よたよたと100km

週末の天気が大崩れになりそうだと天気予報で言っている。嵐の前の静けさともいうべきか、前日の4月5日は好天で気温も高め、風も午前中は弱いらしい。丸一日かけて楽しめるというか、体をいじめるには負荷の低い自転車だ。このサイクリング日和に朝9時30分からスポルティーフに乗って出かけた。

まず、いつものトレーニングコースを荒川サイクリングロードを南下、葛西臨海公園・ネズミ帝国脇を通って浦安の旧江戸川沿いの古い住宅街を北上、篠崎水門で江戸川サイクリングロードに乗る。冬はここで北風にやられるのだが、今日は快調。時速25kmほどで走る。市川橋で対岸に渡って、国府台下、矢切地区を走る。松戸の商品陳列がヘンテコなセブンイレブンで補給し、いつもだったら葛飾橋を渡って埼玉県三郷市を走り中川沿いを南下するのだが、今日は松戸から江戸川サイクリングロード左岸をさらに北上した。そのままJR武蔵野線の三郷駅近くまで行った。途中、つくばエクスプレスの橋りょう近くで菜の花の群落があった。

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春ですね〜

この辺から三郷の県道29号線に乗るまで、外国人のややでっぷり体形のお兄さんと相前後した。お兄さんはハンドサインをしっかり出して走っていて、後ろで見ていて拍手したいくらいの走りだ。自転車の後ろに自転車専用のトレーラーを引いているのもとてもユニークだった。トレーラーを引いていても特に遅いということはなく、ああいうのを引きながらある程度荷物を増やしてロングツーリングするのもいいのかもしれないと思った。お兄さんとは三郷で抜くときにサムアップして別れた。

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確かこんなトレーラーでした。キャンプツーリングにいいかも?
ちなみに
Burley Travoy Bike Cargo Trailerという製品です。折り畳めるらしい。そそるなあ・・

その後はなるべく単純に西へ西へ、つまり草加市、蕨市、戸田市方面へ県道29号線を使って向かったのだが、路面状況が非常に悪い(凸凹&路肩がカマボコ状になっていて縦の段差にタイヤが取られて恐怖)上に大型トラックがバンバン通っているので、なかなか車の交通から逃げにくく、自転車での走行には向かない道路を選択してしまったことに後悔する。

草加市で東部伊勢崎線をくぐると、県道のナンバーは34号線に変わるのだが、あまり状況は変わらない。神経を張りつめていたので二度目のコンビニ休憩。気を取り直して走り始め、川口市の安行地区に入ったら交通量がグッと減った。そのかわりゆるい登り坂道が増えてきて、鳩ケ谷本町あたりに出たら丘陵の上を走っていた。埼玉の南部でこれだけ高低差があるところが存在するとは知らなかった。県道のナンバーは328号と三ケタになった。川口高校、鳩ケ谷高校近くでルートを一度ロストしたが、無事県道111号に乗ってさらに西進する。そのまま行けばJR蕨駅近くを通って道なりに行けば戸田市に入り荒川が近づくはず。が、蕨市役所近くの道路が非常に狭くって渋滞、それを抜けたら県道236号で南下する。

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橋の上や柵にしがみついたおっさんギャラリーがたくさんいた

ということでどん詰まりは戸田の漕艇場だ。競艇場の方へ回り込んで荒川左岸の河川敷に出たのだが、左岸のサイクリングロードは未整備部分があり、なおかつ河川敷に自動車教習所が鎮座していてすんなり通してくれない。業を煮やして新荒川大橋で右岸に渡り、岩淵水門で休憩。もう70kmくらい走ったのだが、ここから先が苦しいところだ。ここから先はすんなり荒川サイクリングロードで帰ってもいいのだが、折から東南方向の向かい風が強くなり、疲れた体で20km以上をキープするのがしんどくなってきた。河川敷は風の通り道だから、小台あたりで一般道に乗り換える。すると交通量は増えるのだが風の影響はなく、スピードも出る。墨堤通りに入り、北千住まで来ればあとは幹線道路の道幅も広いし、交通量の少ない道取りも自由だ。スカイツリーを見上げながら明治通り裏の道を使って東向島(昔遊廓があった玉ノ井ね)、京島を通る。もう脚が売り切れた。ペダリングが辛い。時間も16時、半日サドルの上にいた。正確に言うと自宅を出てから帰るまで95kmだけど、近所を回って100kmに乗せる元気はなくなった。もう100kmも同然だから許したろ。