高畑スキー場で練習

3連休の中日、単独・日帰りで会津高原高畑スキー場へ行った。晴れた瞬間の写真を撮りそびれたので、写真はなし。

連休はシーズンに1回か2回しか行かれない高畑スキー場への遠征チャンスである。3連休の関越道方面はすさまじい渋滞になるが、東北道は渋滞しないのである。これは大きい。渋滞に関しては、帰りの塩原温泉でハンタマ方面からのスキー帰りマイカーと合流するところだけがネックである。そして、いつも書いていることではあるが、下道の距離が80kmもある。自宅から片道240kmの3分の1が雪深い3ケタ国道で、2つの峠を越えなくてはならない。アイスバーンでのスリップは厳禁だが、想定に入れておかないととんでもないことになる。

自宅を朝5時に出発、途中で2度トイレに駆け込んでから高速を降りた。塩原温泉手前の屈曲路から圧雪状態になる。車列の大半はハンタマ方面へと向かっていった。ガラガラになった圧雪路を慎重に走る。特に塩原温泉を抜けた後の尾頭トンネルを出た後の急な下りと、南会津町の中山トンネル前後の道路は厳しい。9時近くになって駐車場着。やはり3連休で相当な数の車が止まっていた。

今回は初めてシニア券を買ってみた。スキー場によってシニア年齢はバラバラだが、ここは50歳以上、料金が4,000円から2,500円に下がるのがうれしい。次回の訪問で免許証を提示しなくても良いように、「シニア証明券」を作ってもらった。

高畑スキー場のリフトはわずか4基、ブラック、レッド、オレンジ、ブルーと支柱が色分けされている。コースはブラックに2本、オレンジに2本、ブルーに4本設定されているので、スピードの遅いペアリフトということもあって、全コースをめぐると十分2時間以上かかる。すでにリフト稼働開始から1時間以上経っていることもあって、スーパーブラックコースも食われていたし、他のコース脇もトレースがかなり付き始めていた。ブルーセンターとブルーインの非圧雪急斜面は午後にはガサガサになった。

いやいや、今日は練習に来たのだからと欲を出さずに練習する。内倒しないように、また後脚への荷重を意識して、山回りを仕上げながら滑ってみる。山回りで減速するので、いつもに比べたらかなりの低速での滑りになる。ターンの数は多くなるが、筋肉で滑るのではないようで疲れは少なく感じた。そのかわり、後脚への一層の荷重というのが意外と難しくて、失敗ターンも多くなった。無意識にターンしているとゲレンデということもあって前乗り気味になってしまう。特にターンの仕上げで前乗りになってしまうのを修正しないと。

昼、一つしかないレストランの席は大半が埋まっていたが、座れない混み方ではなく、ゆっくりと食事・休憩をして、13時から再開。午後は新雪がそぎ落とされて下地のアイスバーンがだんだん出てきてしまったので、3時前に終了。みなさんよりちょっと早めに帰路につくことにする。寒さで硬くなった体をほぐしたのは、湯ノ花温泉の共同浴場「弘法の湯」。200円で4つの共同浴場を回ることができるが、そこまで余裕はないので1ヵ所で体を温めて帰路についた。この辺は湯ノ花の他にも木賊温泉(共同浴場・広瀬の湯は休みだった)や古町温泉などがあり、源泉掛け流しの温泉に浸かれるのが魅力である。

さて、雪がかなり降ってきたので、暗くなってくると遠くが見通せない。たかつえスキー場から帰路につくスキー・ボード客の車が出てきてようやく少し安心したくらい。中山トンネルからの下りはみな慎重に走っている。峠を越せば雪が細かくなってくるだろうと思いきや、「道の駅たじま」を過ぎてからも降りは激しく、視界が悪い。塩原温泉に至っても降り方が変わらない。そのうちハンタマ方面からの車と合流して、わずかな距離だが渋滞になってしまった。

ようやくそこを抜けて、高速に乗る。少し高速を走ったらようやく雪が止んできた。ラジオや情報板からは関越や東名の渋滞の激しさが伝えられたが、東北道は全く渋滞なく、スムーズに帰宅できた。それでも帰宅は9時。やはり南会津は一泊はしたいところだ。

明けて成人の日は大相撲観戦。最近、国技館のチケットがたいへん取りにくくなってきた。今回は幸いにも2階1列目という幸運に恵まれたが、ちょっと前には不祥事まみれで五月場所が「技量審査場所」になり、タダで場所中何回も見に行ったのに、今回は12月のチケット発売と同時に初日・二日目・中日・千秋楽・14日目・7日目がマス・イスともに完売状態になり、いまはちょっと後ろ目のイス席が平日に残っているのみだ。これだと毎日満員御礼ということになるはずだが、おそらく業者が買い占めて転売しているからこうなるのだと思う。

しかも、国技館内は日本人の「相撲女子」であふれていた。いつのまにこんなに相撲ファンの女性が増えたのだろう?かわりに外国人の数は激減した。テレビ中継でもゲストが女性漫画家や女優だったり、レポーターも女性アナウンサーだったりした。

あまり人気だけが先行するのは良くない。遠藤にしたって逸丿城にしたって、まだまだの力士。相撲人気が低迷していた頃の朝青龍・白鵬戦を超える内容を伴った取り組みは最近見たことがない、というのは偽らざる心境である。