山猫アウトドア備忘録

最近はたまにしか外で遊べない男の備忘録です

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ナイトパドリング

オオタガキさんに誘われて、ものすごく久しぶりにカヤックを漕いだ。場所は近所のドブ川。
カフナの船体布がだいぶ縮んでいて苦労したが、裏技(といえるような技でもないが)で何とか組んだ。
カフナを組むのは・・実に2年ぶり!
スカイツリーの点灯に合わせて真下まで行き、横十間川と小名木川をまわって帰ってきた。
たった10kmのパドリングだったのだが、久しぶりなだけに翌日肩周りがだるかった。
それにしても、深刻なレベルではないがカヤックの内側が濡れる。

以下の写真はすべてオオタガキさん撮影
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前日光林道(南部)

栃木県の佐野、栃木、鹿沼あたりの西、日光の南に1000メートル級の山地があり、足尾山地と呼ばれるが、特に国道122号線以東は前日光山地とも言われるようだ。

その前日光山地の東の山腹に、日光から足利までつながる林道群がある。前日光林道と総称されていて、すべてが舗装されている。その南部の3本、牛の原出原線、近石線、長石線をつなぎ4つの峠を越えて、葛生から足利まで走ることにした。

ちなみに前日光林道北部には、和の代線、河原小屋三の宿線、前日光線、大荷場木浦沢線がある。北部の方が山の標高が高くて厳しそう。こちらは次の機会に走ることにする。

まずは輪行。いつものように北千住駅まで自走して、東武電鉄に乗って葛生駅まで行く。東武電鉄は栃木や群馬に輪行するのにとても便利で、北に行けば行くほど先別れしているのがいい。今回は館林まで区間快速で行って、佐野線に乗り換えて終点の駅、葛生まで行く。特急「りょうもう号」を使うまでもないし、特急を使わなければ料金も1000円未満でICカードが使える。目標としては6時23分北千住発、8時20分葛生着で行きたい。

自宅を5時30分ころに出て、北千住駅東口で自転車解体、慌てず作業して6時15分ころに輪行袋に無事納まった。アプレ・チタンクロス号はブレーキ開放が楽だし、フェンダーがないので輪行作業が本当に楽。駅のエスカレーターに乗ったら、降りてくるおじさんからいきなり「お、自転車か、いいねえ。何キロあるの?」と聞かれた。

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これは佐野線にて

車両のスペースに自転車を置かせてもらって、倒れないよう手すりに肩掛ベルトをからませ、座席に座った。やたら部活動に出かける学生が多い。館林で佐野線に乗り換えても途中までは学生の列車だった。

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葛生駅(葛生原人というのが昔日本史にありましたが、今では否定されています)

昭和の匂いのする葛生駅に降り、自転車を組んで9時前に出発。県道200号線に沿って次第に山の方へ向かっていく。林道の始まるポイントまで15kmくらい、標高差130mを上がるゆるーい道。牛の原出原林道の入り口は標識ではっきりとわかり、間違えることもない。はじめは斜度がゆるかったが、沢から離れてつづら折れになった瞬間から斜度が増した。10%は超えている。そのまま7〜8%の斜度で愛宕山の近くで尾根を越える。ピークから歩きで少し登ると、咲きかけのツツジ園があった。もちろん人の手が入っている。ツツジの向こうの空には午前中というのに積乱雲。午後まで走る時は要注意だ。

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これはわかりやすいですね

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山頂近くからのパノラマ。新緑がきれい

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登りはゆっくりしか走れません
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少し歩いてみたらこんな風景がありました

峠を越えて作原の県道201号線に降りる途中で、登ってくるサイクリスト2名とすれ違い、挨拶。林道一本目から対向する人に会うのは、前回の嶺岡林道から比べてヒルクライマーの密度が高いのか?

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こいのぼりの季節
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古びた標識

林道区間が終わって作原から201号線を快適に下り、「蓬山ログビレッジ」を通り過ぎる。「そば」の幟が目に入るが、まだ10時だ。近沢線に入ってひたすら登る。二つ目の峠になると疲れが出てくる。近くの杉林では伐採が行われているようで音がする。この林道は旧道があったようだが、すでに走れなくなっていて、トンネルで通じている。トンネル脇に旧道があるにはあったが、バリケードがあって上の方では丸太を運ぶ車が動いていたので素直にトンネルを通る。トンネルの前後だけは異様に道幅があって整備されている。

林道を下りきると飛駒の集落で、県道66号線を300mほど下ってすぐにゴルフ場の中を通る立派な舗装路に入っていく。しかしゴルフ場を過ぎると急に道幅が狭くなり、路肩に枝や枯れ葉が落ちているので車との行き違いも気を使うくらいになる。よりによって一番狭いところで下から車に抜かれ、上からトラックが降りてきた。安全を考えて路肩に止まってやり過ごす。停止状態から登り始めるのは面倒くさい上、ヘアピンカーブで斜度は10%を超えている。蛇行しながらやっとの思いで上り詰めて、長石線との分岐に来た。

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長石線との分岐にて。手前が長石線。ところどころに林道概念図がある。
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山桜が咲いていました

長石線はまず平坦な道になり、のんびり気持ちよく走れる。そのうち5〜6%の坂となって、ピークに達する。ピークで休もうと思ったけれど、先客のサイクリストがいたのでそのまま言葉だけ交わして下りに入る。狭い道を下っていくと、ヒルクライマー次々にが登ってくるのに出くわした。足利や佐野あたりの自転車乗りには有名なんだろうか?それにしても皆さん登りが速いように見受けた。私のように時速6〜8kmくらいで蛇行しながら登る人は見かけなかった。自転車だけでなく、ついでにバイクや車も登ってくるので神経を使う。爆音を轟かせる整備不良バイクが3台ほど、カーブでこちら(向こうから見たらイン側)にはみ出してきたのには肝を冷やした。松田川ダムの下のキャンプ場広場近くに出て、これで今日の林道は終了。林道部分だけなら20kmにも満たない。

大過なく林道を通過して11時30分なので、足利市街に出る前に昼食。そば屋を発見してもりそばと野菜てんぷらを食べた。ウチの近所のそば屋のボリュームとは違って程々だったので食べた後も走れる。私の後に入店した二人組はバイクライダーなのに、ビールを注文していた。これは許せない。どこかでハンドル操作をミスして勝手にケガでも何でもしてくれ。

最後の馬打峠は県道だ。事前の調査でそれまでの林道峠に比べたら標高差も少なく、疲れた体にも優しい峠だと思い込んでいたら、ヘアピンの連続、場所によっては12%は斜度がある峠だった。19のカーブが分数で表記されているのもなぜか辛い。車ですれ違ったドライバーから「がんばれ」と励まされる。

その後は足利市街へと入っていく。東武線の足利市駅は渡良瀬川の南側にあるのだが、土手から駅を見たらちょうど「りょうもう号」が入線するのが見えた。ということはあれには間に合わず、しばらく待つことになりそうだし、まだ走行距離も60km手前なので、渡良瀬サイクリングロードをしばらく下って渡良瀬遊水池近くの板倉東洋大前駅まで走るのもいいかなと思い、そのまま東へ走り続けた。しかしサイクリングロードは飽きる上、風は南東から吹いてくるので向かい風だ。途中で嫌気が差してきた。

ちょうど東武佐野線近くに来ていたので、館林まで走って輪行することにする。夕方から野暮用もあるので早く帰りたいところだ。ということで館林駅で自転車解体、輪行袋につめて、特急には乗らず、久喜から急行に乗って、自宅の最寄り東武線駅まで輪行。16時過ぎには帰宅できた。全走行距離は75kmほど。

連休中に前日光林道の後半を走りたいのだが、連休中、日光までのアプローチに使う特急がどのくらい混むのかまだ読めない。天気もまだ読めないし、チャンスがあれば・・
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嶺岡中央林道

山岳・林道スペシャル(アプレ・チタンクロス号)で房総半島嶺岡中央林道を走った。

前日のうちに輪行袋に自転車を入れておく。今回はすべて舗装林道ということで、空気圧を少し高めにセッティングしたのだが、なぜか輪行袋の中でチューブがバースト。タイヤのビードまで外れていた。こんなことは初めて経験したが、室内ということもあってものすごい音がして肝を冷やした。先日買っておいたシュワルベのチューブに交換して事無きを得た。予備チューブはあと1本だけサドルバッグに入っている。

さて、房総半島に向かう交通手段はどうするか?
電車輪行だと2時間30分、車だとそれよりは短時間でアプローチできるが帰りの渋滞が気になる。
当日朝、結構早起きができたので、車に積んでいくことにした。何せ車は3月初めにスキーに行って以来、全く洗車していないので真っ白だ。帰りに洗車してくることにしよう。

7時台に道の駅「富楽里とみやま」の駐車場に着いて、自転車を組み立て、8時ちょうどに出発。下佐久間という集落で「嶺岡中央林道3号線」の標識を見つけて登り始める。嶺岡中央林道の存在自体はオフロードバイクでツーリングしていたときから知ってはいたが、当時から舗装化が進んでいたと聞いていた。当時ダートでないと興味はなかったので、走ること自体が初めてである。想像では、房総半島の低山の尾根をつないでいくアップダウンの少ない舗装林道なんだろうなと思っていた。

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嶺岡林道3号の入口
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岩井海岸が見えるポイント

想像は甘かった。エンジン付きの乗り物とは違い、自転車にとってはハードな坂道の連続である。まだ体が温まっていないうちから10%程度の坂を登る羽目になり、息を上げながら時速10km未満で走行する。林道だから対向車もないので蛇行もし放題。体に負担をかけないように、ギアはインナー・ローを使いながら上体を起こして呼吸のしやすい姿勢を取り、マイペースで登ることにする。それでも腰に負担は来る。標高は次第に上がり、250m近辺まで上がってくると、右手に2月に若人と登った伊予ヶ岳の絶壁山頂部が見えてくる。伊予ヶ岳方面へ向かう林道も派生していて、そちらはどうもダートの匂いがするのだが、今回は派生林道に入り込むのはパス。またいずれ来よう。
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シロウトには辛いです

気持ちよく下りに入って県道と合流したポイントで嶺岡林道3号線終了。右折して県道を下り、三差路で左折して少し登り、右手に現れる嶺岡林道4号線に入る。こちらは短く、山越えをした時点で終了。小さな集落から白石峠に登ると、ゴルフ場コスモクラシッククラブのゲートが右手にある。ゲートをくぐり、直線的な坂を登る。ここも10%近い坂道で、路面が悪い。少しでも負担を軽減しようと蛇行するのだが、時折ゴルフ場に向かう車に追い抜かれて気を使う。ゴルフ場手前のT字路で初めて自転車を降りて休憩。9時15分。

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激坂登って思わず休憩(ゴルフ場手前)

ここからは嶺岡中央林道1号線だ。標高は300m台に入っているのだが、結構アップダウンがあってしんどい。愛宕山の自衛隊峯岡基地の直下が最高地点で標高約350m。ここからは断然路面状況が良くなる。快走して国道410号に出る。目の前に国道からそれて尾根へ登っていく嶺岡中央林道2号線があるので、そこへ進路をとる。国道との交差点でいったん標高150mまで降りてしまったので、またしんどい登りだ。嶺岡浅間の直下320mほどまでエッチラオッチラ登る。路面状況は自衛隊と関係なくなったため、再び悪くなる。ピュアロードレーサーの23c以下なら結構神経を使う路面ではなかろうか。こういう場面でもアプレ・チタン号の30cという太タイヤはいい。「大山千枚田」方面への激下り派生路があるが、いったん降りてしまったらもう登る気力はないので尾根道を直進する。ここへ来てようやくツーリングのバイク2台ほどに抜かれ、対向車として自転車が3台やってきた。当然挨拶する。盛りを過ぎた桜も増えてきて、やや元気が出る。もう1週間前だったら満開だったかも?

ストレートの下りになると、もう太海が近い。瞬間的にものすごいスピードになってしまうのでコントロールしながら下っていくが、なかなかブレーキレバー操作にも神経を使う。アプレ・チタン号のカンチブレーキは、もう一台のスポルティフのキャリパーブレーキよりなぜか強力なので(セッティングがいいんでしょうね?)、ガツンと握るとおそらく前転する。しっかし長い下りだ。この下りを逆から登るのはカンベンしてもらいたい。さっきすれ違ったロード3名はここを登ってきたわけで、すごい根性だな・・と思っているうちに別荘やペンションなどが出てきて、鴨川松島の景色が見えたら林道は終了である。ここまで30km,まだ10時15分ほどだ。里ではこいのぼりが風で泳いでいる。いい季節になってきた。
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鴨川松島の雀島です

最初は太海で昼になるかと思ったのだが、走り始めが8時と早かったのでまだ昼には早い。曽呂川沿いの県道89号線で戻ることにする。ここはかつて車で走ったことがあるので状況はよくわかる。曽呂温泉を左手に見ながら川沿いの道路を詰めていくと集落が終わって道幅の狭い山道になり、180mくらいの峠を越えて国道410号に出る。南西に向かって少し走り、下というところから再び県道89号線で標高150mほどの小峠を越えて平久里川沿いに天神郷に出る。2月はここから伊予ヶ岳に登った。伊予ヶ岳の南から西に巻くように少し登れば、あとは下り一方で道の駅だ。
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棚田は代掻が終わり田植えを待つのみ

林道よりは相当走りやすくて楽なルートではあるのだが、わずかな登りの峠がボディブローのように効いてきて、天神郷からの登りでヘロヘロになっていた。途中ツーリング中のバイク集団に抜かれ、あまりのエンジン音のうるささに閉口する。何台も同じ型のバイクを連ね、同じような「整備不良」ともいえる爆音を轟かせながら走るのは、かつてエンジン付き二輪車に乗っていたときから好きではなかったが(私はほとんどソロでツーリングしていた)、こうやって非力な自転車に乗ってみるとますます好きになれない。同じ自転車のツーリング集団も見かけたが、ああやって集団走行するのは風よけになることはわかるけど、5人も6人もいると関わり合いにはあまりなりたくない。ソロから3人くらいがツーリングのベスト人数じゃなかろうか。

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道端の菜の花に癒される

道の駅到着が12時。全走行距離60km。平均時速16kmほど。距離は短いけど、山坂道なので十分走った気がする。もう走る気力湧かず。まず自転車を片づけ、車載する。輪行袋の肩掛ストラップを後部座席のヘッドレストにひっかけ、自転車をハンドル・サドルを下側にする(縦型輪行袋は横型にも使える)。古チューブを切って輪にしたベルトを使ってさらに補強(マンガの受け売りだけどこれは便利)。高速道路の往復だったらこの程度で十分だろう。

バラしの反省点としては、アプレ・チタン号のスポークが角張っているので、ブレーキレバーと接触しただけでレバーの方が少し削れたこと。輪行すると知らず知らずのうちに傷が生まれるけど、まあそれは旅の勲章ということで。でもカーサイクリングは旅情に少し欠けるな・・

道の駅で弁当を買って食べ、眠くならないうちに帰路につく。京葉道路の渋滞もまだ起こっていなかったので、順調に江戸川を渡って、燃料を補給して真っ白な車を洗車機にかけて帰宅した。残り時間を有効に使って洗濯&昼寝したことは言うまでもない。ちなみに、この日のプロレース、パリ〜ルーベの結論はガッカリするものだった・・・

これから5月にかけてサイクリングに最適な季節がくる。できたら、また東武線をうまく使って前日光の山坂道へ行こうと思っている。
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