川という川に沿って南下し、JR両毛線の線路を渡ったところで食堂に入ってお昼とした。久しぶりにサイクリング途中で食堂に立ち寄った。いつもコンビニばかりだからたまにはいい。

2016-05-01-12.26
お昼はやや贅沢なとろみのある塩ラーメンと半ライス

腹がふくれたところで渡瀬川の右岸に渡ってサイクリングロードを走る。川沿いは南風が強くて単調ですぐに飽きる。右側の養豚場からかぐわしい匂いが漂ってくる。南栗橋までサイクリングロードを使って行ってしまえば帰りの電車は乗り換えなしで楽だなと思ったのだが、あまりに単調な走りと向かい風と強い日差しで挫けた。今日は挫けてばっかりだ。

高橋大橋という橋でサイクリングロードから離れ、館林市街へ向かう。過去にも自転車をバラして電車に乗ったことがある館林駅の交番近くの日陰で自転車をバラし、トイレに寄りたかったが14時58分の急行に乗ってしまう。館林を出て2つ目くらいの駅から輪行バッグを抱えた初老の男性が乗り込んできたが、越谷あたりで降りてしまった。こちらは少しお話などしたかったのだが、すぐにうたた寝体制に入ってしまったので声もかけられなかった。

最寄りの東武線駅で下車して再び自転車を組み立て、家路についた。日が長くなってきているので本当は日暮れまで走りたかったのだが、今日はもう体力の限界だ。太ももまわりがとてもだるい。

tochigi_tatebayashi
今回走ったルート(琴平峠手前からログ取り開始、琴平峠の下りはうっかりアプリを終了させてしまったので直線になっている)