清澄界隈の相撲部屋

近所に住む同僚と清澄界隈の相撲部屋探しにふらっと立ち寄ってみた。
北の湖部屋近くを通ったら、ケガをした若い周の面倒を見ている北桜(小野川親方)が白のマワシ姿で屋外にいた。思わず目が合ってしまう。

北の湖部屋では十両力士の連合稽古が行われていたようで、臥牙丸らが稽古後に屋外に出ていた。清澄界隈には他に高田川部屋(安芸乃島の部屋)や尾車部屋(琴風の部屋)、錣山部屋(寺尾の部屋)、大嶽部屋(大鵬→貴闘力の部屋)がある。覗いたら尾車部屋はほとんど稽古が終わっていたが、高田川部屋では力士がうなる声が聞こえ、錣山部屋では豊真将が弟弟子たちに稽古をつけていた。錣山部屋から見学の女性が出てきたので、聞いてみたら入れそうという。思わずその場で即決、錣山部屋に入り稽古終了直前から見学する。黒いマワシの弟子たちが砂まみれになって猛稽古に励んでいる。特に中学生の大地?(推測です)君が懸命に稽古にいそしんでいる姿を目に焼き付けた。弟子たちは代わる代わる親方代わりの豊真将に水をつけていた。余計な心配だが豊真将自身は稽古をしなくてもいいのだろうか?今場所勝ち越せば新三役が見えてくるのに。まあ、錣山部屋には関取が他にいないし、出稽古を積んでいるのだと想像する。

整理運動になった。四股からストレッチを行いながら、代わる代わる掛け声をかけていく。豊真将から再三、「声が小さい!」と弟子たちは怒鳴られている。最後に、道場訓(山本五十六の言葉)を全員で唱和、稽古終了となった。同時に飛び入りで見学していた我々も迷惑になってはいけないので部屋の外に出る。

稽古もそろそろ終わりだろうから、確認した部屋をもう一度回ってみる。大嶽部屋は改築中なので稽古は別の場所らしい。高田川部屋はまだ稽古が続いているようだ。せっかくなので竜電を見たかったのだが。北の湖部屋の稽古は終わり、上記のように他の部屋の十両力士も道路に出ていた。

帰りに両国駅近くの春日野部屋近くで栃ノ心や北太樹を見かける。部屋の前には栃煌山もいた。思わず声援を送ってしまった。

五月場所まであと1週間。