那須・南月山で六根清浄

8月最後のあがきとして再び日帰り登山をした。
今度は高原山の北、那須連山の南西にある沼原貯水池から白笹山、南月山を経て日の出平、牛ヶ首、姥ヶ平、沼原貯水池という周回コースを選択した。

今回の動画も前回と同じ形式で編集した。よろしかったらどうぞ。

前夜に別宅まで移動して、翌朝別宅から車で1時間弱。9時に沼原駐車場(標高1275m)から歩き始める。白笹山までの登山道はかなりきつい急登だが、帰路の降りを緩やかにするのが目的である。土曜日なのにスライドする登山者はほとんどなく、登り始めに降ってきた子連れの男性とすれ違ったのみ。展望が利かなくて風を感じない蒸し暑い樹林帯をひたすら登り詰めていく。休憩を一回挟んで、標高差450mを登りきり、10時45分に白笹山山頂(1719m)に到着。標柱が立つだけで全く展望が利かない。少々休憩し、笹を刈り払われたばかりで少々歩きにくく、地面が見えない登山道をいったん下り、南月山に向かう。

南月山山頂(1775m)には11時35分着。ここも休憩するには展望が利かないなと思って日の出平まで行こうと思い歩き始めたら、すぐ裏手にベンチもあって休憩に適した場所だった。数組が休憩していたが、彼らは白笹山から来たのだろうか?休憩適地は埋まっているようなので、そのまま通過して日の出平まで向かう。稜線上の登山道は森林限界を超えていて展望が利きそうだが、ガスが上がってきていて景色はいまひとつ。残っていた花を撮影しながら20分ほど歩いて、日の出平のベンチで休憩。高原山よりメジャーどころだけあってベンチやテーブルが豊富なコースだ。日の出平の周りにはミネザクラの木が多かった。

IMG_6897
南月山から日の出平までの開放的稜線

ここから直接沼原駐車場まで下山するコースもあるが、下り一辺倒になり、変化に乏しいと思ったので、もう少し頑張って茶臼岳の肩にあたる牛ヶ首まで足を伸ばす。牛ヶ首はさすがにロープウェイ方面から来る散策者もいるようだ。ここも密なので通過してすぐ下降、上からは砂浜のように見える姥ヶ平に至る。振り返ると茶臼岳が圧倒的で、砂利の姥ヶ平にはベンチとテーブルがいくつも置かれていた。秋の紅葉シーズンにはここへ紅葉を眺めに来る人が多いらしいし、紅葉の写真も有名だ。ひょうたん池に立ち寄って写真を撮って、下山にかかる。

img_2109
牛が首にて
img_5119
ひょうたん池から逆さ茶臼岳

姥ヶ平下からの長いトラバース下降は、長時間歩いた脚には辛いが、下降の斜度は緩いので調子に乗って沼原湿原レベルまで降りてしまった。湿原から駐車場までの標高差40mほどの登りが最後にあって辛かった。14時30分に無事下山し終了。下りのトラバース道でパラパラと雨があったが、樹林帯の中で雨具を着るまでもなかった。車に乗って板室温泉方面に向かう時に局地的に降雨が激しくなり、下山のタイミングが最も良かったことを感謝した。高原山と同じく22,000歩程度、16.5km。

今年の8月の2回の登山は、久しぶりということもあってかなり抑えたものになった。本当は行きたいところがたくさんあったのに・・・特に東北地方の山々をハシゴして登る計画が潰えたのは惜しかった。秋はもう仕事が元の形式に限りなく近く戻りそうだ。すると山に行く余裕はなくなってしまうかもしれない。せめて別宅ベースで南会津方面へも日帰り登山がもう少しできるといいのだが・・・