久しぶりの仕事山行・丹沢大山

昨年11月以来の仕事山行。今回は若者15名、同僚1名と同行。
朝9時30分に小田急線伊勢原駅に集合し、大山ケーブル行きのバスに乗車。はるか昔、長男と大山に登ろうと思って伊勢原駅まで来たが、日曜日でバス待ちの登山客が多くて断念したことがある。今回は平日で、しかも曇り。雨の予報も出ているので、客は少なめ。

バスを降りて「こま参道」を登っていく。両側にお土産屋や旅館が並んでいてアーケード状になっているが、平日だし昨今のコロナ禍で来る人も少ないのか、あまり活気がない。
ケーブルカーの乗車駅からは男坂を登って阿夫利神社下社を目指す。石段が急で、いきなりの急登なので息が上がる。そもそも最近は垂直移動をほとんどしていないので、きつい。

img_2583阿夫利神社への参道
img_2582男坂を登る

阿夫利神社下社で休憩、しかしパラパラと雨も降ってきた。雨具を着る。さすが雨降山の異名を持つ大山だ。ここからは15人を2パーティに分けて、別々の登山路を登っていく。私は表参道ルートから。神社を過ぎても相変わらずの急登が続く。「○○丁目」という石碑が頻繁にあり、16丁目で尾根に乗る。バス停の標高が310m、山頂が1,252m。標高差900m強のコースタイムが2時間30分である。通常なら標高差900mは3時間はかかるわけなので、相当急なルートといえる。
img_2584登山道は抉られている
img_2585山頂

尾根に乗ってからは風も強まり、予報通り雨も少し強まってきた。12時過ぎに山頂到着。他には2人組がいるのみで、有名な山の割にずいぶん寂しいのは荒天のおかげ。体が冷えるのでそこそこにして下山にかかる。下山ルートは雷丿峰尾根ルートで見晴台を経由して阿夫利神社下社へトラバースするルート。15人の残り半分は表参道を下山する。
どちらかというと下山ルートの方が整備されていて歩きやすい。ずいぶん昔、日向薬師から仕事山行で大山に登ってきたことがあるが、その時のルートはここだったのかな?記憶があいまいだ。

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相模湾と右奥に伊豆半島が真鶴まで見えた

見晴台からトラバースルートに入ると北風が遮られて楽になったが、阿夫利神社でまた雨が強まってきた。雨具(ジャケット)を脱いだら雨足が強まるという悪循環。バスの時間を考慮して再び男坂を下る。このあたりからヒザに痛みが走る。ヒザの両脇が痛くなってきて、バス停近くになるとしんどくなった。何とかバスには間に合って、16時過ぎに伊勢原駅着。このころには下界も雨が降っていた。どうやら、午前中から丹沢山塊に当たった湿気を帯びた風が山に雨を降らせていたようなのだが、麓まで雨が広がったみたいだ。

帰宅後、風呂に直行。相当体が冷えた。翌日、午前中から脚の筋肉痛。なかなか頻繁に山に行かれない以上、こういうことの繰り返しになりそうだ。

群馬南西部ツーリング

ツーリングの連チャン。
吐月工房氏とスキーにするか、バイクツーリングにするか相談してバイクツーリングに決定。
3月31日に藤岡のビジネスホテルに前泊し、翌日群馬県内を走り、その日のうちに帰るという昨年秋と同じ準日帰りツーリング。私は全日W800で房総に行った翌日なので、連日走行ということになった。

31日は藤岡へ行くだけなので、午後出発。群馬県南部まで距離にしたら130kmほど、高速を使えば2時間以内で行かれるが、非力なエストレヤで高速に乗る地獄は味わいたくなく、17号線のような幹線国道も使いたくなく、交通量が少なく信号も少ない県道を選択して走ると3時間以上かかる。よって午後も早く13時30分に出発。いつも装着しているサイドバッグの他に、ホテルの部屋まで容易に持ち込めるシートバッグを載せていく。レンタルバイクではバイクを乗り換える関係でデイパックを背負っていったが、背中に長く背負って長い距離バイクに乗るのは疲れる。

ルートは、いつもの北上ルートで江戸川右岸スーパー堤防下の快走ルートで野田橋を経て、埼玉県道42号線で茨城県五霞町へ(途中、「道の駅庄和」で休憩)。工業団地旧国道4号に出て、栗橋から埼玉県道60号線で利根川右岸沿いを西に向かおうとしたが、途中で音声ナビがルートを変更して国道125号に誘導しようとしたので、抗って県道60号に乗り(乗ったと思ってもリルートによる復帰誘導をしばらく無視しないといけないので厄介)、信号が少なく交通量が少ない快適な県道を羽生→行田→熊谷→深谷→本庄とつないでいく。初めて走った県道だが、これはツーリング向き。畑や田んぼと広い空を眺めながら快走できる。上里町で国道17号に出て、県境を越えれば高崎市、すぐに藤岡市となる。17時過ぎに到着。約3時間半かかった。

17号線に乗ってあと10kmほどというところ(上里町)で給油したら、距離120kmで3.24リットル入った。37km/L。ツーリング燃費は都内通勤燃費よりもリッターあたり約10kmは上がる。
吐月工房氏も18時ころ到着。

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堤防沿いは菜の花と桜が満開で、右に黄色、左にピンク色の世界だった
これは利根川沿いの農道にて


翌朝、放射冷却で気温10度を割っている。寒いので標高を挙げて妙義・榛名・赤城方面へ向かうのはやめて、吐月工房氏の先導で西へ向かう。もちろん、幹線国道などは使わず、マニアックな県道を走りつないでいく。群馬県道173号、175号、71号、177号、46号。とりわけ甘楽町の秋畑から富岡に向かう県道192号(秋畑富岡線)がすごかった。全面通行止めの看板が出ているのだが、Uターンも辞さず登っていったら軽トラックが上から下りてきて、路肩が半分崩れ落ちている場所を普通に通過したらピーク(藤田峠というらしい)に出て、ピーク下の一軒家の前からは軽トラックしか走れない幅のコンクリ舗装となった。20%はあろうかという急下降で、落ち葉や小石が路面に堆積・散乱している状態。ものすごい県道である。県道192号線については、「険道」としてマニアが通行レポートをアップしている。

何とかトラブルなく下りて、国道に出て道の駅下仁田で休憩。
その後県道45号で南牧村を経て上野村へ。上野村に向かう県道のルートは新しく作られた道らしくループ状の弧を描き、長い湯ノ沢トンネルの中はとても寒かった。

上野村の道の駅で12時となり、昼食。そばを食べて、国道299号から国道462号をつなぎ、八高線児玉駅で終了。まだ午後浅いが、それぞれ帰路につく。

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児玉駅前にて。単コロツーリング一応終了

私はまた利根川・江戸川沿いの快走県道を走るべく、本庄市へ向かって往路と同じ道に乗り、17時ころ自宅到着。自宅近くのガソリンスタンドに立ち寄り、給油したら、朝出たホテルから東京のガソリンスタンドまで260kmほどで、消費ガソリンは6.9リットルだった。なんと38km/Lをたたき出した。これは今まででエストレヤ最高燃費。比較的平地が長く信号待ちが少なかったせいか?
この燃費は大排気量車、多気筒エンジンでは絶対に出ない。まして、ハイオク指定の輸入車では絶対できない芸当だ。

バイク・自転車ツーリングに最適なシーズンが来たが、すでに小さな虫も出てきて、ヘルメットシールドやジャケットにぶつかってシミを作る季節にもなってきた。