風が強くてメンテナンス

09年11月15日:記
朝から天気は最高なのだが、海沿いは風が強いとの予報だったので自重して出控え、近くの公園の駐車場に車を停めて駐車場脇でメンテナンスをやった。午前中ポカポカの小春日和だったのだが、帰宅して気象庁のアメダスをみたら、三浦で8時以降は風速5mを上回って8m、館山では毎時間1mづつ風が強まって11時で風速10mである。行かなくてよかった。

さて、気になっていたのは前回使用したカサラノの船体布に砂が若干付いていたのと、バウ・スターンハッチの部分の防水目止めテープが剥がれかかっていることだ。カサラノは中古でちょうど6年前の11月に手に入れたのだが、最近の使用頻度が高いので劣化も著しい。ハッチ部分のコーデュラナイロンのウレタンコーティングは剥がれ、目止めテープはその役目を果たしていない。こういう部分にこそ、以前買ったティアエイドが有用なのではないかと思っていた。

カサラノを仮組みし(キール・チャインのテンションを掛けたところまで)、メンテナンスする。ティアエイドによる補修は劣化したテープを取り去って貼り付けるだけなので簡単なのだが、コーティングが中途半端に剥がれかかっている部分はティアエイドの付きが悪く、しばらくすると剥がれてしまいそうだ。きちんとコーティングを剥いでからやらないと効果は薄いかもしれない。だが、テープが目止めしていた部分は補修できたし、片方は非常にキレイに付いた。上々である。あとはフレームをキレイに拭いて(本当は潮抜きしたいのだがそれはもう少し寒くなってから)、おしまい。


これはバウハッチだが、内側のウレタンコーティングは完全に劣化。目止めテープも末期症状。


ティアエイドで補修したスターンハッチ内側。ティアエイドが白っぽく、うまく接着していない。


こちらはもう片方だが、透明感があってうまく接着されている。

次いで、ひっさしぶりにカフナの船体布を拡げた。夏の終わりに女房が使って以来なのだが、ラダーの受けが最近取れかかることが多く、晴れ間を縫って夜中に船体布を乾かした時に女房が接着していた。これをいま一度みておこうと思ったのである。問題の受けは確かにきちんと接着されていたのだが、
なんと上下逆向きに付けられている(恥ずかしいので写真は無し)。これではラダーは付かない。暗い時に接着したのでまちがいも無理はないかも知れないが、自分ならまず間違いようがないミスである。やっぱりメンテナンスは自分がやった方が不安がなくていい。
しかし、こんな時に限ってしっかり接着されていたりするものである。受けを船体布から剥がすの非常に苦労した。おかげで少し面倒になって接着面をキレイにするのを怠って接着してしまった。また近々受けがグラグラするかも知れない。接着剤が安定するまでスターンセクションを入れたまま放置して、その後フレームを拭き上げて終了。完全に接着するまで24時間はかかるので、船体布はバウ一方からだけ丸めてスターンの一番端は露出させておく。

もちろん、カサラノもカフナもフレームの接合部分に潤滑剤ボーシールドT-9を塗っておいたし、トラベルパックのファスナーにkure5-56を吹いておいた。

公園の駐車場料金は500円かかった。ほぼ3時間で終了。
来週の連休は漕げるかな?