2017年7月に読んだ本から

複数冊平行して読んでいるのだが、仕事山行やら外出が多く、いずれも読破していない本が多いので、かろうじて読み終えた以下の2冊。

・川本 三郎著「『男はつらいよ』を旅する」(新潮選書)
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個人的には1970年代半ばまでの初期の『男はつらいよ』シリーズが好きだ。著者も述べているように、昭和の記録としてさまざまなものが「動態保存」されているからだ。もちろん、本編のドタバタストーリーもエネルギーに満ちあふれている。しかし、さりげなく東京下町や地方の風景が切り取られているのはたまらない。

・桜田 美津夫著「物語 オランダの歴史 大航海時代から『寛容』国家の現代まで」(中公新書)
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新書は移動時の読書用に持ち歩くことが多い。しかし今回はあまり移動中や仕事山行中のひとときを読書に当てることができず、末尾の現代オランダについては飛ばし読みになってしまった。