床屋さんへ自転車で

日曜日の代休となったので、午前中仕事してから午後行きつけの床屋さんへ行った。

前回も自転車で行ってみたのだが、今回も久しぶりにBD-1に乗って荒川サイクリングロードから青戸へ。サイクリングロードを走り始めた頃はまだ暑さを感じなかったが、荒川を渡って葛飾区へ入ったらアベレージスピードが落ちたので猛烈な暑さを感じた。30分走行後には汗だく。夏が来ちゃった・・・

帰りはお花茶屋の
ミニベロ・折り畳み自転車店へ特段目的もないのに立ち寄って、買い物するつもりはなかったのに店を出た時には新しいBD-1用の輪行袋を手にしてしまった・・いかん、この自転車屋さん場所が良過ぎる。葛飾方面へ来ると必ず立ち寄ってしまう。

梅雨の洗礼

女房と荒川サイクリングロードを北上して埼玉県境の「レストランさくら」で昼食を食べてこようと走ったら、食事後の帰路で雨にやられた。

行きは荒川サイクリングロード右岸の快適な道を北上。16kmほど上流の対岸にある足立区と川口市の境にある公園内のレストランへ。途中ポツポツは降ったが、全く気にせず走ってこれた。週末はたぶんサイクリストでいっぱいになるのだろうが、今日は平日だし、真新しいフェルトのロードに乗った女性が一人来ていただけ。私たちは腹も減っていたのでそそくさと2階のレストランへ入ったが、単独女性は一人で入るような食事どころではないと思ったのか、また自転車に乗って去ってしまった。


日替わりの「農業ランチ」。なぜ農業かというと、足立区の「都市農業公園」内にあるからでしょう。

女性が敬遠したのも何となくわかる感じがする。決しておしゃれな感じのレストランではない。さらに私が注文した「農業ランチ」なるカツ丼定食はラーメン丼がカツ丼の丼になっているようなメニューなので、女性一人では注文しにくいと想像される(実際はもっと沢山普通のメニューもあるんですよ・・・)。

食事後はサイクリングロードは使わずにのんびり寄り道しながら走ってこようと思ったのだが、ほんのちょっとだけ埼玉県に入ってUターンしたらとたんに雨が降りだした。往路の時のポツポツどころではない。見る見る路面の色が変わっていく。橋の下で雨宿りしつつ最短の荒川左岸サイクリングロードで高速道路の真下を通る区間(うちの近所)まで戻る。路面に水が浮くようになってきて、もう諦め・やけくそモードになり、サイクリングロードを走る自転車も稀なことから、下ハンでかなり飛ばした。


川口市に踏み込む。直後雨。

新車なのに早速梅雨の洗礼を受けてしまった。

ホッと一息ついた高速下。写真で見るとやっぱりフロントバッグでかすぎかなぁ?

漕いだ後こいで・・・

例によって日曜午前中に三浦へカヤックを漕ぎに行った。
今回は久しぶりにカフナ。もう今年は10年目となる愛艇赤色1号である。


カフナ10周年。

しばらく組んでいなかったので船体布が縮んでいるが、キールが曲がってしまうほどではなく、順調に組み上げていく。が、油断大敵。テンション部分のジョイントをしっかり奥まで差し込まないでテンション掛けしたら、メス側のアルミパイプに少し亀裂が入ってしまった。「力技」は組み立て・解体の際にはご法度なのだが、つい横着してやってしまった。アルミにも経年劣化が起こっていたかもしれない。とりあえず組み立てと解体には支障がないので、近いうちに少し歪んだ部分を修正して、ビニールテープでも巻いてケガをしないようにだけはするつもり。カフナは他にもバウセクションのキールパイプのショックコードがちぎれていて、これも組み立て・解体に支障はないが、最近の登場回数は減ってはいるものの、さすがに10年も使っているといろんなところに支障が出てくる。でも今回のは自分自身のミスから起こした故障である。いたわらないと。

コースは宮川から剣崎往復。ATの平パドルを久しぶりに持ちだして使う。軽くて使いやすいが、最近Gパドルばかり使っているので腕や肩に負担がかかったかもしれない。漕ぎながら、なるべく腰のひねりを使うようにして漕いだけど・・それにしてもカフナのスポンソンの張り出しはとても心強く、傾けてもひっくり返る感じがしない。その分、ロールは難しいのだが。


剣崎もこんな感じでブーマーもなし、潮目もなし。

海況は風(北風)も弱く波もほとんどない好コンディション。剣崎でUターンして、ロックガーデンの間を縫うようにして岸ベタで戻ってくる。カフナは艇長が短いのでこういったところは得意中の得意分野である。水深がたぶん15〜20cmもあればハルをこすらずに通過できる。


横瀬島の地層


カニがサヨリのような細長い魚の死体を処理していました。


油のような海面

戻ってきて、吐月工房氏がこれから網走の
道立北方民族博物館へはるばる運んでいくというグリーンランドカヤック(洲澤育範氏作製)に乗せてもらった。コックピットが丸くて狭く、ノーマルの卵形スプレースカートは嵌まらない上に浮力体も入っていないので、かなりグラグラ・こわごわである。で、スカリングレストからスタンダードロール、持ち替えロール、ストームロールをやってみた。1回でかなり水がコックピットから入ってくるので3回目には艇が沈んでいってしまうのだが、ロールは上がった。しかし、足先が狭くて引っ掛かりがないので、バレリーナのように足の甲まで伸ばした格好でのロールになる。レイバックはたやすいが、コースタルツーリングは今の私ではかなり困難。でもカサラノに乗っているせいか、少しは技術も上がっているのかと思えた。


足が窮屈で乗るの大変、降りるのチョー大変。沈脱は困難で恐ろしいことに・・


スカリングレストは問題ないようです。でも背もたれがないので腰がコックピットに当たり痛くなりました。

昼食を摂って帰路につき、濡れた衣服などを洗濯した後にスポルティーフでポタリング。デフォルトのサドルの高さはかなりきつかったので少し下げた。トピークのフレームに添わせる細長い携帯インフレータ、キャットアイの赤色点滅のリアライト(しかも暗くなると自動点滅するのでトンネルで有効!)、グランジのナルゲンボトルが使えるケージが届き、早速装着したので少しでも走りたかった。

墨田区の路地裏に入り込み、ウロウロした後に四つ木橋から荒川サイクリングロードを走る。もう夕方なので人出は少なくなっているかと思いきや、高速で飛ばすロードレーサー、ジョギングにいそしむ人、犬連れ、子供連れ親子に頻繁に出くわした。河川敷では少年野球大会の真っ最中で、千住新橋あたりでは救急車も来ている状況。よくも悪くも都会的な光景だ。西新井橋まで走ってからUターンして、サイクリングロードを向かい風の中ひたすら下流へ。エンジン全開ではないので平均スピードは20kmちょっとに落ちる。スポルティーフには化繊の普段着で乗っているが、バリバリウェアのロードレーサーに抜かれてもぜんぜん気にならない。一汗かいて帰宅した。まだまだ往復20km。まだサドルがフィットしておらず、ケツが痛くてこれ以上の距離は苦行になる。また自転車の写真は忘れてしもうた・・

なんだか最近夏風邪気味で、ノドはだいぶ治ってきたが今度は鼻の調子が悪い。ここ数年風邪などひいたこともないのに、いつになく病弱になってしまったなぁ・・それでも汗かいて冷やしているから治らないのか?

スポルティーフ完成

谷川岳から帰宅した直後に完成したスポルティーフを受け取りに行ってきた。

で、まだ10kmほどしか乗っていないが、一応自分で買いそろえたものも装着したので、写真を撮ってみた。曇天の夕方にベランダで撮影したので、暗くてまったく映えないが、一応記録ということで。


すんません、まったくの逆光でよくわかりませんね。

全体はこんな感じ。フレームサイズは540mm。色味は見ての通りだが、キャンディーオレンジ。ドロップハンドルのテープとサドルも茶系統なので、全体的に同じような色味に見えてしまうかもしれない。上の写真ではわかりにくいが、前後輪ともアルミ製のドロヨケが付いている。これはロードレーサーなどと大きく異なる点。

もう一つ特徴的なのは、ブレーキワイヤーの取り回しがハンドル上方へ跳ね上がるような感じで、これもランドナーやスポルティーフの特徴である。ブレーキワイヤーは比較的簡単にレバーから外れる構造になっている(まだ慣れてないので手間取るけど)。輪行する際にはこのワイヤー取り回しの構造と、フレームに付けられたWレバーの変速、フロントヘッドの構造によって前輪フォークが外れ、コンパクトなサイズにするのに有効である。普通のロードレーサーのような手元変速だとそう簡単ではない。ただ、作業は面倒くさいので習熟する必要あり。

変速はフロント2枚、リヤ10枚の20段変速となる。ギアやハブ、ワイヤーなど多くの部品で用いているのはシマノで、ブレーキレバーはダイヤコンペ、ハンドルは日東など、日本の部品メーカーで極力揃えている。ランドナーとかスポルティーフという言葉はフランス語なので、フランスの古い部品を付けたものが重宝される傾向があるようだが、私は実用主義で現在手に入る国産メーカーの部品で旅の自転車を作りたかった。最近巷にありふれ過ぎて好みではない言葉だが、「がんばろう日本」の象徴のような自転車だと思っている。


フロントバッグとハンドル周り(背後にある藻だらけの水槽は気にしないで下さい)

フロントバッグはやや大きい感じもするが、ランドナー用のもので、革ベルトでキャリアに装着している。これも凝り始めるとオーダーバッグ、ということになり目が飛び出るほど高くなるが、両国の「スポーツサイクルいちかわ」に無造作においてあったオリジナルバッグである(諭吉1枚でお釣りきます)。ロゴも何もない。オレンジとディープグリーンの取り合わせが好きなので、お店に1個だけあった緑色のバッグをもう1ヶ月ほど前にゲットしておいた。


ライトです。凝る人は1諭吉以上もするようなライトをつけるようですが、これはその4分の1

キャリアにはライトステーが一箇所あったので、これも形だけ雰囲気を出すために見合うような懐中電灯を探してネット通販で手に入れておいた。サンジェルマンというメーカーの、「
ジェントススーパーXキューブ」というLEDライトである。全体が銀メッキのライトで、単3電池使用、点滅モードもあって照射角度と明るさを無段階に変更できるという優れものだ。このライトをミノウラのアルミ製「ワンタッチクランプ」で挟んでいる。自転車を降りたらワンタッチで外せてハンドライトとしても使えるようにしたかった。

ハンドル周りには、まだ装着したいものはあるが、とりあえず真鍮製のベル(これがいい音である)と以前から持っていたがBD-1ではちゃんと計測してくれないサイクロコンピュータを取り付けた。今度はちゃんと速度を拾ってくれているので嬉しい。

あと予定としては、緑色のサドルバッグがイギリスから近々やって来る予定(たまたまですが、某BS番組でスキンヘッドおじさんが乗るトマジーニに付いているバッグと色違い)。サドルに取り付けてバッグを支えるステンレス製バッグサポーターはすでに到着している。これが日本で買うよりははるかに安い(だいたい半額)。他にはリアのフラッシャーが欲しいのだが、できたらトンネルなどで自動点滅するものが欲しい。もともと種類に乏しい上、光量が弱かったりママチャリ仕様だったりと決定打がなく逡巡している。さらにフレームに添わせて脱着できる細長いインフレータ(空気入れ)もゆくゆくは欲しいところ。うーん、自転車はハマると金を食う・・・

輪行の組み立てとバラしに習熟した上で輪行バッグを買って、遠くへ出かけてみたいものである。にしても、バックスキンのサドルはクッションが入っているものの、まだ馴染むには遠そうである・・・

サドルです。汗で色落ちしてズボンのケツが茶色くなるのでは?

仕事山行・谷川岳

週間天気予報では雨という最悪の予報だったが、現地に行ってみると土曜日午後から晴れたようだった。非常にラッキー。

いつもなら登山口近くで前日幕営だが、幕営に必要な水、トイレが確保できそうもないので、この日は湯桧曽の素泊まり3,000円の宿、「
スキーヤーズプレイス」に投宿。主宰する龍太郎さんは競技スキーからバックカントリーに入っていったバリバリのスキーヤー。職場の同僚の親戚でもあり、今年初めに紹介されていた。大変親切にしていただき、来シーズンのスキーはここへも来て滑ろうと思っている。

さて、日曜日は午前中勝負の天候なので、省力化(あるいは横着)してロープウェイを使う。ロープウェイが上を通っているのに索道下の登山道を歩く、というのは大変難しい。誘惑には勝てないのである。


天神平からの谷川山頂はとても近く見える

で、天神平の標高1300mちょっとから歩き始める。天神尾根から山頂にアプローチするのはもうずっと以前にスキーを履いて登り、広い大斜面と熊穴沢からデブリの中をドロップインして以来。無雪期に登るのは実は初めてだったりする。

さすが百名山で登山道は整備されており、順調に高度を稼いで標高差600mを約2時間で登頂。肩の小屋直前には雪田を直登する箇所もあった。久しぶりの雪。雪があると何だか嬉しい。若者たちは雪慣れしていないのでおっかなびっくりだが、私は雪田・雪渓歩きは大好きである。ヒザに来ないのも嬉しい。


トマノ耳から西方面の稜線を眺める

トマノ耳、オキノ耳をとりあえず踏んで、周囲を見渡すと遠くの山々まで一望である。清水峠や白毛門まで馬蹄形縦走してみたいものである。
登山道にブヨが大量発生しているのがいただけない。腕を何箇所も噛まれ、ズボンの間から入り込んだ奴がふくらはぎまで噛んでいった。熊穴沢避難小屋の休憩では発狂したくなるほどたかってきたので、天神平まで慌てて退避する。


トマノ耳からオキノ耳


群馬側は厳しい岩と谷(マチガ沢だと思う)

下りもロープウェイ。降りてから一ノ倉沢まで車道歩きをするので、また軟弱な下山になったが、これも中年の私にはあり難い救いである。が、3kmほど車道をバスの発車時刻を気にしながら歩くのはきつかった。

何とか15時のバスに間に合い、上毛高原までバス移動、その後新幹線でビューッと移動して18時には自宅に着いた。前日夜に自転車屋からスポルティーフ完成の一報が入っていたので、なるべく早く引き取りに行きたかったのである。ヘロヘロになりながら自転車を引き取った。自転車のことはまた別のエントリで。

実は月曜日、朝から疲れがどっと出ていた。昼過ぎにはあちこち筋肉痛に加え、日焼けした首筋などヒリヒリしている。それでも夕方スポルティーフに少し乗った。嬉しくてたまらんぜよ・・

そういえば・・

現在、私のスポルティーフ組み立て中です。近所の自転車屋のブログに載っていました。

今度こそ・・

週末は仕事山行が控えているので金曜日に吐月工房氏と漕ぎに行った。いつもの三浦半島南岸。
またカメラ忘れた。

平日なので首都高の朝のラッシュをできるだけ早い時間に通過してパス。横須賀PAでコンビニおにぎり朝食を食べて、宮川6時45分着。カサラノを組み立てる。しばらくカフナを組み立てていないけど、またの機会に。

組み上がってのんびりしていたら吐月工房氏着。8時過ぎに漕ぎ始める。海況はやや風があるが漕げない風ではなく、若干のうねりはあるものの快適な部類。波の洗礼を左腰に受けたものの、安房崎の間近を漕ぎ抜けられた。前回は大回りしたのでちょっと達成感あり。




吐月工房氏撮影(ありがとうございました)

すましと海岸でゴミ拾いしたら、結構大漁だった。焼酎の4Lボトル(キャップ付き)をゲット。夏、真水を入れておいて頭から被るのに適当な容量のペットボトルだ。普段飲まない私はこんなペットボトルを手に入れるチャンスがない。さらに、海岸で時を刻んでいる腕時計ゲット。帰って調べたら通販で7,000円程度の安物時計だったが、時間表示がとてもユニークな時計だ。色使いは白とピンクで女性向けっぽいのだが、バンドはごつくて男性向けっぽい。不思議な時計だ。こうやってビーチコーミングで特に必要のないものを手にしてしまうのもどうかと思うのだが・・・

灘ヶ崎でいま一度翻弄されて、穏やかな三崎港を回って戻る。10時。スカッと晴れたとは言い難いが、少しづつ晴れ間が見えてくる感じ。

ロール練習。久しぶりなのと体調の関係からか、7〜8回ロールしたら少し平衡感覚がおかしくなった。私はわりと三半規管が鈍感なのか、一日に何度回っても気持ち悪くなることはないのだが、珍しく変な感覚になった。

最後にストームロールしようとして、力を入れる瞬間にパドルが滑って手から離れてしまったので沈脱。そしたらパドルはすぐ目と鼻の先にあった。ちゃんと掴み直してスタンダードロールすればよかった。沈脱すると艇内にどうしても水が入ってしまうので(ロールが成功している限りはそんなに入らない)、できればしたくないのだ。もう止め時だと思って一足先に上がる。

ロールは昨年から一歩も進歩なし。ま、でもまだまだ滑ったパドルを離してしまうようではセルフレスキューの域に達していないということだ。さらに精進せねば。

まるよし食堂でラーメンを食べて睡魔と戦いつつ14時帰宅。
天気予報通り雨が降りそうな雲行きになってきた。

早朝カヤックへ。でもダミだ・・

一人で漕ぐために三浦へ向かった。直前の風予報では、城ヶ島海上が風速7〜8m、三浦市で3〜4m。どっちを信じていいのか迷うが、午後は天気が不安定になる予報なのでなるべく朝早く出かけてお昼前に帰ってくるのがいい。ダメなら入り江でロールだけでも・・しかも久しぶりにカフナでロールを、と思い、朝5時に出発し6時過ぎに宮川駐車場に着いたのだが、様子はこんな感じ。



写真で見るとどうってこと無いように見えてしまうのだが、肉眼では白波も沖に見え、風は明らかに風速5mを超えている。潮位は意外と高い。ロール練習する入り江にも波風が入り込んでいる感じ。釣り人も結構いるし、急に気力が萎えた。

やーめた!(到着3分で決定。気分はやけくそ)車に乗って劔崎経由でなるべく海岸沿いを走ってみた。毘沙門も江奈湾も結構波高く風強い。金田湾は東向きなので穏やかだが、のっぺりしたここで組んでばらして漕いでひっくり返って、というのも何だなあと思っているうちに野比まで走ってしまったので、高速に乗って帰路についた。8時前には帰宅。

海は現地に行ってみないとわからないことが多いけど、結果としては軽油と高速料金代を消費して早朝ドライブになってしまった。帰りがてら、BD-1担いでどこかへ輪行すればよかったかな、などという考えがよぎる。

さーて、今日一日どうするか・・