仕事山行・丹沢仏果山

遊びではないが、本当に久しぶりに登山に行った。9月に行った苗場山いらいである。
場所は丹沢の東側の前山のひとつ、仏果山。750m程度の低山で、冬以外はヒルの住み処だ。

本厚木駅からバスに40分近く乗り、半原の撚糸組合前バス停で降りる。おそらく10時40分ころ出発。神社が目の前にあって、神社の脇の沢の脇道を登っていくと、国道の橋をくぐって登山道になる。まず、705mの高取山へ登るべく登山道を歩く。うっすらと前夜降った雪がかぶっていて、1時間30分ほどで高取山山頂だが山頂部では5〜10cmの積雪があった。登山道は踏まれていて滑りやすいが、特に危険な箇所はなく、アイゼンなしでも登れてしまう。
ちょうど12時に着いた高取山山頂には展望台があって、西側には宮ヶ瀬湖が望める。高いところは意外と下界の音が響くもので、改造バイクの爆音がひっきりなしに聞こえてくるので山に入っている気がしない。

関東平野を臨む


30分ほど休憩するが、ドンドン体が冷えてくるので出発。アップダウンのある尾根を歩いて仏果山へ。尾根の降りでやや滑りがちになるので気をつけて歩く。

ベンチも雪をかぶる


仏果山山頂でも若干の積雪があり、ベンチやテーブルは凍っている。ここにも展望台があるが、眺める景色は同じなので、半原方面に向けて下山。標高500mまでは雪がついていたが、次第に雪はなくなり、泥道に変化。小さなエビノシッポが溶けて落下してくるので、上半身は常に濡れた状態になっている。

仏果山頂上の標柱


14時過ぎ、下山。バスの到着時間まで30分以上あったので、さっそく携帯のワンセグで女子モーグル決勝の模様を見る。上村愛子残念ながら4位。

その後路線バスに揺られ、本厚木駅から自宅に戻ったのはちょうど17時だった。

流れ流れて日帰り妙高

日曜日の海の状況が悪い。西風が強い予報で、土曜日から冷たくて強い風が吹いていたので早々にあきらめた。吐月工房氏もカヤックはあきらめたそうだ。

スキー場はドカ雪ではないか。降ったばかりだし、オフピステへの予定は組んでいなかったので何とかの一つ覚えのようにゲレンデ練習である。ゲレンデパウダーを頂戴できそうなゲレンデを調べる。なるべくマイナーなスキー場にしたいのだが、日帰りには遠かったり、グルーミングをしっかりやっていることが売りだったりで、なかなか決定しない。とりあえず「かぐら」にしましょうということにして、日曜朝5時30分にに出発。1000円デーなので、練馬の料金所を何時にくぐり抜けるか気にしなくていい。

と、結構交通量が多い。みな考えることは同じようだ。そのうち玉突き事故渋滞まで発生し始めた。なんと前橋から沼田近くまで渋滞が伸びているらしい。こりゃ関越を使うスキー場は到着が遅くなりそうだ。あわてて吐月工房氏に連絡を取り、いつもの赤城高原ではなく上里SAで合流。しばし考え、渋滞していない上信越道方面のスキー場に変更する。で、結局妙高へ。9時過ぎにインターを降りて池の平スキー場に向かうが、奥まった駐車場にアクセスする道路でバスが立ち往生していて入れない。大きな駐車場に車を入れると最初のリフト待ちが長いので池の平却下、AKAKANに急きょ変更。しかしAKAKANの駐車場も相当上までいっぱいになりつつある。みなパウダーを求めてやってきたようだ。

早速滑るが、コース脇はすでにボーダーたちに食われており、結局コース内でのクルージングとなる。バカボーダー・スキーヤー(ほとんどがボーダーだが)たちはリフト下や林間に入ってそこいら中を荒らしているが、あれだけはやりたくない。
良心が許さない。そんなに未圧雪の雪を滑りたければハイクアップして滑ればいいのだ。コース外滑走禁止とされているゲレンデ内で掟を破って楽しもうとは思わないし、大人のすることではない。



午後になると、あらかた食い尽くされてしまい、バカボーダーたちはかなり危険な区域にも入り込んでいる。
いったん事故が起こったらどうするのだろう。原則は救助対象外にはなるだろうが、スキー場としては救助しないわけには行かないだろう。AKAKANの姿勢自体にも疑問を感じる。数年前は林間滑降やリフト下滑降を厳しく見ていたはずなのに、最近は放置。パトロールの姿を見るのも稀だ。おかげで無法地帯のようになり、バカボーダーがドンドン集まる醜悪なゲレンデになりつつある。見て見ぬふりをする無責任なスキー場にも大いに問題ありだ。あんまりこういうことが続くようなら、こちらからAKAKANボイコットに打って出るぞ

さて、帰りのロングドライブが気になるので、3時に終了して帰路につく。吐月工房氏は下道で佐久・清里方面へ。私は妙高から高速に乗り、関越渋滞を回避して北関東道で太田桐生まで。ぴったり1000円の表示が出るのは何だか気持ちいい。その後館林まで国道122号を走り、東北道に乗り換えて8時20分着。

平日スキー

10年1月29日:記
しばらくスキーができなかったので、吐月工房氏と平日スキーに行った。パウダーも期待できない上、重要な仕事が来週控えていて今ケガやアクシデントは絶対に避けなければならない身なので、オフピステは無理。道々、かぐらスキー場という手も考えたが、上越県境で降っている気配もないので、順当に予定通りかたしな高原へ。

着いてみると平日なので当たり前だが驚くほど車が少ない。いそいそとゲレンデで楽しみつつ練習する。ピステンをかけた上にうっすらと新雪があるが、バーン自体は非常に硬め。いきなり細板で滑るのではなく、まずは練習用の板シャクサンで。靴は後々細板に切り替えることも考えて一日T4。T4はファットスキー以外なら私が持つ全て(ワールドピステでは試してないが)のスキーに対応できるので楽でいい。

ガラガラのスキー場にはポール練習のレーサーたちと私たちだけ、という状況から午前中が始まる。ゲレンデ全域でシュプールがないので貸し切り状態である。おかげでみっちり練習ができた。

昼ごろ、ゲレンデ最下部に保育園(か幼稚園)の園児軍団が登場。おそらく年長組の子供たちはスキーを履き、年中組以下の子供たちはソリ遊びに勤しむ。中には保護者も一緒に来ているようだ。果敢に子供たちにスキーをさせる園はエライ。かたしな高原はこういう子供たちには最高の遊び場だろう。

午後は細板、TUAのメガで滑る。板が細くなると神経を使って滑らないと硬いバーンでは太刀打ちできない上、雪面から伝わってくるバイブレーションがすごくてリフト一本で2倍は疲れる。いい加減疲れてきたところで午前中の板に交換。

3時まで滑り尽くして終了。帰りはまたまた赤城山の東を抜ける県道で大間々へ向かったが、雪どけ水が道路に流れているところでハンドルを右に取られスリップ。対向車がなかったからよかったが、雪どけ水が凍っていたのだろう。かなり心臓がバクバクした。

その後は順調に走って羽生から東北道で19時帰宅。
2月になったらオフに出るつもりである。

小物

10年1月19日:記
仕事が早く終わったので神保町へ行ってしもうた。
最近、ゴーグルの老朽化(たぶん7年使っているハズ)が進んでいて、ヘルメットと同じメーカーのゴーグルがフィットしていいんじゃないかと思っていた。また、グローブも6~7年目じゃないかと思うが、湿雪が降り続くと表がビショビショになり、インナーまで濡れてくる。オイルを塗ってメンテナンスしていてもダメなのだ。

ということで、そろそろ新しいの買っても天罰はないんじゃないかと思ったのだ。

狙いは定めていた。ゴーグルはヘルメットと同じGIROのSTATIONで決まり。ただしレンズの選択はフレームの色によって透過率が違うので難しいところ。グローブは、今使っているヘストラのグローブかBDのガイド。とにかくインナーが取り出せて洗えるものがいい。

良く買い物をする量販店Iへ。GIROのSTATION発見。フレームの色は赤かオレンジがいいのだが、いずれも展示品しかなく、レンズは晴天向きのレンズが入っている。ゴーグルは曇天や雪の日でも雪面がよく見えないと意味がないと考えているので、迷ったあげくに白いフレームとする。これに付いているレンズは晴天から曇天・雪の日までカバーするイエロー系のレンズだ。可視光線透過率が75%とちょっと高すぎる感じがするが、どうだろうか。ダメならレンズだけ交換するしかないが、そうすると出費はかさむ。賭けでもある。

これ。フレームの色とレンズは異なる。


グローブは気に入ったものがなく、別の店へ。BDのガイドを見つけ、手を入れてみる。インナーが厚いのか、かなりゴツイ。ストックを握る時の感覚が鈍りそう。そこまでごっついグローブを欲している訳ではないし、色味も地味。そして私としては白いグローブが好みなの・・

で、やっぱりヘストラにすることにした。3フィンガーにも関心はあったのだが、5本指グローブでなかなかいいものを発見。狙っていたのは今使っているグローブと同じく、裾をドローコードで絞れるHERISKIというモデルだったが、店頭になかったのでPATROLというモデルを購入。裾を絞る時にファスナーを引かないといけないのが面倒だが、ハンドカフも付いていたので、グローブを落とすことはなさそうだ。

HERI SKI


PATROL


ハンドカフ


まあまあいい買い物ができたんじゃないかな・・

連休・スキー&カヤックのはずが・・

10年1月10日:記
成人の日がらみの連休は正月よりもスキー場へ向かう道路が混む。例年それがイヤでスキー行きを避けたり、昨年は渋滞があまりない東北道を使ってステップ板で奥日光を歩いてきた。

今年は初漕ぎに行こうかと思っていたのだが、まだ年末から6日しか滑っていないし、先日のレッスンの課題をこなせるようになりたいので10日はゲレンデに滑りに行くことにした。集うのはいつものメンバーである吐月工房氏に加え葛飾のU氏、近所のOさん、さらにN夫妻と久しぶりにお会いするOhさん。

大渋滞が予想されたものの、みなさんは当日朝首都圏を出発するようだ。私は土曜の夜に空いた高速を走って老神温泉の安宿で前泊することにした。朝食付きで4,800円。夜10時に宿について、一人寂しく温泉に浸かり、一人寂しくテレビを友に寝る。安宿なのでそれ相応の部屋である。わびしい。

翌日、7時に朝食を食べて7時30分にスキー場へ向かうが、すでに国道120号は流れがゆっくり目になっている。だがストップはなく8時過ぎにゲレンデ到着。3,500円でリフト一日券を買って先に一人で滑り始める。まず集中力のあるうちに課題(内足荷重)をこなす。まだまだだが、自分では納得の行く形に近づいてきたような気がする。

10時、桐生まで下道を走って来た2名が到着。見つかりやすい正面のフラットなバーンで3人で滑るが、なかなか残りの人々が来ない。だんだん同じ斜面を滑るのに飽きてきた頃全員が揃う。事故渋滞に引っかかってしまったそうで、前橋から下道だという。すでに11時近くである。そのまま13時までみんなで滑って昼食。食堂もスキー客でごった返していて、なかなかメシにありつけない。スキー専用のゲレンデなので、親子連れが多く、どっこいファミリー層のスキー場重要はあるんだなと思う。だがファミリーはそう簡単に何度も出かけてくる訳には行かないのだ。こんなに混むのもワンシーズンに一度あるかないかだろう。

午後の部。風が吹き雪がちらついているが、ここは群馬、湿雪ではないのでグローブがビショビショになることもない。16時までめいめい滑り、みんなで集合して一部の人はゲレンデを後にする。最後の一本を滑って、16時30分終了。最初から最後まで目一杯滑ってしまった。よく脚が持ったと思うが、かえって内足荷重ができるようになるとスタミナが持つのかも?

午後、小雪のちらつく中


さて、これから東京をスルーして千葉へ向かう。国道120号は数ヶ所のゲレンデからの車が合流してくるので、渋滞が激しい。ノロノロペースで老神温泉まで1時間近くかかり、ラジオの大相撲中継も終わってしまった。

そこから赤城山の東側を抜ける県道に入る。いつもはガラガラだが、今日は数台の車が前後にいる。しかも道路は凍結している。慎重に運転して、大間々まで来ると雪はなくなった。近くのわたらせ鉄道水沼駅に併設されている日帰り温泉施設に立ち寄り、風呂に入って食事を取る。メシを食いながら見ていたニュースで聞いた天気予報では、11日の東京は曇りで寒く、にわか雨もあるという予報だ。携帯の天気予報でも同じ。内房では北風も吹くようだ。晴れなければ船体が短時間では乾かないし、どんより雲って北風も強いシチュエーションで初漕ぎはしたくない。午後は国技館に行かなくてはならんのだ。
あっさりカヤックは中止に決定。

大間々から国道122号線に乗って国道50号で佐野までビューンと移動、東北道で一気に帰ってきた。東北道に渋滞無し。10時少し前に自宅着。

年始再び妙高へ

10年1月6日:記
3日早朝に東京発。妙高AKAKANにて吐月工房氏を待つ。新しい靴T4を履き、板は昔使って現在はずっとトランクルームに入れっぱなしのTUAのMega
(88-64-78、192cm)である。
細板だとどんな感じになるか試してみたかったのである。

だが、ゲレンデは降雪中でコース脇に未圧雪部分があり、そこに入って楽しむにはこの板では不十分なことがわかっていたので、早い段階でK2のシャクサン
(04年モデル。114ー78ー105)に履き替えた。T4とのマッチングは如何に?結論としてはいけてしまうのである。おそらく、私が持っているスキーの中で一番太いK2ワールドピステ(最終09年モデル。122-80-107)でもある程度いけると思われる。となると、本当にスネを圧迫するだけの上位モデルブーツは不要ということになる。T4とシャクサンの組み合わせでコース脇に入っても、3日の軽い雪なら問題はない。時々後ろに体が倒れそうになる時のリカバリーがT2ではあり得ない動きになるが、それもこの靴の楽しみだろうか。これからはT4を履いて滑ることが多くなるだろうと思われる。

4日、晴天の池の平温泉スキー場で滑る。リフト券が安いというメリットもあるが、フラットで長く空いているバーンがあるのが池の平の良さか。ガッシュタイナーコースは特に空いていて捩れのない斜面なのでいろんなドリル的ターンバリエーションを試す。練習、練習。

妙高山本峰も顔を出した


5日、一人になってしまったのでストイックな練習は続かないだろうし、また雪が降るとの予報なのでインフィールドのレッスンを受ける。また今年もマンツーマン練習である。課題は、ターン内足。ワンステップターンをターン内足への荷重だけでやってみると、非常に難しい。指導員でもできないひとが多いそうだ。内足の足首の曲げと緊張を維持しつつ上から踏みつけ、かつ外足には体重を乗せず角付けして舵取りしていく、という練習で外足に頼ってしまうクセを直して行くためのものだが、まだまだ自分は外足の拇指球あたりに加重しつつターンをしてしまうクセがあるようだ。半日券だった上、降雪が激しくなったので単独練習を切り上げて帰路につく。年始の休日特別割引最終日だったが、渋滞なし。妙高から練馬までは1,850円だった。

妙高合宿

09年12月28日:記
12月26日、27日は妙高へスキー合宿に行った。毎年吐月工房ご夫妻の呼びかけで行われているのだが、ここ数年は仕事山行に行っていたので不参加だった。参加したのは久しぶりに再会の不良パパHさん、葛飾のU氏、私の近所に住む紅一点のアネゴOさんである。

朝5時に出発、休日特別割引があれば関越道も混み始める時間帯だが、さほどの不快さはなく走行。割引が効かないので富岡でUターンの小技を使って集合地の黒姫野尻湖PAに8時45分着。

AKAKANで初日は滑る。このゲレンデで育った私たちはここにやってくると生まれた川を遡上するサケの気分である。しかし、昨シーズンからホテル付属のスキーヤーズ食堂はなくなり、隔世の感がある。午前中、勘を取り戻すようにクルージングしながら練習。午後も休み休み練習。ゲレンデがいつになくガラガラなのも、高速道路料金が障害になっているのか?

久しぶりの前山と赤倉山


合宿所は池の平の宿。満腹になった後、フィギュアスケートの試合をテレビ観戦しながらああでもない、こうでもないと盛り上がる。フィギュアスケートに詳しい人がこんなに身近に何人もいるとは思わなかった。その後真面目にテレマークDVDなどを見ながらそれぞれの練習のツボを予習。

27日は池の平の広くて長い中斜面で練習しようということになり、未明の降雪に期待が集まったが、降雪量はスズメの涙で、かえって冷え込んで硬くなったバーンに苦しむ。しかしそれぞれ課題を持ってひたすら練習。集中して滑れるのはそんなに長い時間ではなく、この日も休み休み、たびたびレストランで大休止を取りながらの滑走に終始した。

マスコットいけべい。なぜ頭に桶が?


午後3時に終了、それぞれ帰路につく。例によって須坂長野東インターまで下道を走り、松井田妙義で降りて国道18号沿いで夕食を食べながら関越道の渋滞状況を確認したら全く渋滞なし。喜んで藤岡から高速に乗る。休日特別割引がないだけでこんなに道路が空くとは!やっぱり週末だけの1000円割引なんて、平日との格差がありすぎて週末だけに交通量が集中し、かえって良くないので早く止めた方が良い。フィギュアスケートウォッチャーのOさんはずっと車中でワンセグ携帯を電池が切れるまで見つめていた。順調に9時20分に自宅着だったが、着いた時に雨が降り出してきた。

各自の滑りの動画あり。
こちらをクリック。

スカルパT4衝動買い

09年12月29日:記
本当はアイスホッケー用スケート靴を買いに水道橋の別の店に行ったのだけれど、あまりにマニアックな店で気後れしてしまい、店員に話を聞くこともなく店を出てブラブラ神保町界隈を歩くことになってしまった。

で、結局別の靴を買い求めてしまった。スカルパT4。
持っている革靴(スカルパ・エキスプレッソ)はもう何年も履いているのだが、ゲレンデではまだしも、スキー登行では歩き始めて30分で立派な靴擦れが左右ともにできてしまう。
関田山脈の稜線をステップ板で歩いたりすると肝心の滑降の時にはもう次の日は使い物にならないくらいの足になってしまうのである。



そこでここ2年くらいソフトなプラブーツが欲しくなってはいた。T3を買おうと思った時もあるが、重量はT2とさほど変わらないので見送り、ついにT4を買ったという訳。
履いてみると、実にソフトで使いやすそうだ。2バックル、パワーベルトなし、タングが柔らかい。潔くていいではないか。だが革靴よりは頼りがいがありそう。革靴より暖かそうだし、アイスバーンでもしっかりエッジがかかるだろうし、細板から今所有している程度の太板までならカバーしそうである。T2いらずになるかも知れない、と思えるくらいだ。ガルモントのエクスカーションも置いてあったが、インナーブーツが紐締めではないのと、中途半端なパワーベルトがあるのが気に入らない。値段も少し高いし。

思い切って買ってよかった。今までストックしてきた細板を引っ張り出してこの靴で滑り比べよう。

でもスケートもマイシューズでやりたいんだよね・・・

Naebaで初滑り

09年12月24日:記
初滑りである。年々シーズン初めのテンションが下がる傾向にあるのだが、寒波でこの時期に天然雪で滑れるとあっては行かないわけにはいかない。
で、今シーズンの初滑りにチョイスしたのは苗場スキー場。あの天下のNaebaである。
同僚の女性が仕事で22日から苗場に来ており、別れ際にワンポイントレッスンなどしてもいいよと軽く言ってしまったので引っ込みがつかなくなった。

苗場は学生時代に知りあいのボロボロのカローラに5人ギュウギュウ詰めになって夜通し下道を走り、プリンスホテル前で仮眠してほとんど寝ないまま翌日ちょびっと滑った、という記憶しかない。実に四半世紀ぶりに苗場のゲレンデに立つことになるが、一体どんな風なスキー場だったっけ?という興味関心もあった。

相棒は前日もカヤックでご一緒した吐月工房氏である。朝8時に赤城高原SAで合流、ということだったので朝5時20分に自宅発。6時4分前に新座料金所を通過し、夜間早朝割引の権利をゲット。駒寄PAのゲートをいったん出て、再び乗り返して赤城高原に7時過ぎ着。焼き立てパンの朝食を摂ってからウンコして吐月工房氏を待つ。

月夜野インターから三国峠を越えて苗場スキー場の日帰り駐車場に着いたのが9時ちょい過ぎ。
エントランスの建物が新しく、トイレが実にキレイだった。「かぐら・みつまた」と同じ方式の1000円食事券+ドリンク券のついた一日券(4500円)を買って、ゲレンデに出る。

Naeba


手始めに目の前のリフトに乗って一本滑ってみるが、なかなか昨年までの感覚が戻ってこない。アルペンターンはいいのだが、テレマークになると後ろ脚の押さえが不足ぎみだったり、カービングができなかったりとイマイチ。

まもなくレンタルスキーを履いた同僚3名が合流。ワンポイントレッスンなどすることになるが、自分の滑りのチェックがまだ済んでいないのでそれどころじゃない。滑りをあんまり見ずに適当なことを言っていたら、女性の同僚に「ちゃんと見てくれ」と言われてしまった。

ゴンドラに乗って、11時に同僚と別れる。同僚たちは午後帰路につくので、レンタル品の返却をしなければいけないらしい。こちらは午前中の1時間30分の滑りで空腹状態になってしまったので、早めに昼食をとることにした。ゲレンデに不案内なのでガスっている中で目星を付けた食事どころを見つけるのも難儀だ。赤倉なら目隠しされてもお決まりのレストランへ行くのだが。

軽食っぽいものしか置かれていなかったが、それでも従業員の接客態度は見上げたものである。リフトの係員も控えめで頼もしく見える。さすがプリンス直系・唯一無二ののスキー場である。その他のプリンス系スキー場とは格式が違う。

さて、食事を済ませたらガスっている中上部で滑るのも面倒くさいし、何より不案内なゲレンデでケガでもしたら困るので、下部の横に広がった緩斜面・中斜面で練習に徹することにする。下部ゲレンデの視界はいいのだが、ところどころ地肌が見えているところもあり、バーンも硬いので滑りにくい。練習といっても効果的な練習方法をなかなか思い出せず、脳ミソにわずかに残っている練習方法をやみくもに繰り出すだけではある。

細板革靴の吐月工房氏


しかし、「石の上にも・・ン年」のテレマーク歴は重ねているワシらである。伊達に場数だけ踏んできたわけではない。午後2時くらいにはそれなりの滑りができるようになった。それと引き換えに筋肉は半ば逝ってしまった。さすがに昨日のカヤックのだるさがまたスキーでぶり返したようだ。
「あと2本」のノルマをこなし、3時前に終了。ま、初滑りだし、今週末には一泊でスキー合宿に妙高へ行くし、無理をしても仕方ない。あっさり終了。中年は己の体力を知るべきである。

帰りは三国峠を降り、沼田あたりでは裏道県道36号を使って渋川へ抜け、前橋の手前で東に折れて17号バイパスを快適に走り、利根川を渡って125号で加須へ出た。J-WAVEの「グルーブライン」を面白おかしく聞きながら交通情報を聞くのだが、首都高の上り線がことごとく渋滞である。特に東北道と首都高と外環道のつなぎ目である川口ジャンクションでの渋滞が激しい。
そこで、加須から浦和まで東北道を走って下道に降り、首都高新井宿から再び乗るという手を使ったのだが、首都高に乗ってからがずっとノロノロ。20時近くになって自宅着。全く休みを取らないドライブだったが、実に5時間近くかかってしまった。

三浦半島で漕ぎ納め

09年12月23日:記
先日のプールでのロール練習で漕ぎ納めのつもりだったが、カフナの船体布が生乾き(内部はビショビショ)だったので、23日に吐月工房さんの漕ぎ納めツーリングに便乗してきた。

5時50分出発、7時宮川漁港着でカフナを引っ張り出し、組み立て始める。そのうちHさんが到着。組み上がった頃吐月工房ご夫妻も到着。


船体布張り替えが済んだ吐月工房氏のカヤック

比較的暖かそうだし、仕上げのロールはしないつもりなので(内部を乾かすのも目的で来ているから)、セパレートのパドリングパンツ(MTIレイブンパンツ)とパドリングウェア(palmキャスピアン)で出発。パドルはクラトワ。

まず横瀬島まで。結構波が高いのだが、風は弱い北東風。半島を回り込んでくる風のようだ。
横瀬島周辺も波が高く、上陸ポイントを選ばざるを得ない。ゴミ拾いをして、安房崎まで沖合を漕ぐ。うねりの高さは時々1mくらい。追い風になるので風を感じない。

横瀬島にて


安房崎


順調に城ケ島南のすましと海岸に到着、ゴミ拾いしながら休憩。陽射しが暖かくなって、カヤックに乗り込むのを忘れてしまいそう。

11時近くになって漕ぎだし、長津呂崎を回り込んで三崎港内を通過。凪の状態で水面は穏やかな湖水のよう。

城ケ島大橋の額縁に富士山


ロールはせずに宮川に直行、引き上げて片づけ。12時のチャイムが鳴った。まだ船内には水が残っているが、適当なところで乾かすのを止め、撤収。いつものように食堂で昼食をとって、日だまりでのんびりしているうちに13時を回ってしまった。帰路につく。帰りの高速では眠くて眠くてたまらなかった。

これで今年は漕ぎ納め。水面にカヤックを浮かべたのは、36日くらいか。いつになく漕行日数が多い。今年はテレマークスキーよりもカヤックの方が面白くなってしまった。しかし、これから春まではスキーメインで(時々は漕ぐつもりだが)行くつもり。

温水プールでグルグル再び

09年12月21日:記
20日の日曜日はどう考えても海でのパドリングは無理。まして海でロールなんてできっこない(やろうと思えばやれるが、覚悟がいる)ような寒波が南下。もうそろそろスキーシーズンへ突入しろといわんばかりである。

でも今年最後にロールの成果を確認しておきたい、ということでカフナユーザーのYoshidaさん、オオタガキさんを誘って栃木の温水プールまで遠征に出かけた。今回は自主練習である。リバー艇を2艇借り、カフナを1艇プールに持ち込んで実際にロールしてみよう、という計画である。実施に海ではカフナでロールしなければならない場面というのは想定できない。それだけ安定したカヤックだし、カフナでひっくり返る可能性があるような状況下で海には出ていってはいけない。ではカフナが鈍重なカヤックかといえば、そんなことはない。ウィスパーが登場してから見た目に惚れてウィスパーを求める人が多いようだが、どっこいカフナはトータルバランスに優れたカヤックであり、他のフネに乗れば乗るほどカフナのいいところが強調されてくるという名艇と言える。我々3名はそういう意識のもとでカフナを使っているつもりである。

能書きはともかく、なぜ安定したカヤックのカフナを温水プールへ持ち込んだかというと、温水プールへのカヤック搬入口(もちろん人間が出入りする場所ではない)から入れられるのはカフナしかなかったからである。私のカサラノやYoshidaさんのK1ではまず入らないと踏んだのである。普段ロールなんてしないカフナでロールしてみたらどうなるか、果してロールできるのか、というのが課題である。

今回の栃木までの交通機関は私の車。7時集合でほぼ9時に現地に到着し、寒空の中でカフナを組む。船体は私のカフナだが、少しでもロールしやすいようにYoshidaさんがお持ちのサイブレイスバーを入れたハイブリッドカフナを何とかプールに搬入し、自主練習開始。まずリバー艇で左右のロールを確認して、カフナでロールしてみる。CtoCのショートロールでは最後の最後で艇が返らない。何度か試してみるが、かなり困難に見えた。

プールでロール風景


午後、Yoshidaさんとロングロールでカフナを起こしてみる。ロングロールならば何とかロールできる。ショートロールでカフナを返すことはほぼ諦めた。海でも、確実なロングロールでカフナを返した方がよく、欲張ってショートで上げてみようと考えない方がよさそうだ、というのが結論である。ショートロールのCtoCで上がってしまうカサラノとはロールのしやすさが格段に違う。

ということで、もうリバー艇で試してみるべきロールもなさそうだし、午後もあっという間に時間が過ぎてしまったので終了時間少し前にカフナを外に出し、半ば濡れた状態で撤収、帰路についた。帰りの高速も渋滞なく順調に7時着。

今年はロール練習を頑張ったおかげで、かなりロールに自信がついてきた。これでしばらくカヤックからは離れ、スキーシーズンへ入ろうと思う。カヤックに比べてあんまりテンション上がらないけど・・・

この日のロール動画は
こちらをクリック。

三浦朝練、風強し

09年12月13日:記
朝5時30分に自宅発、途中でコンビニに寄りながら順調に7時すぎに宮川漁港着。
見たことのある車が・・と思ったらYoshidaさんだった。二人して「風が強い」「心が折れそう」などと悪態をつきながらとりあえずカヤックを組み始めてしまう。Yoshidaさんは沖縄の塩を伴ったK1、私はカサラノを組む。組み上がりかかった頃に吐月工房氏到着。スキンカヤックが補修中のため、リジッドカヤックを積んできた。

北風が強くて冷たい上、仕上げにロール練習をするために今日の私とYoshidaさんはドライスーツ。ファスナーのグリスアップをしておいたので、ハイエースのガッツミラーに細引きをかけて体でファスナーを引いたら調子よくファスナースライダーが動いた。肩甲骨あたりに横一文字に防水ファスナーがあるpalmトレントドライスーツの初下ろしである。インナーはファイントラックの薄手のタイツと、先日神田で安売りしていたスキー用アンダーウェア。靴下は家から穿いてきた普通の綿の靴下。陸上ではこれでちょうど良いくらい。海上でパドリングしていたら下半身に結構汗をかいていて、終わって着替えたら下着が汗で濡れていた。

さて、準備整ったところで出艇。予報では風速5~6mだったし、沖合の波の感じもさほど高くないので安房崎方面へ漕ぎ始める。と、途中から斜め後方からの強風。カヤックが空荷なので激しくウェザーコッキングしてしまい、慌ててラダーを出す。風速計を持っているYoshidaさんによれば、時折風速10mを越えていたらしい。くわばらくわばら。安房崎方面は即座に取りやめ、トット島から三崎港内へのパドリングに切り替える。港内も風が下ろしてくる部分はあるが、まあまあ漕ぎやすい部類で、港のありがたさを感じる。そのまま灘が崎と三崎港西側の防波堤の間をくぐり抜け、灘が崎の南側で少しウロチョロして、反転、来たルートを戻る。帰りの宮川湾でも向かい風の中を漕ぐことになった。

最後に入り江でロール。先週の感覚でまずCtoCでロールしてみる。右側、左側ともに楽に上がった。しかし、その後調子に乗って何度かやってみようとしたが、タイミングが合わず、数回しか成功しなかった。ま、それでも先週の成果が自艇で確認できたということでよしとしよう。なぜか何度もやっているうちに平衡感覚が失われてきてしまったので、根を詰めずに早々に止める。

ドライスーツの使い勝手は非常によかった。宮川だと港で水道水を使わせていただけるので、上がった後のドライの塩抜きも着たまま水道水をかぶればラクチンである。ただし、腹部のベルクロ部分が乾きにくいので、若干濡れたまま持ち帰った。これまた先日買った四角いバケツ(TOOLSのWATERBOX。中に入って衣服の着脱にも使えるサーファーご用達)が非常に重宝した。

Yoshidaさんは一足先に帰られたが、まるよし食堂で吐月工房氏とそろそろスキーのことなど話しながらお昼を食べて13時解散。これで年内のパドリングは終わりになるかも知れないので、カサラノのフレームを持ち帰って風呂の残り湯で塩抜きした。シーズン中は滅多に塩抜きもしない(船体布はまずやらない)ズボラフォールディングカヤッカーの09年もあとわずか。今年はパドリング日数が30日を3日ほど越えた。

温水プールでグルグル

09年12月7日:記
効率良くロール練習したいと思い、思い切って栃木のカヤックスクール、
カエルアドベンチャーさんの温水プールでの講習に申し込んだ。カエルさんは9月の粟島ツアーの時に交錯している。日程が近くなってからの申し込みだったが、カエルの主宰齋藤さんが快諾してくれ、日曜早朝から電車で栃木県中部のさくら市は氏家(宇都宮の3つ福島寄り)まで移動した。


朝の氏家駅(この他のロール証拠写真はありません)

電車を調べたら、新幹線を使っても使わなくても大した時間の違いはなく、そのくせ料金は倍になるというエリアだと解った。上野から快速「ラビット」に乗れば速く、しかもSuica使用エリアである。朝6時30分に最寄り駅を出れば9時に氏家駅に到着する。帰りも渋滞知らずだし、いいことずくめである。

さて、この日のロール講習および自主練習参加者は7名。いずれも初対面、リバーカヤッカーたちであった。カエルさんはリバーカヤックが得意なスクールなので自然そうなる。それぞれのスキルはかなりマチマチ。ばりばりのフリースタイラーでカヤックで側転(なんて言うマニューバーなんですかね?動画で見たことはあるが、わしらシーカヤッカーには無縁の動きでした)しちゃう人もいれば、ロール講習自体が初めてという人もいた。

午前10時から自己紹介をした上で練習開始。当然温水プールなので長さ2m程度のポリエチレンのリバー艇である。カフナだったら持ち込めないことはなさそうだが、事前に洗浄しておかないといけないし、プールサイドで組み立てるのは何となく間抜けで、しかもプールを専有してしまう。家から持ってきたのはパドル2本(平パドルとグリーンランドパドル)と水着類と鼻栓のみである。最初は素直にプールの縁でヒップフリックの練習をしたりパドルフロートを使ってロールの入口練習をしていたが、久しぶりにCtoCロールの説明を受けていたらだんだんロールエイドなしでやりたくなってきた。先走ってロールしてしまう。何とリバー艇は簡単に上がるので驚く。何度か続けていたが、齋藤さんから少しアドバイスを受けてますます楽になってきた。

事前に吐月工房さんからリバー艇はシーカヤックよりロールしやすいので、力技にならない基本に忠実なゆったりロールを心がけなさいとアドバイスをもらっていたので、特にセットから最初のCに至るスイープの力を完全に抜いてやってみる。楽に成功する。やはり、ロールは力ではない。的確な場所にパドルブレードを持っていって、ヒップフリックすると同時に一瞬だけ水を押さえればいいのだ。その後午前中はCtoCとショートスイープロールのの洗練に努めた。CtoCは最初のCまでの頭の位置をなるべく水面と同じにし、2度目のCの時に目線を最後まで水中に置いておくことが成功率をグッと高めた。百発百中である。

午後の部。もう完全自主練習である。平パドルでのロールがだいぶ楽になったので、グリーンランド(以下Gと略す)パドル・クラトワを持ち出す。Gパドルでのロングロールは当然楽で、ショートロールも楽になった。他の参加者の中で左ロールに挑戦している人がいらしたので、試しに平パドルで左ショートロールを試してみる。何度かの失敗の後、なんと左でも上がってしまった。コツが解るとあとはほとんど成功する。Gパドルでも左が成功してしまった。これは思わぬ収穫。左もなるべく力技にならないように心がけて練習していたら、精度はかなり上がった。

リバーカヤッカーには木製のGパドルがとても珍しいようで、「これはなに?パドルですか?」と問われる。ブレードが広く短いパドルを普段使いにしているリバーカヤッカーには、シーカヤック用のブレードの狭いパドルでもロールができることが興味深いようで、違いを実感した。

だんだん集中力もなくなってきたので、遊びながら練習する。Gパドルを右手に持ってひっくり返り、パドルの浮力は使うが腰だけで艇を返すシャフトロールで遊んでみる。何と成功。でもおそらく長くて重い自艇ではこうはうまく行かないだろう。リバー艇ならハンドロールもできるかも、と思ってトライしてみたが、さすがにハンドロールはできなかった。

一日中ロールしてもう限界に近づいてきたので(もちろん、ずっとロールしていたわけではなく、ジャグジーでマッタリしていた時間もある)、時間前にひと通り復習して早めにおしまいにする。

帰りは齋藤さんに駅まで送ってもらい、参加者の女性KBTさんと再び快速ラビット号で東京に向かう。このロール練習が自艇でのロールにどれだけ反映できるかはわからないが、かなりいい勉強にはなった。シーカヤックでリバー艇くらいロールができたら楽しいだろうなあ・・
ちょっと自信を深めたので、早くカサラノで試してみたいし、ひょっとするとカフナでもロールできるかも・・などと考えている。

それにしても、翌日でも塩素臭が鼻から抜けない。当日は体も楽だったのだが、翌日になって体全体がダルイ。ロールのしすぎでヒザや腰が擦れて痛い。「ロールのやりすぎに注意しましょう」である。

午前中の三浦カヤック散歩&戦艦三笠見学

09年11月27日:記
週末日曜日の天候がすぐれない予報なので、吐月工房氏に無理をお願いして平日金曜日に三浦を漕いできた。グリーンランドパドルのブレード前傾パドリングとロール練習を兼ねている。

宮川漁港の駐車場で組み立てていたら吐月工房氏が到着。8時過ぎに出艇。今回は最近使っていたニンバス・グリーンランドではなく、クラトワを使う。クラトワの方が短いのだが、Gパドルに慣れてきたのでどんな感じで漕げるかと思ったのである。

風力発電の風車が回っているが、風は弱い。波もあまり立っていない。城ケ島を一周することにして漕ぎ出す。安房崎あたりも危なげなく、順調にすましと海岸に到着するが、海岸にゴミはなくゴミ狩りは中止。そのまま上陸せず城ケ島を一周した。問題の前傾パドリングはやはり疲れる。ストロークの後半にパワーを要するので、普段使わない筋肉を使うことになり、長くは漕げない。





宮川まで戻ってきてロール練習する。陽が高くなって暖かいのだが、久しぶりに水中に入ると水が冷たい。ストームロールをやってみたかったのだが、その前にスタンダードロールを試してみて、一度上がったのだがフィニッシュの押さえが足らず逆側にひっくり返ってしまった。リカバリーとしての持ち替えロングロール(カヤックから垂直にパドルを出すロール)で何度か起き上がるが、水温が16度と低くなってきたためか、百発百中とは行かない。最後は沈脱、リエントリーロールも平パドルとは違ってブレードのパワーが足りず失敗。結局波打ち際までカヤックを引っ張っていってロール練習はおしまいとした。カヤックを押しながらたかだか20mほど泳ぐだけでも体温が奪われる。これからの季節、甘い衣類で沈脱するとエライことになりそうだ。気をつけよう。

吐月工房氏は午後用事があるとのことで11時に帰路についた。私はゆっくりカヤックを乾かして、まるよし食堂で「はばのり定食」(1,000円)を食べてから横須賀に向かう。

「坂の上の雲」ももうすぐ始まるので、戦艦三笠を見ておきたかったのだ。横須賀へ行くのは初めて。時間貸駐車場を見つけてちょうど1時間三笠を見学した。東郷平八郎や秋山眞之が実際に日露戦争時に乗っていたと思うと感無量であった。

三笠の煙突
甲板
艦橋から
旗艦らしいスターンビュー


その後幸浦まで下道を走って首都高で帰宅。

外房カヤッキングまたまたオオタガキ氏と

09年11月23日:記
先日の内房ツーリングから2週間。禁断症状が出始めていたが、連休最終日にようやく海に浮かんだ。連休の天気予報をずいぶん前からウォッチしてきたが、22日は最悪、23日は雨から晴れの予報だった。直前になってから23日の未明に雨があがることが判明。非常にラッキーである。これも日ごろの行いのせいか?安心して朝5時30分に自宅を出発した。

外房、それも鴨川や勝浦は高速道路で直接たどり着けないので若干時間がかかる。鴨川へは君津インターで降りて屈曲路の山越えをして、長狹街道を使う。途中コンビニに寄って、鴨川駅南口の前原海岸には8時過ぎに着。オオタガキ氏は前夜に到着しており、すでにカフナを組んで自作セイルのセッティングを済ませていた。海岸のサーフポイントには波待ちのサーファーが数多く浮かんでいる。まるでオットセイの群れのようだ。

早速カヤックを組む。今回は久しぶりにカフナである。たまには漕がないと。が、しかし8月下旬以来3ヶ月も組み立てなかったカフナの船体布は縮み、非常に組みにくい。キールからテンションをかけることができず、チャインからテンションをかける。するとフレームが船内でたわみ、バウの1番リブのガンネル部分(ここは緩めに嵌まっている)が外れてしまう。一度やり直しでバウセクションを引っ張り出してもう一度テンション掛けをする羽目になった。2度目はバウハッチから手を入れてフレームをリブにはめ込んで事無きを得た。その間、オオタガキ氏は自作セイルの試運転に少し沖合に出ていった。

さて、10時出艇の予定だったが早く着いて準備ができてしまったので、9時20分ころ出艇する。うまく行けば12時ころに和田浦に着きそうだ。出艇場所の目の前にはテトラポッドがあるのだが、波はテトラを回り込んで左右両方からやってくる。うまく出ないと横波をくらう。出艇直後から50cmほどの波を被りながら何とか漕ぎ出す。テトラを回り込んでしまえば波長の長いうねりになるので漕ぎやすくなる。外房の海水浴場はだいたいそうだが、沖合では波長の長いうねりで漕ぎやすいのだが、波打ち際がかなりカヤッカー泣かせである。しかもサーフポイントと出艇場所の海水浴場が隣接していることが多く、ちょっと緊張する。

さっそく波の洗礼
何とか切り抜ける


鴨川漁港から鴨川松島あたりの小島を縫って、仁右衛門島に近づく。4月に漕いだ時はブーマーを回り込んで一番外側から回り込んだが、今日は外側のブーマーがきつそうに見え、仁右衛門島の先の岩礁地帯にわずかな水路を見つけたのでそこから通過してみる。狭い水路を漕いでいる時に波が引き、吸い込まれて岩に叩きつけられるかとヒヤヒヤした。波裏の岩礁地帯で少し遊び、水底を眺めて再び漕ぎ始める。太海浜をかすめ、房州大橋近辺ではやや大きなブーマーが見えた。近寄らないようにして、第二の難所、江見太夫崎と江見吉浦にさしかかる。

まだ曇天
ようやく晴れ間が
今回はカフナブラザーズです
仁右衛門島近くの岩礁
江見に向かう途中で晴れてきた


御神根島(ごしねじま)あたりはブーマーが立つのだ。今度はかなり沖合から遠回りして切り抜ける。するとエチゼンクラゲがいくつも漂っていた。

君ははるばる津軽海峡を越えてきたのか?


あとは和田浦まで海岸線は単調で、岸によるとサーフポイントに近づいてしまうので沖出しのまま和田浦海水浴場へ近づく。後方の風力発電の風車が回っていて、風の通り道になっているところもあり、普通に漕いでいると右(岸方向)へバウが振られるので右スイープしまくりながら先に進む。右手にオレンジ色の屋根のリゾートマンションがあるのだが、前回と同様になかなか視界の真横に来てくれないので、進んでいる感じがせず、だんだん苦痛に感じてくる。もう出艇してから2時間以上、全く上陸していないのだ。幸い風も波も穏やかなので不安はないのだが、疲れてくると景色が次々に変わっていった方が精神的に楽だ。

だいぶおとなしくなってきた


やっと和田浦海水浴場が近づいてきたが、波のパワーが強く、1mくらいの高さでブレイクしている。上陸ラインを選ばないと波打ち際はかなり危険である。波のセットを観察し、夏に一度海水浴に来て一番波の影響がなかった場所へ何とか上陸。ホッとした。ちょうど12時のチャイムが聞こえた。

写真だとおとなしそうだけど


きれいなトイレ前でカヤックを乾かす。13時台の列車は昼食を挟むと難しそうだ。カヤック内部もほとんど濡れていないので、外側の砂を払って外側が乾いたらパキパキと片づいてしまう。13時に片づけ終わり、オオタガキさんはパックカートを引きずり、私は久しぶりにパックを背負ってクジラ料理の待つ「
ぴーまん」へいそいそと向かう。

オオタガキ氏はクジラカツカレー、私はクジラ唐揚げ定食を注文する。店のオバサンが私の漁サンに裸足姿を見て、以前来た時のことを憶えていてくれた。満腹になったところで和田浦駅へ。1時間弱、駅付設の観光案内所ギャラリーで時間をつぶし、14時24分発の内房線普通列車で安房鴨川駅へ。運賃は230円。車窓からはすっかり晴れて午前中よりおとなしくなった外房の海が眺められた。

クジラ唐揚げ定食


前原海岸からは車で帰路につくが、たまには千葉の温泉に浸かって帰ろうと思い、オオタガキ氏を誘って太海から山の中へ入り、曽呂温泉へ向かう。県道から曽呂温泉に向かう道は田んぼのあぜ道で、車1台がようやく通れる道幅しかない。すれ違いはかなり困難。日帰り入浴料金は1000円とお高めだが、千葉の温泉はみな加温していることを考えると仕方のないところ。建物はやや古めで、何か懐かしい感じのする一軒家の温泉旅館である。3~4人でいっぱいになってしまう湯船は決して豪華ではないが、湯は南関東特有の褐色で、硫黄臭がする。アルカリ泉なので肌がヌルヌルしてくる。面白いのは、洗い場のシャワーや上がり湯もすべて風呂の湯と同じ褐色のものというところ。要するに鉱泉と普通の水道水を両方加熱するのが面倒なので1種類の加熱で済ませているのだが、こういう立ち寄り湯も珍しい。千葉県では相当古い部類の温泉らしい。

千葉の秘湯


秋の陽はつるべ落とし。内房で夕日を拝もうかと思っていたがどうにも間に合いそうにないので、山間部を走って君津インターへ向かう。君津インター近くからやけに大きく富士山のシルエットが見えた。連休最終日とあって大相撲中継の合間にはラジオの交通情報で各高速道路の大渋滞を報じている。東北道が40kmオーバーの渋滞、関越、中央、東名も20km台の渋滞が発生している。ここ千葉でも館山道の交通量は多め、アクアラインもトンネルで渋滞、京葉道路も千葉市内でドンドン渋滞が長くなっている。トンネルで渋滞するのは心理的にイヤだ。したがって京葉道路を千葉の松ケ丘まで走り、下道で357号に出た。しかし、片側2車線の国道も稲毛で事故渋滞である。2kmほどだったが、なかなか進まないので18時を回ってしまった。事故現場を過ぎると無かったかのように流れ始め、湾岸習志野から東関道に乗る。そのまま首都高へ入ってもいいのだが、浦安でネズミーランドからの帰宅渋滞らしい。湾岸市川で降りて、下道で帰る。以外とこの道は空いていて流れる上に首都高料金を節約できる。結局高速代は行きが1150円、帰りが950円で済んでしまった。7時ちょうど帰宅。

小春日和のいいシーカヤックデイだった。

風が強くてメンテナンス

09年11月15日:記
朝から天気は最高なのだが、海沿いは風が強いとの予報だったので自重して出控え、近くの公園の駐車場に車を停めて駐車場脇でメンテナンスをやった。午前中ポカポカの小春日和だったのだが、帰宅して気象庁のアメダスをみたら、三浦で8時以降は風速5mを上回って8m、館山では毎時間1mづつ風が強まって11時で風速10mである。行かなくてよかった。

さて、気になっていたのは前回使用したカサラノの船体布に砂が若干付いていたのと、バウ・スターンハッチの部分の防水目止めテープが剥がれかかっていることだ。カサラノは中古でちょうど6年前の11月に手に入れたのだが、最近の使用頻度が高いので劣化も著しい。ハッチ部分のコーデュラナイロンのウレタンコーティングは剥がれ、目止めテープはその役目を果たしていない。こういう部分にこそ、以前買ったティアエイドが有用なのではないかと思っていた。

カサラノを仮組みし(キール・チャインのテンションを掛けたところまで)、メンテナンスする。ティアエイドによる補修は劣化したテープを取り去って貼り付けるだけなので簡単なのだが、コーティングが中途半端に剥がれかかっている部分はティアエイドの付きが悪く、しばらくすると剥がれてしまいそうだ。きちんとコーティングを剥いでからやらないと効果は薄いかもしれない。だが、テープが目止めしていた部分は補修できたし、片方は非常にキレイに付いた。上々である。あとはフレームをキレイに拭いて(本当は潮抜きしたいのだがそれはもう少し寒くなってから)、おしまい。


これはバウハッチだが、内側のウレタンコーティングは完全に劣化。目止めテープも末期症状。


ティアエイドで補修したスターンハッチ内側。ティアエイドが白っぽく、うまく接着していない。


こちらはもう片方だが、透明感があってうまく接着されている。

次いで、ひっさしぶりにカフナの船体布を拡げた。夏の終わりに女房が使って以来なのだが、ラダーの受けが最近取れかかることが多く、晴れ間を縫って夜中に船体布を乾かした時に女房が接着していた。これをいま一度みておこうと思ったのである。問題の受けは確かにきちんと接着されていたのだが、
なんと上下逆向きに付けられている(恥ずかしいので写真は無し)。これではラダーは付かない。暗い時に接着したのでまちがいも無理はないかも知れないが、自分ならまず間違いようがないミスである。やっぱりメンテナンスは自分がやった方が不安がなくていい。
しかし、こんな時に限ってしっかり接着されていたりするものである。受けを船体布から剥がすの非常に苦労した。おかげで少し面倒になって接着面をキレイにするのを怠って接着してしまった。また近々受けがグラグラするかも知れない。接着剤が安定するまでスターンセクションを入れたまま放置して、その後フレームを拭き上げて終了。完全に接着するまで24時間はかかるので、船体布はバウ一方からだけ丸めてスターンの一番端は露出させておく。

もちろん、カサラノもカフナもフレームの接合部分に潤滑剤ボーシールドT-9を塗っておいたし、トラベルパックのファスナーにkure5-56を吹いておいた。

公園の駐車場料金は500円かかった。ほぼ3時間で終了。
来週の連休は漕げるかな?

内房カヤッキングwithオオタガキ氏

09年11月6日:記
平日金曜日に内房で漕ぐことにした。グリーンランドパドルを使い、そのブレードを前傾させて漕ぐフォワードストロークを試してみたく、ワンウェイツーリングをして仕上げにロール練習、という算段をした。ダメ元と思ってオオタガキ氏に誘いをかけたら、お仕事を仕上げてご一緒してくださるという。朝9時に保田中央海岸で落ち合って、10時に南下しはじめるざっくりした計画で現地へ向かった。

車の燃料がやや不足なので、アクアライン経由ではなく給油をしてから京葉道路経由で内房に向かった。この経路で房総に向かうのは久しぶり。途中市原SAでガッツリ朝ご飯を食べ、下ろすものを下ろして8時前に保田中央海岸着。とりあえず組み立て始める。オオタガキ氏が早く到着したので、ツーリングコースについて検討する。結局、風が強いという予報はあまり当らないだろうと見当をつけ、追い波追い風に乗って南下することに決定。

組み立てるオオタガキ氏
いい天気&いい海況
鋸山
出艇


出艇は1時間早く9時。
ブレードを前傾させるとストロークの前半で艇が引き込まれて沈しそうになる。だが、押し手を反対側のヒザに押し付けるような感覚で漕ぐと、何とか前に進む。波が少し高いと本当に沈しそうで怖い。風が強くなってきたのでほどほどにして、普通に漕ぐことにする。とりあえず浮島の西側を回ることにするが、さすがに沖に出ると風が強くなる。しかし予報のような北ないし北東方向からではなく、北西方向からの風だ。したがって浮島の西側がいちばん風が当たって漕ぎにくかった。しかし南側は穏やかなもので、洞窟前の海水が非常に澄んでいてキレイ。

浮島の洞窟

大ボケ島


その後岸ベタで岩井袋から岩井海岸へ出て、一度目の休憩。
カヤックを交換して、オオタガキ氏にカサラノを漕いでもらい、私はカフナを漕ぐ。
岩井海岸の南側はうねりが入ってくる。さすがオオタガキ氏、カサラノを自在に操っている。こちらは慣れないグリーンランドパドルなのでなかなか追いつかないが、安定感のあるカフナでブレード前傾漕ぎをやってみると、艇のバランスを気にしなくていいのでいいフォームチェックになる。

漕ぎ手交替


南無谷に回り込むとややおとなしくなり、ソルティーズ前で上陸。
富浦近辺の食堂をソルティーズで尋ねてみる。ちょうどスタッフの堀川さんがいて、親切に2つの食事どころを教えてもらった。山本さんにも先日のご挨拶をする。

南無谷の雀島


12時30分、再度出艇。富浦の漁港に上がり、目指す食堂へ堤防を登ってみたが残念ながら休み。
教えてもらったもう一軒の漁協直営食堂「おさかな倶楽部」へ行ってみる。こちらは営業中ののぼりがはためいていて、開店しているようだ。入ってみると、かつては漁協の集会所として使われていたような雰囲気の食堂だった。サブちゃんの演歌がラジカセでエンドレスに流れており、窓には2枚の大漁旗。他に客はいない。

オオタガキ氏はまんぷく定食(1260円)、私はアジフライ定食(1050円)を注文し、サブちゃんの演歌を聴きながら満腹になった。非常食に持ってきたパンの昼食にならずに済んだが、エンドレス演歌のおかげでサブちゃんの唄が耳にこびりついて離れない。

昼食
大漁旗


さて、満腹になったところで、13時を回っているので富浦駅近くでツーリングを終えることにする。ロール練習は・・やめた。漕いだ距離はおよそ17km。
小学校近くのトイレのウッドデッキで片づけ、何とか15時24分発の電車に乗ろうと急いでいたが、どうにも間に合わないことが判明、ちょうど1時間後の列車に乗ることにする。

富浦駅までの最短ルートで15時40分ころ駅到着。先日替えたパックカートのタイヤはすこぶる調子が良い。駅でマッタリ一時間弱をすごし、一番辛い跨線橋をカヤックのパックを抱えて昇り降りし、保田中央海岸の車に戻ったらもう日が暮れ始めていた。対岸の城ケ島や剣崎灯台の光が美しい。

富浦駅
新しいパックカートのタイヤ
特急さざなみ
夕暮の保田海岸


富津中央インターまで夕暮の海を左手に見つつ下道を走り、館山道~京葉道路~東関東道で湾岸市川から再び下道。6時45分、自宅着。

11月にしては暖かくて風もあまり強くなく、いいツーリング日和だった。グリーンランドパドルでのツーリングはあまり慣れていないので、結構いい運動になった。もう少し独特なフォワードストロークを練習しようと思う。

強風のFCミーティング

09年10月25日:記
10月24日と25日、館山の波左間でFCミーティングがあった。
私は24日は仕事で参加できなかったので、深夜に館山で車中泊して25日に参加した。

ところが24日も風が強かったようだが、25日は輪をかけて北東風が強く、朝から白波が立っている。波打ち際はブレイクしていて、暖かければ少しはやる気になったかも知れないが気温も低く見ただけでカヤックに乗ろうという気は萎えた。

案の定、午前中は屋内で装備やパッキングの話。
カメラマンの梅田さんの装備話から、沖縄カヤックセンターの中村さんはじめプロの方々の装備とパッキングのアイディアが紹介されていった。時々ダグ・シンプソンに話が振られ、ダグの応答。

味わい深い話をされる中村さん


その後参加者のアイディアということで、意を決して私が今までブログで紹介してきたアイディア(というか小ネタに近い)を紹介した。残念ながらオーナーの方の割合も若干低く、さらにパックカートを頻繁に使っている方の割合はもっと低かったようなので、あまりウケる話にはならなかった。しかし、実験中のカートのタイヤはみなさんに手に取ってもらい、少し関心を持っていただけた。私とYoshidaさんはもう少し話題が盛り上がる期待をしていたのだが、ちょっと残念。

お昼を挟んで、午後は海岸に場所を移した。相変わらずの北東風なので、中村さんはセイリングカヤックを撤収し始め、数名果敢に試乗艇もしくは自艇で荒海に乗り出していった参加者もいらしたが、ほとんどの参加者は陸上でアクセサリー類の紹介話に耳を傾けていた。だが、風に当たっているだけで体力と気力が奪われるくらいだ。本来なら午後はダグのロールデモとロール講習の予定だったが、ダグも全く乗り出すつもりがないようで、残念ながらお流れになった。一番期待していたスケジュールだっただけに残念だが、この状態では仕方がない。

前日からの試乗艇が置かれているが・・

この状態ではウインドサーフィン向きで・・


ダグはセイリング用試乗艇を片づけ始め・・

それでも果敢に乗り出す人たちもおり
がんばって乗っています

陸上ではアクセサリーについての解説があり、これはクラトワパドルについての説明中

一足先にダグは帰る


午後3時くらいに全員で写真を撮って、解散。電車やバスで来られた方はそそくさと帰路につかれたが、我々はヒルバーグテントを強風の中設営してみたり(自立式ソロテント、ソウロが欲しくなってしまった)、試乗艇を片づけたりするのを手伝ったりしていたらもう日が暮れて真っ暗になってきた。何せ、狭い駐車場に何台も車を停めてあり、私の車は一番奥になってしまったので、撤収が完了しなければ帰路につけない。

ようやく夕方5時30分ころに残ったセタスの笠原さん、スパークルの北田さん、レイドバックの駒崎さんの帰り支度が済み、最後まで手伝った我々も帰路につく。行きも帰りも京葉道路が渋滞していたのでアクアライン経由だったが、アクアラインの橋は風速10mくらいの強風で車ごと持っていかれそうな状況だった。