山猫アウトドア備忘録

最近は一人寂しく外で遊ぶ男の備忘録です

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GW東北・鳥海山北面スキー

5月1日 晴れ 鳥海山北面滑降
朝7時に食事をとって、そそくさと宿を後にする。平日なのでそこまで駐車場は混まないだろうという予測はしているが、祓川第一駐車場に車を停めたい。幸いなことに駐車場が満車になっていることはなかった。フォレスタ鳥海からの30分ほどの道のりの最中、道路の両側に数mの雪壁がそびえていた。1000m前後の標高で、立山や乗鞍に匹敵するくらいの高さの雪壁が見られるのは稀だろう。
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帰路撮影

8時10分、駐車場から祓川ヒュッテの前に出てスキーで歩き始める。すでに遠くの斜面に大人数がへばりついているのがわかる。視界がよければずっと七高山山頂を見つめながら登るルートは、目標物との距離に心が折れそうになる可能性があるが、ゆっくりでも歩を進めれば山頂が少しずつ近づいてくる。ずっとポールが立てられているから少しくらい視界が悪くなっても安心ではある。
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祓川ヒュッテ手前から歩き始める

竜ヶ原湿原を歩くと最初のやや急な斜面である。夏は沢があるが、すべてフラットな雪斜面になっている。急な段を乗り越えながら女房を待ち、短い休憩を入れ、10時近くなって七ツ釜避難小屋近くに至る。避難小屋は半分くらい雪の上に出ていた。猿倉口方面からのポールがここで合流する。女房の状態はまあまあなので、励まして30分に一回くらい休憩を入れつつ、舎利坂の急斜面に取りつく。こちらも足のマメの状態が芳しくないのでゆっくり登るが、女房との距離は少しずつ離れるので、山頂で待つことにして12時30分に七高山山頂到着。15分遅れくらいで女房が到着。よくがんばった。標高差1000mのシール登行はきっと自信につながるに違いない。
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舎利坂に近づいてきた
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振り返ると下は絶景

風は強めだが、体から体温が奪われるほどではないので、女房の回復を待ちつつ13時20分まで大休止。山頂にいたスキーヤー、ボーダーの多くは滑り降りてしまったようだ。稜線上をスキーを担いで行者岳方面に向かう人もいるし、千蛇谷方面に滑っていきそうな人も直下に見える。新山に登っている人もいるが、スキーヤー・ボーダーではなさそうだ。
山頂で休憩する人が少なくなったからといって目の前で立ち小便をするのは罰当たりだ。せめて少し滑り降りてブッシュの陰でしろよ!女房は疲れていて視野が狭まり気付かなかったようだが、目の前でモロに見えてしまうから止めて欲しい(どこかの誰かさん!)。

13時20分、女房が一番緩いと思われるラインを滑ってから、ダイレクトに落ちていくラインで滑る。斜度30度弱だろうか。ザラメなので気持ちよくターンができるが、落石も見えたりして気は抜けない。女房と合流して、標高1950mあたりから登ってきたルートと絡んで滑る。クラックが目立つようになり、スキーを取られないように気をつかう。13時45分ころ、七ツ釜避難小屋近くまで滑ってきた。ここまで滑れば20分しか経っていない。
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滑りやすい!
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山頂をバックに

天気もいいし、女房もほぼ転倒なしにここまで滑ってきているので、お互い慎重にポールを絡めながら滑って、女房は祓川駐車場へ、私は猿倉口へと下山することにした。ずっと緩斜面で山頂直下に比べれば面白みはないが、滑走標高差が200mほど増すことになる。夏道を迂回するように経っているポールを横目に見ながら面白そうなラインを見つけようとしたが、全般的に緩斜面でいまひとつ。そのままドンドン滑ってしまい、標高1000mの猿倉駐車場にほぼ14時着。1時間30分、標高差1200mの大滑降だった。荷物整理してスキーの汚れを雪で落とし、スキーパンツとブーツを脱いでタイツ1枚で寝転がって女房が車で降りてくるのを待つ。30分ほど待って女房と合流した。
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いつものごとくゆっくりペース

フォレスタ鳥海で風呂に入り、再び鳥海町〜院内を経て、13号線で山形県の新庄に向かう。無料供用の自動車専用道路を使ったりして寒河江のホテルに18時30分着。道中、山形県も田んぼに手が入っていないことに気付く。宮城県はやはり暖かいのか?さすがに山形県はさくらんぼの木が花を付けて満開状態になっているのが印象的。
鳥海山登頂と滑降の達成感に溢れて興奮気味だが、とても疲れた。翌日2日は曇りから雨になる予報だ。鳥海山の豪快な滑降の後、途中までリフトを使い、雨の振り出しを気にしてちょっとだけハイクアップして滑るのは落差が大き過ぎる。視界もよくなさそうだ。月山は月山で別の楽しみを研究しよう。女房の疲れもさることながら、自分の足のマメもきつい。

月山は次回持ち越し。山形県内で少し観光してゆっくり帰ることに方針は決まった。

5月2日 曇り後雨 帰路
だるさが残る朝だが、いつものように早起きしてしまう。ゆっくり宿を出て、後ろ髪を引かれつつも、月山を遠めにも見られない天気では早々に諦めるのが賢明と考えて月山方面には向かわず山形市内へ。霞城の駐車場に車を停めて、霞城の櫓、お堀の中を走る山形新幹線、最上義光歴史館、山形美術館(ルオー展)を見学。ルオーの絵の展示点数が多く、飽きるくらい見た。
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城の堀を通る線路って珍しいのでは?
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御用画家ダヴィッドのナポレオンよいしょ絵と全く同じポーズの最上さん

11時台に山形市を離れ、米沢から大峠を通って喜多方へ。西吾妻方面や飯豊方面の雪が見えたが、鳥海のような圧倒的な雪の量はなく、わずかな残雪といった感じ。喜多方から飯豊連峰を振り返ると豊富に感じるが、例年ならもっと真っ白ではないだろうか。14時ころ喜多方でラーメンを食べて、さらに一般道で南下、会津若松から会津西街道121号線で走り慣れた会津田島を経て栃木県へ。ついでにそのまま日光まで南下し、日光宇都宮道路に乗る。佐野藤岡インターあたりから渋滞が伸びているので、大谷PAで仮眠、19時30分に再出発して帰宅した。東京も小雨が降っていた。

いやー、実に充実したGWのスキー行脚だった。もう今シーズンはこれで終わりにしてもよい、と思っているが、乗鞍行きたいよ病が発症するかもしれない。
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