栃木・琴平峠

前日の12月半ばとは思えない暖かい雨と南風が翌日まで残っていたので、輪行サイクリングに出かけた。
目指すは栃木市の西、葛生との境にある琴平峠。そのまま南に転じて唐沢山と大平山に登って栃木駅まで戻ってくるルートを取る計画だった。

朝早いと寒いので、8時30分過ぎに自宅を出て、北千住駅東口で輪行準備、9時39分だったかの区間急行に乗った。南栗橋で乗り換えて11時過ぎに栃木駅着。駅前の広場で自転車を組み立てて走り出した。そんなに寒くなくてありがたい。だが、地図をよく見ていたにも関わらず道路の選択に迷い、少し時間をロスしつつ、皆川街道を走って柏倉温泉のそばを通って峠の入口の「フェスティカサーキット」(カートのサーキットらしい)を目指した。周囲の山はまだ紅葉を残している。実は、一週前の日曜日に東北道を使って喜連川温泉まで日帰り温泉に浸かりにドライブに行ったのだが、その午前中に栃木インターから先が渋滞していて、急きょ車でこの峠を越えて宇都宮方面に向かったので、初見ではない。

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峠の入口は直線的な道路

サーキットの手前から坂が始まり、サーキット近くで峠を下ってきた自転車乗りのカップルとすれ違う。その後は峠まで全くの一人旅。雨上がりで路面がしっとり、落葉もたくさん落ちているので下りは気を使いそうだ。坂はそんなにきつくはなくて、久しぶりの山坂ヘアピンカーブにしてはよく登れる。

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山の向こうに栃木市街が見える

峠には一台車が止まっていて、琴平神社に入ったのかもしれない。葛生方面が開けていい峠だ。下りに入る前に一枚ウインドブレーカーを羽織ろうかと思ったが、あまりスピードを出せないコンディションだし、そんなに寒くないから面倒くさいと思って羽織らずに下り始めた。葛生側もヘアピンカーブの連続。濡れた落葉に滑らないように慎重に下ったらだんだん肩まわりが痛くなってきた。路面がよければもう少しリーンさせてカーブに入れるのだが、湿気を含んだ落葉が散乱していてはね・・下りで自転車乗り一名、峠攻めと思しき車2台とすれ違ったので、あまり飛ばしていたら危ないところだった。

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下りに入る

さて、葛生に降りて交通量の多くない道を選んで南下する。途中で交通量を甘く見て県道を適当に左に折れたら、そこがダンプ街道になっている県道で、ダンプが通るたびにものすごい量の砂ぼこりが舞い上がって呼吸するのもイヤになるほど。採石場もあって灰色の泥をはね上げてフレームが真っ白になってしまった。ダンプに煽られ呼吸困難なまま坂を登るのは辛いので、あっさり途中で諦めて戻る。あぜ道を左手の山沿いに選んで走ったらいつの間にか工場のそばに入り込んでしまった。

もうすぐ閉校になるという田沼高校のそばまで来て地図を確かめたら、唐沢山に登る道はここから始まっているようだ。さっそく登りにかかるが、琴平峠とはちがって初っぱなから強烈な斜度で気持ちがくじける。一番軽い(28×28)ギアでも歩くようなスピードしか出ない。左カーブの内側は斜度が特にキツイので止まりそうになる。道幅が広くて車も登ってくるので、蛇行走行もできない。あと2〜3回ヘアピンをクリアすれば難所は抜けられそうなのだが、もう13時で腹も減ったしパワーが出ない。お約束のように諦めて坂を下った。田沼高校近くのコンビニで遅い昼食をとり、佐野でサイクリングをやめて輪行しようかと思い地図を見たら、田沼駅が近いことがわかる。佐野の街中へ入っても面白いことはないし、コンビニで昼を済ませた上で佐野ラーメンを食べるほど空腹でもないから、あっさり予定変更して田沼駅で輪行準備を始める・・・っと、14時台の上り列車が来てしまった。次は15時06分まで1時間もある。だが、さらに走っても同じ列車に乗るだけだし、いまは一番日が短い季節だから、ゆっくり自転車を解体して待合室でのんびり待つのがベストと見た。40kmほどしか乗っていないが、無理はしない。

一日に何度も自転車をバラして組み立てて面倒この上ないのだが、田舎の駅での〜んびりするのもサイクリングの楽しみの一つだ。15時06分の列車で館林まで行き、久喜で区間急行に乗り換えて曳舟まで。亀戸線に乗り換えて自宅までの距離を最短にした。暗い中で自転車を組むのはエンド金具の弦巻バネなどの細かな部品を無くしそうで心配だが、なんとか自宅に18時過ぎに到着。日曜日は雨の予報で、12月に輪行サイクリングができたのはラッキーであった。
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