山猫アウトドア備忘録

最近は一人寂しく外で遊ぶ男の備忘録です

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南房総・墓下で波にもまれた

今年最後のアウトドアアクティビティはウェイブスキー。まだボード購入の決心がつかない状態だが、今回もセタスでボードを借りて波に乗る。

朝9時、鴨川前原海岸でカサハラ氏と待ち合わせ。30分ほど前に到着して波を観察するが、テトラに向かって右手は浜直前でないと波が割れず、左手はサーファーが大勢波待ちしていて一つの波に一度に7人くらい乗っている状況。初心者の私には不向きの感じ。

まもなくカサハラ氏到着。奥さんの美夏さんもご一緒である。しばしの相談の後、和田方面へ移動することに。結局、墓下ポイント(お墓下の駐車場は500円なり)で入る。カサハラ氏はSUP、美夏さんはウェイブスキーで、今日は美夏さんから手ほどきを受けることになった。

ウエットに着替えるが、寒そうなのでアンダーとしてsurf8のジョン、薄手ラッシュガードを着用。

広い砂浜でストレッチして、海に入る。何とかなりそうな水温ではあるが、波が不規則でなかなかゲティングアウトできない。美夏さん・カサハラ氏は何の苦労もなく出て行くのだが、たぶん5分から10分くらい出るのに悪戦苦闘していたと思う。ようやく出てみると、乗れそうで乗れない波。せめてスープに押されてみようかと思うが、スープがすぐになくなってしまい、まったく乗れないうちに沈すること数回。ロールで起き上がる。ひっくり返ったのは2時間30分くらいの間に全部で7〜8回だと思う。ベルトをまったく外さずにすべてロールで起き上がったのは収穫だが、波に乗れないのでは落ち込む一方。グチャグチャの波で腹筋・背筋を酷使した。

「沈ばっかりでぜんぜん波に乗れませ〜ん」というと、美夏さんは「サーファーもだれも乗れてないから」と言ってくれた。確かに、ちゃんと波に乗っている人はほとんどいない。カサハラ氏のSUPもいつになく転覆が多そうだ。それでも美夏さんは何度もしっかり波に乗っていた。さすが日本でも指折りの乗り手だ・・

お昼近くになって風がだいぶ出てきて寒さを感じるようになったので、上がることにする。最後の最後に波打ち際でスープに押されるのを体感できた。「乗れた」のはこれだけである。

ほとんどロール練習になってしまい、ちょっと無念さが残る練習だったが、お褒めの言葉も頂いたのでよしとしよう。

近くのそば屋で冷えた体を暖め、帰路についた。渋滞はほとんどなし。
来年は上達したい!バランス感覚をさらに鍛えないと。
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初滑り

どうも今年はスキーに対するモチベーションが上がらない。日本のスキー史100年の節目の年なのに・・・いろいろ要因はある。雪がなかなか降らない、海に比べて遠距離移動をしなくてはならない、お金がかかる、スキーはスキーでもウェイブスキーに興味関心が強くなってしまった・・etc.

それでも年内に初滑りをしにいった。スキー100年の一方、私自身もスキーを始めて40年なのだ。もちろん毎年スキーをしていたわけではなく、最初の年の骨折後2年間、部活にいそしんでいた中学の3年間、大学の時も1,2年はブランクがあるはずで、社会人になってからもテレマークを始めるまでの数年間はスキーを履かない年があった。トータルで10年くらいはスキーをシーズン中全く履かなかった年があるはず。でもスキーという「履物」(どこからの受け売りですが、ちなみにスノーボード「乗り物」です)を初めて体験してから40年なのだ。節目の年はやはり滑らないと・・

ということで初滑りは例年の「かぐら・みつまた」ではなく、妙高アカカンになった。例によって吐月工房氏たちと一緒、今年は総勢11名である。

上部は粉雪、下部は曇り

降りたての雪が味方してくれたのか、25日の午前中はいきなり最上部のホテルCからAコースで。もうちょっとウォーミングアップした方がいいに決まっているが、新雪滑降の魅力には勝てず、コブ斜面の脇のガサガサした新雪に突っ込んだ。

午後からは地道に練習。スケートで一本脚滑走ができるようになってきたので、スキーでも、と思い緩斜面で片脚づつウネウネを繰り返す。外エッジに乗る感覚は例年よりも研ぎ澄まされているが、あまりやり過ぎると変なクセがつくのでそこそこにしておく。他にも左ターンの目線に甘さがある。途中で左右ターンの違いに気づいて修正。

夜は昨年と同じくフィギュアスケートの女子ショートプログラムを観戦して盛り上がる。シニア大会で活躍する選手の他に初めて見るジュニア選手の層の厚いこと。私の好きな武田奈也さんは出場せず、がっかり。

二日目、太もも前部、側部に筋肉痛を抱えながら滑走。初滑りではだいたい筋肉痛ロボになるのだが、例年は「かぐら」のアイスバーンでつくられる筋肉痛で、今年は少雪の中でのコースのうねりに耐える中での筋肉痛だ。どっちも結局スキーを滑らす時に使う筋肉の疲労ではなく、見えにくいギャップで耐える筋肉の疲労であり、結局のところ同じなのだがそれにしても辛い。

時々休みながらも集中力は途切れがちで、14時30分には完全に切れた。温泉に入って少しもみほぐし、帰路につく。まだまだシーズンが本格的に始まってはいないと世間の皆さんが考えているためか、渋滞はほとんどなく、下道を使うこともないままに帰宅。フィギュアスケート日本選手権女子フリーのクライマックスをテレビ観戦することができた。

それにしてももう少し降ってもらわないとあれではフラットなバーンにはほど遠い。ピステンもかけられないくらいの雪の薄さだし・・・
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三浦宮川忘年会

吐月工房氏の呼びかけで宮川忘年会に参加してきた。
土曜日夜集まったのは8名。初めてお会いする方もいる中、夜半の結構冷たい風に煽られながら宴が盛り上がった。

車中泊の翌朝、私が起きたのは9時過ぎ。こんなに遅くまで寝ていたことはついぞ最近ない。ウィンドウに目張りをして暖かいシュラフにくるまっていたせいか、一番のんびり起きだしてしまった。YoshidaさんはすでにK1をほぼ組んでいる。

曇天の中出発

慌てて朝食を摂ってお務めをして、カサラノを30分くらいで組んで今年初のドライスーツを着る。これで戻ってきても気兼ねなくロールができる。

朝のうちにカヤックに乗らずに離れた方もいるので、6艇で出艇。吐月工房氏は自作カヤック、リジッドが3艇、フォールディングカヤックがYoshidaさんと私の2艇。いつものように城ケ島を時計回りに回って戻ってきたのが12時過ぎ。



6艇は壮観です

最後に左右スカリング、左右スタンダードロール、右ストームロールをこなして終了。さすがに水は冷たく、上がった後は風に吹かれてさらに寒い。ドライスーツでスプレースカートを挟み込んでいたので艇の中に水はほとんど入らなかったが、撤収も適当な乾燥で終了。

これで今年のカヤックは漕ぎ納めになるだろうか?年末まで1週間漕いでいる暇がない。
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道具の片づけとクラトワの補修

12月12日は晴れのいい天気だったが、パソコン机の背後にゴッソリ山のように溜まったスキー用品、カヤック用品、スケート用品の片づけ整理をしようと思い、外には出かけなかった。自宅での仕事も若干たまっているし・・

一通り片づけた(実際は片づけの部類に入ってなく、ほとんど置き場所を変えただけ、という説もある)後、クラトワのメンテナンスをした。といっても桐油を塗っただけ。

使い始めてまだ間もないのだが、すでにブレードの先端は細かなキズがついている。浅場を漕いでいる時に岩にぶつけたり、砂浜からの漕ぎだしの時に地面に突き刺して出艇するためである。片方の先端にキズが集中しているのは一度ジョイントして握ったら持ち替えないからだろう。ちゃんとメンテナンスするならこういうキズをサンドペーパーで削って表面を滑らかにしてからオイルを塗るのだが、もともと自分が横着者だし、まだまだキズの程度は大したことがないのでパス。

乾きがいいように、ベランダに針金ハンガーを2つかけてその中を通してからウエスで桐油を軽く塗る。あまり塗りすぎると後々ベタつくので、あくまで軽く。ウエスに付けた油の量はほんの指先で浸すほど。オイルの伸びがいいのでこれで十分である。

こんな感じで引っかけて

向こうにスカイツリーも見えます


木童(こどう)の桐油100CC、500円。

それにしても、最初に始めた片づけ、我ながら何とかならんかと思う。自分なりにはいろいろ捨てたつもりだが、不十分にも思える。いつ入れたのか記憶もないジプロック袋だの、使い古した登山用靴下だの、身はひとつなのに古いものから新しいものまで大小取り混ぜてあるザック&バッグだの、後生大事にとってあったシーソックだの・・・特にシーソックはウレタンコーティングが加水分解して強烈なニオイを発していた。無論むせながらゴミ袋へ。さらに気になるのはその後ろに控えている大量の本。もうほとんどどこに何があるのかわからなくなりつつある。
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30日目の漕ぎ

12月の最初の漕ぎは今年30日目。例によって三浦南岸へ。
朝6時過ぎに出たが、だいぶ日が短くなって高速上でようやく夜明け。ベイブリッジからの富士山の冠雪がピンク色で美しい・・

7時30分に宮川漁港に到着したら鮟鱇庵さんがいらしていた。早速組み立てに入り、いつものように30分ちょっとでカサラノが組み上がる。先日つくったバウ・キール部分の彫刻刀で削ったようなキズが気になるが、漕ぎ終わってから接着剤で固めることにする。

出艇直後の宮川

吐月工房ご夫妻も到着して、ツーリングに出発。今日は天気も良く風も弱い。昼間は10月並の気温になりそうだ。剣崎往復をしてから城ケ島一周することに。漕いでいるときっと暑くなるだろうから、下はsurf8のジョンを上半身は着ないで履く。途中で小便ができるように。上半身は少し厚着で、薄手ラッシュ&surf8パーカ、半袖パドリング用ウインドブレーカー。そして新兵器として、サーフィン用品からタバルアの1.5mmビーニー(帽子)、リーフブーツ、surfgripのウィンドサーフィン用ミトン。これらは結局この日の天候ではオーバースペックで汗をかくことになるが、冬のカヤックおよびウェイブスキーに役立ちそうだ。特にネオプレンビーニーはスキー(ダメならそのアプローチ中の防寒)にも使えそう。



最初は結構調子よく、剣崎を回り込んでくる向かい風なので、スケッグなしだが操船に気を遣うこともない。しかし剣崎から城ケ島の安房崎までは追い風・追い波でバウが右に振れやすく、右のスイープばかりしていたのでちょいと厄介だった。こういう時にスケッグはかなり有効である。



安房崎近くで男女のカヤッカーに出会う。男性は自作と思しきカヤックにこれまた自作っぽいGパドル。女性は新しめの赤いフェザークラフト・カフナ。しばらく進んだら今度は青いウィスパーの単独男性に会った。さらに長津呂崎近くでリジッド&塩島パドルの単独男性。夏ならいざ知らず、日曜日でもあまりカヤックに会わない場所なので、Gパドルで漕がれている方2名、フェザークラフト2名というのは大変珍しい。

海保の双胴船



すましと海岸に上陸、4人でゴミ拾い。その後はいつもの三崎港内ルートを通って11時30分ころ宮川帰還。吐月工房氏が仕上げのロール練習しているので、冷たいからヤだなと思いながらも右サイドスカリングから始まって仕上げロールを左右スタンダードロール、右ストームロールだけやって終了。このくらいの回数なら、船内に入る水の量は微量で済む。

ちょっと遅めの昼食を食べる間カヤックを乾かし、ついでにキールのキズをセメダインで埋めておく。あと何回今年中に漕げるだろうか。そろそろ波乗りもしたくなってきて、ウェイブスキーボードをどうするか結論を出すべき時が来たかもしれない。
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