五月場所稽古総見

五月場所直前の一般公開稽古総見を見に行ってきた。

今年は向こう正面の升席3列目。記者席のすぐ後ろで、すぐ前には新聞社の記者、NHKの刈谷アナがいた。

7時過ぎから幕下上位の稽古開始。非常に精力的に土俵に上がり、頑張るのは若手の注目株、竜電である。近い将来きっと十両に上がり、末は幕内であろう。

そのうち白いマワシをつけた十両力士の稽古が進み、幕内力士の登場。隠岐の海に注目する。なかなか一所懸命に稽古をつとめているが、まだ幕内中位、3場所目では立ち会いのスピードが劣る。

大関は魁皇がベテランにも関わらず何番もこなしていた。新大関把瑠都もなかなかのものだが、さすがに横綱白鵬と申し合いをすると、白鵬の前さばきの上手さ、考えて一番一番取っている姿には及びもつかない。

最後にぶつかり稽古で、ホープ隠岐の海が魁皇にかわいがられていた。バテバテで土俵上に倒れ込んだ隠岐の海の顔に、白鵬がひしゃくで水をぶちまけけていた。これも隠岐の海に対する上位力士の期待の表れである。特に魁皇にとっては隠岐の海の上位進出があって初めて心置きなく引退できるというものだ。

数場所後、魁皇に引導を渡すのは隠岐の海かもしれない。

あっというまに4時間以上が経った。来る五月場所は12日目に観戦に行く予定である。