エムウェーブ!

3月7日、長野市のエムウェーブが無料開放だという。エムウェーブの営業は3月22日までで、今シーズン中に行くチャンスはないかもしれない。来シーズンまでおあずけ、というのはもったいないので、日帰りで行くことにした。日帰りスキー並の遠距離だ。スケートをしにいくにしては、かなり遠い。

スキーの時と同様、5時過ぎに出る。関越で渋滞が起こることがあるのだが、何とか順調に藤岡ジャンクションを通過、しかし軽井沢手前から雪になる。朝飯休憩の東部湯の丸ではシャーベット状の雪が積もっていた。ゆっくり目に休んで、8時30分過ぎにインターを降りてコンビニで昼飯おにぎりを購入後、ほぼ9時にエムウェーブ着。駐車場は無料。さすが。しかし雪が降りしきっている。

まだオープンまで1時間近くあるので車中から外観を撮影したりして時間を過ごし、30分前に入場する。まだ誰も滑っていないリンクを撮影してみる。なんだか鏡のような氷の表面だ。もう長野オリンピックから12年も経ち、500mの金メダリスト、清水が昨日引退したことを思うと、感慨深いものがある。

まるでサナギのよう


10時、滑走スタート。滑りながら真上からリンクの氷を見ると、まるでガラスの上を滑るようだ。どうしてこんなに透明な製氷ができるのだろう。そして凹凸は全く感じない。ものすごい贅沢をしているような気分である。リンクのコースは2分割されていて、一番内側、レースの時のアップ用の3分の1がスピードスケート用、残り3分の2、レースで走者2名が滑る部分が一般滑走用。ホッケーシューズなので一般滑走者用の部分を滑るが、1時間も滑ると滑走者が増え、スピード用の部分も一般開放になってしまった。こんなことなら最初にスピードスケート借りておけばよかった。お昼くらいからスピードにしようと思っていたのだが、またの機会に譲らねば成らない。

朝イチの氷


無料開放日だけあって、子連れの家族が多い。子供たちはほとんど初めての人が多く、至る所で転んでいる。それをよけながら滑るので、バックスケーティングなどあまりできず、ひたすら前進滑走に専念する。ほとんどが初心者という中、スピードスケートのおじさんやホッケーシューズの上手い人を見かけるが、圧倒的にヨチヨチ滑りの人が多いためにその割合は低い。上手い人は出びかえているのかな?

12時、整氷作業。リンクが広いので3台の整氷車を回している。一台に抽選で当たった子供が乗っていた。それでも整氷には30分かかった。その間、リンク脇でコンビニおにぎりを頬張っていたが、すでにベンチは家族連れで占拠されて食べる場所がないので、一番端の第4コーナー近くで食べた。整氷が終わって再びリンクに立つが、入り口が狭くて多くの初心者が同じ場所からいちどきにリンクにたつので混み混みである。整氷しても氷にはキズがあり、午前中のような夢の氷ではない。だいぶ脚に来ていたので、ちょうど1時間滑っておしまいとした。帰り際にマイスケート靴のエッジ研摩をやってもらった。機械研摩で500円。ベテランのおじさん(多分午前中パトロールしていたホッケー靴のスタッフ)が目の前で研いでくれた。仕上げにサイドのバリを取ってくれて、「エッジが立ったからしばらくは止まりにくいと思うけど。この靴は軽くていい靴だ。」とのお言葉。ありがたや。これで研磨料金500円は料金は安いと思う。

整氷車(動かしてみたい)

子供が乗ってます


2時、帰路につく。まだ渋滞はなさそうなので休まず上信越道を走ったが、藤岡ジャンクションで若干の渋滞、関越に乗ってからも3ヶ所ほど小さな渋滞。スキーの帰りよりは時間が早めなので渋滞も少なめだ。後方の赤城山辺りではだいぶ長い渋滞になっているようだ。

ずいぶん早く帰り着きそうなので、せっかく研いだスケート靴を使いたくなってきた。自宅へ向かわず、ホームリンクの江戸川スポーツランドに行ってみたが、現地に行ったら大会で一般滑走は休みという看板が出ていた。ガックリして家に帰る。リンクのはしごになるところだったのだが、残念。