山猫アウトドア備忘録

最近はたまにしか外で遊べない男の備忘録です

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近況

4月に入っても外遊びがめっきり減っている。日曜日など、選挙も続いて出かけない週末が圧倒的。でも知人のフラメンコ発表会など見に行って充実した休日は過ごしている。震災被害者に比べれば天国のような、申し訳なくもありがたい日々である。

例年だったら春山スキーに出かけるところだが、なんだか今シーズンは大地震以後気持ちの上でスキーは終了してしまって、雪山が恋しくない。毎年出かけていた連休明けの代休で乗鞍や燧ケ岳などに行かれれば最高だが、今年は連休に仕事が入らず、カレンダー通りの休日になってしまったために代休もない。例年に比べて人出は少なかろうが、やはりそこは大型連休でどこに行っても人だらけだろう。ってなことを考えていたら、先日火打山は高谷池ヒュッテの便所掘りボランティアの方がスキーで下山中に日の当たらない西面のアイスバーンで滑落して一人死亡、一人大けがという情報を知った。ご冥福と早い回復を祈りたい。まだまだ斜面によっては雪面は硬く、例年よりも高山帯では春の訪れが遅いようだ。気合が入らないまま山に行っても手痛いしっぺ返しを喰らいそうな気がする。

しっぺ返しといえば、先日スケートに行って恥ずかしいコケ方をして右足首を捻挫してしまった。屋内の氷だって油断していれば痛いプレゼントをくれる。軽い捻挫なので歩行に支障はないが、階段の上り下りの時に痛い。さらにライト級のぎっくり腰もスケートの前日にやってしまった。こちらは大事には至らず今はほぼ解消している。極端に体組成計の数値が悪くなっているわけではないが、運動不足の負のスパイラルの入り口だ。

海も、千葉外房は地震・津波が起こった時のことを考えるとまだ敬遠したい。ウェイブスキーは棚上げ状態。カヤックで内房か三浦ならまだしもだが、東大地震研が言うようにまだ関東地方でマグニチュード7クラスの余震の可能性があるというのでは腰が引ける。いま行くなら西伊豆だが、ちと遠い上に連休中は渋滞地獄必至。西日本へ遠征するには休みが少なすぎ。

八方ふさがりな感じがするが、タダでは転ばない(転んでないけど・・あっ、スケートで転んだか・・)。自転車があるではないか。

10年間ずっとノーマル仕様だった2001年モデルのフォールディングバイクBD-1に、今さらながら少し手を入れ始めた。ハンドルグリップ(エルゴン)、ペダル(ミカシマ)、サドル交換(スペシャライズド)、前後サスペンション(サイクルハウスしぶや)の交換をして、ライト類を補強し、ちょっとしたポタリングなら快適になってきた。都内の走行なら連休中でも交通量が減って最高だ。そろそろタイヤ、チューブ、リムテープも交換したいが、まだ使えそうなのでもうしばらく使うつもり。BD-1を電車にのっけて、ものすごく久しぶりに輪行ってのもいいかもしれない。

自転車に手を入れ始めると止めどない物欲魔王が憑依することもわかった。BD-1はまだできればハブ・リムなどの足回り交換や変速9速化くらいはしたくなっている。原形をとどめないような、あるいは完成車がもう1台買えるほど湯水のように金をつぎ込む改造はするつもりがない。所詮小径車は小径車で、いくらスピードを追求してもロードレーサーにかなうはずもない。長距離もつかれるし。輪行するにしても、電車から降りてちょこちょこ観光するような走りを前提にすれば、結局小径車には「分相応」な改造しかできない、と思っている。

ということで、700cのタイヤを履いた自転車が無性に欲しくなってきた。かつてはFELTのクロスバイクも乗っていたのだが、息子の往復40kmの通学用に譲ったら盗まれてしまった。今度はもっと旅指向の自転車が欲しい。

ということでつらつら考えて出た結論は、スポルティーフ車である。ランドナーというタイプのツーリング自転車があるが、そこまでヘビーなものは追求しない。キャンプ道具を一式持ってロングツーリングをするのを目的とはせず、もう大人なので宿泊施設を利用してせいぜい1泊か2泊の自転車ツーリングがいい。スポルティーフはランドナー的な旅指向の自転車だが、ロードレーサー並の大きくて細いタイヤを履き、スピードが出せる快走車である。帆布製フロントバッグとサドルバッグ程度を装着し、身軽に速く移動できる。

フレームは今風ロードレーサーのようなアルミorカーボンのスローピングフレーム・ハデハデ塗装ではなく、単色塗装とメッキのシンプルなクロモリフレーム。トップチューブがホリゾンタルで、細身のシルエットがレトロで美しく、帆布製バッグが似合う。雑誌で見て惚れ込んでしまった。

素人なのでまずは完成車を探しだし、
近所のスポーツ自転車専門店で相談してみる。スポルティーフ、と言ったら店主の反応がグッと変わったのが見て取れた。調べた完成車の値段を告げたら、セミオーダーでもそのくらいの値段でできる、という。え?セミオーダー?地獄へのお誘いとも言える甘い言葉である。私だけの自転車・・・そんなことをしてしまっていいのだろうか?

結局、考えた末にセミオーダーに踏み込む。フレームは体のサイズを測った上で埼玉の
ロイヤルノートンのスタンダードフレームに決定。フレームカラー(キャンディオレンジ)を指定する。ビンテージパーツには全く詳しくないこちらからの注文は、

○こんな時期なので、極力日本のパーツメーカーのもので組み上げる。ベースはシマノ105クラス。日東、タンゲ、ミカシマ、スギノ、本所などのパーツで。
○現在製造・流通しているパーツで組む。スポルティーフなので走行性能優先だが、変速レバーはWレバー(レバーだけはシマノの、なな何と最高級コンポ・デュラエースになる予定)で手元変速にはしない。
○輪行ができるよう分解可能な構成に。前後フェンダーは分割式。

というものにした。まもなく店主からメールが届き、添付ファイルで部品構成と見積もりが明らかになった。完全にレトロな風貌ではないが、素人の私には十分すぎるくらいのパーツだ。見積額も予算を少々超え、かなりいい値段になってきた。それでもフロントバッグをはじめ、サイクリングに必要なグッズは計上されていない。うーん、危険水域だなと思いつつも、安物パーツで後悔はしたくないし、これが多少でも日本のモノづくりに貢献できればというこじつけで自分を納得させる。

納期は約1ヶ月後。フレームの在庫はあるそうなので塗装さえ済めば組み上げは早くなるかもしれない。それでも完成は連休明けになることが確実だが、すぐ近くの荒川サイクリングロードから走り始めようと思っている。帆布製のフロントバッグ、値が張るがこれもオーダー、という手がある。最初はオーストリッチ(これも足立区)の安めのものにしておくか、浅草や吉祥寺のオーダーバッグを発注するか?少しじっくり考えたい。あー、想像するのって楽しいなぁ・・

ということで、近況は自転車のことばかり考える毎日である。
おっと、大相撲五月技量審査場所も見捨てずに観戦に行かなくては!
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西伊豆・冷たい洗礼

もう4月半ばだ。いろいろ忙しくなってくる中で、震災から早1ヶ月が経ってしまった。

スケートも1回行ったけれど、その他は特にイベントは無し。春スキーのシーズンだがもう今シーズンのスキーは東京の人間にとって終わったも同然で、あと1回行くか行かないかだろう。

この間ちょっと考えることはあって、趣味の消費行動と震災支援を兼ねたことをしようかなと考えている。ちょっとこじつけに近い買い物だけれど、自分なりに少しは考えた結果だ。もう少し明らかにするには時間がかかりそうだ。

なかなかシーカヤックの話に行かないが、クーランマランの鉄人・杉本氏が関東方面へ来る途中の金曜日に西伊豆で日帰りツーリングをするというので、直前に申し込んだ。そしたら水曜日の朝刊に大学の指導教員だった恩師、佐藤次高先生が亡くなったという訃報が載っていた。木曜日通夜で金曜日告別式である。薫陶を受けた一人として参列したいのだが、金曜日のツーリングの申し込みを済ませた直後だったので、通夜だけに参列することにした。芝増上寺での葬儀というのは初めての体験だったが、内容は浄土宗のそれで大きくは変わらない。変な話だが葬儀場にイスラーム史・その他アジア史の学者たちが一堂に会しており、大学の同級生や先輩とそれこそ四半世紀ぶりに会った。68歳で亡くなった先生とお別れをしてからとんぼ返りで家に帰り、喪服からジャージに着替えて西伊豆に向かうため高速に乗る。

渋谷あたりでカメラを忘れたことに気づくが後の祭り。また今回も写真ナシ。許せ。

西伊豆はどうしても3時間半はかかってしまう。深夜に松崎町はずれの道の駅にたどり着いて車中泊。集合場所の海岸で泊まってもいいのだが、津波の可能性はゼロではないので少し内陸にした。

翌朝、集合時間の45分近く前に海岸に行ったら、杉本氏のピックアップがすでに来ていた。今日の参加者は四国・香川から同級会に合わせてはるばるいらした源三郎さんと、杉本氏のフィアンセ。30分で組み立てて用意をし、8時には出艇。源三郎さんはカフナ、杉本カップルはリジッドダブル艇、私はカサラノ。私は冬から左肩が痛い(たぶん50肩)のが不安材料である。予定コースは波勝岬までの往復、約20km。

最初調子よく漕いでいったのだが、間もなく岩場をすり抜ける時に波のセットがたまたま入ってきて不意沈。不意沈なんて何年ぶりだろうか。ロールで起こそうとするが、ちょっと気が動転していたのかちゃんとセットせずにスイープを始めてしまい、右ヒザがしっかり引っかかっていなかったので失敗。沈脱してレスキューしてもらう。普段ロール練習しているのにこういう時に失敗すると落ち込む。

気を取り直して萩谷崎から岩地、雲見を経て千貫門をくぐり、波勝岬手前の野猿公園まで行って、すぐに復路へ。この日の予報は悪くなる一方なので早めの行動である。復路は左肩が痛くなって往生した。雲見で温泉に入って休憩し、松崎帰着はほぼ12時。不意沈が悔しかったので上がる前に右側だけスカリングレストとスタンダードロール、持ち替えロールした。左は肩に負担がかかるので割愛。できるじゃん・・

午後に場所を移動してもう少し漕ぐ予定だったが、肩が痛いのでこの日のカヤックはリタイア宣言。結局皆で浮島で散策することにした。崖上の遊歩道を小一時間散策して、15時ころ終了。源三郎さんは岩地の海遊荘へ、杉本カップルは神奈川方面へ、私は浮島の公共浴場に入って塩を流してから帰路についた。やはり帰路も3時間半。伊豆は遠い・・・
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