三浦南岸大荒れ模様

連休最終日の天気は下り坂の予報。南風が強まり、上空の寒気によって雨・ひょうが降るという。こんな時は行かないに限るが、午前中の早い時間だったらまだ持ちそうだ。

吐月工房氏が行くだけ行ってみるというので、こちらも朝6時前に出発。7時台にカヤックを組んでとっとと出てとっとと帰ってくる目算。

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宮川漁港から城ヶ島方面を眺めると、すでに風が上がってくる気配。風車も回り始めた。久しぶりのカサラノを30分で組み上げて、アクシデントで若干遅れた葛飾のU氏とともに3人で出艇。かなりの低潮である。

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城ヶ島大橋方面へ

出てみるとまだ風は5m以内だが、どう考えても安房崎から城ヶ島一周はできそうもないので、三崎港を通って灘ヶ崎まで行ってみることにする。すでにトット島あたりでは波風が強まっている。3番ブイのところで港口を横断し、城ヶ島沿いを漕ぐ。灘ヶ崎の外側は一面のちりめん皺&風波である。向かい風に対する耐風訓練みたいになってきたのでそこそこで切り上げ、往路を引き返す。

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灘ヶ崎はこんな感じ

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三崎港内では、城ヶ島沿いを漕いでこのブイで左右確認して最短距離で対岸へ渡りましょう

まだ大丈夫と思いつつ、帰りに水っ垂れに寄ってみるが、上陸してゴミ拾ったり駄弁ったりしているうちにドンドン風が上がってきて、白波オンパレード、洗岩では波しぶきがすごいことに。

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水っ垂れにはきれいな海藻が繁茂していた

11時台初めにこんな状況では、もう漕げない。というか、宮川まで戻るだけでもかなり厳しそう。状況としてはもう写真など撮影できるはずもなく、自分の頭より高い、右方向から来る風うねりをしのぎながらひたすら右スイープ、沈のピンチを何度となくかいくぐって、ようやく宮川港入り口までたどり着いた。もう口の中カラカラ。それでも、カサラノでこれだけの波をしのいで漕げた(状況的には全く判断が甘かったが)。

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最後はこんな状況でしたが、漕げる限界です

その後は真面目にロールするつもりもなくて、左右のスカリングレストおよびスタンダードロール、右の持ち替えロングロールだけやっておしまい。もう水もだいぶぬるんできた。ロールで水浸しになる前に強風の中を引上げ、即座に撤収。風が強いのですぐに乾き、短時間で撤収できた。

まるよし食堂でいつものように昼食。
「三浦半島セイフティシーカヤッキング連絡会」で過去に作成したローカルルールが最近周知されていない、という話を以前から吐月工房氏にしていたのだが、近々再び何らかの方法でローカルルールがネット上で容易にヒットするようにするための相談をしながらの食事となった。誰かいいアイディアがあったらご連絡下さい。