平日練習(高畑&羽鳥湖)

先週に続き、新たにオープンした福島県のスキー場で単独練習。
28日は前週末にオープンしたマイゲレンデ、会津高原高畑スキー場へ今シーズン初めて乗り込む。

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今シーズンもよろしく

別宅を朝7時に出て、8時40分頃駐車場到着。支度して9時から滑り始める。まだ年末の休みには早いからか、客は少ない。レッドコースを2本、オレンジコースを5本くらい、ブルーコースを端から滑って11時近くになった。ブルーセンター上部急斜面は未圧雪で不規則なコブコブ。何度も滑りたいとは思えない。

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三岩岳と窓明山が美しい

少し早い昼食にした。シーズン券以外にお金を落とさないのはちょっと抵抗があり、一人だからという理由でレストランで定番の「さば味噌定食」を注文する。テーブル席は間隔をとって座るようになっていて、例年以上にあちこちを消毒している。客は食事が終わるとマスクをきちんと着用していたが、一つ前の二人組ジジイは私が着席する前から缶ビールを二人で計8本空けており、マスクもせずずっと駄弁っている。食事終了後もずっと変化がない。あれでは何をしに来たのか不明だし、おそらく8本も空けているのでは夕方になってもアルコールは抜けないだろう。その状態で雪道を運転するのだろうか?

午後はテンションが下がる。午前中にずいぶん頑張ったし、「50過ぎたら2時上がり」がモットーなので、ひとわたり滑って終了とする。午後はグッとスキーヤーが減るので全くプライベートゲレンデ状態だ。帰り支度をしていたら雨が降ってきた。
久しぶりに「窓明の湯」に立ち寄ってみる。シーズン券提示で町内入湯者と同料金(350円)だ。雪道80kmを走行して、別宅に戻る。

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平日午後のゲレンデ

29日も高畑まで行くつもりで東京を出てきたが、28日午後に雨が降るほど暖かく、降雪はないので午前中はアイスバーンが想定される。筋肉痛もある。高畑よりも近いゲレンデで軽く滑って午後は帰路につくことにした。塩原の人工雪スキー場は避けて、60km圏内でたかつえか羽鳥湖が候補となる。たかつえはリフト券が高く、4時間券が4,000円、一日券が高畑シーズン券提示で1,000円引きの3,500円。羽鳥湖は割引なしだが5時間券がシニア2,600円。となれば超高速クワッドリフトの機動力に期待して羽鳥湖だ。それにしてもシニアの年齢下限がスキー場によってまちまちで困る。高畑も以前は50歳以上だったのに、いつのまにか60歳以上になってしまった。羽鳥湖は今でも50歳以上だ。

朝早く起きてしまったので7時前に別宅を出る。福島県に入り、西郷村から天栄村へ。道の駅羽鳥湖を過ぎると別荘地の中の道路を走るが、勾配がきつくなり、アイスバーンも出てくる。どうせスキー場に着いても待ち時間があるので慎重に運転して、8時着。最前列から4列目くらいに停めることができた。
支度してリフト券売り場窓口が開くのを待ち、5時間券購入。その後リフト券売り場に長大な列ができるとは思いもしなかった。超高速クワッド1本しか動いていなかったので、山に向かって一番左のコースから順に滑っていく。硬い雪面だが、ほとんど誰も滑っていないコースを独占しつつ楽しむ。高速で飛ばすだけでは疲れるので、練習も交えて滑るが、前日からの筋肉痛がぶり返して長いコースを滑り降りると休みたくなる。リフトで休めるかというと、超高速クワッドなのであまり休めない。

単独で滑っていると、練習メニューがすぐに尽きてしまう。何年も一人で滑って練習しているが、厭きが来るのも早く、誰かにアドバイスをもらわないと向上心が衰退してしまいそうだ。最近は動画サイトでアルペンスキーの練習ドリルやテレマークスキーの練習動画を見て参考にしているが、やはりマンツーマンのレッスンを受けたいと思う時がある。

だんだんクワッドに沿ったコースにはボーダーが増えてきたので、少しコースをずらして滑ると快適だ。下部に滑り込んでくると、リフト券売り場に長大な列ができ、正面に見える駐車場の車も数が増えてくるのがわかる。最下部には家族連れや友人と来たとおぼしき小グループがたくさんいる。単独者や二人が多い高畑と違うのはグループ連れが多いということだ。

10時、若干休憩するため車に戻る。休憩後にあと2本滑って終わろうと決心する。しかし水分を取ってトイレによってゲレンデに戻ると、超高速クワッドの待機列が長くなっているのに気づき、ここで止めることに急きょ決定。単独だと相談することなく止めることができるので決断後の行動が早い。リフト待ちの列の密度や昼食時レストランの密度を避けることができた。

駐車場を出ても今からスキー場に向かう車がひっきりなしに上ってくる。福島県外ナンバーが多く、八王子とか湘南なども見られた。年末年始の休みが始まって、ずっと家にいることはなかなか難しい。それぞれが判断してやっていることだし、自分もはるばる遠くから来ている一人に過ぎぬ。皆がそれぞれ気をつければそれでよい。高畑のビールジジイのようなことが無いように願うばかり。

別宅近くで洗車して、午後2時に東京に向かう。30日は午前中雨で午後から冬型が強まるそうだ。
ルートは大田原の佐久山を経由して国道294に乗り、益子まで。益子からは県道で桜川市へ入り、下妻市で再び国道294に合流して常磐道谷和原インターまで。いつもの下道ルートをもう何度通ったことか。この下道ルートのバリエーション県道ルートは大変面白い。車で走ると途中1車線の県道(険道)を走らなければならないので、できれば暖かくなってからバイクで探索しようと思っている。

シーズン初滑り

コロナウィルス感染の広がりは先シーズン後半とほぼ同じ状況、いや感染者の広がりという点ではむしろ悪くなっていて、一方で9ヶ月前よりもわかってきたこともある状況、といった方が正確だろうか。

都会で戦々恐々とするのも一つのやり方だが、スキーはゲレンデであってもある程度ソーシャルディスタンシングを保てるし、飲食時の状況について意識していれば都会で出歩くよりも安全かもしれない。何よりも昨シーズンと違って、一気にドカンと雪が降った。大雪による事故も見られたが、クリスマス寒波以前の降雪で滑れるようになったことはスキーヤーにとっては嬉しいことだ。

人との接触が少ない平日を狙って、21日午後に塩原のエーデルワイススキーリゾート、22日は南会津まで脚を伸ばしてたかつえスキー場で滑った。T4を購入して中古板のKEI-SKIのCYCHOを履き、細板&革靴オンリーからバリエーションを増やした吐月工房氏も同行してくれた。宿泊は私は別宅、吐月工房氏は車中泊。移動はそれぞれの車、ゲレンデでの昼食はコンビニで買い求めたおにぎりなどで済ませ、リフトもクワッドであれば端と端に座るが、ペアリフトではそれぞれ一人ずつ搬器に乗った。

エーデルワイスはハンターマウンテンの少し上にある小さな人工雪スキー場だが、駐車場は週末でも無料、リフト券は安い。ただしセンターハウスやリフトのスピードは昭和である。半日券が平日55歳以上シニア3200円。リフトは2本のみ動いていて、うち1本はファミリー用緩斜面で客が乗っているように見えない。したがって第一クワッドとそこから下る2コースを交互に滑るコマネズミ式滑走になる。コース脇には非常に軽い天然雪が10cmほど積もっていて、突っ込んでも雪が軽くて気持ちがいい。高原山中腹から山頂部にかけては終日雪が降っていたようだ。
img_2533エーデルワイススキー場のリフト降り場近くにて

平日午後では客も数十人で、15時には完全にプライベートゲレンデと化した。15時20分にラストの滑りをして駐車場に戻る。案の定、我々の車だけしか駐車場には停っていなかった。雪道となった日塩もみじラインを慎重に下った。日塩もみじラインはこの12月から無料化したそうだ。昨年までは帰りにゲートで620円支払わなければならず、スキー場利用してさらに有料道路代というのが気に入らなかったが、今シーズンから半日練習に行くにはとても行きやすくなった。
別宅に戻ってコンビニの冷凍お総菜で夕食にし、こたつでぬくぬくと夜を過ごした。

翌日、天然雪を求めてたかつえスキー場に向かった。マイゲレンデの高畑スキー場は土日急きょプレオープンしたのだが、本来は26日オープンであり、この平日は営業していない。よってたかつえとなる。
塩原温泉手前から道路脇に雪が見えるが、尾頭トンネルを抜けると本格的に白くなってきた。例年、12月半ばにここまで雪があることはない。国道352で中山トンネルを越えると路肩の積雪量は1mほどとなり、本格的な雪国と化した。
たかつえスキー場の駐車場は昭和感の残るアストリアロッジ側と近代的なスキーセンタースペーシアの2ヶ所ある。勘違いして後者の方へいってしまい、駐車場に全く車がないことに戸惑う。ようやく勘違いに気づいてアストリアロッジ方面へ向かい、支度して10時にゲレンデに立った。ここは部分オープンで一日券3800円(シニア60歳以上で3000円)だった。天然雪でこの値段なら言うことはない。稼働しているリフトは3本のみだが、コースレイアウトが縦長なのでかなり長く滑れる。日が当たる部分は締まり雪になってきた。樹上からの落雪もあり、気温が高めだ。午後は雪面も荒れてきて体も疲れてきたので、混んでいる最上部ではなく2本目のリフトに沿ったコースで滑る。しかしこれも大して長続きせず、14時30分に終了。初滑りだからいいのだ。

IMG_2536駐車場から三岩岳・大戸沢岳方面

帰路は路上の雪もかなり消えて走りやすかった。吐月工房氏と道の駅「湯の香しおばら」で別れ、汚れた車を水洗いで洗車してから、近所の温泉に寄ってからコンビニ惣菜で夕食。東京へいったん戻るのは翌日午前中とした。

今回の
滑りの動画は以下(約1分)。

年末年始、例年のように宿泊して妙高や志賀高原というのはリスクが高く、止めておこうと思っているが、別宅から日帰り圏内(那須・塩原、南会津、磐梯・裏磐梯あたりまで)なら昼食持参で安全に遊べるのではないだろうか・・都県境を跨ぐ移動自粛、なんてことになると行きにくくなるが、もうそれぞれのしっかりした判断に基づく行動を他人がとやかく言う時期は過ぎたと思いたい。