初滑り合宿

PC240389

クリスマス寒波で大雪のはずなのに、24日午前中はなぜかスカッと晴れた。朝、上信越道から久しぶりに妙高山が真正面に見えた時は普段より山が大きく見え、ちょっと感動的だった。

世間的には3連休でドカ雪も降って日本海側のスキー場がオープンしたので、待ちかまえていた人々が繰り出したはずだが、私が出かけた連休中日の午後からはだんだん空いてくるような感じがした。日曜日はゲレンデを変えたが、午前中からスカスカで、つい飛ばして滑り過ぎてしまった。

滑りの方は、もうテレマーク始めて15シーズンほどなので、急速に進歩したり新たな発見があるわけではないが、確認作業としてさまざまなことを試しながら、コブコブ急斜面からまったりフラット、コース脇パウダーまでさまざまな斜面を滑る。2日間で太ももの筋肉が悲鳴を上げる。

今年は自転車とかスケートとか下半身もそれなりには使ってきたはずだが、やはり使う筋肉が違う。強いていえば登山の降りで使う筋肉あたりが酷使される。ともにエッジを使うスケートはエッジに乗り込んでバランスをとる、ということにおいては共通点があり、一本脚でスキーを操作することが昨年よりもさらに楽になった。それでもスケートと使う筋肉はだいぶ違う。午後になると縦方向のコブができるため、コブを横切る際のバランスをとるのに太ももの筋肉が消費される。これは下山時転ばないようにバランスをとる(体をストップさせる)筋肉と同じである。

アフタースキーは温泉と美味しい食事とフィギュアスケート観戦。

帰りに小布施PAで美味しいリンゴを買って、渋滞無く順調に帰宅。

昨シーズンはそろそろ山へ滑りに行こうかと思っていた矢先に震災が起こってしまった(滑走日数わずか5日!)。今年も2月くらいまではボチボチゲレンデを中心に練習するつもりだが、できれば会津高畑スキー場には必ず出かけたいと思っている。

うねり厳しく漕ぎ納め

寝坊した。放射冷却による寒さもあってゆっくり目の出発予定だが、宮川到着は8時25分。途中、すでにネズミ帝国渋滞が始まっていた。最近葛西JCT周辺がよく渋滞するが、師走になるとネズミ帝国に行きたくなるのだろうか?クリスマスが近いから?

PC180379

さて、カサラノを30分で組み立て、遅れたお詫びをして吐月工房氏と漕ぎ始める。西風が強めでうねりも入ってきている。とりあえず安房崎まで漕いで灯台を回ってみるが、岩礁の先っちょはかなり波が立ち、やっとこさ岩場の間をタイミングを見計らって漕ぎ抜けられる程度。城ヶ島の南側は激しいうねりのオンパレード。2週間前に漕いだ時よりもうねりは高く感じる。冷静に見れば1〜1.5mだろうが、コックピットに座っていると2m近くに感じるほど。

PC180381
漕ぎはじめからこんな調子

こりゃ厳しいと予想されるため、引き返すことに。ところがターンすると追い風と追い波に掬われそうなので、根のあるところの高い波を避けて大回りを余儀なくされる。ヘタなところへ突っ込むと引き返すのも大変という典型例だ。ただでさえ風で東に押されるので、高いうねりを前方へやり過ごしながら5分ほど格闘。幸い沈はせず、ロデオ状態を切り抜けた。当然写真なんか撮れず。

PC180382
今日も富士山きれい

その後は城ヶ島の島陰でカヤックに乗ったまま浮かんでいるゴミを拾い集め、乗ったままコックピット後方に固定する。クラトワのようなGパドルで水中に漂っているレジ袋などを拾い上げるにはコツがいるが、細かい艇とパドルの操作練習にはなる。ひとしきり掬ったところで三崎港内を西に進み、灘ヶ崎から島の西側へ出てみるが、当然ここも風上なので三角波オンパレード。長津呂崎方面は凄いことになっているに相違無いので、ひどくなる前に引き返す。

PC180383
ちっこく見えるのは伊豆大島
PC180385
灘ヶ崎でこんな感じ

小潮の割には潮位が高いので、トット島の根元にある通ったことのない水路を進み、11時ころ宮川に戻ってきた。お約束のロールで仕上げ。水温は16度なので最初のスカリングレストだけで体が震える。左右スタンダードロール、右のブレイスロングロールをやって、パドルをハルの上で持ち替える前屈系ロールも成功、ついでに前屈系のストームロールをやったらキレイに上がった。逆手でパドルを振り回すレイバック系ロールよりも順手で持つ前屈系は難しいのだが、今年最後にやっと1回できた。調子に乗って再トライしたが、うまくいかず。来年の課題だ。

PC180386
PC180387

3回ロールして終わりにしようと思っていたら結局6〜7回も回ってしまった。風で体が冷えるのでそそくさと上陸して撤収。本日は一人で昼食を摂ってから帰宅。今年も無事に漕ぐことができた。

新蕎麦食べに63km

11月末に立ち寄ろうとして食べそびれた蕎麦を食べに三郷まで走ることにした。
天気も良く、風も弱い。乗る自転車はスポルティーフなので、せっかくだから遠回りして腹を空かせて食べに行くことにする。あまり都心から離れると、食べそびれることになるので、前回と同じコースで葛西臨海公園から北上することにする。最近、このルートはトレーニングコースとなりつつある。休日のサイクリングロード走りが短く、また快適な交通虜の少ない一般道路を走るのがとても良い。

朝のんびりして10時近くに出発。すでに荒川下流のサイクリングロードにはローディが多く、それ以上にランナーが多い。注意を払いつつ、葛西臨海公園近くでまたマラソン大会に出くわす。この季節、こういうイベントは多いんだろう。海を目の前にして、カヤックを漕がなかったことがちょっと残念な気もするが、今日はこれでいい。

走り初めからだいたい30kmは休憩なしで走った。位置としては浦安から北上して江戸川サイクリングロード右岸から左岸へ渡った市川橋のたもとだ。水だけ飲んで、休憩もそこそこに走り続ける。矢切の住宅街と畑が混在するところはいつ行っても気持ちがいい。

金町ポンプ所から三郷市へ抜け、だいたい当たりをつけて北上する。今回は迷うことなく目当ての蕎麦屋に12時チョイ前に到着。ここまで約43km。食前の運動としてほどよい。

普通の住宅で開業している店で、数台停められる駐車場がある。自転車を停める場所を決めて施錠している間に一組の夫婦に先んじられ、玄関のイスでしばし待つことに。やがて室内に招き入れられ、注文したのは「ごぼう天せいろ」。こういう本格的な蕎麦屋にありがちだが、蕎麦の量が少なめなのでもう一枚蕎麦だけ追加した。蕎麦の追加は500円。お昼にしてはちょっと高めだったが、緑がかった新蕎麦は美味しく、あっという間に平らげてしまった。今の季節、新蕎麦は最高のご馳走だ。

DVC00056
またいつものクセで、食べ始めてから撮影してしまった

食後はゆっくり目に中川沿いを南下して、旧中川のウネウネ道を走って14時帰宅。

タイヤ換えたら・・

うーん、このエントリは実際はインドアなんだけれども、自転車関連なのでアウトドアカテゴリに入れることにする。

先日、BD-1のタイヤをホイールごと交換した。購入時デフォルトだったタイヤとリムがそっくり交換となり、若干の亀裂も見えるリムが光沢ある
BD-Wh 22 というホイールになり、スポークの数も減って空気が入れやすくなった。またちょっと野暮ったかったMax Birdyタイヤが若干細身で現行BD-1のspeed modelに装着されている、PANARACER Minits Lite PT18x1.25になった(以前のタイヤは18x1.75)。

9bd_wh22
新しいリム

maxbirdycs-nextr_f18125mnl3b
かつてのタイヤ(左)と新しいタイヤ(右)

ブレーキ調整もしてもらったせいか、走ってみると非常に快適でスピードも上がったような感じがする。震災後、自転車に乗るのを再開した時からBD-1の足回りは交換したかった。

少し高かったけれど嬉しかったのだが、3日ほど経ってふとタイヤを触ってみたら、前後輪とも空気が全部抜けていた。時間が経つうちに少しづつ空気圧が甘くなる、ということはよくあることだが、買って3日目のタイヤから全ての空気が抜けるとは信じ難い。念のためポンプで空気を入れてみるが、エアがすぐに抜けてしまう。チューブを調べてみたら、やはり前後輪ともパンクしていた。片方は2ヶ所穴が空くスネークバイトっぽく、穴が大きめなのか空気の抜けも早い。

愕然とする。まさか最初っからチューブには穴が空いていたとは考えたくないが、もしそうだとしたら自転車店の技術を疑う。タイヤを装着する時のチューブ損傷はプロショップでは考えられないこと。いくら何でも交換した自転車店から10kmも離れていない自宅まで帰ってくる時に前後輪ともパンクするなんてことは、稀にはあるかもしれないがあまり想定しにくい。そのまま乗っていってクレームをつけたくなるが、前後輪ともパンクでは自走していくわけにも行かない。スポルティーフに乗ってタイヤだけ持っていくのも面倒だし大人げない。

パンクしたタイヤにはリムテープがない。チューブのキズは内側であることを考慮すると、乗って帰ってくる間に段差などでリム内側の部分を損傷した可能性も否定できないので、パンク修理の練習も兼ねて自分で直すことに決めた。自転車店にはクレームはつけない。今後もつきあう可能性があるし、ここは大人の対応をしておくべきだろう。

で、穴の空いたチューブはどうせなので予備チューブとし(以前のタイヤの予備チューブは若干太すぎる)、新しいチューブ2本とリムテープを買ってくることにした。小径車のチューブやリムテープはそれなりの店に行かないと置いてないが、そこはありがたいことに都内なので別の店で購入できる。

一時間ちょいのお買い物の後、修理に取りかかる。穴の空いたチューブは出かける前に取り去っておいたので、まずタイヤを外してパナレーサーの緑色のリムテープ装着。次にタイヤのビードを片方だけ入れ、新品チューブをバルブ側から順に装着、若干空気を入れてねじれを無くし、バルブをタイヤの中に押し込んでおいてバルブ側からもう片方のビードを入れ、最後はタイヤレバーで入れ込んで完成。簡単簡単。再度パンクしないように慎重に空気を入れるが、規定空気圧まで入れてもバーストはしなかったので一安心。これを前後やり、ひっくり返したBD-1にクイックレリーズでタイヤを装着して完了。リムテープを装着できたのは安心材料。

取り出した穴の空いたチューブは、穴の周りにサンドペーパーをかけ、ゴムのりを塗って5分後にパッチをあてがって修理完了。そのまま1本のチューブは予備チューブとして自転車に装着してある輪行袋に輪行バッグとともに仕舞っておく。

それにしても、パンクの原因は何だったのだろう?

うねり残ってスリリング

二つ玉低気圧が太平洋上で一つになり、天候は急速に冬型に向かっている。天気は快晴!富士山の雪化粧がくっきりと見え、南アルプスのおそらく北岳の雪もわずかに見える。伊豆半島東海岸や大島までがいつもより大きく、滅多にみられないパノラマを見ながら三浦宮川に到着。

先週とちがって特に用事はないので、やや遅めに到着して午後早くにのんびり帰ればよい。
カサラノ、今日も順調に組み上がったが、バウセクションのセンターが若干ズレた。見た目気持ち悪いのだが、漕ぐには全く支障はない。それなりに漕げばよい。

PC040369
冬はあんまり晴れ上がるとカヤックにとってロクなことはない

9時20分頃出艇し、波長の長いうねりを越えて安房崎に向かう。途中からうねりと風波でグチャグチャだ。安房崎は巨大ブーマーが起こっているので、大事を取って大回り。赤羽根海岸も大波の洗礼を受けていた。こういう日は波乗り日和だろうね。ウェイブスキーに乗りたくなる。

PC040370
胸から下が見えない

すましと海岸はいつもと逆から入り込んで、一往復ゴミ拾いするが、北風が続いているせいかゴミは少ない。カップルのキャンパーがそれぞれのテントから這い出てきて朝日を浴びている。気持ちよさそうだ。

長津呂崎の岩場はとても突っ切れそうにないので、また大回り。満潮に近づく時間だが、心なしかブーマーが立つ時間が短い感じがする。うねりがゆったりきてブーマーになる、というよりはその場でスッとブーマーが瞬時に立つような感じ。灘ヶ崎方面への水路は向かい風&左右にブーマーなので、斜め左にブーマーをかいくぐりながら三崎港内へ進入。

PC040374
いやはや・・スリリング

釣り人多く、邪魔にならない距離を保ちながら城ヶ島大橋をくぐり、トット島まで来たら満潮で普段通れない水路ができていた。そこを抜け、11時ころに宮川帰着。

ロール練習をするが、最初のスカリングレストで水が冷たく感じられ、スタンダードロール右と左を1回づつ、右の持ち替えロングロールを1回。濡れたままロールで上がると風で体温を奪われ、より寒い。最後に右のスカリングレストとロールで仕上げて終了。

PC040377
仕上げの儀式

濡れ鼠になって艇を上げたら、青いウィスパーXPと黄色いヘロンで出艇しようとするお二人に会った。
うねりと風に気をつけて、とお伝えしておいた。特にヘロンは艇長がカサラノと同じでボリュームがK1並にあるので、風の影響を受けやすそうに見受けた。

ロールの回数をセーブしたせいか、船内の濡れは大したことなかった。ゆっくり昼食を摂って、帰路につく。やや風は落ちてきたような気がするが、それは陸に上がった時の感覚だろう。暖かい小春日和になった。もう12月だ。もうこんな快晴はしばらくお目にかかれまい。帰りは横浜ベイブリッジからアクアラインが見えた。