極寒の黒姫山

18日、インフィールドのツアーに参加。
前夜に現地に近いところで車中泊する予定で出かけるが、日本海側は豪雪予報なので松代か小布施のPAで車中泊した方がよさそうだ。案の定、八風山トンネルを越えたところから路面に雪が積もっていた。外気温はマイナス7度くらい。スピードを殺して松代PAに23時にたどり着き、目張りをして就寝。しかし目張りを窓ガラスに貼り付ける吸盤が機能せず、すぐにはがれてしまって厄介。さらに朝方寒すぎて目覚める。先が思いやられる。松代では朝から蕎麦を食って無理矢理元気を出して出発。

最初の集合場所は黒姫高原スキー場だったが、いったん別の場所で集合して判断することになった。参加者は6名。みな一度は一緒にツアーに参加した人たちだ。

結局、当初の予定通り黒姫山に登ることになった。始動が遅れていたので駐車場もいつもより離れた場所で、しかもスキーこどもの日でファミリーが多い。リフトを2本乗らなければならないが、1回券が1枚600円でクワッドリフトはさして長くもないのに1回券を2枚出さないと乗せてもらえない。ゲレンデトップまで1,800円もかかると考えると高い。チケットも長細い紙なので無くしやすく、検札のおじさんの前で2枚渡したつもりで残りのチケットをまさぐったらポケット内に無く、焦った。
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閉鎖されたコースの急斜面をジグを切って登る
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休憩する場所も斜面の途中

さて、標高1,200mで準備し、先行するパーティのあとを追って登行開始。すでに10時20分過ぎで、2,000mの稜線にたどり着くには3時間以上かかるはずだ。雪も深いし山頂部は風も強いはずなので、1,830mあたりまで登って滑降に移る。気温はマイナス10度くらいで、停まると寒い。シェルを脱ぐことはなかったが、内部で汗が冷えてくる。張り流しのシールはよく滑走面に張り付いていてくれたが、どうしても外す時に雪がまとわりつき、折りたたむと嵩張って袋の中にうまく収納できず、袋に入れることは諦めた。
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晴れ間も見えたりするのだが、上空の雲の流れは速い

隣の尾根にトラバースして滑降。新雪の割には抵抗の強い雪で、テレマークターンを試みてバランスがうまくとれないと板が刺さったりして難儀する。コケると起き上がるのに体力を消耗する。アルペンターンでこなせばコケずに済むことはわかってはいるが、せっかくのツアーだし、単独とはちがって仲間もいるのでコケながらもチャレンジしたつもり。

1,350mあたりで再度シールを貼ってスキーヤーズライトの尾根に上がる。2度目以降のシール装着の時にきちんと滑走面にシールが張り付くかどうかが一番の問題なのだが、まだシールが真新しいので張り付いてくれた。しかし尾根に上がってシールを剥がす時には、滑走面とシールの糊面の間に雪が入り込んで、シールエンドに貼ることにしているプラスチックの板は外したシールに貼り付かず、当然シール付属のメッシュも貼り付かない。やむなく当てただけで畳んで収納する。もっと気温が高ければこうはならないかもしれないが、いずれにせよ複数回のシール脱着には水分は大敵だ。

900mでゲレンデに出て緩斜面を下る。結構脚の筋肉には負担がかかった。週明けはゾンビ化するだろう。
道の駅「しなの」でゆっくり着替えてトイレにも寄って、上信越道に乗る。週末の東北道とちがって交通量が多く、上里SA近くでの事故渋滞があり、甘楽PAで少し長く休憩。関越との合流地点あたりの渋滞は意外と早く抜けられ、その後は比較的順調に東京に戻れた。

給油・洗車の際に女子スピードスケート500mが中継されていて気が気ではなかった。
以下、トラックログのデータのみ。地図はコマーシャルツアー参加なので掲載しない。
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筑波山と山王峠

世間では3連休ということだが、土曜日は仕事、11日も仕事で若人たちと筑波山、ようやく12日にスキーでちょっとした山へ。帰りに渋滞に巻き込まれたくないので、早々に帰宅してしまった。

11日 筑波山登山(晴れ。気温高め)
7時45分発の筑波エクスプレス区間快速に乗る予定だったが、若人の一人が遅刻、もう一人は連絡が取れないとのことで8時発の快速に乗った。いいかげん、遅刻や無断欠席は止めて欲しい。今回は「筑波あるキップ」なるものを秋葉原から3,300円で購入した。TXと往復のバスが一枚のキップで乗れるというお得キップだ。

筑波山神社脇から登り始め、いったんつつじヶ丘までトラバースぎみに登り(迎場コース)、女体山まで急登を登った(おたつ石コース)。この日は暖かく、汗だくだ。若人たちはアタックザックだとやけに勢いがよくてガンガン登ってしまうので、つつじヶ丘までは間隔をおいて付いていった。その後の急登になると他の登山客も増えて勝手なペースでは登れなくなるので、列の最後尾で何とか登れた。

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女体山山頂から

山頂近くなると先日の雪がアイス化して残っており、登山道はグチャグチャ、滑りやすくなる。こういう時は軽アイゼンよりもチェーンスパイクの方が利きそうだ。何人か履いている人も見かけた。私も土曜日の仕事帰りに御徒町の登山洋品店を覗いたが、サイズに合うスパイクがなかったので購入しなかったが、見つけたら購入に踏み切りたい。
男体山にも一応登り、御幸ヶ原コースを下る。ケーブルカーに沿った道で、傾斜がきつい。ここも上部は残雪とアイスと泥であり、かなり滑る。私も一回お手付きをし、アイスに足を取られて一度しりもちをついた。やれやれ。

TXつくば駅で若人たちと別れ、駅前のサザコーヒーに立ち寄ってみた。茨城では有名なコーヒーショップだ。美味しかったので、「筑波ブレンド」なるものを購入してしまった。

12日 山王峠スキー(曇り。気温氷点下)
連休最終日の残り一日、家で仕事するのは嫌だったので土曜日に前倒して仕事しておいた。連休最終日で午後からは渋滞が発生するので、関越方面、中央道方面は避ける。東北道も南会津まで行くと帰りが辛い。日光まで行って光徳牧場から山王峠までのコースを登ることにした。もう3年連続で山王峠には登っているが、今回はステップソールではなく、ピナクル95用のシールを先日買ったので、NTNビンディングでの登行を試してみる。標高差300m程度の山王峠では「牛刀を以て鳥を割く」のに等しいが、今日は実験ということで。

出発は6時。光徳牧場着が9時。いろは坂のある国道120号には雪はなかったが、国道から外れると見事にアイスバーンだ。到着直前、進行方向右のアストリアホテルから出てきた乗用車のタイヤがロックして滑っていた。外気温はマイナス8度。

準備して9時30分ころ登り始める。昨年と同様に学習院大学の保養施設近くから高度を上げて行く。前日気温が上がったせいで、雪がクラストしていてちょっと難儀する。しかしシール登行はステップソールで刻むよりも楽で、NTNはつま先から足が上がるので、拍子抜けするくらい軽い。板の重さを補ってあまりある。
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そのままスタスタ休憩もなしに11時に山王峠に着いた。ときどき強風が吹く中、あんパンとカップラーメンで行動食とする。寒いのでカップラーメンのスープがすぐに冷えてきてしまう。
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お約束の写真

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寒くて味わうどころではない!

滑降は、まず林道に出て途中からカラマツ林を滑り、右にトラバースして登ってきた斜面近くを学習院大学の保養施設の上まで滑り、左にトラバースして終了。この日のクラスト雪ではテレマークターンはできない。休憩なしで20分で下山してしまった。まだ12時だ。

着替えて帰路につく。いろは坂に雪がなくてありがたい。そのまま往路と同じルートで15時帰宅。
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来週はコマーシャルツアーに参加するかな?
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