秋の北海道

13日から16日まで北海道(道南)へ出張に行ってきた。幸い、15日夜に函館でにわか雨に見舞われた以外はほぼ傘いらずで過ごせた。しかし、もう北海道はうすら寒い。札幌で最低気温が8度程度、最高気温も15度程度だった。まもなく峠でも雪が降るそうだ。関東ではまだ家の中なら半袖・短パンで過ごせるのに・・
大倉山シャンツェ


若い学生ジャンパーがV字ジャンプ!

上から見ると・・恐怖

大倉山シャンツェに隣接するウィンタースポーツミュージアムは今回ぜひ行ってみたかった場所。しかし展示はいまひとつで、スポーツシュミレーションも、何かちょっと違うぞ、というものだった。

ミュージアムに古いスキーが


開拓の村(北海道の古い建物を集めた場所)にあった北大恵廸寮

開拓の村では来春公開の「大地の詩 留岡幸助物語」の映画ロケが行われていた。村上弘明、工藤夕貴たちが記念撮影をしているところを見た。開拓の村に近い開拓記念館の展示はなかなかよかった。札幌郊外でアクセスはよくないが、北海道の歴史を総合的に学ぶにはいちばんいい博物館に思えた。ただし見学者はとても少なかった。

3日目は札幌から函館に移動。秋だからなおさらよくわかるということもあるが、札幌から函館に移動しながら周囲の林相を見ていると、ずいぶん植生が変化することがわかる。渡島地方は歴史的にも松前藩領だったこともあるが、杉林が多く、東北地方に近い景観が広がっている。石狩・胆振地方は広葉樹で色づきが目立つ。途中立ち寄った白老のポロトコタンでアイヌの踊りを舞台上で踊らされてしまった。


函館山から

そして函館。北方民族資料館には20年ほど前にも来たことはあるが、どうしても3人乗りバイダルカが見たかったので入館した。アリュートパドルの1本くらいは全体が見えるようにコックピットからとりだして、水平に展示して欲しいところである。このような展示ではパドルの長さもわからないうえ、カヤックの付属物になってしまうので工芸品としてのありがたみも出ない。

バイダルカとアリュートパドル

なんだか観光に行ったような写真ばかりだが、あくまでも自己研修も兼ねての「出張」である。