午前中の茨城ツーリング

4連休中。愚かな者どもによって汚されたスポーツイベントの開幕の日。
暑いし、渋滞が起こることは織り込み済みで、極力どこにも寄らない午前中ツーリングを敢行した。
午後は雷雨に見舞われる可能性がある。
今回は、5月末にレンタルCB650Rで走ったコースとほぼ一致するルート。一度走っているのでスマホナビは使わず、記憶と感によって走る。路上で停車してポケットからスマホを出してナビ画面を見たり、音声ナビを使う行為がなくなるのでその分距離を稼げる。
2021-05-23-cb650rtouring
5月のツーリングルート


朝5時30分、エストレヤでW800の駐輪場に向かう。長袖ジャージの上からインナーベストタイプのプロテクター(脊髄・胸・脇腹にハードプロテクター)を装着してエストレヤに乗っていく。駐輪場でジャージを脱ぎ、W800の傍らに置いてあるメッシュジャケット(背中のメッシュ状パッドは抜く)を羽織ってバイクを乗換え、幹線道路までバイクを引っ張っていく。暖機運転をしてから6時10分出発。持ち物は大きめのウエストバッグのみ。中には財布の他、汗拭きタオルや帽子のたぐいが入っているだけ。猛暑なので、水に濡らして首に巻く涼感グッズを付けてきたが、途中で水に濡らさなかったので乾いてきてしまった。

京葉道路に乗ると、掲示板で船橋料金所から花輪まで渋滞とのこと。車線が2車線になるのでいつも渋滞するところだ。そこを過ぎるとゆっくり流れ始め、宮野木JCTで東関東道に乗り換えると車の数がぐっと減った。さらに成田を過ぎると2車線になり、大栄PAでトイレ休憩するが、以後はガラガラ。早起きは三文の徳である。

高速を降りてから茨城県道50号で北上、茨城空港を南から回り込み、空港アクセス道路で西へ。5月は道路が未完成で、末端がT字路になっていたが、2ヶ月経ったら国道6号までダイレクトにつながっていた。国道6号を横断してさらに道なりに進むと、常磐線に沿った国道355と交差し、目の前が常磐道石岡小美玉インターである。国道355で北上し、羽鳥駅入口で左折、県道278から県道140へ、140と県道42が合流し、恋瀬小学校先で再び分岐するので、42号で道祖神峠へ。登りは快適だったが、下りは四輪車を前においてエンジンブレーキを使って下りる。前輪19インチのカーブにまだ慣れていない。

稲田駅に向かわず、「フルーツライン」で国道50号へ。道祖神峠の途中から「FUEL」が点滅し始めたので、国道50号沿いのセルフスタンドで給油。9時20分。納車からオドメーターは280km、ちょうど10L入った。ツーリングでも燃費はエストレヤの都心通勤燃費並である。まあそれは仕方ないことで、W800はレギュラーガソリン仕様なだけ幸いである。昼に近づいて、筑波山の山頂部や右手の栃木県方面の雲が厚くなってきた。そろそろ帰ろう。大和駅近くのコンビニ、セイコーマートでおやつと飲み物を買って休憩。

国道50号からいつもの大和駅近くの県道148号、131号で南西方面に走り、小貝川を渡って国道294を横切る。最近はバイクだと国道294を使わずに、下妻市役所前を通る県道357で三妻まで南下する。美妻橋で鬼怒川を渡り、県道134で南下、国道354に右折したらすぐに県道58に左折するのがいつものコースだが、うっかりそのまま国道を走ってしまった。県道20に左折して茨城県自然博物館脇を通ってそのまま県道3号に乗った。野田市街に入ると信号も増え、お昼近くになってだんだん暑くなってきた。早く江戸川を渡って川沿いのルートに乗りたい。

夕方ほど混むことはなく、割りとスムーズに江戸川を渡って川沿いルートを南下し、12時30分ころ駐輪場着。走行距離は250kmほどか。
すぐにエストレヤに乗り換えて帰ろうと思ったのだが、W800からETCカードを抜きわすれて戻り、今度はシート開放の鍵穴にW800のキーを挿しっぱなしだったことに気付き慌てて戻る。2度も戻ったことによって時間をロスしてしまった。この間にブルーインパルスが飛んだらしい。

今回は乗りっぱなしのツーリングで写真は撮らなかった。やはり大排気量バイクでのツーリングは250ccでのツーリングよりも疲れないし、休憩が少なくて済む。

W800納車と直後のツーリング

ついにW800(standard=streetでもcaféでもなく、無印)のオーナーとなった。

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カワサキモータースジャパンより

納車までの時間は結構長かった。4月下旬にカワサキプラザで相談、契約を交わして、6月中に納車と言われていたが、半導体不足の影響で7月中旬にずれ込んだ。
カラーは2021年カラーのメタリックオーシャンブルー。2020年のグリーンがとてもいい色だったが、結果的にはこの現行色にした。決して悪い色ではないし、落ち着いた好みの色である。エストレヤも青系統なのでできれば同じ系統の色は避けたかっただけ。
次年度のカラーは7月になってどうやら明るいレッドらしいことが判明してきたが(インドネシアでのカラーが最近になって判明した。22年型のレッドは予想通りで、やや期待していた)、もしタンクのグラフィック(グレーライン)がインドネシアと同じものであれば、少々物足りない。ということで自分を納得させた。ウェブ上で見た2020年のアメリカ輸出専用カラー(キャンディカーディナルレッド)の方が暗い赤色で落ち着いていていいと思う。

100万円を超える新車購入なので、駐輪場はセキュリティが高い屋内駐輪場を選択。任意保険も含めていろいろとお金がかかってしまうが、勤め人である間くらいしかこういう贅沢はできそうもないので、奮発した。おそらくエストレヤで駐輪場に乗りつけてバイクを入れ替えることになろうと思う。今回は買い替えではなくて、増車である。
通勤は今まで通りエストレヤで、W800はツーリングに特化させる予定。

都内の通勤は取り回しのいい軽二輪か原付二種にアドバンテージがある。燃費もいいし、車の流れに乗れるパワーもある。駐停車も楽。自宅からの下道オンリーツーリングでは、250ccが勝手がいい。舗装林道に躊躇無く入っていかれるし、多少道が荒れていてもゆっくり走ればトラブルはない。高速道路には乗らなくても、関東平野とその縁の丘陵・山岳地帯で十分楽しめる。下道で走りたくないのは1ケタ、2ケタ番号の幹線国道(特に立体交差が多く片側2車線のバイパス部分)のみ。
W800のツーリングに合うのは、おそらくエストレヤが苦手な高速・幹線国道・地方国道・県道のレベルだろう。まだ新車のうちは舗装林道の屈曲路には入りたくないし、荒れた路面で不意のリカバーが効かない。高速走行はネイキッドバイクでは疲れるけれど、日帰りで南東北、甲信越あたりまでなら何とかなりそうだし、別宅ベースなら東北ツーリングが可能になる。

7月19日、11時に納車。一通りの説明と書類記入の後、わざわざバイクに掛けた黒い布を取り去ってくれた。さらに店舗前で写真も。環七通りの交通が途絶えたところで発進。すぐに信号でUターンして、環七通りを北上。蔵前橋通りで10L給油する。W800はレギュラーガソリンなのでとても助かる。外国車や国産リッターバイクはハイオク仕様が多い。操作性は非常にいい。3月末にレンタルバイクで初めてW800に乗った時よりも、気持ちに余裕がある。だからといってコケることはご免だ。

お昼から午後にかけてのショートツーリングで交通量が少なく信号も少なくどんどん流れる道としては、いつもツーリングに使っている江戸川沿いの道路が一番である。ということで、新車シェイクダウンのライトツーリングは江戸川と利根川の分岐点にある関宿城往復とした。

案の定、とても流れがよい。野田橋を右手に見ながらさらに北上してコンビニおにぎりの昼食を食べ、350mlの茶を飲み干した。暑くて参ってしまいそうだ。
その後生活道路を使ったり江戸川の土手道を走ったりして、春日部の「首都圏外郭放水路」の上に建つ「龍Q館」で軽く休憩。月曜日で龍Q館は休館日だ。
さらに北上し、宝珠花橋を右手に見て通過、関宿橋で江戸川を千葉県側に渡ってすぐに関宿城に到着。13時過ぎ。W800の写真を何枚か撮って、シート下のETC車載器にカードを入れてみる。が、シートオープンするキーホールにキーを入れてもシートが開放されない。シートを上から押しながらキーを回すと楽に解除されるということに気付くのにしばらく時間がかかってしまった。コツを掴んでから、帰路につく。
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関宿城前にて

ひたすら南下するが、帰りは宝珠花橋で埼玉県側に渡り返して同じ道を南下する。新車の匂いというか、エンジンの熱で何かが焦げている匂いがしている。これが取れるようになる頃に慣らし運転が終わるのだろうか・・オドメーター300kmまでは4000回転以下に抑えろと説明書に書いてあるが、普通にギアチェンジしてトップギア60kmで2000回転しか発生しないので、4000回転まで回すには相当下のギアで引っ張らないとならないようだ。

帰路も信号待ちはあまりない方だったが、停まるとエンジンの熱がまとわりついてくる。やはり夏のツーリングは厳しい。15時過ぎに契約した駐輪場から家路についた。今回だけは熱い日差しの中を徒歩で帰らなければならない。ゆでダコ状態になって帰宅した。
納車日に100km走行してしまった。2回目のワクチンを打った後、迷惑なオリンピックを尻目に北関東・福島方面へのツーリングに明け暮れることができるだろうか・・ここ数日、都心部の交通量が増えていて渋滞箇所が多くなってきているのが気になる。