秩父ツーリングと仕事山行

今年の5月は好天が続かない。そんな中で、雨の合間を縫って吐月工房氏と秩父細道ツーリングと仕事山行を2週にわたって行ってきた。幸い、どちらも一時は晴れ間が見えるような曇天でラッキーだった。

5月8日(秩父ツーリング)
集合場所である「道の駅おがわまち」まで全て下道で2時間かかった。2時間で来れたのは早かった方ではないか?
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以後、吐月工房氏が作成したツーリングルートで長瀞を経由して神流湖方面に向かい、土坂峠で南下して秩父市の手前から再び秩父山地の細道を通り抜けて下山した。お任せで林道や3ケタ県道を走り繋いだのでいまひとつルートが判然としない。総距離が320kmほどになったが、「屈曲路祭り」とも言えるほど細道県道、林道、未舗装路も若干含むもので、エストレヤの方が走りやすかったかも、と思いながらも、エストレヤのブレーキでは急下降の屈曲路では厳しかったかもしれない。W800の前後ディスクブレーキはこういう道を走るのに都合がいい。特にリヤブレーキを引きずりながら旋回するようなツーリングでは有効だ。しかしフロント19インチホイールはバイクがなかなかリーンしてくれなくて細かいターンは決して得意とは言えない。
最後はだんだんと雲が厚くなってきてパラッと降り始めたので、吐月工房氏に挨拶して圏央道方面へ向かい、圏央鶴ケ島インターから関越道・外環道・首都高を経て約1時間で戻った。高速は帰りに使うと何だかやたら疲れる。しかしいいツーリングだった。
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5月15日(百蔵山〜扇山日帰り縦走)
仕事山行である。少年たちが集合する新宿駅に朝7時に集まり、7時20分の中央線快速で高尾まで。高尾から中央本線各駅停車で大月駅手前の猿橋駅まで。
猿橋駅からは歩いて百蔵山登山。国道20号を渡って市民グラウンド方面へ歩いていくとドンドン斜度が増して、最初の1時間をゆっくり歩くことができない少年たちのオーバーペースの最後尾であえぐ。
住宅地が尽きて浄水場あたりの舗装路の斜度がキツイ。浄水場上から登山道になるが、ペースがなかなか落ちないので最年少の少年が汗だくになりながらグロッキーに。言わんこっちゃない。
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その後も急登高が続き、標高1003mの百蔵山には11時過ぎに到着。しばらく休んでから、縦走路を扇山方面へ。せっかく稼いだ高度を急下降で失いながら810mくらいまで下降し、そこから849mピークを右から巻いてアップダウンのある縦走路に入る。3つほどのピークを通過してから扇山への尾根に乗り、標高差300mを登る。ここもキツかった。13時30分ころ、扇山山頂に到着。開けた山頂部の芝生に寝ころぶ。
歩いている時から振動が時々伝わってきたが、高速のトラックかリニア新幹線かと考えたものの、富士演習場での砲弾発射音らしいということを他の登山者から聞いた。
その後の下山は結構時間がかかり、14時過ぎに出発して16時に鳥沢駅着。
最後に駅前で軽く反省会するが、一部の者の弛緩ぶりが目立ち、皆の反省の言葉の槍玉に上がっていた。登山中、マスクを無理にすることはないが、マスクを外して大声で前後と語り合っているのは最年長の少年から注意されていたにも関わらず、一向に止めようとしないばかりか反省もしていない。先行きが心配される。
16時20分発の東京行き快速列車に乗っていたら当然のごとく睡魔に襲われた。歩いた距離は21.6km、歩数が28000歩だった。
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翌日、まだ筋肉痛が出ないうちに神保町のもうすぐ閉館する岩波ホールへ映画鑑賞に行き、そのついでに登山靴(キネシスプロGTX)のソール張り替えを依頼した。これでキネシスプロGTXのソール張り替えは2回目だ。もう長いもので、10年以上はソールを張り替えながら使っている。レザーブーツは手入れを怠らなければ長持ちする。そろそろ新しいトレッキングブーツを買ってもいいようなものだが、ニューブーツが4万円以上するのに対してソール張り替えは1.6万円程度だから、防水性の保証がなくなってもソール張り替えになってしまう。