30日目の漕ぎ

12月の最初の漕ぎは今年30日目。例によって三浦南岸へ。
朝6時過ぎに出たが、だいぶ日が短くなって高速上でようやく夜明け。ベイブリッジからの富士山の冠雪がピンク色で美しい・・

7時30分に宮川漁港に到着したら鮟鱇庵さんがいらしていた。早速組み立てに入り、いつものように30分ちょっとでカサラノが組み上がる。先日つくったバウ・キール部分の彫刻刀で削ったようなキズが気になるが、漕ぎ終わってから接着剤で固めることにする。

出艇直後の宮川

吐月工房ご夫妻も到着して、ツーリングに出発。今日は天気も良く風も弱い。昼間は10月並の気温になりそうだ。剣崎往復をしてから城ケ島一周することに。漕いでいるときっと暑くなるだろうから、下はsurf8のジョンを上半身は着ないで履く。途中で小便ができるように。上半身は少し厚着で、薄手ラッシュ&surf8パーカ、半袖パドリング用ウインドブレーカー。そして新兵器として、サーフィン用品からタバルアの1.5mmビーニー(帽子)、リーフブーツ、surfgripのウィンドサーフィン用ミトン。これらは結局この日の天候ではオーバースペックで汗をかくことになるが、冬のカヤックおよびウェイブスキーに役立ちそうだ。特にネオプレンビーニーはスキー(ダメならそのアプローチ中の防寒)にも使えそう。



最初は結構調子よく、剣崎を回り込んでくる向かい風なので、スケッグなしだが操船に気を遣うこともない。しかし剣崎から城ケ島の安房崎までは追い風・追い波でバウが右に振れやすく、右のスイープばかりしていたのでちょいと厄介だった。こういう時にスケッグはかなり有効である。



安房崎近くで男女のカヤッカーに出会う。男性は自作と思しきカヤックにこれまた自作っぽいGパドル。女性は新しめの赤いフェザークラフト・カフナ。しばらく進んだら今度は青いウィスパーの単独男性に会った。さらに長津呂崎近くでリジッド&塩島パドルの単独男性。夏ならいざ知らず、日曜日でもあまりカヤックに会わない場所なので、Gパドルで漕がれている方2名、フェザークラフト2名というのは大変珍しい。

海保の双胴船



すましと海岸に上陸、4人でゴミ拾い。その後はいつもの三崎港内ルートを通って11時30分ころ宮川帰還。吐月工房氏が仕上げのロール練習しているので、冷たいからヤだなと思いながらも右サイドスカリングから始まって仕上げロールを左右スタンダードロール、右ストームロールだけやって終了。このくらいの回数なら、船内に入る水の量は微量で済む。

ちょっと遅めの昼食を食べる間カヤックを乾かし、ついでにキールのキズをセメダインで埋めておく。あと何回今年中に漕げるだろうか。そろそろ波乗りもしたくなってきて、ウェイブスキーボードをどうするか結論を出すべき時が来たかもしれない。