収穫あり

ずいぶん前から気になってはいたのだが、カサラノのハードコーミングに亀裂が入り、部分的に部材が薄いところが欠けている。なぜ右側だけなのかは想像の域を出ないが、ヘタクソなロール練習で失敗ばかり繰り返しているためだと思う。それにしても私のカサラノのコーミングの仕上げはお粗末である。カフナのコーミングの方はしっかりしていて肉厚も均一なのだが、カサラノのそれはムラが目立つ。

さすがにさらに亀裂が伸びて、ある瞬間に割れたりすると困る。思い出したのはオオタガキさんが7月に同じような症状の修理をカサハラ氏に相談していたことだ。早速オオタガキさんにメールして修理方法について問い合わせた。すると、ガラスクロステープを貼ることを推奨されたという。もっとも、オオタガキさんはホームセンターで適当なガラステープを見つけることができず、FRP補修キットを購入して修理されたとのことだ。

ホームセンターでも見つからないならばと思い、ネットでガラスクロステープを注文した。3Mの69Jというコードネームのテープである。見るからに一般家庭用に販売されている品ではない。結構高くて、1,500円程度してしまった。



週末コーミングにガラステープを貼った。タテヨコ2方向から積層すれば厚みも出ていいだろうと思い、気になる部分に集中的に貼ってみた。何せテープなので一抹の不安は残るが、さすがにガラス繊維が入っているテープだけあって引っ張りにはかなり強い。まるでケガの後の絆創膏のようで痛々しいが、船体布を挟み込む溝までは亀裂が到達していないことと、シーソックで白いテープは隠れるのが救いだ。


使用前その1(腰部分)


使用前その2(ヒザ近く)

それで、ロール練習に行ってみた。場所は内房のいつもの保田海岸。10時チョイ前着で10時40分出艇。海の家は解体中だし海水浴客も釣り人もほとんどいないうえ、風は微風なので移動するのが面倒くさく、砂浜の目の前のやや深いところでロールを始める。

まずは右スカリングレスト、右持ち替えロングロールから。何とか上がるが、先日の調子の悪さを引きずっていて力技に頼っている。何度かやっていたら帽子が取れて視界を塞ぎ、また抵抗になってしまったのでロールできなくなり、沈脱。帽子は邪魔だ。フロートを使ってリエントリーロールをやり、水を掻きだしてから再びロール。ヘッドアップが失敗の原因だとわかるので、基本に忠実に目線を意識して右スタンダードロールを試みる。すると楽に上がる。うーん、そういうことなのか。だんだんロールに慣れてくるにつれて基本をないがしろにしていたみたいだ。だから力技になってしまうのか・・右持ち替えロングロールを目線を意識しながらやってみたら今までとずいぶん違ってヌルッと楽に上がれることがわかり、ますます基本に忠実な目線がヘッドアップを抑える要素だということがわかる。その後はほぼ百発百中。右の2種類のロングロールが復活した。

コックピット内の水を再び掻きだした後に今度は左に挑戦。スタンダードロールをいきなりやっても上がりそうもないので、左のスカリングレストから始めてロールのフィニッシュ状態の感覚を掴む。スカリングが右に比べてぎこちないので顔が沈みそうになるが、そこをこらえてスカリングからスイープして上がる。成功。何度か左スカリングレストをやって失敗しなくなってから、左スタンダードロールに挑む。リジッド艇と平パドルを使えばCtoCロールはできるのだから感覚は掴んでいるはずだ。目線を意識してヘッドアップしないようにパドルを回したら、楽に上がった。ちょっと拍子抜け。でも嬉しい。連続で3回くらいやっても失敗ナシ。やはり左も目線とフィニッシュのレイバックがきちんとできれば上がるのだ。

そこまでやっていったんカサラノを海から上げ、船内の水を抜く。沈脱したのでかなり水が入っている。時間を見たらまだ12時前。あと30分くらいグルグル回っても体は持ちそうだ。再度カヤックに乗り、仕上げとして右のスカリングロール、バランスブレイス、スタンダードロール、持ち替えロングロール、さらにストームロールも試してみた。目線に気をつければストームロールも持ち替えロングも前屈系なので、途中からは同じ要領のはずだ。ストームに関しては他の人の目から見てもらわないと何とも言えないが、一応自分では成功したことにしておこう。

次いで左のスカリングレスト、スタンダードロール3連続。苦労なくできた。一応満足。
とはいえ、今日トライしてできなかったのはチェストスカリングからの起こし。次の課題はこれか?バタフライロールやGパドルでのショートロールはまだ先の課題だ。

ちなみに、いま米国からロールのDVDを取り寄せている。
Helen Wilsonの”
Simplifying the Roll DVD”である。一昨日くらいにあちらで送ってくれたようなのだが、これが届くのを心待ちにしている。
HelenのHP

2時間近くロール練習をやったあとのコーミング補修部分は以下。粘着力がどこまで持つのか不安だったが、剥がれることもなく無事であった。私のような横着者にはいい修理方法だったかも知れない。しばらくはガラステープでだましだまし使っていくことになろうが、完全にコーミングが割れてしまうようなら買い替えかも知れない。


使用後その1


使用後その2

フネを上げて、たまった水を排水しながらゆっくり片づける。13時過ぎに撤収完了、海の見える下道をトロトロ走りながら適当なところで高速に乗り、帰路についた。千葉も東京も暑い!の一言。


今日はおとなしい海だった
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