仕事山行・八甲田 次こそ雪のある時に

7月25日から29日まで、八甲田へ行ってきた。これが2度目の八甲田。だがいずれも無雪期である。

25日は移動日で酸ケ湯キャンプ場泊。雨であった。
26日は酸ケ湯〜毛無岱〜大岳避難小屋〜赤倉岳ピストン〜大岳〜仙人岱避難小屋。快晴。
27日は仙人岱避難小屋〜小岳〜高田大岳〜仙人岱避難小屋〜酸ケ湯キャンプ場。
28日はバスで焼山に移動、奥入瀬渓流遊歩道を銚子大滝まで。十和田湖畔の宇樽部キャンプ場泊。
29日は青森に移動、帰京。

やはり雪のある時に来てスキーをしたいのである。笑われるかも知れないがスキー歴ン十年の私の北限は鳥海山南面。北限を北上させたい。

夏は夏で、標高が低い割に雪渓が残っていたり、高山植物が咲き乱れていていいところである。
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井戸岳南面から大岳と大岳避難小屋を見下ろす

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井戸岳の雪渓とイワギキョウ

27日の高田大岳ピストンは、結構難儀した。小岳に登る途中からすでに下草の刈り払いが不十分なので、笹藪漕ぎ、ハイマツ漕ぎになる。足下が笹で見えない中を、雨で洗掘された溝のような登山道を踏みしめていかねばならない。小岳と高田大岳の鞍部の湿原に到達した時にはすでに急斜面の薮漕ぎに対する戦意が半分喪失していた(惰性で登ったけど)。コースタイムは仙人岱避難小屋から3時間だが、サブザックなのにコースタイム通りだった。しかも森林限界以上は強い南西風で、視界もよくなかった。苦行であった。ロープウェイから八甲田大岳、酸ケ湯に至るハイキングルートとのコントラストが著しく、気軽なハイカーには来て欲しくないという意思表示が感じられたくらいだ。そのくらいわざと下草刈りをサボっているのではないだろうか。
高田大岳の急斜面、春に滑りたいね〜。