高畑とエーデルワイス

2週間ぶりに別宅ベースで、女房連れでスキーにおもむいた。
シーズン券を持つ会津高原高畑スキー場に一日、エーデルワイススキーリゾートで半日。全く2週間前と同じ行動パターン。今シーズンはメインゲレンデとサブゲレンデと化している。

高畑は日曜日で、大田原市のスキー大会などが行われていたため、滑走コースが限定されていた。積雪量はほんの若干増えていたが、センターハウス正面の急斜面は滑れないのでまだセーフティウェイ(迂回路)コースを滑るしかない。それでも浮き石などは減った感じがした。ブルーリフトから滑れるコースも少しまともになった。徐々にコンディションはよくなりつつあるが、まだ先日使ってソールが痛んだ古い板(ウェイバック88)の方がリスクが小さい。

IMG_2353
2週間前と同じポイントから撮影した三岩岳&窓明山。磐梯山や燧ケ岳もくっきり見えた

高畑スキー場の午後はスカスカになる。センターハウスのレストランの空席が急に増えだし、大田原市の大会表彰式が近づく2時ころにはゲレンデを滑る人もまばらになった。だが午前中使えなかったコースが開放されることはなかった。午後は一通りのコースを滑って14時30分に慎重に滑り降りて終了。

IMG_2354
ゲレンデトップのブナ

帰りには試しに、一昨年再開なった「窓明の湯」に立ち寄ってみた。以前の施設はスノーシェードの途中から左に入ったが、今度の施設はスノーシェードの上にこぢんまりとある。入浴料は650円だがリフト券提示で500円に割引。露天風呂はないが、源泉掛け流しで湯もみの浴槽もあって、無色透明の湯がとてもよかった。設備が新しいので快適だが、飲食はできないのでそこまで人であふれることはないだろう。

帰路、塩原温泉街で多少の渋滞はあったが、一番ひどいところは迂回して事無きを得た。

明けて月曜日、エーデルワイスへ向かう。約40分で到着。前回は連休最終日だったが、今回は平日なので駐車場の車も10台ほど。天気も曇りで崩れていく予報。したがってセンターハウスも空いていたし、リフト券は3,200円(シニア)と、連休中よりも400円安かった。しかし第2クワッドリフトは点検中とかで動いておらず、速度の遅い第1クワッドに乗るしかなかった。上部の枯木ゲレンデの天然雪は薄いし、滑ってもつまらないので、中腹からの2〜3コースを滑るしかないのだが、第1リフトが寒くてたまらなくなった。一回休憩を取ってからはさらに寒気が増してきたので、12時少し前で終了とした。女房の滑りがまた少しよくなってきた。

曇り空ではあったが、エーデルワイスのゲレンデトップからは日光白根山や会津方面の山が見え、遠くに真っ白な飯豊連峰も見える。景色もお気に入りだ。

下山して下回り洗車してから西那須野の乃木温泉(390円)にて体を暖める。コンビニで昼食を買って別宅で昼食をとった。これができるのでエーデルワイスは重宝している。

今回はGoProを自宅に忘れた。カメラのケースは忘れなかったが・・・よって動画はありません。
Comments

シーズン初マイゲレンデへ

まだ年末からの滑走日数が少ないので、いつもは敬遠する正月明けの連休に単独スキーに出かけた。
今回は例年シーズン券を買っている会津高原高畑スキー場へ。天然雪に頼るスキー場の積雪量は乏しく、惨憺たる積雪量だ。それでもシーズン券を買い、Tシャツもゲットできる引換券を持っているのだから、一度は行かざるを得ない。別宅ベースで東京からの高速道路の時間をカットできる条件にあるので、それも試したかった。

連休初日の土曜日午後に仕事を終えて出発。いつものように常磐道を谷和原で降りて一般道をひたすら北上し、17時ころ別宅到着。東京の自宅から余ったカレーを持ってきたので、別宅では電子レンジでご飯を炊いてカレーを温めたら夕食完了だ。もちろん、野菜サラダくらいはコンビニで買った。
翌日朝も残ったカレーとご飯を食べて、6時30分過ぎ別宅出発。

連休中日なので塩原温泉の道路はハンタマ方面へ向かう車がやや多めだったが、日塩道路と別れてからはスムーズに県境を越えて会津に入る。しかし道路上に雪が全く見られず、それは中山トンネルを抜けても大きく変わりがない。とても1月とは思えない情景である。

高畑スキー場には8時30分ころ到着。2時間弱だった。広大な駐車場のアスファルト部分に停車することができたが、この日は千葉県の指導者講習会が催されるようで、滑走者は多めだ。センターハウスまでの道路も雪がないが、センターハウスをゲレンデ側に出ると、そこにはシーズン末期と見まごう雪原になっていた。ブッシュだらけでリフトまでスキーを履いて歩いていくことすら憚られる。
リフトは一応4本とも動いているが、ゲレンデの下半分の急斜面は雪不足で滑れない。しかし上半分はほぼ雪に覆われていて、ブッシュも若干出てはいたが滑走に支障があるほどではなかった。午前中はオレンジリフトとブルーリフトを中心に滑る。ブルーセンターやブルーインなど急斜面で非圧雪の斜面にも入ってみたが、あまり皆が滑りたがらないせいか、雪は削られず何とか滑れるレベルだった。12時ちょい前に昼食にする。結構レストランは混んだが、そこまでひどくはない。ここへ来たら私の定番はサバ味噌煮定食である。
午後、14時上がりを前提に13時30分まで滑る。一番危険なのはゲレンデボトムまでのセイフティーウェイ(迂回路)の滑走だ。従業員の方々が「雪出し」を懸命にされているのは痛いほどわかるが、雪が薄くて小石も露出しており、昼食時と終了時に2回滑っただけなのにスキー滑走面にキズが数本入った。一つは足元のエッジ近くに抉ったようなキズ。終了してため息をつく。

20200112_023230306
高畑スキー場から三岩岳(左)・窓明山(右)

気を取り直して湯ノ花温泉共同湯に浸かり、帰路につく。塩原温泉の旧道での渋滞が懸念されたが、さほどではなく、塩原を抜けてからの関谷交差点で300mほどの信号渋滞。これは迂回ルートを知っているので事無きを得たが、迂回路がない塩原温泉街の旧道で渋滞したらひたすら耐えるしかない。

この日の夜は近くのスーパーなどで買った食材で夕食。ご飯は炊かず。
翌日の成人の日は高畑へは向かわず、近くの人工雪スキー場へ行くことにした。とはいえハンタマは多くの人が目指すし、リフト代は高い上に休日は駐車場代がかかる。比較検討した結果、ハンタマより少し奥のエーデルワイススキー場へ初めて行ってみることにした。ここなら別宅からの距離は短く、休日でも駐車場代は無料。リフト代は55歳以上でシニア価格になり、半日券で休日3,600円である。朝から昼までやれば必要十分、むしろ身体が悲鳴を上げる。昼に別宅に戻ってきて昼食とし、近くの温泉に寄って帰路につける。

予想に違わず、エーデルワイスにして正解だった。扇形のゲレンデの両脇にペアリフトが1本ずつあって、初心者や子供のほぼ専用ゲレンデとなっている。中心にある2本のクワッドリフトに沿ったコースを滑れば、人工雪なので量も多くてピステン整備もばっちりだ。さらに上部には天然雪の枯木ゲレンデもある。7時に別宅を出て8時に到着し、一番近い駐車場に入れることができた。8時30分のリフト運行開始から11時30分まで滑って十分満足して帰路についた。駐車場は結構一杯になっていた。12時30分には下界に降り、まず洗車して、別宅近くで1,000円以内で昼食を食べ(スキー場レストランだと1,000円を切るメニューはない)、近所の390円温泉で暖まって連休が終了した。あとはカーラジオで大相撲中継を聴きながらした道を走って帰るのみだ。幸い、東北道や常磐道の渋滞は軽微だった。
20200113_013943010
エーデルワイススキー場から奥塩原の放牧場と会津方面の山々

雪面が流れていくだけの今回の動画 (約2分。335MB)
Comments

年始・志賀高原スキー

ここ3年ほど恒例化しつつある、年始の志賀高原スキーに行ってきた。年にわずかな贅沢の一つだ。
1月5〜7日をあらかじめ押さえておいた。宿はいつもの宿。メンバーは夫婦に加えて次男。
4日の夕方に長野市街で前泊することにして、市街地のビジネスホテルに一泊。到着後、夕食もかねて善光寺参りをして、なつかしい権堂で夕食。ホテルに戻ったら、空から雪が舞い降りてきた。その雪は長野市街で10cm程になった。

1月5日、まだ雪が降り続く中、志賀高原に向かう。国道18号線沿いの穂保地区を走ると、台風の被害はかなり雪景色で消されてはいるが、相当ひどい被害があったことがわかる。リンゴ農園の中には収穫もできずに放置されたリンゴの木があり、痛々しい。時々通販でリンゴを購入していた農園からは、昨年末にリンゴの通販ができない旨の通知があった。早く復活できることを望むしかない。

山ノ内町の上林地区から本格的な登りに入るのだが、どう見てもノーマルタイヤでチェーンなしで志賀高原に向かおうとする無謀な車がスタックしていた。仲間の車が反対車線にはみ出して駐車していて大変迷惑。

志賀高原では「志賀高原山の駅」に駐車して準備をしてシャトルバスに乗るつもりで準備したが、猛烈な風と雪で車内が雪まみれになった。やっと準備ができてシャトルバスに乗ったのは10時30分。バス時刻の関係で熊の湯スキー場へ向かった。熊の湯はガラガラで空いているが、猛吹雪でリフトトップではブリザード状態だった。お昼まで滑ってレストランで体を暖め、14時ころ横手山スキー場に向かう。熊の湯のクワッドリフトが予定を早めて停止する直前で、横手山方面に連絡路で向かっても、新雪が積もったコースは斜度が緩すぎて進まずスケーティング。さらに横手山のリフトも強風で上半分が動かず、メインの第1スカイリフトとそこから派生する第4ペアリフトとその下の第5シングルリフトしか動いていない。ペアリフト、シングルリフトは周囲の森が若干風を防ぐので、何本か滑って帰りのバスに乗るべく横手山スキー場のボトムへ向かった。ここでも向かい風でスキーが進まなかった。15時35分発のバスに乗って、池の平で下車して蓮池・丸池スキー場から宿に向かった。道路脇のバス停からコースに入るのにまだ雪が踏まれていないので、NTNビンディングを歩行モードにして軽くラッセル。道具を置いて私は山の駅に駐車した車の回収。6時間放置したのに車には全く雪が付着していないくらい風が強かった。

20200105_063738810
シャトルバス空いていた

1月6日、宿を出発して奥志賀高原スキー場まで往復する。9時過ぎ宿を出て、丸池スキー場からいったんサンバレースキー場を滑って、蓮池、連絡路を歩いてジャイアントスキー場へ。午前中に一本だけジャイアントの急斜面の新雪を滑ってからブナ平、東館山タマゴンドラへ。タマゴ型の古いゴンドラはほぼ休眠中になっており、金色・銀色の搬器のみが古いタイプだった。目の前に来た金色を一つ逃して残念。

東館山からは寺子屋ブリザード地獄へ向かい、2本滑って一ノ瀬ファミリーへ。パーフェクターコースも封鎖されていたので急斜面は狙わず、天狗コースでボトムへ滑り込んで道路を挟んだ一ノ瀬ダイヤモンド、山の神へ。で焼額へ突入。やはり焼額はほかに比べ人が多かった。第2ゴンドラに乗るが、私のピナクル95はゴンドラのスキースロットに入らない。焼額から奥志賀に移動してゴンドラ前のレストランで昼食。かき揚げ蕎麦1000円だって!奥志賀のゴンドラもスキースロットに入らないので中へ持ち込み(このあたりのゴンドラでは焼額1ゴンが一番太板にはやさしい)、一本だけ奥志賀のエキスパートコースを滑って折り返す。リフト3本で奥志賀と焼額の連絡路、ひたすらスケーティングして焼額に戻り、パノラマコース・白樺コースで山の神のリフトに戻り、再び一ノ瀬へ。横移動してタンネ、高天ヶ原まで来るが、西館山方面へのスキー用歩道(ひたすらカニ歩きを強いられる)は雪不足で閉鎖中なので、高天ヶ原から東館山の林間コースとオリンピックコースを滑って再びブナ平、ジャイアント(チョッカリ&登りスケーティング必須)へ戻ってくる。午後になって焼額あたりから晴れ間が見えてきて、とても山々が美しいが、日が傾くのも早い。ジャイアントスキー場は日陰になって、スキーヤーもほとんどいないのでうら寂しい。連絡路で蓮池スキー場に戻って、宿の30m前までスキーで戻った。寒かったが充実感と達成感。これぞ志賀高原スキーの醍醐味であり、滑るだけでなく歩く、スケーティングする、時にはスキーをはいたまま登るという、体力を伴うスキーツアーである。

20200106_053010314
午後、晴れてきた!北アルプスがバッチリ。
20200106_053014250
常に3人で滑った
20200106_053808144
昨夏登った岩菅山と裏岩菅。上空に月。
20200106_053254923
一ノ瀬と高天ヶ原のスキー場がクッキリ。

1月7日、暖かい。昼過ぎにはまた雪になるらしいので、午前中に限定してサンバレー・丸池・蓮池で滑り、その後前日と同じような移動をしながら高天ヶ原スキー場まで移動した。前日は西館山スキー場を滑らなかったので、西館山経由で高天ヶ原に至る。お昼はホテル銀嶺でざるそばをいただく。予報通り雪が降ってきた。
20200107_005047560
サンバレースキー場トップから妙高山と左に白い天狗原・金山。

さすがに3日目で疲れがあるので東館山の林間コースでブナ平・ジャイアント経由で宿に戻り終了。最終日は志賀高原が最も空いていたかもしれない。スキー修学旅行の学生団体を一つも見ることがなかった。
午前中暖かかったので路面はそれほど凍ってはいないが、昨年のスピンの記憶があるので慎重に下り、帰路についた。途中、軽井沢インターあたりまで雪とみぞれが交互に降っていた。

今回の動画(3分12秒、約480MB)
Comments

ブリザードのハンタマ

いっこうに天然雪が増えず、安定しているのは人工雪スキー場だけだ。
遊ぶ者には選択肢があるからいいが、スキー場で労働している人々にとっては辛いだろう。

吐月工房氏が別宅を視察に立ち寄ってくれたので、年末期間に入り駐車場代がかかる前日にハンターマウンテンへ行ってみた。朝、麓の気温は比較的高かったので前回よりも薄着にした。朝8時過ぎに到着してみると結構な人が来場していて、前回よりも一段上の第7駐車場に誘導された。準備してセンターハウスでシニア割一日券を購入して雪面に出た。最初に2本ほど緩斜面を滑っていると、緩斜面の混み方が尋常ではなくなってきた。

そのうち雪雲が会津方面から迫ってきて吹雪になり、強烈な雪交じりの風が斜面を吹き上がってくるようになった。中腹まで上がるリフトに乗り換えて中斜面を滑っていたが、風が強烈すぎて斜面に入る時のスピードが乗らない。人工雪が吹き上がってアイスバーンの下地も出ているところがあり、一方でコース脇には新雪がうっすら溜まるようになった。11時台に休憩も兼ねて昼食とする。やはりゲレ食は価格高い。

前回晴れて景色良かったゲレンデトップまで数回上がってみるが、視界は利かず、寒さが尋常ではないのでポール練習しているレーサーと大人だけの世界になっている。ホワイトアウト状態に近づき、強風で午後にはゴンドラが止まった。

その代わり新しいコースがオープンしたのでそこで何本か滑って、13時30分に終了。車に戻って14時にはゲレンデを後にした。あれ以上やっても効果的ではないし、駐車した車が一斉に下山すると渋滞も発生する。やはり「50過ぎたら2時上がり」が原則だ。

スムーズに塩原温泉街を抜けて40分後には別宅にたどり着いた。
まあこんな条件もある。それでもまだ南会津方面の天然雪スキー場はオープンできないそうだ。気を長くして待つ他ないが、もう年内には難しそうだ。

今回の動画(2分32秒、約380MB)
Comments

仕事山行 雪の雲取山

久しぶりに年末の仕事山行に行った。運悪く、数日前の天気予報では奥多摩町一帯は22・23日とも雨の予報だった。ということは確実に雪になる。幸い、近づくにつれて22日夜から23日朝にかけての降雪に限定されたので行動中に降られることはなかったのだが、三條の湯から雲取山荘までの行動時間が7時間30分となってしまった(夏のコースタイムは3時間20分)。

22日11時、奥多摩駅から丹波行きバスに乗って「お祭」バス停で下車し、後山林道を延々と歩く。同じバスに乗った人は単独行の男性1名だけで、我々は10名の青少年と私を含む2名の帯同者でバスを独占した。この時期、あまりに寒くて日曜日の日中でも山に行く人は極端に少ないようだ。奥多摩湖の駐車場でも人はまばら。

img_2303
後山林道

後山林道を最初から最後まで歩くのは今回が初めて。だいぶ前、6月に三條の湯まで入って幕営して雲取山に登ったことがあるが、その時はタクシーでできる限り奥まで入った。今にも雨が降り出しそうな気配だが、なんとか雨にたたられずに15時に三條の湯に到着。先行していた単独男性がテントを張り終えていた。我々は今回は小屋素泊まりである。ちょっと軟弱かなと思ったりしたが、結果的には雪中キャンプにならず、設営・撤収の時間も無駄にならず、暖かい小屋生活ができた。小屋泊まりだと熱い湯がサービスされるので、ガスを使わなくてもテルモスに紅茶を淹れることができて助かった。

img_2305
三條の湯の小屋を見上げる

三條の湯の小屋番の長髪・ひげ面の男性はもと警察官・消防士・レスキュー隊員を遍歴してきた人で、なんとなく柔らかな感じがする人だった。せっかく小屋に泊まった上に我々だけで独占状態だったので、せっかく薪を使って暖めた湯だということもあって、初日にも関わらず風呂に入らせてもらう。風呂から上がる頃、雪がちらつき始めた。これは明日はどうなることか。部屋には石油ストーブがあって暖かく過ごせたが、翌朝ヒザ上の積雪があったら軽アイゼンだけでは無理だから下山しなくてはならない。

img_2306
朝、一面水墨画の世界へ

23日、朝の積雪量は小屋前の吹きだまりで10cmほど。上に行けば行くほど積雪量は増えるだろう。どこかで重要な判断をしなくてはいけない。青少年たちは装備の点検が甘すぎ、さまざまなトラブルが起こる。やれ手袋が小さくて手が入らない、スパッツの装着ミス、軽アイゼンの装着が初めてで手間取る、アイゼンのベルトが極端に短い(以前の小さな靴だとベルトが余るので切ってもらったらしい)、アイゼンの幅が調整できるモデルを持ってきたが未調整、などなど、夏の仕事山行もそうだったが、10人もいるとそれだけで時間が過ぎていく。普通は初めて使う装備であれば家で仮に装着してみるとか、調整をするなどの点検を怠っている。普通ならここで即刻下山命令を出してもいいくらい、一昔前の山小屋のオヤジであれば怒声一喝だ。

失敗も重要な経験なので、後でみっちり反省させるとして(しかし反省がすぐに生かされない)、予定時刻よりも遅れて8時30分出発。テント泊の単独男性は11月にも歩いており、我々より1時間近く早く出発したので、彼のトレースを追っていけばあまり間違いはなさそうだ。

img_2311
晴れたけど、木からの落雪あり。

三条ダルミという峠で稜線に出る長い斜登行ルートをジワジワと登っていくが、尾根をいくつも巻く中で日の当たりにくい北東斜面の雪はアイゼンが効かない雪で難儀する。さらに台風の影響なのか、迂回ルートに誘導され、急な尾根を乗り越えるようになっていたので時間をロスする。歩きが長くなってくると先頭とリーダーの判断にズレが生じ、リーダーに従うべきところで反論や疑問が全員の前で呈されるようになってきた。これではパーティ行動の基本が揺らいでくるので、リーダーに従うようにきつく言い渡すが、それでも止めようとしない者がいる。こういう時、彼らに帯同するのがほとほと嫌になる。リーダーはたった一人。最も年長とはいえ、歳の差はわずかでしかなく、普段は仲がいい仲間なので、複数人が反論すれば強く出ることは難しい。山中で結局自分一人で結論を導かねばならないリーダーが孤立するのは望ましくない。意見や反論はそこそこにして、最終的にはリーダーの判断を尊重する姿勢が欲しい。

三条ダルミで14時20分、雲取山山頂まではスムーズに登れて15時過ぎ、雲取山荘に16時であった。先行した単独男性も15時着だと言っていたので、ルートファインディングに要するタイムロスはないが、極端に遅いわけではなかったようだ。夏のコースタイムは積雪期には全く当てにならないことが今回も痛感された。

img_2316
雲取避難小屋から山頂へ

雲取山荘の部屋は機密性が三條の湯よりも高かったが、炬燵のみでちょっと寒かった。ガスを扱える場所が屋外の別棟で、夜のうちに翌日の紅茶を淹れておいたほうが合理的だった。今回、寒さに備えて食器として100円ショップのプラスチック製小どんぶりを持っていったが、食後にみそ汁を作ってご飯のこびりつきを取ることができて重宝した。

翌朝の朝はロールパンのみ。スープが出るということだったが、勝手に周囲の意見を聞いて無しにしたのですぐに出発したいと言われ、ちょっとそれはないんじゃないのと言いたくなる。昨夜決めた出発時刻よりも少々早くなるが、決めたことを簡単に覆すとは?

再び雲取山山頂で前日拝めなかった富士山、南アルプス(白根三山は飛竜山の影になるが、塩見・荒川三山・赤石・聖などはバッチリ)、浅間山、筑波山などを眺める。東京方面の大都市が一望でき、スカイツリーや東京湾まで見渡せた。

img_2325
山頂からの富士
img_2326
南アルプス(中央に塩見・荒川、右手に白根三山)

下山。廃墟となった奥多摩小屋近くで登ってきた数人とスライドしたが、彼らは七ツ石小屋に泊った人たちだろうか。七ツ石山のピークは巻いて、七ツ石小屋前を通過して尾根を下っていく。標高1200mあたりでアイゼンを外し、あとは転げ落ちるようにして鴨沢集落のバス停に13時30分に到着。下山にも雲取山荘から6時間以上かかった。

下山後、結構早い時間からふくらはぎの筋肉痛あり。帰宅後すぐに銭湯の豊富な湯に浸かって体を暖めた。

それにしても、クリスマスを迎えても寒波が弱くてスキー場に雪がない。せっかくの会津高原高畑スキー場のシーズン券もその使用が先送りだ。この分だと東北道方面はまた人工雪のハンタマに混雑覚悟で行くか、同じような積雪量の裏磐梯方面(グランデコ)へ行くか、夏油高原スキー場まで足を伸ばすかしないと年内は滑れそうもない。関越方面でもかぐらスキー場だが、そのかぐらですら積雪量が1mに達していない上、上部ゲレンデしか開いていない。うーむ。新年の志賀高原はどうなっちゃうのかな?
Comments