鵜原で波にもまれたけど寒い!

セタスの笠原氏から、注文してあるのとは別のインフレータブルSUPボードの試乗をしてみないかというお誘いを受けたので、いそいそと外房へ向かった。朝から一日中雨で、寒い一日だった。

集合が鴨川漁港朝8時というので、5時起きして市原SAでトイレに寄って7時30分過ぎに着いた。東京からずっと雨である。しかも予報は真冬並に寒いらしい。こんな時に海に入るのはちょっと勇気がいる。

笠原氏とお誘いしたオオタガキ氏の3台で鵜原へ。しとしと雨が降る中、ウェット(アンダーにサーフ8のジョンを着て、リーフブーツを履く)に着替えて果敢に入水。最初はそれなりに暖かく感じる。

試乗ボードはスターボードのアストロ。10フィートで、かなり幅広だ。ロッカーもしっかり入っている。が、ヘタクソな私が乗ると回転しやすく、立って漕ぐのはいいが波なんかぜんぜん乗れない。乗ろうとして漕ぎ始めるとふた漕ぎで横向きになってしまい、持ち替えると波が過ぎてしまう。そのうちドボン。一度落水すると、もう何度でも落水してやる、という気分になる。そのとおり何度もコケた。

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手前がアストロ

リジッドボードに乗る笠原氏、自前のインフレータブルボードを持参したオオタガキ氏はさっそうと波に乗っているのだが、こちらはぜんぜん乗れず。あげくに沖から来る波を乗り越えようとしてバランスを崩し、ボードの先端をパドルを握った拳で思い切り殴ってしまい、その時に指の皮がすりむけて出血する。同じことを繰り返して右手の小指と人さし指の3ヶ所ほど擦りむく。おまけに薬指は打ち身でどす黒く変色した。擦りむいたところは出血する。海水なので滲みはしないが血が止まらず、痛い。やはり寒いのだから手袋はした方がいい。ケチってパドリングミトンを着けてこなかった代償だ。

ボードを3人で取換えたりしてみるが、そう大きな進歩はない。強いて言えばオオタガキ氏のボードは過去に借りて漕いだことがあり、そのためか2度ほどスープに押される感覚があったけれど、ほとんどの時間は波乗り以前の問題である。

そのうちサーファーも入ってきて、SUPの人も一人入ってきたのだが、その人が波をかなり横に広く使うので初心者としてはだんだん遠慮がちになる。だが別に私が悪いことをしているわけではない。

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だいぶ人が来ました。一足先に挫折です。

いっこうに乗れないのと、寒いのがしんどくなってきて、自分にはSUPの素質はないのか、と思い始める。そしたらとたんに頑張る気がなくなって、止めて上がることにした。それでも12時少し前。何度もくじけたにしては頑張った方ではないか?

暖かくなったら、内房でクルージングすることが優先だろう。外房で波に乗るなんて、まだまだ先の話。

3人で興津のラーメン屋で昼を食べて解散。久しぶりに久留里から市原インターまで下を走った。どんどん雨足が強くなってきた。