初ロール

いろいろと面倒くさくなってきていて、ブログもなんだか真面目に書く気が失せている。
ブログを書き続けることもどうなんだろう、と思うくらいだから、このままこのブログもお終いになってしまうかもしれぬ・・

いちいちカテゴリ分けして書くのも面倒なので、まとめて何でも書いてしまおう。
連休中は仕事で新潟県の粟島へ行く予定だったのだが、当然とりやめ。電車も間引き運転、ガソリン給油もままならないのではどこへも行けぬ。

新聞報道からはすっかり脱落してしまった長野県の栄村や近隣の浦安(原発事故の初めのころは浦安のことも新聞やテレビに出てこなかった)のことが気にかかり、浦安のボランティアに行こうと思い立つが移動手段が限られ、自転車では荷物が十分持てない。浦安の担当者からは「お気持ちだけで十分です」と言われる。栄村にはメールでボランティア登録したが、やはり近隣のボランティアで手が足りているようで連絡はなし。

原発事故の情報を追いつつも体を動かしたくて、小中学校が休みに入る直前にスケートに行ってみる。が、都内のリンクのひとつが営業を中断したため、そこのフィギュアスケーターがゴッソリやってきていた。皆さん当然メチャメチャうまい(女性ばっかり)のだが、人前で脚を高く上げてツイズルするのは危険だから止めて欲しい。そんなことを思いながら滑っていたら昨シーズン知り合いになったKさんがたまたま来ていて言葉を交わす。各地のリンクが営業中止をしている中、わが江戸スポは4月も営業するようだ。学校が始まって子供が減ったら滑りに行こうと思う。

また巡ってきた次の週末に京都へ行く。観光ではなくて息子の引っ越しである。それでも二日目は伏見稲荷と宇治平等院鳳凰堂の見学をしてしまった。平等院は中学修学旅行以来である。偶然、京都サンガコーチの森岡隆三氏(元日本代表DF)に出くわし、思わず声をかけて握手してもらう。たまたま練習がオフでバイクでやってきていたようだ。そういえば新聞のコラムでバイクに乗って移動していると書いてあったな・・
2日間で家具家電の購入や東京から送った荷物の受け取りなど全てやり終え、あとは元気に過ごせよ、と言い残して家族3人で京都を後にする。女房は悲しんでいるようだが、私は一人巣立ったのでどちらかというと嬉しい。リスク分散もこれでできたわけだし。しかし京都駅の混雑ぶりは平日にも関わらず凄い。東日本から観光がてら一時疎開してきている人も多いのではないか?
一方新幹線を降り立った東京駅は節電で薄暗く、非常に陰気。他の駅もそうだが、駅にいるだけで気分が暗くなってくる。プルトニウムの漏れに愕然とする。ヨウ素やセシウムならまだしも、プルトニウムはショックだ。でも意外と深刻さをマスコミは伝えていない。なぜだ?「体内に入ってもすぐに排出される」などという間抜けなフレーズの後にその毒性が書かれている。冗談ではない。

フェザークラフトからニューモデルが出たようだが、私に関心はない。25kg近くもあって組み立て時間が40分ではね、カサラノ(4kg軽くて5分短い。慣れて船体布伸びればさらに5分は短縮できる)より面倒くさいということでないの。
私はいまある2艇で十分、カフナもカサラノもまったく不満はない。で、平日に1ヶ月半もカヤックから遠のいていたという吐月工房氏と三浦で漕ぐ。私もドブ漕ぎ以来今年やっと2度目だ。ふと東京湾周辺の海も大丈夫なんだろうか、と思う。
いつものコースを漕ぐが、波は穏やか、透明度高し。場所によってはエビ・カニのゾエアのような微生物が海面に密集している場所がある。ウミウシも発見。すでにホンダワラが生長している。すましと海岸でゴミを拾うが、あまりに多いのでペットボトル類だけ拾う。収穫はゴミ袋3つ分。もうしばらくすると、おいそれとビーチのゴミも拾えなくなるかもしれぬ。エチゼンクラゲは太平洋岸を南下してくる訳で、そういう流れがわずかでもあれば放射線物質の一部はやってくるのかも?

平日ということもあるが、圧倒的に釣り人が少ない。みな海から遠ざかるのも道理だ。今年はマリンスポーツなんて流行らないだろうな・・セタスの笠原氏からも、かなり状況は深刻だとのこと。春になったら買おうと思っていたウェイブスキーボードをどうするか、つい先日まで買う気満々だったが、ある事情を知ってからかなり躊躇している。

ツーリングの仕上げに今年初ロール。水温は13度〜14度で冷たいが、ドライスーツで防備はしてある。スタンダードロールやサイドスカリングはまあまあだが、久しぶりなので左ロールと右ストームロールがぎこちない。それでもかなり間が空いたのに上がったのには正直ホッとした。できなくなっていたらどうしようという気持ちが少しあって不安だった。なーんかパドリングの後にロールすると、ちゃんと仕上がったような気がするようになってしまった・・
カメラ忘れました。どうせ撮っても代わり映えのしない絵なので、ま、いいでしょう。

初漕ぎはドブ漕ぎ

日曜日の風予報は午前中強く午後弱いとのことだった。そろそろカヤック漕ぎに出かけたいなと思っていたのだが、予報を信じて午前中ちょっとした仕事をしたため、いつものリズムと違うパターンにはまりこんでしまった。なーんか内房にも三浦にも出かける気力が湧かず、結局お昼から近所のドブ(運河)漕ぎを一人で敢行する。これなら移動時間がほとんどかからないので気は楽だ。夕方アメダスの風情報を見たら、午後の方が三浦南岸や館山沿岸の風は強かった。ドブ漕ぎで正解だった。

公園の駐車場に車を止めて河川敷でカフナを組み立てる。カフナを引っ張り出すのは昨年11月の
単独外房(鴨川〜勝浦)漕ぎ以来なので、だいぶ船体布が縮んでいてテンションがけに苦労する。ようやくテンションがかかっても、キールが中で歪むくらい縮んでいる。駐車場であらかじめ防水パドリングウェアに着替えてきたので悪戦苦闘するうちに汗だくだ。

ようやく組み上がって、公園のトイレで用を足してから13時ちょっと前に出艇。出艇する直前にこの川で練習しているボートとドラゴンボートと、珍しくリバーカヤックの集団が戻ってきた。こちらはボートのコーチに挨拶し、水上に出てからカヤックの集団に目礼して出発。日曜日は閘門(扇橋・ロックゲートとも)が稼働しないので、旧中川〜小名木川〜横十間川〜北十間川を経て旧中川に戻ってくる周回コース9kmを頭に描いた。運河は風の影響をほとんど受けない(受ける時もあるだろうがそういう時に漕いだことなし)ので、静水をひたすら漕ぐことになる。

いざ出発

うららかな日が出てパドリングは快調である。小名木川の護岸工事はだいぶ進んで護岸の遊歩道が延び、100mおきくらいにはしごと浮輪が設置してある。普段ここを通る船はほとんどないので、災害時を想定しているのだろうか?

江東区スポーツセンターのあるクローバー橋から進路を右にとり、横十間川を北上。時々近くの中学生がボートの練習をやっているが、今日はその姿もなく、水上には私だけ。ここまで意外と河川沿いの道や橋の上から気づかれて大騒ぎされることはなかった。

横十間川へ

総武線をくぐり、だいぶ川も寂しくなったころ北十間川との合流ポイント。すぐ左手に十間橋があり、逆さスカイツリーが撮影できるポイントとしてここ2年くらい注目を浴びている場所に来た。橋上のギャラリーを尻目にこちらは少しツリーに近い水上から撮影である。スカイツリー完成前にここから写真を撮っておきたかったので、願いが果たせて良かった。

十間橋のツリー寄りから

子供に声をかけられた

何枚も写真を撮って、子供たちに声をかけられ、いい気分になって北十間川を東に進んだら、何と河川工事。しかも現場の数十m手前にフロートフェンスまで張ってあり、日曜にも関わらず作業員が働いている。ガーン。残りあと3km弱なのに・・・仕方ないので往路を引き返す。結局9kmの周回が12kmのピストンになってしまった。しかも帰りは消防庁のヘリ(もしかしてあちらは不審船と思った?)が上空近くを飛んでいてうるさい。

帰路、総武線快速を見上げる

直線の静水はさすがに飽きる。パドリングマシンとなって3時ころに出艇地に戻り、乾かしてから撤収。リバーカヤックの集団は地元のカヌークラブの人たちだった。私と同じく川の近所に住むというクラブ員の男性としばし話してから駐車場でカヤック解体。インナーは汗で濡れ、アウターのパドリングジャケットも以前からの塩まみれ&ドブの水付着なので、帰ってからアウターも洗濯したことは言うまでもない。

仕上げのロールは、こんな川では当然しない。また今度きれいな海で・・・