神津島に雪が降るのだ2

29日夕方からの降雨と風で異様に寒く、夜中に何度も目覚めた。3季用薄手ダウンシュラフとシュラフカバーではしんどい寒さ。しかし、翌30日朝は予報通り快晴である。

標高570mの天上山トレッキングに出かける。標高0mからの登山なので、高尾山に登るのとはちょっと違う。前浜に面した集落まで来たら、天上山の上部が白い。若人たちは天上山特有の砂礫だと寝ぼけたことを言っているが、それは前日よく山を見ていないからだ。昨晩の冷たい雨はもしやと思っていたが、島民でも滅多に見ないという雪の中の登山となった。

白いのは雪


標高300mあたりからわずかに雪が出てきた。稜線直下では5cmくらいか。10合目まで達すると強風なので、千代が池まで降って風をしのぐ。表砂漠と言われる砂礫地ではグレーの砂礫と白い雪のコントラストが面白い。雪の上から足で踏むと、きな粉と砂糖をまぶしたような感じだ。

9合目あたり

山頂部に千代が池

枯山水のよう


「新東京百景展望地」からは伊豆諸島北部の島々が一列に並ぶ姿が見える。手前から式根島、新島、利島、大島。大島の三原山山頂部も当然白く、遠く富士山やうっすら見える南アルプスも白い。伊豆半島の低山で際立って白く見えるのは大室山だろうか。山腹が樹林帯ならばわずかな積雪で白くはならないが、大室山は草地だから、真っ白になるはずである。



東南方向には三宅島。これもまた雄山から噴煙を上げつつも山頂部は白い。そしてその南方には御蔵島。こんな絶景を東京都民は見ない手はない。

三宅島も山頂部が白い


標柱に雪がべっとり

山頂からの神津島集落中心部

降りは別ルートから下山。階段降りだが、だんだん右ヒザが痛くなってきた。以前から右ヒザは降りで痛いことがあったが、ここ2〜3年痛みは引いていた。ここのところバカのようにスケートをやり始めたことや、右ヒザを氷で打ったことが直接の原因であろう。スキーもあまりヒザにはよくないし(ただ登山よりは負担は軽い)、前日アスファルト上を延々歩いたのもよくなかった。若人たちは先行させて、マイペースで下山。

若人たちから支給される食事があまりに貧弱なので、集落で野菜炒め定食を食べた。午後はテントで読書&昼寝。夕食は若人らしく焼き肉ということだが、私は肉は遠慮したい。しかしご飯が炊けてまず肉から焼き始めた上、野菜は肉が焼けてから切り始める始末だったので、結局豚焼き肉とタレでご飯が終わってしまい、寒い中野菜が焼けるまで待つのも面倒くさく、早々にテント内へ。明日は帰れる。

つづく

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