山猫アウトドア備忘録

最近は一人寂しく外で遊ぶ男の備忘録です

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GW・乗鞍岳スキー

残雪が少ない。鳥海山は例外として、どこに行っても雪が例年より少ない。
このままでは、雪が少ないまたは急速に減る・面白さ半減・仕事忙しくなる・天気の巡り合わせが不明、といった要素からどんどん雪が豊富な山から遠ざかってしまう。
GWは3〜5日が仕事で、6日は通常の日曜日である。7日でもよかったが、天気が悪い。6日に決行である。行き先は、そう遠くへ行かれないので例年の乗鞍岳。もうこれでスキーシーズンはおしまいになろう。今回は単独で出かけた。

5日夜に首都高渋滞が収まるのを待って東京を出発。中央道の上り線渋滞が激しいが、それを尻目に下り線は快適なものである。途中で帽子を忘れたことに気づく。あらかじめ家で書いた乗鞍岳入山届も忘れてきてしまった。念入りに準備しないと、仕事が終わってすぐの出発で、しかも行くか行かぬか逡巡した後だと忘れ物がひどくなる。忘れないようにスキー関連グッズは一箇所に集中してあるのに、春になってから必要なキャップはそこに入れそびれていた。入山届は位ヶ原山荘で書くとして、帽子はあればコンビニで買い求めてから上がりたい。何軒か立ち寄ったが帽子は皆無。あきらめて乗鞍観光センター駐車場に23時過ぎに到着し、寝る。シュラフも夏用化繊シュラフで大丈夫だった。
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5月の風物詩、乗鞍剣が峰・高天ケ原と桜

6日朝、観光センターに駐車している車の台数が割とあるので、この上の三本滝駐車場が満杯になっていないか不安になる。実際行ってみるとアスファルト部分にまだ4〜5台ほどの余地があり、未舗装部分にはかなりの余裕があったので杞憂であった。

バスチケット(1,250円)を買い求め、三本滝8:45発の第1便に乗る。前日は降雪で1便、2便が運休になったのに比べれば大変ラッキー。しかしバスは全部で5台となり、各車満車状態だ。

位ヶ原山荘前で風がややあり、山頂方面が心配されるが、9:20山荘を後にする。多くのスキーヤー・ボーダー・登山客と同じく屋根板を登って位ヶ原に出て、肩の小屋下から朝日岳と蚕玉岳の鞍部を目指して登る。シール登行だけで乗鞍山頂近くまで登ってきたのは久しぶりになる。もし硬かったらスキーアイゼンやアイゼン装着のツボ足になる(そんなグッズは持っていないか、重いので持っていかない)が、今年は運がいい。それにしても、みな一様に同じ場所を目指すのは気持ちが悪い。砂糖に群がるアリのように見えてしまうが、私もその一人に過ぎない。
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位ヶ原に出た
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シュカブラ
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鞍部に登りきって振り返ると槍・穂高・常念・笠ケ岳などが一望

剣が峰山頂直下の鞍部で11:40。12時から滑降に移ればよいと考えていたので、ほんとにひっさしぶりに剣が峰山頂まで歩いて登ろうかと一瞬考えたが、まだ滑っている人はごく少なくシュプールでラインが乱されていないので、無駄なエネルギーは使わずに滑降に移ることにした。ツボ足で雪渓を降ろうとしている集団もいたので、あれが穴ぼこだらけにしないうちに、というヨコシマな考えもあってシールオフ。結局滑り出しは12時ジャストで、最初は急斜面だが落ちていくと一昨日降った雪が重く、確実に太ももの筋肉に負担がくるので一気には滑れない。それでも8分で道路まで滑り降りてしまった。
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剣ケ峰山頂は指呼の距離だが行かなかった
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山頂の代わりにこちらへまっすぐ下まで落ちて行きます

行動食を口に入れて再びシール装着、道路沿いに歩きトイレ脇を通って「すべり台」に登る。道路から標高差200mほど。息が荒くなるし、南風も強い。ザラメ雪が風で吹き飛ばされてくる。登りきって13時ちょい過ぎ。スキーヤーズレフトのハイマツが雪の上にすべて出ているので、2650mの道路まで回り込んで富士見沢の中下部を滑降し、そのままトラバース気味に標高2480m鶴ヶ沢左岸の小尾根まで。相変わらず雪は重く、テレマークターンは脚に負荷がかかり過ぎる。アルペンターンでも数ターンすると太ももに疲労がたまる。
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富士見沢を見上げる

最後の登りとして、鶴ヶ沢を登る。富士見沢から高度を落とし過ぎたので標高差200mちょいを直登する。登り始めが13:40で、バスの発車時刻は15:24なので、14:30に道路最高地点から滑れば下りきっても時間の余裕がある。スキーは登りは遅めだが下りが速いのだ。ゆっくり登ればいいや、と思っていたが、14時を回ると周辺に誰もスキーヤーがいない。みな賞味期限直前(もうゲレンデ上の急斜面の雪付きが終わりに近いらしい)のツアーコースを降りてしまったのか?

14:25に道路最高地点に到着してシールを剥がし、14:35に滑降開始、位ヶ原山荘到着は14:53。コーヒーを頼んでも余裕でバスに乗れる。乗鞍高原方面への最終便バスは5台も待機していたが、三本滝行きの専用バスは10人ちょっとしか乗らなかった。2台は空車状態。この時期、どれだけの客がバスを利用するか読みにくいのでアルピコバスも大変だ。この最終便でインフィールドの中野さんご一行と出会う。おそらく、彼らは人が少ないエリアを堪能したに違いない。

私も、累積標高差1000mほどは登った(データで1215mとあるのは、最高地点の山頂直下から標高が高めになってしまい、さらに鶴ヶ沢を登っているにも関わらず一度降ったことになっているせい。序盤と終盤だけは標高が正確だが鶴ヶ沢途中までは標高がおかしい)。昨年の4時間程度の行動よりはよほど充実した乗鞍岳であった。おそらくこれで今シーズンのスキーは終了である。

K2Pinnacle95を手に入れて、どんな雪質・斜度でもまず怖い思いをせず、無駄な転倒なく滑降できるようになった。ゲレンデスキーについては、安比高原や志賀高原のようなメジャーなスキー場をめぐることもした(その分、ホームゲレンデの回数は少なかった)。バックカントリーに関しては、単独入山が多くなっていて危険性を排除する努力がより必要だ。信越トレイル(キューピットバレイ〜森宮野原駅)の単独行と、鳥海山北面滑降は特に印象深く、忘れられない山行になった。

来シーズンはどうするか?ケガなく細々と続けていきたい。
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鶴ヶ沢を登っている時に下降(青い線)になってしまっている。ここで山頂直下からおかしかった標高が修正されている。そのため部分的に標高データが200mほど高くなっている。
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累積標高差は1050m程度のはず。最高標高が山頂より140mも高く、下りの最大斜度は明らかにおかしい。
ま、一応の目安だから不正確でも行動中は深刻ではなく、目くじらは立てない。
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GW東北・鳥海山北面スキー

5月1日 晴れ 鳥海山北面滑降
朝7時に食事をとって、そそくさと宿を後にする。平日なのでそこまで駐車場は混まないだろうという予測はしているが、祓川第一駐車場に車を停めたい。幸いなことに駐車場が満車になっていることはなかった。フォレスタ鳥海からの30分ほどの道のりの最中、道路の両側に数mの雪壁がそびえていた。1000m前後の標高で、立山や乗鞍に匹敵するくらいの高さの雪壁が見られるのは稀だろう。
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帰路撮影

8時10分、駐車場から祓川ヒュッテの前に出てスキーで歩き始める。すでに遠くの斜面に大人数がへばりついているのがわかる。視界がよければずっと七高山山頂を見つめながら登るルートは、目標物との距離に心が折れそうになる可能性があるが、ゆっくりでも歩を進めれば山頂が少しずつ近づいてくる。ずっとポールが立てられているから少しくらい視界が悪くなっても安心ではある。
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祓川ヒュッテ手前から歩き始める

竜ヶ原湿原を歩くと最初のやや急な斜面である。夏は沢があるが、すべてフラットな雪斜面になっている。急な段を乗り越えながら女房を待ち、短い休憩を入れ、10時近くなって七ツ釜避難小屋近くに至る。避難小屋は半分くらい雪の上に出ていた。猿倉口方面からのポールがここで合流する。女房の状態はまあまあなので、励まして30分に一回くらい休憩を入れつつ、舎利坂の急斜面に取りつく。こちらも足のマメの状態が芳しくないのでゆっくり登るが、女房との距離は少しずつ離れるので、山頂で待つことにして12時30分に七高山山頂到着。15分遅れくらいで女房が到着。よくがんばった。標高差1000mのシール登行はきっと自信につながるに違いない。
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舎利坂に近づいてきた
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振り返ると下は絶景

風は強めだが、体から体温が奪われるほどではないので、女房の回復を待ちつつ13時20分まで大休止。山頂にいたスキーヤー、ボーダーの多くは滑り降りてしまったようだ。稜線上をスキーを担いで行者岳方面に向かう人もいるし、千蛇谷方面に滑っていきそうな人も直下に見える。新山に登っている人もいるが、スキーヤー・ボーダーではなさそうだ。
山頂で休憩する人が少なくなったからといって目の前で立ち小便をするのは罰当たりだ。せめて少し滑り降りてブッシュの陰でしろよ!女房は疲れていて視野が狭まり気付かなかったようだが、目の前でモロに見えてしまうから止めて欲しい(どこかの誰かさん!)。

13時20分、女房が一番緩いと思われるラインを滑ってから、ダイレクトに落ちていくラインで滑る。斜度30度弱だろうか。ザラメなので気持ちよくターンができるが、落石も見えたりして気は抜けない。女房と合流して、標高1950mあたりから登ってきたルートと絡んで滑る。クラックが目立つようになり、スキーを取られないように気をつかう。13時45分ころ、七ツ釜避難小屋近くまで滑ってきた。ここまで滑れば20分しか経っていない。
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滑りやすい!
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山頂をバックに

天気もいいし、女房もほぼ転倒なしにここまで滑ってきているので、お互い慎重にポールを絡めながら滑って、女房は祓川駐車場へ、私は猿倉口へと下山することにした。ずっと緩斜面で山頂直下に比べれば面白みはないが、滑走標高差が200mほど増すことになる。夏道を迂回するように経っているポールを横目に見ながら面白そうなラインを見つけようとしたが、全般的に緩斜面でいまひとつ。そのままドンドン滑ってしまい、標高1000mの猿倉駐車場にほぼ14時着。1時間30分、標高差1200mの大滑降だった。荷物整理してスキーの汚れを雪で落とし、スキーパンツとブーツを脱いでタイツ1枚で寝転がって女房が車で降りてくるのを待つ。30分ほど待って女房と合流した。
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いつものごとくゆっくりペース

フォレスタ鳥海で風呂に入り、再び鳥海町〜院内を経て、13号線で山形県の新庄に向かう。無料供用の自動車専用道路を使ったりして寒河江のホテルに18時30分着。道中、山形県も田んぼに手が入っていないことに気付く。宮城県はやはり暖かいのか?さすがに山形県はさくらんぼの木が花を付けて満開状態になっているのが印象的。
鳥海山登頂と滑降の達成感に溢れて興奮気味だが、とても疲れた。翌日2日は曇りから雨になる予報だ。鳥海山の豪快な滑降の後、途中までリフトを使い、雨の振り出しを気にしてちょっとだけハイクアップして滑るのは落差が大き過ぎる。視界もよくなさそうだ。月山は月山で別の楽しみを研究しよう。女房の疲れもさることながら、自分の足のマメもきつい。

月山は次回持ち越し。山形県内で少し観光してゆっくり帰ることに方針は決まった。

5月2日 曇り後雨 帰路
だるさが残る朝だが、いつものように早起きしてしまう。ゆっくり宿を出て、後ろ髪を引かれつつも、月山を遠めにも見られない天気では早々に諦めるのが賢明と考えて月山方面には向かわず山形市内へ。霞城の駐車場に車を停めて、霞城の櫓、お堀の中を走る山形新幹線、最上義光歴史館、山形美術館(ルオー展)を見学。ルオーの絵の展示点数が多く、飽きるくらい見た。
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城の堀を通る線路って珍しいのでは?
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御用画家ダヴィッドのナポレオンよいしょ絵と全く同じポーズの最上さん

11時台に山形市を離れ、米沢から大峠を通って喜多方へ。西吾妻方面や飯豊方面の雪が見えたが、鳥海のような圧倒的な雪の量はなく、わずかな残雪といった感じ。喜多方から飯豊連峰を振り返ると豊富に感じるが、例年ならもっと真っ白ではないだろうか。14時ころ喜多方でラーメンを食べて、さらに一般道で南下、会津若松から会津西街道121号線で走り慣れた会津田島を経て栃木県へ。ついでにそのまま日光まで南下し、日光宇都宮道路に乗る。佐野藤岡インターあたりから渋滞が伸びているので、大谷PAで仮眠、19時30分に再出発して帰宅した。東京も小雨が降っていた。

いやー、実に充実したGWのスキー行脚だった。もう今シーズンはこれで終わりにしてもよい、と思っているが、乗鞍行きたいよ病が発症するかもしれない。
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GW東北・栗駒山スキー

例年GWの連休は仕事が入ってしまうのだが、今年は3〜5日に仕事がまとまった。しかも平日の1、2日に仕事がなく、29日から4日間連続で休みが取れた。GW前半は天気が持ちそうだということで、思い切って東北へ足を伸ばすことにした。

当初は一人で北上しようと思ったが、かぐらBCで復調の兆しある女房も行きたいとのことで二人で行脚することに。車中泊はさすがにキツイだろうと思い、栗原市築館、鳥海山麓、寒河江に宿を取った。取れたことすらラッキーだったかもしれない。ターゲットの雪山は、栗駒山(30日)・鳥海山北面(1日)・月山(2日)である。天気と疲労と充足感で月山はカットしたが、GWになっても早春の気配が濃厚な東北の山麓地帯を味わって無事ケガなく帰ってきた。以下、旅行記である。

4月29日 移動日
渋滞を避けて昼過ぎに出発。まだ東北道の事故渋滞が残っていたので、早々と浦和で高速を降りて新4号バイパスで北上し、矢板から東北道に乗った。関東北部は気温30度近くまで上昇して暑く、田植えが終わっている田んぼも多い。福島県中通り、宮城県を北上しても季節が逆戻りした印象は薄く、宮城県でも田んぼに水を入れた場所が目立つ。長者原SAで夕食を食べて、栗原市築館の小さなビジネスホテルに投宿。質素だが清潔感のあるホテルだった。

4月30日 晴れ 栗駒山BC
7時にホテルで出た朝食は、すべて自分のところで調理しているようで、業務用の食材をほとんど使わず手作りされたもので好感が持てた。いわかがみ平までは車で約1時間かかり、直下のゲートが開くのが9時なので、のんびり8時にホテルを出発。曇りがちで栗駒山を遠望することはできないが、かなり長距離(40km弱)を走って栗駒山に近づく。雪はまあまああるように見える。8時45分にゲート通過。すでにゲートは空いていて、いわかがみ平の駐車場に着いたら登山やスキー・ボードの人がハイクアップし始めるところだった。
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登り始め

われわれも9時20分ころ歩き始める。はじめレストハウスの左方に向かって登り始めたが、ブッシュが行く手を阻んでいそうなので右手に行き先を変え、小さな沢状地形の中へ入り込んでブッシュを避けた。トラックログもそこから始まっている。沢を右手に見ながら緩い斜面をハイクアップし、沢のヘリを歩かなければならないところではスキーを外したが、女房のペースと自分の足にマメができない程度のゆっくりペースで11時30分に山頂直下到着。スキーをデポしなくてはならない山頂はパスして、一人で東斜面を標高差100mほど滑ってみる。東斜面は開けていて気持ちがいい。登り返して12時20分。
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山頂へ直登

南側の急斜面にも雪が残っていて、そちらを滑った人もいてそそられたが、メインは明日の鳥海なので自重する。栗駒はだいぶ雪が解けてしまっているので、3月末か4月初め、道路の開通を待たずに下から一日かけて楽しんだ方が賢明に感じた。今年特有のことなのかもしれないが、この日はスキー・ボードよりもツボ足登山者の方が圧倒的に多かった。かなり軽装備の登山者も見かけた。

12時30分、女房と滑り始める。東斜面からつながっている沢状の雪原はほとんど滑られていないようなので、沢の源頭部に出てどこかで雪を繋いでトラバースして沢のヘリに上がればいいだろう。登りでスキーを外した箇所ではまたスキーを外し、ブッシュの中の緩斜面タラタラ滑りで13時20分に駐車場帰着。午後になると駐車場には雪を見に来た一般観光客が多くなっていた。
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雪はまあまあキレイ

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下部になるとさすがに汚れが・・

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トラックとデータ(登りの最大斜度がどうもおかしい)
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スキーを脱いでからのドライブが今日は長い。いわかがみ平からまた延々と南東に降り、国道457号線から47号線、鳴子温泉から108号線に乗って栗駒山塊を東→南→西と回り込み、オニコウベスキー場の東を通って鬼首トンネルを抜けて秋田県に入る。左の神室山地は険しくて残雪が見えるがとても急だ。

湯沢市の院内あたりはまだ雪どけ直後といった感じで、枝垂れ桜が美しく、道端にはスイセンが咲いている。早春に逆戻りだ。秋田ではまだ田んぼに全く手が入っていない。108号線で鳥海町に降り、600kmほど走ったので給油して、フォレスタ鳥海に投宿。鳥海山の祓川へ一番近い猿倉温泉の宿で、建物も立派なリゾートホテルだ。ホテルで登山届も提出できる。
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夕方、美しい鳥海山の懐へ

明日は鳥海山にチャレンジ。予報通り曇りから晴れになるのか?
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かぐら雁ヶ峰コース改め中尾根

週末の混雑を避け、平日月曜日にかぐらスキー場へ向かった。今回は女房連れでライトなシール登行を交えるつもりで、最初は吾妻スカイラインで浄土平近辺から東吾妻山、前大巓、蓬莱山あたりへ行こうと考えていた。しかし距離が長く日帰りが大変だということや、土曜日の仕事が長くなって土曜夜に移動ができないことなどから却下。かぐらのバックカントリー(雁ヶ峰コース)に切り替えた。駐車場と山が混雑する日曜日を避けて月曜日の日帰りとした。

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30分頃駐車場に到着する。駐車場中程のトイレ・売店あたりまで駐車されている。そそくさと準備して高い一日リフト券を購入する。ついに私も数日前からかぐらスキー場でシニア券を買い求められる年齢になってしまった。もちろん迷わず500円安いシニアチケットで。

ロープウェイに乗ってみつまたエリアのリフトに乗ってみると雪面がとても汚い上に雪の量が例年になく少ない。ゴンドラに乗って雁ヶ峰から降ってくるコースの下部を注視して見たが、ツリーホールが異様に大きく、積雪量がかなり少ないようだ。最後は藪漕ぎ覚悟かと思いつつゲレンデトップへ。

平日の第5ロマンスリフトはスカスカで、週末のような殺気が感じられなくてよろしい。リフトを降りたところで計画書を提出しようとしたら、ホワイトボードに「雁ヶ峰コースNG」とある。スタッフのお兄さんに聞いてみたら、下部は雪が少ないし沢には大きな穴が空いているのでスキー場からNGが出ているという。まだ4月なのに、雪が豊富なことで有名なかぐらスキー場ですら例年以上に雪解けが進んでしまったようだ。

仕方ないので、お兄さんには霧の塔から戻ってくると言ったものの、とりあえず神楽ヶ峰近くの稜線に登り、中尾根を滑ってゲレンデに戻ることにした。何せ同行の女房は新しい板で最初のシール登行、ずいぶん前に行った鍋倉山以来、スキーで山に登ることもしていない。体力目一杯の行動は慎まないと。

順調に稜線まで30分ほどで登り、少し休憩してからノーシール・ステップソールの私は登ってきた斜面を少し滑り、平坦な場所から沢の源頭にトラバースし、中尾根の頭に登り返す。女房が後ろからついてくるのが見えたので、一度斜面を滑って雪の状態を確かめ、再び中尾根の頭に登り返す。若干滑りにくい雪だ。
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苗場山をバックに
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G3finder86とK2talkback82

中尾根の頭でまた長く休憩して、だんだん風も出てきたので下山にかかる。12時30分。中尾根の滑降は快適だったが、女房は結構何度もこけていた。立ち上がるのにエネルギーを消耗し、尾根の下部に降りてきたら結構疲れているようだった。50分ほどかけてゴンドラの山頂駅に着いた。女房の右足が調子が悪いようなので、まっすぐゲレンデ内を滑って降りた。ゴンドラ沿いの緩斜面ではステップソールが引っかかってスケーティングが必須。女房はこの緩斜面でさらにダメージを足に被ったよう。
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中尾根の小さなオープンバーンで
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ゲレンデではこいのぼりが泳いでいた

ロープウェイで駐車場に降りたら14時を回っていた。リフト券を買った時についてきた場内1000円券で軽食を食べて、帰路についた。

こんな状態ではどこに行っても雪が足りずに苦労しそうだ。GWにあと1回か2回行けたらそれで今シーズンは終了だろう。連休始めに東北に行って、最後に連休明けに乗鞍に行きたいが・・

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地図
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データ
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4月なのに新雪?

足のマメも癒えてきたので、週末にスキーを持って出かける予定を立てた。今回は女房が行く気になっている。シーズンも終盤に近づいて、そろそろテレマークスキー装備を更新したらどうかと話した結果、カラファテに偵察のつもりで出かけ、巧みなY氏の商談に乗り、帰りにはK2talkback82(160)とボレーのswitchbackをゲットしてきた。体調が優れなかった女房にやる気が出てきたのは嬉しい限り。

まず考えたのは日曜日夕方の渋滞が長くならない東北道方面。吾妻スカイラインが開通するので、短時間の歩きで滑れる浄土平から東吾妻山方面はどうかなと調べてみたら、開通は午前10時とのこと。それは遅過ぎる。猫魔から雄国沼方面も考えたが、天気予報も冬に逆戻りなので、おとなしく日曜日はグランデコでゲレンデ練習することにした。
女房の新板を土曜日に受け取ってその足で裏磐梯へ出かける、という無謀なもくろみだが、せっかく新板を手にしたのに滑らない手はなく、いきなりオフピステというのは無謀の上に無謀を塗り重ねる行為だ。まごまごしていてはゲレンデも終了してしまうので、福島県で営業しているグランデコか猫魔で、ということに相成る。

女房連れなので土曜日に前乗り。裏磐梯休暇村でリフト券付きの宿泊プランがあり、比較的安価だったので予約して乗り込んだ。北上しつつ沿道の桜や栃木の低山の新緑を味わったが、ずっと高速では面白みがないので、白河中央インターから国道294号を使って猪苗代湖畔を通り、裏磐梯へ。北風で猪苗代湖の波がものすごかった。途中から雪が舞ってきて、裏磐梯では冬に逆戻りだ。スタッドレスタイヤをまだ交換しなくてよかった。

明けて日曜日朝まで雪は断続的に降り、休暇村の駐車場で新雪10cmほど。4月なのに新雪滑降かっ!
グランデコに9時過ぎに乗り込む。センターハウス前に細板ステップテレマーカーが数名、塾長のKさんに率いられてリフトに乗っていった。ステップでゲレンデ外に出るのだろうか?
こちらはゴンドラに乗り、第2、第3リフトを中心に滑る。気温は氷点下で、かなり寒い。2月末くらいに逆戻りだ。

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ゲレンデ脇の霧氷がついた木

女房の滑りをチェックして、アドバイスをして午前中が過ぎていった。最初はtalkbackの柔らかさとターン始動に戸惑っていたが、しだいに慣れてきたようだ。年始に志賀高原で滑り込んだ時よりも疲れが軽減されているらしく、まあまあ様になってきた。
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新雪のすぐ下はアイスバーン
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自前のストックを次男に奪われたので長いストックを短く持つ

あんまり頑張っても帰りが大変になるので、13時ころまで滑り込んで、お昼を食べて帰路についた。
帰りは素直に磐越道〜東北道で帰る予定だったが、事故渋滞と自然渋滞のミックスで1時間程度ハマりそうだったので、北関東道を少し走って栃木市・小山市を抜けて4号線バイパスで南下、道の駅「五霞」で休憩して圏央道〜東北道に乗り、渋滞を迂回した。

もうゲレンデで滑ることはないと思っていたが、ピンポイントでいいコンディションに当たってしまった。しかし、おかげで吾妻スカイラインの開通はずれ込んでしまった。
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信越skier春の雪調査(計画とアプローチ)

3月になって急に気温が上昇し、すっかり春めいてきた。個人的にはもう少し長く冬であって欲しいのだが、春には春前期のマゾヒスティックな悪雪滑降という楽しみ?もある。

少し前から練っていた個人的計画に、信越トレイルのステップソールスキー縦走があった。まだ歩いたことのない最東部の野々海池や三方岳・天水山を経て森宮野原まで降りるルートだ。ワンウェイの行ったきり縦走なので、単独では難しいと思っていたが、上越市の菱ヶ岳山麓にあるキューピットバレイスキー場の送迎シャトルバスとゴンドラを有効に活用すれば、車2台は必要なく、飯山線とほくほく線を使って車を回収できそうなことがわかった。

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未踏の地だし、やはり一人では心細いなあと思いつつ、インフィールドの中野さんにルートの現実性を打診してみたら、リクエストツアーとして取り上げてくれた。私の計画に加えて、前日長野県側の鍋倉高原からキューピットバレイまで抜けるルートも浮上し、二日間のステップソールスキーの旅(22日はキューピットバレイのコテージ泊の計画)に昇格した。他の参加者が2名見つかったものの、現実にはそう上手くは行かず、22日、23日ともに雨で中止となった。晴れていたとしても、キューピットバレイのゴンドラが動いていたかどうかは不明である。

上記の計画に加えて25日の日曜日にインフィールドの矢代山地・重倉山ツアーにも申し込んだため、23日と24日の宿泊先も確保した。24日が晴れならば、一人で当初の計画のルートを歩くつもりだ。

ステップソールツアーが中止になったのだが、23日夜の宿泊先は確保しているので、23日午後に東京を出て宿泊先に向かった。上信越道を使うとずっと高速に乗ることになるが、平日で料金も高いので関越で塩沢石打まで行き、国道353号線で清津峡を経由するルートを取った。もう路面に雪はない。

十日町と津南の間で国道117号線に合流してから、森宮野原駅までは10km強なので往復してみることにした。その後国道353号線、253号線でほくほく線の虫川大杉駅に向かい、翌日の駐車スペースを確認して直江津経由で宿泊先のビジネスホテルに向かった。翌日は行動を早くすれば虫川大杉駅8時発のシャトルバス第1便に乗れそうだ。
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森宮野原駅前で昭和20年、この天辺までの積雪があった

信越トレイル単独行の記事と重倉山ツアー参加の記事は別立てとする。
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近そうで遠い重倉山

3月25日(日)晴れ インフィールド・重倉山ツアー

宿泊先の目の前の道の駅で7:30集合。昨年の粟立山に参加した2名のメンバーが共に参加、全体で7名のゲスト参加となった。ガイドも含めてテレマーク3名、ATスキー5名、スプリットボード1名の混成部隊で、西野谷集落の外れの標高265m地点を8時出発。

林道に沿って重倉川を詰めていく。重倉川は支流も含めてスノーブリッジがなく、帰りは苦労させられそうだ。林道が重倉川から離れて高度を上げて行く折れ曲がりポイントまで来ても対岸に渡れないため、そのまま林道を登っていく。林道は距離がある割に高度が稼げない。昨日長距離を歩いた脚のダメージが徐々に出てくる。足のマメもダクトテープを貼ってワセリン状のジェルを塗り込んで対策はしてきたが、脱げないブーツの中で悪化していっていることは明らかである。
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林道から

550mで林道から離れて尾根に取りつき、922mピークと869mピークの中間に出る。922ピークでシールを外して北面を滑るが、雪面が硬くてターン時にずらしながら滑るしかない。標高800mの沢で再びシール装着、重倉山山頂まで標高差200m弱を登る。これが辛かった!
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奥に大毛無山、手前に粟立山とその北方の稜線
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今日はノーマルスキーで
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922mピークにて
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硬い北斜面を滑る

山頂で13:20。実に標高差800m弱を5時間かけて登った。疲労蓄積だけでなく、日差しの強さもダメージを大きくした。
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山頂でくつろぐ

13:35から滑降開始。雪庇は大きくないが、無雪期ならガケになっている斜面を滑る。南東面で雪が重く、テレマークターンは試みてもうまくいかず、2コケしたのでアルペンターンで滑る。NTNなのでアルペンターンは山でもお得意だ。594mの尾根突端までは20分で滑ってしまう。
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山頂直下のいい斜面
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いい感じで滑ってこれた
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昨年粟立山に登ったお二人。共にATスキーでとても上手

そこから重倉川の左岸に下降していくが、沢沿いに降りてから林道の屈曲点までのわずかな距離の中にさまざまなトラップが潜んでいた。狭くて急なクライムダウンポイント2箇所、飛び石づたいの沢横断2箇所、急斜面のトラバース、スキーを外してのツボ足登行など、合計で1時間以上格闘した。
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沢の出合で川を渡る。SLが岩を投げ込んで足場を作ってくれた
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こんな感じで場所を選ばないと川を渡れない

その後は登りで使った林道をタラタラと滑り降りるだけ。15:45着。
コマーシャルツアーなのでトラックのある地形図は表示しない。データのみ掲載する。
かなりヘビーなツアーだったことがわかる。
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足のマメのダメージも大きく、もう十分滑ったので、日曜日の高速割引を使って帰ることにした。月曜日も時間的な余裕はあるが、足のケガをこれ以上ひどくしたくない。道の駅あらいで大相撲千秋楽を聞いて、ご褒美に回転寿司を食べ、関越道の渋滞はPAで寝てやり過ごすことにして帰路につき、甘楽PAで2時間ほど睡眠。22時30分頃起きたら渋滞は解消していた。練馬から外環には乗らず、新目白通り、靖国通りを経て帰宅。日付が変わっていた。
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信越トレイル・ステップソール縦走

3月24日(土)晴れ 信越トレイル・ステップソール縦走

朝7時45分、ほくほく線の虫川大杉駅に駐車し、あわてて最後の準備をして8時ジャストのシャトルバスに乗る。他に地元の小学生レーサーが二人。20分ほどでスキー場に着き、9時のゴンドラ稼働開始まで待機。登山届はパトロールに提出するつもりだったが、パトロールの人が不在で、チケット売り場でゴンドラ1回券(1,000円)を購入する際に事情を説明して受け取っていただく。

ゴンドラは予定通り9時過ぎに動き出し、さっそく山頂停留所駅(965m)へ。ロープの一角に警告の看板があり、そこがエリア外への出口になるようだ。シールをあらかじめ貼ったスキーを履いてロープ外に出ようとしたら、おじさん二人に声をかけられた。ルートを簡単に説明したら、シールというものを見るのが始めてのようで、説明した。しかし今回、シールは最初の登りでしか使わない予定だ。あとはアップダウンの回数が多過ぎていちいちシールなど脱着していられない。G3ファインダーのウロコの登坂力で機動的に歩くつもり。出発は9:20。
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ゲレンデからの出口右手に雪崩デブリ。真ん中の小尾根を登る

平坦な場所がロープ外にもあるが、菱ヶ岳の崖が迫っていて雪崩のデブリもあるので一般客が近づける場所ではないようだ。デブリを避けて小さな尾根の上から登ったつもりだったが、トラックデータを見ると尾根と尾根の間の小さな沢を登ったようだ。稜線に上がったのが9:50、標高1100m。シールのままで1150mのピークに登る。10:10、シールを剥がして滑降に移ろうとするが、思ったより急斜面だ。標高差80m程度だが、最初からコケていたのでは先が思いやられるし、自分一人しか頼れないので、コケないよう慎重にターンして1075mまで。雪質はいいようだ。黄砂もないし、昨日までの雨が霧氷になったりわずかな積雪になっていたようで、雪面はキレイ。
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美しい雪面と霧氷が着いた木々
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黒姫・天狗原&金山・妙高・火打。手前に伸びているのが関田山脈
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最初に滑った斜面

ここからはステップソールのウロコを効かせて歩く。県境の稜線ピークではなく、若干長野県よりのピーク直下をトラバース気味に歩いていく。1131mピークの直下で10:40。右手下方に無木立の湿原が見えた。湿原に向かって滑り、そのまま沢状地形を歩いて野々海池へ。池の上の一番長いところを一直線に歩く。時間は11時前後で、ここまでの距離は3.5kmほど。野々海池を渡りきったところにキャンプ場の施設があり、その近くの日陰で休憩。行動食を摂取。バウムクーヘンやらワッフルやらドライトマトやナッツなど、普段はあまり食べないものばかりで、水がないとノドを通りにくい。暑くなることを見越して水分はハイドレーション・チュウチュウ仕様にしてあるのと、別立てでスポーツドリンクのペットボトル500mlの合計1.5リットルを担いだ。日が高くなってきて池の真ん中では日差しを遮れないので、水分を欲する。暖かい飲み物はこの天候だと要らない。
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野々海池を横断

休憩後、三方岳に向かって緩やかな斜面を登る。三方岳手前の1140mピークのブナ美林を静かに歩いていたら、案の定甲高いエンジン音が聞こえてきた。関田山脈名物のスノーモービル(スノーバイクも数台見かけた)軍団だ。一台ずつバラバラにやってくるので三方岳山頂直下まで何台もすれ違った。彼らはすれ違いざまに会釈はするのだが、トレースを見ると相当な急斜面をフルスロットルで駆け上がるのでその爆音が轟いて興ざめになる。2ストロークだから余計うるさい。まあ、あちらも一人でスキーで歩いているヤツがいるとは思ってもいないだろうし、他人に迷惑をかけないようにこのエリアに入ってきたのだろうから、常識は踏まえた方なのかもしれない。それに、彼らの爆音で冬眠から目覚めた熊などは現れないだろう。
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三方岳を通過。稜線のギャップは大きい

三方岳はピークを踏まず、12時に通過。天水山までに小ピークが3つあるが、滑りやすいところはすべてモービルのトレースが刻まれていた。仕方ないが、迷うことはない。ピークはなるべく巻くが、鞍部までの斜面は予想以上に急で、鞍部の尾根の右手(長野県側)は沢で左手(新潟県側)はガケになっているところもあり、ルート取りに気を遣う。そんなこんなで天水山山頂に12:50分着。ここは新潟県側の斜面がなかなかよろしい上に県境の尾根は地形図からの想像以上に滑りにくそうなので、モービルのトレースを見ながら新潟県側にいったん滑り、トラバースして鞍部に出る。1043mピークの手前の鞍部で13:00、そろそろ疲れが出てきた。目の前の斜面を登る気力が薄れてくる。うまく下山できれば14:20森宮野原駅発の飯山線に乗れるかも、という淡い期待も出てくる。こういう皮算用がよくない。
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天水山から津南方面が見える
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尾根通しで滑ると間違ったピークに行ってしまう

1043mピークから尾根を滑って967mピークに向かわなければならないところ、その手前の枝尾根の末端に行ってしまう。GPSで確認して修正。尾根が広がり、下り基調になるのでルートファインディングを頻繁にしないと危険だ。広がった尾根をあまり右手に寄らないように滑る。左に寄り過ぎると無印良品のキャンプ場が見える。尾根が延びているが、駅は遠のいてしまう。幸い、杉や広葉樹は疎林で視界はいい。標高750mあたりで作業道と交錯しながら標高を下げる。杉林が密林になってきて、その下にあるはずのため池は上から見渡せない。慎重に高度を下げて、ため池脇の作業道に出た。これでもう安心。下の三角形のため池から道路幅が広がるが、そこまで除雪は進んでいた。14時だ。道路を歩いていたのでは遅くなるし、雪壁のある道路を横断することも難しい。降っていく道路の左側の雪を拾いながら下降してくのが賢明かと思い、県境を出入りしながら一箇所だけスキーを脱いだものの、滑り降りた限界が地図上トラックのゴール地点。頑張れば下の学校裏手まで滑れたかもしれないが、標高360mまで滑れたので十分だ。関田山脈の長野県側は標高が高い分、雪が比較的残っているのではないか?
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ため池で振り返る

すでに14:15。列車に乗るのは無理。舗装路面で荷物をすべて下ろして休憩。森宮野原駅で上下線の列車がすれ違う時に鳴らした警笛が聞こえた。のんびり舗装路を神社まで歩き、国道117号線に出て森宮野原駅にたどり着く。14:45だった。
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国道から駅(スキーの右の楕円形の無雪の土地にホーム)を見る
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駅についたが時間が中途半端

さて、虫川大杉駅までどうやって公共交通機関を使ってたどり着くか?14:20の後の飯山線は16:54で、実に2時間以上待ち時間がある。そんなに待てない。次善の策として、15:10発のバスで越後湯沢駅まで出て、そこからほくほく線に乗って行くという手がある。いかにも無駄な遠回りで料金も2,000円以上と、列車のみの乗り継ぎに比べ倍額になってしまうが、こちらの方が50分早く着く。
ということで、バスを待つ間、電子登山届け「コンパス」の下山届を出して女房に下山を知らせたり、キューピットバレイに電話で下山報告をしたり、予定変更で単独行で入山するとメールした吐月工房氏にメールしたりと各方面に連絡をしてバスに乗り込んだ。

好天に恵まれ、雪質も良く、キューピットバレイの営業終了直前というタイミングをつかまえて行動開始を早くしたために、ほとんどピンチなくコンプリートできた。一方、全行程12km強で、対策はしていたもののやはり足の内側くるぶし下にマメができた。体力が続かないこともあるが、これができてしまうとそう何日も連続してスキーで山に登る気力が失せる。

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地図をクリックすると別ウインドウで拡大表示
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信越トレイルデータ。登りは少なく下りが多め、しかしスピードは遅い
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悩んだ揚げ句・・

3月になって急に暖かくなってしまった。2日に日本海側では新雪が降ったようだが、3日に全国的に暖かくなり、4日はさらに暖かくなって関東では20度近くになるという。

降った直後の温度急上昇はスキーカットで雪崩を誘発するので一人でそういう場所に入り込みたくはない。では降らないエリアで根子岳か四阿山と考えたのだが、あちらは雪が例年より少ないらしく、面白くない。日曜日午後の関越道の大渋滞も気力を失わせる。

土曜日夜まで悩んで、南会津に行き高畑スキー場で滑ることにした。まだ今シーズンは高畑スキー場で2回しか滑っていないのでシーズン券の元が取れていない。東北道の渋滞予想は他の高速道に比べて軽微だ、というのが理由だ。途中でバックカントリーに入りたくなる欲求を経つためにシールやザックは持っていかない。

朝5時前に自宅を出て、いつものコースで会津高畑スキー場へ向かう。路面はかなり雪が薄いが、栃木の高速上で気温は1ケタになり、南会津ではマイナス2度程度だ。きっとスキー場でもオープン直後はカリンカリンだろう。

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右から窓明山〜三岩岳〜大戸沢岳。見た感じだとかなり好条件に見えるが・・

リフトが動き出す直前に到着して、薄手の春用シェルを取り出して着る。スキー板も車に積みっぱなしだったwayback88を久しぶりに履いてみる。板には違和感はないが、ブーツがNTNのTXに比べてT2ecoの方がなんとなくタイトに感じる。バックルも締めにくいし、しばらく左足が締めつけられて痺れを感じる。緩めて履き直して締め直すことを繰り返す。

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久しぶりに履いたwayback88。Pinnacle95に比べやたら軽い。
パンツも黄色くなりました。

カリカリのアイスバーンで真面目に練習してみるが、辛いだけだ。おそらくシール登行していても朝のうちは辛いだろう。しかし10時ころになると少し緩んできて、12時までにはシャバ雪に変貌して重くなってしまった。しかもところどころにストップ雪があり、つんのめる。この状態なら山に登って午後滑るにはまあまあいいかもしれないが、疲れる登りと滑りになりそうだ。

もう十分。12時まで滑って確信した。残りの期間のゲレンデはモーグラーに譲る。来週からはステップソールでの散歩でもいいからゲレンデスキーはしない。最後にセンターハウスレストランで鳥唐揚げハーフとライスとみそ汁を堪能した。

5月かと思うような日差しと暖かい風の中、帰路につく。定番湯ノ花温泉は外さず、たまには弘法の湯ではなく天神の湯に入らせてもらおう。狭い湯船を独り占めした。
温泉で温まったせいなのか、昨夜あまり深く寝ていなかったのか、会津西街道を南下中に観光バスを先頭とする車列に入ってから激しい眠気に襲われた。峠道で眠くなることなどないのだが、塩原温泉に降るまでが苦しかった。思わず塩原温泉の無料駐車場に入ってそこで後部ベッドに移って人事不省に陥る。気付いたら16時を回っていた。

その後は眠くなることもなく、東北道の渋滞も予測通り館林でわずかなもので、順調に帰宅。しかしこんなにいい天気で、山に行かなかったのはもったいなかったなと今さら反省する現金さには我ながら呆れる。
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極寒の黒姫山

18日、インフィールドのツアーに参加。
前夜に現地に近いところで車中泊する予定で出かけるが、日本海側は豪雪予報なので松代か小布施のPAで車中泊した方がよさそうだ。案の定、八風山トンネルを越えたところから路面に雪が積もっていた。外気温はマイナス7度くらい。スピードを殺して松代PAに23時にたどり着き、目張りをして就寝。しかし目張りを窓ガラスに貼り付ける吸盤が機能せず、すぐにはがれてしまって厄介。さらに朝方寒すぎて目覚める。先が思いやられる。松代では朝から蕎麦を食って無理矢理元気を出して出発。

最初の集合場所は黒姫高原スキー場だったが、いったん別の場所で集合して判断することになった。参加者は6名。みな一度は一緒にツアーに参加した人たちだ。

結局、当初の予定通り黒姫山に登ることになった。始動が遅れていたので駐車場もいつもより離れた場所で、しかもスキーこどもの日でファミリーが多い。リフトを2本乗らなければならないが、1回券が1枚600円でクワッドリフトはさして長くもないのに1回券を2枚出さないと乗せてもらえない。ゲレンデトップまで1,800円もかかると考えると高い。チケットも長細い紙なので無くしやすく、検札のおじさんの前で2枚渡したつもりで残りのチケットをまさぐったらポケット内に無く、焦った。
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閉鎖されたコースの急斜面をジグを切って登る
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休憩する場所も斜面の途中

さて、標高1,200mで準備し、先行するパーティのあとを追って登行開始。すでに10時20分過ぎで、2,000mの稜線にたどり着くには3時間以上かかるはずだ。雪も深いし山頂部は風も強いはずなので、1,830mあたりまで登って滑降に移る。気温はマイナス10度くらいで、停まると寒い。シェルを脱ぐことはなかったが、内部で汗が冷えてくる。張り流しのシールはよく滑走面に張り付いていてくれたが、どうしても外す時に雪がまとわりつき、折りたたむと嵩張って袋の中にうまく収納できず、袋に入れることは諦めた。
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晴れ間も見えたりするのだが、上空の雲の流れは速い

隣の尾根にトラバースして滑降。新雪の割には抵抗の強い雪で、テレマークターンを試みてバランスがうまくとれないと板が刺さったりして難儀する。コケると起き上がるのに体力を消耗する。アルペンターンでこなせばコケずに済むことはわかってはいるが、せっかくのツアーだし、単独とはちがって仲間もいるのでコケながらもチャレンジしたつもり。

1,350mあたりで再度シールを貼ってスキーヤーズライトの尾根に上がる。2度目以降のシール装着の時にきちんと滑走面にシールが張り付くかどうかが一番の問題なのだが、まだシールが真新しいので張り付いてくれた。しかし尾根に上がってシールを剥がす時には、滑走面とシールの糊面の間に雪が入り込んで、シールエンドに貼ることにしているプラスチックの板は外したシールに貼り付かず、当然シール付属のメッシュも貼り付かない。やむなく当てただけで畳んで収納する。もっと気温が高ければこうはならないかもしれないが、いずれにせよ複数回のシール脱着には水分は大敵だ。

900mでゲレンデに出て緩斜面を下る。結構脚の筋肉には負担がかかった。週明けはゾンビ化するだろう。
道の駅「しなの」でゆっくり着替えてトイレにも寄って、上信越道に乗る。週末の東北道とちがって交通量が多く、上里SA近くでの事故渋滞があり、甘楽PAで少し長く休憩。関越との合流地点あたりの渋滞は意外と早く抜けられ、その後は比較的順調に東京に戻れた。

給油・洗車の際に女子スピードスケート500mが中継されていて気が気ではなかった。
以下、トラックログのデータのみ。地図はコマーシャルツアー参加なので掲載しない。
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筑波山と山王峠

世間では3連休ということだが、土曜日は仕事、11日も仕事で若人たちと筑波山、ようやく12日にスキーでちょっとした山へ。帰りに渋滞に巻き込まれたくないので、早々に帰宅してしまった。

11日 筑波山登山(晴れ。気温高め)
7時45分発の筑波エクスプレス区間快速に乗る予定だったが、若人の一人が遅刻、もう一人は連絡が取れないとのことで8時発の快速に乗った。いいかげん、遅刻や無断欠席は止めて欲しい。今回は「筑波あるキップ」なるものを秋葉原から3,300円で購入した。TXと往復のバスが一枚のキップで乗れるというお得キップだ。

筑波山神社脇から登り始め、いったんつつじヶ丘までトラバースぎみに登り(迎場コース)、女体山まで急登を登った(おたつ石コース)。この日は暖かく、汗だくだ。若人たちはアタックザックだとやけに勢いがよくてガンガン登ってしまうので、つつじヶ丘までは間隔をおいて付いていった。その後の急登になると他の登山客も増えて勝手なペースでは登れなくなるので、列の最後尾で何とか登れた。

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女体山山頂から

山頂近くなると先日の雪がアイス化して残っており、登山道はグチャグチャ、滑りやすくなる。こういう時は軽アイゼンよりもチェーンスパイクの方が利きそうだ。何人か履いている人も見かけた。私も土曜日の仕事帰りに御徒町の登山洋品店を覗いたが、サイズに合うスパイクがなかったので購入しなかったが、見つけたら購入に踏み切りたい。
男体山にも一応登り、御幸ヶ原コースを下る。ケーブルカーに沿った道で、傾斜がきつい。ここも上部は残雪とアイスと泥であり、かなり滑る。私も一回お手付きをし、アイスに足を取られて一度しりもちをついた。やれやれ。

TXつくば駅で若人たちと別れ、駅前のサザコーヒーに立ち寄ってみた。茨城では有名なコーヒーショップだ。美味しかったので、「筑波ブレンド」なるものを購入してしまった。

12日 山王峠スキー(曇り。気温氷点下)
連休最終日の残り一日、家で仕事するのは嫌だったので土曜日に前倒して仕事しておいた。連休最終日で午後からは渋滞が発生するので、関越方面、中央道方面は避ける。東北道も南会津まで行くと帰りが辛い。日光まで行って光徳牧場から山王峠までのコースを登ることにした。もう3年連続で山王峠には登っているが、今回はステップソールではなく、ピナクル95用のシールを先日買ったので、NTNビンディングでの登行を試してみる。標高差300m程度の山王峠では「牛刀を以て鳥を割く」のに等しいが、今日は実験ということで。

出発は6時。光徳牧場着が9時。いろは坂のある国道120号には雪はなかったが、国道から外れると見事にアイスバーンだ。到着直前、進行方向右のアストリアホテルから出てきた乗用車のタイヤがロックして滑っていた。外気温はマイナス8度。

準備して9時30分ころ登り始める。昨年と同様に学習院大学の保養施設近くから高度を上げて行く。前日気温が上がったせいで、雪がクラストしていてちょっと難儀する。しかしシール登行はステップソールで刻むよりも楽で、NTNはつま先から足が上がるので、拍子抜けするくらい軽い。板の重さを補ってあまりある。
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そのままスタスタ休憩もなしに11時に山王峠に着いた。ときどき強風が吹く中、あんパンとカップラーメンで行動食とする。寒いのでカップラーメンのスープがすぐに冷えてきてしまう。
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お約束の写真

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寒くて味わうどころではない!

滑降は、まず林道に出て途中からカラマツ林を滑り、右にトラバースして登ってきた斜面近くを学習院大学の保養施設の上まで滑り、左にトラバースして終了。この日のクラスト雪ではテレマークターンはできない。休憩なしで20分で下山してしまった。まだ12時だ。

着替えて帰路につく。いろは坂に雪がなくてありがたい。そのまま往路と同じルートで15時帰宅。
来週はコマーシャルツアーに参加するかな?
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ドカ雪後の会津高畑

1月28日 会津高原高畑スキー場 (滑走14日目)

年末の東北巡業の最後に立ち寄って以来のマイゲレンデ会津高原高畑スキー場。
朝5時出発で東北道を北上。西那須野塩原インターを降り、塩原方面に向かっていくと、例のごとくハンタマ方面に向かう車が多く、塩原温泉手前から圧雪路になっているので走行ペースが上がらない。ハンタマ方面への車は福渡交差点で左折していってしまうので、そこまでの辛抱だと思っていたら、意外と旧道に直進する車もあって、上塩原でバイパスと合流してからもアベレージスピードは上がらなかった。
イライラした宇都宮ナンバーの前の車が強引に抜いていったのを見たが、抜いた場所のセンターラインはイエローである。こういう時はイライラしないで譲ってくれるのを待つのが吉で、強引に抜いたりすると、スピードオーバーでスピンするなどしっぺ返しが自分に振りかかってくる。しかし後ろに何台も従えてもいっこうに道を譲らないでいられる先頭車のドライバーってどういう心理?

ようやく道の駅田島を過ぎたら前後の走行車が減り、中山峠を越えてたかつえスキー場への道と別れたら道路がガラガラになった。いつものパターンである。好き好んで高速インターから高畑まで80km近く圧雪路を走ってくるスキーヤーは稀であるが、駐車場に着いてみると日曜日はいつも驚くほどの車が到着している。この日はGSの大会と、茨城県ジュニアスキー合宿があって、そのせいもあろうが、ゲレンデの人口密度に比して体感的に車の台数が多い。前日から車中泊をしたと思しき車もあるし、しばらく住んでいるんじゃないかと思うようなキャンピングカーもある(近くにコンビニもないので数日暮らすには相当な食料を持ち込まないと難しい)。8時40分ころに駐車場に停めたら、すでに駐車場はだいぶ埋まっていて、午後に戻ってきても後方から3列目だった。

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センターハウスのエントランス。手前はマスコットキャラのリスだが、
リフト降り場近くで本物のリスを見かけた


9時から滑り始める。1本目に素直に圧雪コースを滑るか、体が温まる前に非圧雪コースを滑ってしまうかいつも悩むが、降雪があった後だしもうゲレンデ滑走も14日目なので非圧雪のスーパーブラックをいきなり2回滑る(本当は体が温まってからにしないとイケないとは思っている)。トレースはかなりあるが、ノートラックのところではスネまでのパウダー。滑りにくくはない。NTNとピナクル95にした今シーズン、こういうコースをハイスピードで滑ってもコケることはなくなり、道具のおかげでそこそこ滑れてしまう。楽だが、面白くはないのかも?

土日祝日のみ動くオレンジラインに乗るが、雪が深くてペアリフトに二人で乗るとワイヤーが撓んで雪面に接触してしまう恐れがあるのか、一人ずつ乗せられる。このリフトが長くて乗っているうちに3フィンガーのグローブの中の指先が冷たくなってくる。気温は氷点下数度である。オレンジインコースの片斜面の非圧雪部分はすでに食い尽くされていた。オレンジアウトとインを交互に滑っていたら、リフト乗車時間が長いので軽く1時間くらいは過ぎてしまう。ブルーラインに乗り換えて、大会が開かれている場所を避けて滑ったら腹が減った。

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長大なオレンジリフト。雪面が近い

センターハウスで昼食。昨年末来た時に提供されてなかったサバ味噌煮定食が土日祝日のみ出されるメニューとして出ていたので迷わず注文。高畑友の会会員証を見せると50円引き800円になる。

少し休憩して、午後の部へ。12時台はレストハウスに入っている人が多いのでゲレンデが空くのは理解できるが、13時台になってもスキーヤーが戻ってこないのは理解に苦しむ。GSの大会は終了したようだが、そんなに駐車場が空いたようでもなさそうだ。高畑スキー場の日曜の午後はいつもプライベートゲレンデ状態に近づく。

少しはちゃんと練習しようと思って滑るが、何を練習すべきなのか、そろそろ他人のアドバイスがないと明確な目標が見つけられない。高畑にはテレマークスクールはないし、アルペンスキーヤーの上級者の滑りを見て取り入れるほか手だては見つからない。レッスンを受けようとしても、同じレベルの人とレッスンを受けられる保証は全くなく、プライベートレッスンを受けるほど資金に潤沢ではない。もうレッスンをどうしても受けなくてはならないような技術レベルでもないと思っているだけに、自分でチェックしながら技量を高めていくような引き出しをもっと増やさないといけないなと思っている。

スキーは生涯スポーツ。体が動く限り練習して、スキーを止めざるを得なくなる直前が一番上手かったと言えるようにしたい。順調なら少なくともあと20年はできるはずだ。それまでにゲレンデだけでなくオフピステも多く経験したい。

そういうモチベーションがないと、行きに4時間弱、帰りに4時間、ゲレンデで5時間という一日の使い方はできない。幸い、帰りも塩原温泉でのハンタマからの合流以外は順調に帰宅した。関越のような渋滞の憂鬱が無い分だけ、福島のスキー場はありがたい。

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午後晴れ間が出た。中央に三岩岳、右に白い窓明山が見える
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信越skierなのに、初の志賀高原

自称「信越スキーヤー」なのに、志賀高原で滑ったことはなかった。野沢温泉、白馬八方尾根や栂池など日本を代表するスキー場は複数回経験済みだが、志賀高原はなぜか敷居が高かった。

1月3日 移動日
快晴の東京をゆっくり出発。今回は女房連れで志賀高原スキー場へ向かう。横風が強くて、走りづらい。
善光寺平に出たら雪が舞ってきた。信州中野インターでは降りず、一つ手前の須坂長野東で降りて、のんびり中野方面に向かう。今日は宿に入るだけだ。
中野市街から本格的に雪が降ってきて、湯田中を通過したら視界も悪くなってきた。降った雪にタイヤが取られてかなり緊張する運転になった。なんだか安比高原スキー場周辺の道路と変わらない。屈曲路な分、さらに手強い運転になる。幸い、反対車線の帰路組の車の数もそう多くはなく、この天候で登る車も少なく、何とか15時すぎに宿に到着。蓮池バス停が目の前で、明日以降は自家用車を使わずにシャトルバスで移動ができそうだ。
それにしてもすごい吹雪。夜まで強い風と降雪があった。しかし予報によると明日は風は弱まりそうだ。

1月4日 志賀高原スキー場 奥志賀高原・焼額山・中央エリア(滑走11日目)
朝になっても吹雪いている。
9時のバスで奥志賀高原へ。途中でたくさんスキーヤーが乗ってきて、激混みで汗をかいてしまった。スキートップで間違って降車ボタンを2度も押してしまうし、女房に貸したストックのバスケットが暖房の熱風で溶けてしまうし、散々な目にあいながら1時間近くかかって奥志賀高原にたどり着いた。
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このあとさらに混んでくる

高額なリフト券(3日券+食事券)を購入し、まず奥志賀のペアリフトに乗る。初めてなので知らなかったが、志賀高原のリフトは1本を除いてオープンエアのリフトで、フードクワッドがほとんどない。吹雪いていると辛い。ゴンドラはゴンドラでファット板が入らず、一本ずつ入れなければ収まらない。そして各スキー場の連絡があまり良くない。エキスパートコースを滑って同じリフトを登り、ゴンドラ沿いのコースを滑ってゴンドラに乗り、降り場から一本寒いペアリフトに乗ってすぐに焼額山のゲレンデかと思いきや、連絡通路をかなり歩かされた。焼額山はプリンス系のゲレンデだが、他のプリンス系ゲレンデと同じくゴンドラ中心でリフトは軽視されている(2000年の資料を見ると9本あったリフトが3本に減少)。焼額山は滑る人が多いので、早々に一ノ瀬ダイヤモンドスキー場に逃れる。ここでも山の神第2リフトに乗るときに少し登らされた。ここまで滑り始めから約2時間かかっている。これから蓮池まで午後の滑りで行かれるだろうか?
一ノ瀬ダイヤモンドスキー場のボトムで昼食をとり、13時に再開。短いリフトを使って道路にかかった橋を使い一ノ瀬ファミリースキー場へ移動して、乗ったクワッドリフト降り場で疲れが溜まった女房と別れ、スケーティングしながら寺子屋スキー場へ。標高が高いので、風も強く、ブッシュも出ている状況なのですぐさま東館山ゴンドラ終点と高天原ゲレンデの分岐点へ。13時55分。そういえば一ノ瀬の一枚バーンを滑り残してきた。後悔しないように滑っておこうと戻って一本滑り、高天原へ。高天原スキー場のボトムで女房と落ち合って、太鼓橋で道路を再び越えて西館山スキー場で中級斜面を滑り、女房はジャイアントから蓮池の宿に戻った。
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女房の久々のスキー

私は発哺ブナ平のクワッドに乗って東館山の可愛らしくもレトロなゴンドラに乗って、オリンピックコースを滑った。しかしつづら折れ状にコースが限定されていて脚にきた。ジャイアントのボトムまで滑り、またスケーティングと開脚登行でリフトに乗り、ジャイアントは滑らず途中から道路をくぐって蓮池スキー場へ。
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東館山ゴンドラ内部

リフト運行の残り時間も限られてきたので、蓮池スキー場、丸池スキー場、サンバレースキー場のリフトを各2回づつくらい乗って少し荒れ気味なパウダーを滑った。丸池スキー場に午後になっても結構パウダーが残っていたのが驚きだが、この小さなスキー場ではチビッコのスキー教室が盛んなので残るのだろう。ボーダーも全体的に少なめだからか、残るところには残っていている。
で、ほぼ16時に終了。一応、奥志賀高原から中央エリアまで滑りながら移動してきた。結構かかるなあ。それもリフトが低速だからだろう。志賀高原ってこんなもんか・・・
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ペアリフトが主体


1月5日 志賀高原スキー場 横手山・渋峠、熊の湯エリア(滑走12日目)
朝から宿泊しているホテルの前をたくさんのスキー場へ向かう自家用車が通り過ぎていく。ほぼ奥志賀方面ばかりだ。
我々は昨日苦労して奥志賀方面を滑ってきたので、今日は熊の湯・横手山方面へ向かう。予報は曇りだったが、天気が良くて宿泊先から北アルプスの鹿島槍・五竜が見えるので、このままいい天気ならば横手山からの景色が楽しみだ。
9時すぎのバスに乗って横手山第一リフト前(この便の終点)まで。乗り合わせた人々の多くは熊の湯スキー場で下車していった。横手山のリフトを3本乗り継いで頂上へ。展望台から眺めたら、越後三山や岩菅山から妙高、高妻、金山・天狗原(火打は白くて妙高の稜線と区別し難い)が見え、北アルプスが遮るものなくすべて見渡せた。白馬から穂高までは圧巻で、さらに南に乗鞍、御嶽、南に転じると前景に草津スキー場、その後景に八ヶ岳や南アルプス、浅間山、富士山の頂上まで見えた。この景色が見られただけでもありがたい。
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志賀の笠ケ岳

渋峠スキー場のリフトが動き始めたので、グルーミングバーンとその脇の新雪を何本か滑り、11時近くに県境のレストラン前で休憩。女房が犬と戯れようとして帽子を噛まれ、離してくれないので散々な目にあった。
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渋峠で晴れた

渋峠から再び横手山に戻って、11時台後半にパンとコーヒーの昼食。12時すぎに下山にかかった。つづら折れのコースはあまり楽しくない。途中で脇のペアリフトや、今や化石となったシングルリフトに乗ったりして動いているリフトを乗りつぶしながら、ゲレンデボトムへ滑り込み、道路を渡って熊の湯スキー場に向かった。13時を過ぎ、少しは荒れているが、まだコース脇には踏まれていない新雪が少し残っていた。もちろん動いていたリフトはすべて複数回乗り、14時台に休憩をとって、15時すぎに終了。
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なつかしのシングルリフト
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疲れ果てて珍しいベンチで横たわる

熊の湯ホテル前で15時53分のバスを待つ。横手山スキー場がガラガラだったので乗客は少ないだろうと思っていたら、すでに全ての座席は埋め尽くされていた。熊の湯から乗る人も30人近くいる。運転手から補助席をたたむようにアナウンスがあり、熊の湯から乗り込んだ我々は乗り込んでつかまり立つ。こういう時、バスの運転手の神経は相当緊張するのではないか?雪道、下り坂、満員乗車。左右のカーブや下り坂をアナウンスしながら運転するその姿勢は尊敬に値する。えらいぞ長電バス。
約20分で蓮池営業所に到着し、乗り換えの乗客を尻目にバス営業所の目の前の宿に戻る。この宿に宿泊して本当によかった。
明日は最終日で3連休の初日土曜日。女房の体がどこまで持つのか疑問なので、バスに乗らずに近所で半日滑って終了にする予定。

1月6日 志賀高原スキー場 中央エリア(滑走13日目)
志賀高原最終日。お昼すぎに終えることにして、バスを使わず歩いてジャイアントスキー場から発哺ブナ平スキー場あたりから始めて、ホテルに近い蓮池・丸池・サンバレースキー場で滑ることにする。ジャイアントスキー場の長くて急な一枚バーンも午前中ならコブもできず滑りやすい。2本滑ってから発哺ブナ平に移動し、リフト、古式ゆかしい東館山ゴンドラに乗る。ゴンドラでフランス人の男性と乗り合わせた。あちらが一方的に話すばかりだが、ニセコから移動して志賀高原に来たらしい。寺子屋スキー場とか一ノ瀬・焼額山に行くといいよと言って別れた。
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東館山ゴンドラ、近いうちになくなってしまうかも?
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善光寺平が見えてその向こうには飯縄山のすそ野が

林間コースからオリンピックコースを滑るが、2度目のオリンピックコースのつづら折れはつまらない。ブナ平の緩斜面でゆったり滑って、最後は直滑降でジャイアントのリフト乗り場までの登りを軽減する。その後は国道を潜って蓮池・丸池へ。短いリフトを何本も乗っては滑り、11時台後半にサンバレースキー場で昼食。昼食後はそこそこにして宿に戻り、お風呂に入らせてもらって3日ぶりに車を運転して帰京。

初体験の志賀高原だったが、ツアー気分でバスを利用してひとわたり滑ったのは楽しかった。これは他のスキー場では絶対に経験できない。
一方、分散したスキー場をつなぐ設備や工夫が志賀高原では十分とはいえない。必ずスキーでリフト乗り場を登ったり水平移動しないと次のスキー場に移動ができないようになっている。昔はスキー場のリフト乗り場はすべからくそうだった。しかし、これはボーダーには辛いだろうし、スキーヤーでも慣れていないと不自由だろう。ボーダーを志賀高原であまり見かけない理由もそこにあるのかもしれない(ボーダー泣かせの志賀高原、と言おう)。また、志賀高原のブランドにあぐらをかいているのか、物価は総じて高い。
古式ゆかしく、吹雪いたら寒いだけのオープンエアな低速ペアリフト(フードクワッドは志賀高原に一本しかない!)、移動の面倒さなどは昭和の遺物であるが、そこを根本的に改善しなくてはならない、とは私は思わない。こういう不親切なスキー場が日本に一つくらいあってよく、何でもかんでも利用者の便利さだけを追求するスキー場だけがいいスキー場だとは思わない。中年以上にとっては、スキーの原点に帰ることができるレトロなスノーテーマパークだ。そういう視点から見ると、志賀高原のシングルリフトに乗れたのは収穫だったし(ただし2本中下一本のみ)、稼働していないTバーリフトは是非使ってみたかった。

ところで、老舗のビッグなゲレンデで行ってないのは、蔵王温泉だ。興味が強まってきた。バックカントリーもいいが、初体験のゲレンデを滑りながら栄枯盛衰考えてみるのもいいものだ。こういうテーマでスキー場を綴っているブログ、「
追憶のゲレンデ」はすばらしい研究ブログだと思う。
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信越skier、猛吹雪のなか北へ一人旅

12月24日
赤倉観光ホテルゲレンデで合宿メンバーと別れた後、中郷インター近くのガソリンスタンドで給油して上信越道から北陸道を経て新潟から磐越道を使う。日曜日なのでずっと高速で東北に向かった方が高速を降りて山形、秋田を北上するより高速代が安くなる。しかし日本海からの横風が強烈だ。磐越道は片側1車線であまり速度が出せない。ようやく郡山JCTから東北道に乗り、あだたらSAで夕食。その後ぐんぐん北上して仙台をかすめ、鶴巣SAで車中泊。まだこの夜は暖かいから快適だが、翌日からは強烈な冬型になるはずで車中泊はやめておいた方がいいだろう。

12月25日 八幡平リゾート&下倉スキー場(滑走6日目)
朝からSA付設の吉野家牛丼を喰らい、東北道を北上する。それにしても岩手は遠い。道中、安比高原スキー場のリフト運行状況をウェブで確かめたが、強風で下の2本しかリフトが動いていない。安比高原はリフト代が高いので、次善策として八幡平リゾートスキー場に向かう。こちらは50歳以上シニアで一日券3000円。早速動いているリフトを全て乗って、中斜面から緩斜面を独り占めする。寒いのでチビッコのレッスンがわずかに見られるだけだ。
12時、滑り尽くしたのでリフト券が共通の下倉スキー場へ移動。こちらの方が上級者向きのゲレンデのようだ。しかしセンターハウスから見たゲレンデはリフト1本が斜面に向かって右端にあるだけで、一人も滑っていない。皆昼食中なのか?私もまず腹ごしらえをして、地吹雪のゲレンデに繰り出す。下倉スキー場のリフトは3本しかないが、視界が悪い中、手探りでリフトを探し出して最上部まで行ったら、非常に軽い雪がコース脇に溜まっていた。迷わずいただく。安比が本番なのでその前に怪我をしたくない。よって一番の急斜面には挑まず、中斜面を中心に滑る。珍しくテレマークのレッスンをやっていた。生徒は2名だが、イントラは動画で見ている鈴木さんではないだろうか。妙高とは違ったレッスンを少しだけ見ることができた。

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昼時の下倉スキー場センターハウスから(リフトは右手に1本のみ)

あまりに吹雪が激しく、低速のペアリフトにフードはないので、3時に終了。安比高原スキー場下の宿に転がり込む。ナビがあっても深い雪の中なので若干迷った。
一人旅だと宿泊には贅沢しないのが習わしだが、今回は安比高原スキー場で滑ることが第一の目的だし、スキー場のバブリー感に自分なりに近い感覚で奮発した。ゲレンデボトムのタワーホテルには泊まれないが、温泉付きのプチホテルだ。安い価格のプランで申し込んだので、なごみ荘の食事のゴージャスさに比べたら質素だが、普段あんまり食べなくなった自分にとっては快適だった。乾燥室も明るくて、軽くワクシングもできた。
さあ、明日はいよいよ安比デビューだ。風よやんでくれ。

12月26日 安比高原スキー場(滑走7日目)
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安比に来ました

朝8時50分に安比ゴンドラに乗る。山頂まで一本だ。始めにハヤブサコースのパウダーをいただき、ザイラーゲレンデに移動して急・中斜面のコース脇パウダーを散々滑り尽くす。息が上がってあまり長い距離を一気に滑れない。しかも
どのコースを滑ってももれなく付いて来る緩斜面を滑らないと長いリフトに乗れない構造(つまりボトム近くまで滑らないと途中で乗る中上級者用のリフトがない)になっていて、新雪がスネまで積もった緩斜面では人が滑ったコースに乗らないと減速してしまうし、新雪部分に入ると脚にくる。一人だし、寒いのでリフトが休憩場所になってしまう。適度にトイレ休憩を入れないと身がもたない。
私が今一番ハマっているスキー動画は
10歳の女の子が素晴らしいカービングターンで安比高原スキー場のセカンドコースを一気に滑り降りるものだが、そのセカンドコースのリフトは平日なので動いていない。だがよくコースマップを見ると、セカンドコースの上部をすべってザイラークワッドに流れることはできそうだ。動画の聖地巡礼としてセカンドコースを2本滑り、再びザイラーコースから安比ゴンドラに乗る。今度は逆に西森コースのパウダーをいただくが、こちらは短くて普通のスキー場とスケール感が変わりない。スキー専用・ボード禁止のカケスコースを滑って12時すぎに最下部に降りて昼食とした。
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上記の動画で0:45あたりに見えてくるクワッドリフト降場

偶然とは恐ろしいが、私の次男が所属していた高校スキー同好会の合宿が安比でたまたまあり、食堂で現役高校生とお世話になった女性の顧問の先生とお会いすることができた。これまで一人で滑ってきて寂しかったので、午後は高校生と一緒に滑らせてもらうことにした。
顧問の先生が前後を滑り、高校生18人がザイラーコースを滑る。ビンディングの開放値が低く設定されていてギャップで無理やり抉るからか、高校生の板が外れたりするが、地吹雪の中はぐれず、泣き言を言う奴もおらず、滑りきったのは立派だ。あっという間に16時近くになり、薄暗くなってきた。彼らと別れて吹雪で視界が悪い中宿に戻った。慣れていない地域で地吹雪の中車を走らせるのは恐ろしい。

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夜の宿泊先駐車場から(すでに車が埋もれている)

12月27日 安比高原スキー場(滑走8日目)
やはり朝から地吹雪。車を掘り出すという妙高のような感覚はなく、軽い雪を退けるだけで済むのだが、スノーブラシやスコップを自前で持っていないと駐車場からの発進は厳しい。二輪駆動では駐車場から道路に出るときのギャップを乗り越えられないと思われる。ペンション村の道は除雪はしてあるが、四駆でないと走るのは大変だ。
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朝の駐車場(モコモコした雪で軽いけど、車周りの除雪&脱出は慣れないと大変)

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日は見えるが地吹雪だ

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最下部の緩斜面は広いが何度も滑るところではない

稼働リフトを確認してゲレンデに来たが、風が強くてゴンドラも長いリフトも動いていない。セントラルゲレンデの下部リフトが2本動いているだけなので、もう少し上部のリフトが動き出すまで少し待つ。やっと下から3本目のリフトが動いたのでゲレンデに出てリフトを乗り継いだが、低速ペアリフトで凍えたのちに3本目に乗ろうと思ったら強風で止まってしまった。八幡平に行った時と同じ気象状況だが、すでに安比の2日券を持っているので我慢して下部で滑っていた。12時を回っても状況は変わらないので、リフト券は勿体無いが安比を後にした。北上市まで国道を移動しながら県立博物館を見学することに決めたのだ。車に戻って着替えをしていると日差しが出たりしたのだが、強風は相変わらずなのでそろそろとスキー場を後にする。国道に出るまでの直線道路は地吹雪ホワイトアウト、国道に出てからは路肩に横転した軽自動車とぶつかったと思しきトラックが立ち往生しており、後続車がタイヤを空転させている。
慎重に運転して西根まで来たら、雪がほぼなくなった。盛岡郊外の県立博物館を見学して、16時近くにそこを後にした。やめとけばいいものを、安比のリフト状況を見たら、なんとさらに3本のリフトが動いていた。待っていればセントラルゲレンデの未滑走コースを滑れたのだが、今となっては仕方ない。

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岩手県立博物館

盛岡市内の路面には大して雪はなかったのだが、花巻あたりから圧雪路になり、雪も降ってきた。国道4号線は片側2車線で直線的だが、信号の変化を手前から見ていないと急にブレーキをかけたら滑る。雪道にはそれなりに慣れてはいるつもりだが、氷点下7度くらいの気温で圧雪アイスバーンになった交通量の多い国道はゲレンデ近くの交通量が少ない道路とは事情が異なる。降雪による交通事故のニュースをここ数日聴きまくっていたし、実際に反対車線の事故を目の当たりにしていたので、緊張気味になる。何とか6時前に4号線沿いのビジネスホテル到着。


12月28日 夏油高原スキー場(滑走9日目)
北上市街から圧雪路を西に向かって走る。25kmくらいだと思うのだが、非常に滑りそうな路面でスピードを殺して走り、9時頃センターハウス前に到着。センターハウスに近い駐車場は500円かかることを知らずに止めてしまった。一段下の駐車場なら無料でエスカレーターで上がることができたのに。
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当日の状況。しかし横に長いゲレンデ構成だ

ゲレンデインフォメーションを見ると、まだ第2ゴンドラしか動いていないようだ。このスキー場はコンパクトながら横長なのでゴンドラが2本あり、第1ゴンドラは2日ほど前に故障して動いていない。その代替として平日は動かさない第2ゴンドラを動かしているようだ。第1ゴンドラの復帰は年明けになるようで、その代替措置を凝らして年末と正月を乗り切ろうとしている努力をしている。センターハウスはなかなか大きくて立派だ。温泉も敷設され、フードコートも巨大である。さすがリフト代が4800円もするだけある(私は前夜泊ったホテルでリフト券パックで宿泊したのでリフト代がいくらなのかよくわからない)。
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広々としてちょっと寒々しい食堂

まず、第2ゴンドラで頂上直下まで上がり、B1、B2コースを滑る。新雪はすでに喰われている。視界も悪い。次いでクワッドリフトが動き始めたので急斜面のB3を滑りC1からC2に合流し、クワッドに乗る。5本あるCコースを滑り、再びB2コースを滑って、センターハウスから見て右側はほぼ滑りきった。このスキー場は中級コースでも結構な急斜面で、上級者コースになると最大36度もあって下が見えない。それでも新雪部分を見出すことができるのでスピードはあまり出ず、コブにもなっていないので比較的滑りやすい。
11時を回って早めに昼食にし、12時からAコースに向かう。第1ゴンドラが動いて入ればAコースも長くて面白くなるのだろうが、リフトだけでは中ほどまでしか上がれない。上級者コースのA3コースを何本か滑って終了。もともと早めに上がるつもりだったが、地吹雪がすごすぎて辛い。
センターハウス付設の温泉で温まって、移動開始。スキー場直下の道路をソロソロ降っていたら吹雪で前が全く見えなくなった。ハザードを点けないと危険だ。高度をだいぶ下げるまで、ハザード点灯でゆっくり走った。雪の壁に突っ込みそうになっている車や、下回りを点検している車を見かけ、今日のような天気だったら下の無料駐車場に止めてシャトルバスで移動した方が賢明かもしれないと思う。夏油高原や安比高原スキー場に来るなら、新幹線とシャトルバスを使った方が荷物は重いがスマートだろう。そんなことを思いながら、とうほくどうにのる。25日に岩手入りした時からずっと真っ白な圧雪路を走って来たが、ようやくアスファルトが見える道路を走りホッとする。が、高速も断続的に激しく雪が降っていて緊張感がほぐれない。水沢・一ノ関あたりで路面にシャーベット雪が残っていた。
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ようやく雪が小やみになったきた。金ヶ崎町の雪に覆われただだっ広い農場

宮城県に入ってからも雪が降り続き、福島あたりでようやくチラチラ舞う程度になった。明日はホームゲレンデの会津高原高畑に顔を出す予定で、南会津町まで行って道の駅で車中泊するか、白河でホテルに泊まるか悩む。南会津町はきっと雪で、暗くなってから甲子トンネルを越えて下郷村に降りていくのは気がすすまない。車中泊も寒そうだ。結局白河のビジネスホテルに泊まった。


12月29日 会津高原高畑スキー場(滑走10日目)
朝7時過ぎに白河のビジネスホテルを出発。国道289号で甲子トンネルを抜けて下郷町に出て、南会津町の田島から南郷を抜けて檜枝岐方面に向かう。またお約束の圧雪路面が数十キロ続く。特に甲子道路あたりは交通量が少ないが、標高が高くて気温が低く、あまり頻繁に通る道ではないので好みではない。田島を抜けるとまた豪雪地帯だ。ところどころで除雪作業がおこなわれている。雪の中では白河から2時間はかかってしまう。9時20分ころに高畑スキー場に到着して、準備してゲレンデに出る。このスキー場ならシーズンパスを持っているから、疲れたらいつ止めてもいい。
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いがやゲレンデからセンターハウスを見下ろす。駐車台数だけはやたら多い

まず、非圧雪のスーパーブラックコースを滑ってみる。だいぶ喰われてしまっていて面白くはない。ブラックコースの脇を滑っていたら、K2の太い板にNTNビンディングのテレマーカーを見かけた。他にも数人テレマーカーがいるようだ。内陸なのに安比や夏油よりも雪を重く感じる。確実に雪に含まれる水分は高畑の方が多い。軽い雪を滑ってしまうと次に重い雪を滑る時が面白くない。
オレンジリフトは平日で動いていない。でももう年末なのだから、平日でも動かして欲しい。しかも高畑は18年2月から木曜日を休みにするといっている。シーズンは短いんだからユーザーからすれば定休日なんてつくって欲しくはないが、これも事情があるんだろう。
レッド、ブルーのリフトを使う。ブルーのセンター、イン、アウト各コースの急斜面は圧雪していなくて、最初こそは楽しかったがすぐにギャップが深くなり、滑りにくくなってきた。非圧雪の急斜面部分と圧雪された部分とのつなぎ目を真面目に均して欲しい。あるコースでは溝が深くて、客がケガをし得る状況になっていた。全体的にコース整備がおざなりな感じがする。
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午前中のブルーセンターコース
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午前中でもこんなに空いている

通い詰めてきたので文句も出るが、高畑を愛しているがゆえである。もう一つ言わせてもらえば、食堂のメニューが改悪されてしまった。何とかして欲しい。
午後も少しだけ滑るが、動いているリフトから滑れるコースを一渡り滑ったところで終了。連日一週間も滑ったので体をいたわらないと。
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午後、ブルーリフトから。リフト脇の非圧雪部分はほとんど喰われてしまった

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湯ノ花温泉共同浴場(弘法の湯)
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晴れてきた!南会津の集落

帰路、定番の湯ノ花温泉に浸かる。長い旅だったが、一度も滑ったことのないゲレンデを滑りに行くのは悪くない。信越のゲレンデで育ち、信越の山を中心に滑ってきたスキーヤーとしては、北東北という新たなエリアが開けた。しかし次に北東北に行く時は新幹線がよかろう。

最後に、のべ10日NTNビンディングで滑走した感想を。ありきたりだが、限りなくアルペンに近づいたテレマークがNTNで、ゲレンデでアルペンターンをする分にはかなりイケる。きれいに体を倒しさえすればキレのあるターンもできる。テレマークターンをするには、最初靴が硬くてビンディングにも慣れていなかったのでやりにくかったが、慣れると普通にテレマークターンができる。また、つま先から土踏まずまでビンディングに固定されているので、75ミリノルムのように前転もしにくい。雪質が変化する時にも少し気をつけるだけでいいのはありがたい。その分、体が怠けてしまうかもしれない。
道具の選択幅が広がったというのは、雪原歩きからダウンヒルまで守備範囲とするテレマーカーにとっては悪くないと思っている。何事も試したこともなく批判するというのはフェアではなかろう。
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ちとさみしい妙高合宿

12月22日
夜8時、東京出発。首都高で若干混んだが、あとは順調に上信越道へ。千曲川さかきPAで車中泊しようと思ったが、大型トレーラーが小型車の駐車場を占拠していて、コンビニのライトが煌々と明るいのでパスして松代PAで車中泊。
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夕暮れの妙高山

12月23日 池の平温泉スキー場(滑走4日目)
今年の合宿は5名のみ。いつもの宿、なごみ荘を手配してくれた吐月工房氏は一年前の骨折の治癒が完全ではなく、一緒に滑れなかった。残念である。早い回復を祈るのみだ。
ということで男女2名づつの4人で池の平を滑る。残念ながらいつも使う低速ペアリフトが動いていないので、カヤバゲレンデに流れながら滑るしかなかった。天気はとてもよく、連休なのに客の入りが少ない。どうした訳だろう?

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空いているゲレンデ

12月24日 赤倉観光リゾートスキー場(滑走5日目)
今回の合宿は1泊のみなので、アカカンへ移動。まあまあ雪はある方だが、妙高のドカ雪前の試運転状況だろうか。
4人で一緒に動いていると忘れ物などが発覚して行動が遅くなるが、合宿では皆若くないのでゆっくり目の行動が似合っている。
いつものようにゴンドラから降りた人と、リフトを降りてきた人が合流するホテルBコースが一番混む。レストランエートル下の急斜面にはアイスボールがあって滑りにくい。ということでチャンピオンゲレンデに移動して、女子国体コースの素直な中斜面などで滑り、午前中は終了。最下部のカフェプリモスで昼食にしたが、外国人が多くて日本人の方が少数派だ。特に中国か台湾から来ている若者が目立つ。少し前だとスキーやボードに来日する中国系の人は富裕層だと思われていたが、今や普通の人でも平均的な日本人より裕福だ。もう少し音量を落として会話してくれると奥ゆかしくていいのだが、中国語ってなんであんなに大声になるのか(聞こえるのか)、不思議だ。
午後はホテル下のオークラスロープ(もう死語かも?)で滑り、クリスマスイブなので恒例のホテルの喫茶部でケーキセットを頼んでいたら3時を過ぎ、二日間滑れずに欲求不満がたまっていた吐月工房氏がステップ板でスタスタ登ってきて「いつまで待っても降りてこない」と言われて終了とした。
駐車場で皆さんと別れ、私はこれから東北スキー場行脚である。

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ダブルフロマージュ
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会津は吹雪

12月17日(日) 会津高原たかつえスキー場(滑走3日目)

気力のないまま朝6時に出発。東北道を順調に北上し、西那須野塩原インターから例年のコースで会津に向かう。

矢板あたりから細かい雪が降っており、塩原温泉では本格的に降っていた。そうなると尾頭トンネル前後はかなり危ない。慎重に車を走らせて、会津西街道を北上する。

中山峠越えはトンネル前後に消雪区間があるので助かるが、登り始めやトンネルを抜けてスノーシェッドが終わるあたりはかなり滑りやすい。

たかつえスキー場に着いたのが10時ちょっと前。車内でタイツに着替えるのが面倒だが、10時過ぎから滑り始める。雪がずっと降り続いていて、積雪量もそれなりにあり、しかも内陸部で冷え込んでいるので軽い。かなり好条件。駐車場前のロッジはかなり昭和な雰囲気がある。

リフト券はウェブで見つけた500円割引で3700円。シニア料金は60歳から。

しかし、リフトはペアで速度は遅く、吹きっさらしだ。まだシーズン入ったばかりでリフト運行は3本のみ。

いきなり3本目には乗らず、2本目を2回ほど乗って3本目のリフトに乗り継いだ。このリフトがもろに左側から吹雪に晒されて寒く、乗っている間に手がかじかんでくる。雪質はかなりよく、ブッシュも隠れ始め、雪面に土や石などは見られなくなってありがたい。サイドの新雪をいただきながら、ちょうど12時頃に午前中の練習終了。レストハウスで昼食をとってそこそこ休み、12時45分くらいから再開。14時にはすでに脚が売り切れに近づいたので、最後に緩斜面を滑って終了。


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加工して明るくしているが、かなり寒い

体が冷えたので温泉にでも入りたいところだったが、立ち寄り湯まで吹雪の中歩くのがめんどくさくてそそくさと帰路に着いた。

東北道の渋滞は予想されていなかったのだが、館林から羽生の間で事故渋滞があり、30ふん増しで帰宅。日帰りはなかなか忙しい。高畑スキー場早くオープンしてくれい!
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信越skier、今年は福島から

12月10、11日に初滑りができた。今シーズンの始まりは、なかなか順調なようだ。
マイゲレンデの会津高原高畑スキー場のオープンはまだ先だが、すでにちらほら一部滑走可能なゲレンデがオープンしている。

例年はかぐらスキー場、ないし赤倉観光ホテルスキー場からシーズンインするのだが、今シーズンは高畑スキー場の9,800円シーズン券を前もって郵送してもらったので、これを提示することでリフト券が安くなる福島県内のマックアースが手がけるスキー場に行ってみた。とはいえまだ選択肢はなく、必然的に箕輪スキー場へ向かうことになる。

12月10日(日) 箕輪スキー場(滑走初日)
アクセスルートはいくつかあるが、今回は東北道本宮インターで降りて岳温泉経由で向かってみた。休憩も含め要した時間は約4時間。福島県の北半分に属する地域だから東京からだとそのくらいかかるのは仕方ない。道の駅つちゆを過ぎたら雪が路面に見えはじめた。スキー場には9時30分着。

リゾートホテルに併設されたスキー場で、駐車場は何箇所もあってやたらに広い。県内中通りや浜通り方面から来たと思しき車がすでにかなりの数駐車している。リフト券は高畑シーズン券提示で2,000円に。

ゲレンデに出て、今年買ったNTNビンディング装着のK2ピナクル95を履く。NTNの装着に手間取る。ようやく装着できたと思ってリフト待ちの列に並んだら、並んでいる間に片方が外れるアクシデント。きちんとブーツを踏んで装着しなかったので土踏まずの部分から外れたらしい。

箕輪スキー場のリフトは少なくて3本のみ。そのうち2本が稼働中だが、あちこちに雪が茶色くなった場所やブッシュが見えていて、新しい板で滑るのは失敗だったかも。そういう危険な場所はなるべく避けて滑ったが、日陰のアイスバーン、日なたのブッシュや浮いた小石、開放しているエリアに比して多い人口、あらゆる技量レベルの人が狭いコースに集中するなど、初滑りは総じて気分よくは行かないものだ。頼むから狭い連絡コースの真ん中でグラトリやって失敗し座り込むのだけは止めていただきたい(怒!)。

天気は非常によろしい。吾妻連峰はもちろん、磐梯山や飯豊連峰まで望めた。
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磐梯山

人が殺到する上部を避けて下部の緩斜面で思い出しながら練習するが、ブーツとNTNビンディングの硬さがあって、テレマークターンは極力せず(やると疲れる)、アルペンターンに注力した。早めに昼を食べ、筋肉痛にならないように休み休み滑ってはいたが、14時ころ雪面から判断できないようなところでイヤーな音がしたのでスキーを脱いでみたら、縦にキズが入っていた。すると途端にやる気が失われ、15時までやろうと思っていたのを前倒して14時20分くらいに止めることにした。
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箕輪山(スキーを担いでハイクアップする人もいましたが、まだ滑れはしないでしょう)

日曜日中に帰宅するか、月曜日まで福島に残って滑るか悩んではいたが、せっかくなのでもう少し雪がありそうな裏磐梯のスキー場を半日滑ることにして、雪のない郡山までいったん退却し、郊外のビジネスホテルに投宿。安宿の割に部屋がきれいで、ベッドも大きく、快適だった。

12月11日(月) グランデコスキー場(滑走2日目)
郡山から裏磐梯は1時間ほどあれば着ける。遠い過去に行ったことがある猫魔スキー場か、行ったことがないグランデコの二択。猫魔は雪質もいいのだが、星野リゾートの経営になり、リフト券もスイカのようなICカードになっているらしい。リピーターには便利かもしれないが、そんなに何回も行くスキー場ではないので、初滑りの料金は猫魔が安く勝っていたが、普通に紙のリフト券を発行するグランデコに行くことにした。初めてのスキー場というのも興味をそそるし、西吾妻山へハイクアップするにも利用する可能性がある。

郡山のホテルがある場所から西に向かえば直接猪苗代湖の湖南へ出られる。湖畔道路を走り、裏磐梯へ向かった。これだと高速を使うのと所要時間がさほど変わらない。秋元湖のへりをくねくねと通っていくが、雪が多くなると走りにくい道になるだろう。スキー場には9時着。

グランデコもリゾートホテルに併設されたスキー場なので、駐車場やセンターハウスは立派である。駐車スペースの周囲はみなボードの若者で、ボーダー率が高そうだ。リフト券は欲張らずに4時間券を購入。マスター(シニアだね)が50歳以上で、免許証を見せれば3,500円。ゴンドラ1本とリフト4本だが、リフトは3本稼働中。

9時30分、ゴンドラに乗って中腹へ。係員の人がスキーを受け取って板をホルダーに入れてくれるのはめったにない体験で嬉しくなったが、太い板は差し込みにくい幅だったようだ。パウダーで有名なスキー場なので、太板対応にして欲しい(かぐらゴンドラもそうで、昨シーズンは板を内部に持ち込んだが、今年は太板に対応したようだ)。ゴンドラを降りると一面ガスっていて地形がわかりにくい。一本目は慎重に緩斜面を降りて、ひとまず上部の2本のリフトに乗ってみる。さすがに最上部はほぼ標高1,600mなので雪質はいいのだが、前日緩んで当日気温が下がったので、圧雪されてはいるがアイスバーン状態だ。ブナ林の中を滑っていくのは気持ちがいい。ゲレンデ下部はカラマツ林だが、上部にはブナ林があって、コースの中にも安全対策をしたブナの大木が並んでいる。
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新しい相棒(スカルパTXK2ピナクル95 170cm & ロッテフェラーfreedom
自分としては4台目のK2で、昔のロゴに回帰したことが購入の決定打に。K2縦5つ並びは歴の長いスキーヤーには不滅ですね。
ガスっていたので他に写真はなし。

11時ころから、雪が降ってきた。本格的な寒波が近づいている。オープンしているコースは中腹が緩斜面(デコ平)、上部と下部に中・急斜面があり、急斜面は積雪量が少ないのでほぼクローズ。迂回コースを滑ることになる。でも箕輪に比べれば茶色い雪は目立たないし、平日なので客も少なく、リフト乗り場前でコケたボーダーを先にリフトに乗せてもこちらは余裕、というか筋肉痛で早いリフト回転は無理。

12時にゴンドラ終点駅にあるレストランで奮発して1,500円のピザを食べ、下山する。初滑りにしては十分過ぎるほど滑った。雪が本格化する前に裏磐梯を後にする。

夏の東北登山巡業の帰りにも走った、猪苗代湖畔から天栄村を経て白河に抜ける294号線を使って南下する。猪苗代湖を吹き渡る風が強まってきて、湖面には白波が立ち、湖畔道路にもしぶきが吹き上げてくる。猪苗代湖から離れて南下するにつれ、雪雲はなくなり乾燥してくる。白河中央インターで東北道に乗って、矢板北PAで仮眠、途中で下に降りて4号バイパスで東京まで走ろうかと思っていたが、特に渋滞もないので面倒になり、そのまま東京へ。でも12月なので交通量は多い。平日夕方の首都高渋滞を経て、無事帰宅。

シーズンが始まった。ケガなく交通事故なく終えたいものだ。
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乗鞍岳・4時間のラストスキー

今年も乗鞍岳でラストスキーとなった。乗鞍岳でスキーシーズンを〆るのは20年くらい前から何度も経験しているが、その間にアルピコバスが春山バスを定期的に運行するようになったり、バックカントリースキーヤーやボーダーが数多く訪れるようになったり、外国人を含む観光客がバスを利用して雪を見に来たりと、大きな変化があった。初めて乗鞍岳を滑った時は、乗鞍高原のペンションオーナーに頼み込んで一緒に登ってもらい、春山バスもきちんとした形で動いていなかった。だからスキーで登って滑った後は登山道をスキーブーツで歩いて降り、とても疲れた記憶だけがかすかにある。山中では除雪の重機の音がするだけで、誰にも会わなかった。

追憶はそのぐらいにしておこう。本当は14日の晴天を狙って登りたかったのだが、当日にどうしても外せない用事ができて、乗鞍は指呼の距離である松本平にいながら、快晴の空を恨めしく思っていた。用事を済ませてから乗鞍高原に移動し、この日は温泉つき民宿に泊まった。翌日のバスの第1便は昨年よりも1時間遅く、朝の時間に余裕ができる。宿泊先で乗鞍大雪渓webを見たら、14日は晴天のため第1便バスが6台にもなったという。15日の好天はあまり期待できないが、前日のような混雑はなかろう。

乗鞍のスキー場を通る県道を走りながら、昨日と違って乗鞍岳が雲で見えず、雲の流れもずいぶん速いことがわかった。三本滝駐車場でバスを待つ間、雨雲が上空を駆け抜けるように過ぎて行くのが気になる。

翌日の第1便は1台。席にも余裕があった。スキーヤーが半分、登山がわずか、残りが観光客といったところか。ゲートを過ぎると車窓に雨粒が見える。満足なラストスキーにならないかも?という不安がよぎる。バスは9時過ぎに位ヶ原山荘に到着し、あらかじめ書き込んできた入山計画書を提出して、9時20分ころには出発した。

計画では鶴ヶ沢を登って滑り、屋根板から「すべり台」に登って富士見沢を滑り、余裕があったら大雪渓方面に転進しようと思っていた。先行する2名の方が鶴ヶ沢を登り始めたので私もそれに従って高度を稼ぐ。先行者の姿がガスに隠れることもしばしば。地形はわかっているけどホワイトアウトはイヤだなと思いながら、明瞭な沢状地形が左前方に見えたので、先行者のトレースは追わず沢の中を登る。若干だが風が遮られる。2600mあたりからは源頭部になるので吹きっさらし。登り始めから小雨も降っていたが、ついに霰に変わった。
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鶴ヶ沢を登り始める
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見えない
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むこうに岐阜県の標識

道路最高地点までたどりついたのが10時30分。視界は20m程度か。ただし、滑る沢の下方は視界が広がる。どこにも風を遮れる場所は見当たらないが、ちょっとした岩陰でシールを剥がし、すぐに滑降。登ってきた沢状地形に入り、2500mでスキーヤーズライトの小尾根方面にトラバースし、屋根板方面へ。2450mでシールを貼り、アップルデニッシュを頬張り、屋根板を最小限の登行でクリアし、大雪渓避難小屋と冬季閉鎖中のトイレ方面に向かう。

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下方は視界があるのが幸い

屋根板を越えた所から南西風が強くなる。あわよくば肩の小屋か、その上までは行きたかったが、登っている人を周囲に見つけることができず、朝日岳・剣が峰方面は2700mくらいから上が完全にガスっているので、不安が強くなる。11時40分、避難小屋近くでこれ以上肩の小屋方面に登ることはあきらめ、きびすを返して「すべり台」に向かう。除雪前の道路を歩いて、「すべり台」に取りつき、時々耐風姿勢をとりながら2800mまで登りきる。12時30分前に到着。晴天だと暑くて休みたくなるが、この天気では休んでいられない。例年よりも高度による酸素不足と苦しさを感じないのは、休んで息を整えるほど余裕がないということなのか?普通に2000m台前半の山を登っているような感じで、息が上がることがない。

岐阜県側の登山道を摩利支天方面に向かう人を一人見かけた。「すべり台」の下方に2〜3名、位ヶ原からツアーコース方面に向かったと思しき人が2名ほど。
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避難小屋とトイレ(風強く山頂部は見えず)

岩場を乗り越えて富士見沢の一番上からドロップしようと思っていたが、風の中プラブーツで岩場を歩きたくないし、富士見沢源頭の雪の上でシールを剥がしたりスキーを履いたりするスペースが覗き込んだ限りでは見当たらないので、「すべり台」でシールを剥がし、アンパンを頬張り、ペットボトル紅茶で流し込んで12時30分に滑降開始。一度コケたが50mほど滑った所にハイマツの切れ目があり、富士見沢に入り込めそうなのでそこから富士見沢にドロップ。沢の中を登っている人が上にも下にも数名見られた。

気持ちよくターンして、スキーヤーズレフトの沢状地形を2540mまで滑り、ここで12時37分。滑るのは早い。もう大雪渓・剣が峰方面の強風を浴びたくないし、富士見沢は風裏になっていて視界も開け快適だが、これから天候が良くなるのかどうかもあやしい。しかもメインディッシュの斜面は滑ってしまった。バスは午後に2便あるが、15時30分の第4便までは時間を持て余しそうだ。13時30分の第3便に乗って下ることに決めた。ツアーコースでの下山はゲレンデで雪がないので最初から選択肢に入れなかった。

残りあと1時間弱、ちょっとだけ登って最後の滑降をすることにして、12時55分、標高2600mをメドに登行を止めるつもりで登り始める。目標時間ピッタリに目的の標高に達したので、もう少し登れそうな斜面の余地はあったものの、シールを剥がして滑る。位ヶ原山荘は目の前なのだが、これが意外と長くて雪質のせいもあって太ももにくる。13時03分、道路に出て終了。やっぱりスキーで滑るのはあっという間だ。立った4時間の行動に過ぎなかったが、充実はしていた。満足。

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終了後に屋根板と富士見沢を見上げる
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また来ます

まだ30分余裕があるので、位ヶ原山荘でコーヒーを飲み、バスで下山。三本滝でツアーコースを滑りかもしかゲレンデを歩いて降りてきたガイドとゲスト二人と再会した。
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バス車窓から
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三本滝の下のカーブから。少し状況はよくなった気もする

昨晩泊まった宿で硫黄泉に浸かり、硫黄臭を身体から発しながら帰路についた。時間も早いのと、中央道集中工事が始まったのでルートに逡巡したが、結局松本から長野道・中央道で八王子JCTまで、その後は2時間以上かかるという大渋滞を圏央道で迂回して関越〜外環〜首都高。自宅着が20時。平日は高速代が高い・・

今シーズンは単独で雪山に入った回数が例年になく多かった。単独の雪山は確かにリスクが高い。自分の能力を過小評価しつつ登る山を選び、山中で選択肢があるときには安全な方を選択することが大事だろうと思う。その一方で、単独で歩いたおかげでできた発見も多かった。友人と楽しく会話しながら登ることもいいのだが、縛られずに自由に行動を選択できることは単独行の醍醐味だろう。ただ、それで山の中で動けなくなることは絶対に避けなければならない。来シーズンも、次のシーズンも、ケガなく無事まっとうできることが中高年のバックカントリースキーの獲得最大目標だと思うのであるが、これから果たしてできるのか、ただエラそうなことを書いているだけに過ぎないではないか、とそしられぬようにしたい。

高畑でコケて痛めた右肩、早く治ってくれ・・

今回のルート(直線的な軌跡が滑降)
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ステップで、尾瀬沼

過去に何度か登っている燧ヶ岳に行こうと思い、案をめぐらせた。連休前半はたいてい福島県檜枝岐側の七入〜御池までの車道が開かない。昨年はめずらしく4月中に御池まで車で上がることができたが、今年は雪が多めで例年通りとなろう。ならば、群馬県片品村側の大清水からアプローチしてみよう。尾瀬沼ヒュッテで1泊し、長英新道から登ってナデッ窪を滑るというのはどうだろう。

ということで、地形図やネット上でのツアー記録を見て出したルートが、
初日
大清水〜三平峠〜早稲沢滑降〜尾瀬沼ヒュッテ〜檜高山〜小淵沢田代〜大江湿原〜尾瀬沼ヒュッテ(泊)
二日目
尾瀬沼ヒュッテ〜長英新道〜ミノブチ岳〜ナデッ窪〜沼尻〜小沼〜大清水平〜三平峠〜大清水
というものだった。

予定していた30日は晴れの予報だが、その前後日は大気の状態不安定で午後雨か、晴れ後雨の予報。
これは入山日の30日に行きたいところへ行くしかないとナデッ窪滑降を前倒ししたのだが・・・

現地での結果は、30日は快晴で暑かったが尾瀬沼ヒュッテで11時を回り、高い気温と南風、南面の急斜面滑降になるナデッ窪滑降は断念。沼と大江湿原をフラフラして、大江山の西面に疎林を見つけ、そこで登り降りして遊んだのみ。1日は朝から雨で、スゴスゴと退散した。なかなか計画通りには行かないものだ。

29日、片品村の「さわやかトイレ」前で車中泊。片品村は桜の満開をいま迎えている。朝6時過ぎに大清水へ向かう。やけに交通量が多いと思ったら、みな28日に開通した戸倉〜鳩待峠方面か、丸沼スキー場へ向かう車だったようだ。朝7時前に戸倉の駐車場は満車。至仏山は平日を狙って行くべきだ。

対して大清水は祝日前に入山した車で狭い第1駐車場は満車だったが、第2駐車場はガラガラ。7時10分にゲートを通過して歩き始める。ゲート先ですぐに雪になり、ステップソールのG3finderで歩き始める。雪面が汚れていて、凹凸も大きく、朝はやや硬いのでやや歩きにくい。8時30分に一ノ瀬を過ぎ、沢を渡って三平峠方面への夏道を歩く。木道などは全く出ておらず、すべて雪の下だが、枝が出ていたり狭い場所で急だったりでステップ板ではちょっと歩きにくく、板を脱いでブーツで歩いたりした。途中標高1590mあたりで尾根を巻いて夏道の西側から三平峠手前で合流した。尾根を巻くところがやや難しかった。一応、シール無しで三平峠までたどり着いた。

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すぐに雪の道になった
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雪に埋もれたままの一ノ瀬休憩所

10時45分、三平峠から尾瀬沼に向かって滑り、尾瀬沼の沿岸を歩いてヒュッテの方へ向かう。まだ沼は雪が多くて、多少水の青い色が透けている場所もあるが上を歩ける。ヒュッテ近くで11時30分を回っている。すれ違ったスキーヤーから情報を仕入れてみたが、今から長英新道を登ってナデッ窪を滑るのはちょっと厳しい。浅湖(あざみ)湿原あたりでお昼のアンパンを食べながら結論を出した。

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雪に覆われた尾瀬沼と燧ヶ岳(正面の大きな沢状地形がナデッ窪)

一人なので諦めるのはたやすい。もう一度ヒュッテに引き返して檜高山の鞍部へ登り、小淵沢田代から大江湿原へ降ろうかと思っていたが、檜高山はすぐ目の前に見えていて、けっこう樹間が狭いので、大江湿原から逆ルートで上がることにした。長細い大江湿原を一人歩き、大江山を左手に見ながら沢を詰め始める。しかし針葉樹の濃い林間で、沢から湿原に乗り上げても面白くなさそう。大江山の西面には疎林の雪面が見え、登って滑ったら楽しそうだ。いままでの計画はすっ飛び、ここで遊ぶことにする。40分ほど登って滑って、13時を回ったのでヒュッテに向かう。

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疎林を登ったところからの燧ヶ岳
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遠くに至仏山が見える

とにかく日差しが強くて暑い。ヒュッテ前でアルバイトのお兄さんとしばらく話して、チェックイン。閑な午後が始まった。負け惜しみっぽいが、山小屋でマッタリ午後を過ごすのも悪くはない。だが、BSのデータ放送では明日は朝9時から雨の予報だ。なんだかここに泊まらず、大清水へ戻った方がいいような気もして、地団駄を踏む。一体何をしに山中一泊したんだろう?滑ったのは三平峠から尾瀬沼までと大江山で遊んだだけ。

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ヒュッテのウッドデッキもほとんど雪に覆われている

この日の宿泊は私以外に7名のみ。単独のスキーヤーのおじさんは私より年齢は上に見えるが、朝6時に大清水を発ってナデッ窪を登り滑ってきたとのこと。二人組のスキーヤーは七入から沼山峠まで自転車でスキーを担ぎ上げ、29日の荒天を避けて30日に一日かけてナデッ窪を滑ってきたとのこと。彼らのスケジュールがベストに思われた。あとは4人組の登山者。

15時30分からめちゃくちゃ熱い風呂に入ってしまい、ゆでダコ状態で17時の食事を待ち、夕食が済んでから日が沈むのを見て布団に潜り込んだ。携帯もつながらないし、やることは皆無。

朝5時に隣の単独スキーヤーが準備して出て行くのを見届けた。彼は朝食を弁当にしてもらっていた。雨が降る前に出て行ったのはさすがだ。私は6時から朝食を食べ、15分くらいで歩き始めたのだが、すでに予定前倒しで小雨が降ってきた。尾瀬沼山荘近くで6時35分。そのまま三平峠まで20分。シールの付け外しなしで行動できるのはこういう時にありがたい。来た道と同じようなコース取りで標高1590mで夏道に戻り、その後は横滑りを駆使して降る。沢の近くではちょっと面倒くさいところもあったが、何とかクリアし、一ノ瀬休憩所で7時20分。あとは林道を降るだけ。前日に比べ雪の量は確実に減っていた。それにしても1月のゲレンデ転倒以来肩の痛みが引かない。普段右手で滑りの悪い場所へ文字をたくさん書くのが仕事の一部なので、 治りが遅い。ザックを背負っていても痛い時がある。こりゃー、かなり影響の多い転倒だった・・
ボーッと考え事をしながら滑っていたら、7時45分に大清水のゲートに着いてしまった。なんと帰りは1時間30分。群馬県側に降りてきたら若干降り出しが遅くなったのか、雨が止むこともあり、片づけが捗った。今回の独り歩きでG3finderのソールが傷ついた。あちこちに落石が見られるルートを通ったので仕方ないが、買ったばかりの板だけにショック。
駐車料金二日分1,000円をポストに投函し、帰路につく。

東京に向かって南下しているのに行く先々で雨が降ってくる。片品村は桜が満開で、老神温泉から赤城山の東側に入ると桜吹雪だ。雪のある風景から時間を短縮して初夏に向かうようなドライブだった。大間々から50号線と県道を使って館林インターから東北道で東京へ。高速上でも雨が降ってくる。東京に到着したら、やはり雨が降ってきた。

あともう一回、遅くとも15日までの間に、乗鞍岳でシーズンを終了としたい。天気がよくて思い残すことのないターンができればそれで満足である。

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ステップで、かぐら霧ノ塔・雁が峰

一週間週末スキーを空けた。16日の日曜日、天気予報が好転したので、西吾妻山に行こうと思ったが、写真を見るとかなり密林を登らなくてはならないような気がして、かぐらスキー場から霧ノ塔・雁が峰を経てゴンドラ下のコースに出るルートに切り替えた。久しぶりのかぐらバックカントリー、しかもまた単独。

今回はステップソールで極力シールを使わずに歩くつもり。結果、気温が上がってザラメになったので機動力を発揮して3時間弱で終わってしまった。やはりこのコースは雪質と天候に恵まれれば、ノーシールでステップソール(ウロコ板)の方が行動が敏速になる。

朝5時20分ころに自宅を出る。もう明るい時間だ。順調に首都高・外環・関越を走って、8時ころかぐらスキー場のみつまた駐車場にたどり着いた。山から戻ってきたら駐車場は料金所あたりまで埋まっていたので、それなりに客が来ているが、下山コースの方までいっぱいになってるわけではない。

リフト券を久しぶりに買う。いろいろと乗り継がないと山頂近くまで行かれないので、一日券(4,700円)を買う。半日券でも行かれそうだが、13時を回ると一日券との差額を払わなければならないのでリスクが高い。しかしリフト券は高いよね。

かぐらゴンドラは少し太い板だとラックに入らないし、177cmのG3finderだと中に持ち込んでもつかえてしまう。ぜひスキーラックの形状を工夫してもらいたいものだが、機械力で1800m以上まで連れていってもらっているので文句は言えないか?

9時20分ころ、ゲレンデからのゲート前で登山届を提出し、自動のビーコンチェックを通過してゲート外に出る。ゲート部分だけはスキーを脱がないとウロコ板では登れない斜度だった。多くの人がこれから登ろうとしているが、みなシール装着に時間がかかっている。私だけウロコ板なのでそのままスタスタ歩き始めた。G3finderのウロコの効きはたいへんよろしい。最初はシール登行の人々と同じような斜度でも無理なく登れた。最初の1984mピーク手前までで約30分。きれいな雪面だったので標高差50mほど滑ってみた。雪は素直で、テレマークターンが決まる。これはいいぞ。

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定番の苗場山

そのままうねった尾根筋を滑り、1920mピークで10時20分。その後「三角」の急斜面は直登せず、右から巻いた。ATスキーでVoileの極太ウロコ板を履いて登っている人がいたが、シールで登っていた。一言二言言葉を交わしたが、私がノーシールでここまで来たことに驚いていた。ご本人は「まだウロコ慣れしていない」のでシールをつけていると言っていたが、拇指球で曲がらないブーツとtechビンディングでウロコは効くのだろうか?

「三角」を巻いたらそのまま休憩なしで霧ノ塔まで。山頂で11時。時間に余裕が出てきたので、「三角」から尾根を一本滑れば良かった。北東側のピークに滑り込む前に少しだけ滑ってから登った。

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ハイライトへ

さて、ここからハイライトである。ここまでで他の人々を何人か抜かしてしまったようで、滑り出しはこの日の2・3番手くらいだったようだ。悪雪だと苦しむが、どうやら今日はきれいにターンさせてもらえそうだ。気持ちよくターンして、ちょっと寄り道して1886mピーク手前まで。黒岩の平の北側の斜面も滑りやすかった。浅い沢で一休みして、尾根を巻いて雁が峰へ。右手は大きなクラックが何本も見えている。雁が峰へはわずかに登るが、ここもウロコ板だとストレスフリー。雁が峰山頂には、前夜テント泊したらしい集団が10名ほど。みなtechビンディングのATスキーだ。

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せっかくのシュプールがよく見えない
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雁が峰と巨大なクラック

12時に雁が峰山頂を後にする。最初の緩斜面ではウロコが邪魔してスピードが出ない。「檜屋敷」まではそれでも滑りやすかったが、最後の急斜面は雪が重くて難儀した。アルペンターンでやり過ごすが、滑った後からナットウ雪崩が起こるので真下に向かって滑れず、トラバース気味に高度を下げた。

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ゴンドラ下の連絡コースに出たのは12時20分。あとはスピードが乗らないウロコ板でタラタラと降るだけ。最後のリフトも13時前に乗れたので、結果半日券を買っていれば1,200円ほどお得だったのだが、これは仕方ない。最後にかぐら名物「下山コース」に入ろうとしたが、まだ午後も浅くオープンしていないようなので待ちきれずみつまたロープウェイで下山。チケット売り場で下山報告をして終了。

帰りも関越の渋滞が発生する直前に通り抜けられたようだ。近所で給油して、車を片づけ、ウィンターワイパーをようやく取り換えて帰宅しても16時台だった。車のスタッドレスタイヤを夏タイヤに履き替えるか、このまま夏もスタッドレスを使って秋に新しいスタッドレスにするか、悩ましいところだ。
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三岩岳・行きはよいよい帰りは・・

満を持して南会津の三岩岳に単独で登り、滑った。登りは標高差1200mをよく登ったと自分で思うが、降りはクラスト&生コン雪でほとんど何もさせてもらえなかった。徒労感の大きい山行であった。

天気予報を眺めつつ、4月2日の日曜日が"The Day"だと思った。もし登りがサクサク行って時間に余裕があれば窓明山まで周遊してくるとよいのだが、単独であの雪庇近くの稜線を歩くのは危険だ。稜線伝いに歩く必要のないルートも想定してはいるのだが、何にしても単独はまずい。三岩岳の往復にして、それでも余力があるなら翌日窓明山だけにしたからアプローチしてもいい。3日夕方には雨または雪の予報で、自分の体力と判断力がしっかりしていれば滞在を一日伸ばしてもいいと思えた。結果は三岩岳山頂往復だけで終わってしまったのだが・・

前日の1日夜に南会津の道の駅「番屋」まで行く。高畑スキー場への道中なので通い慣れた道だ。もう路面の凍結もないだろう。道の駅で車中泊して、翌日5時40分に目覚め、準備して登山口に向かう。しかし途中で再びもよおしてきて、営業最終日の高畑スキー場のセカンドハウスのトイレをお借りする。ゲレンデに入ってないのに緊急事態で申し訳ない。

登山口の路側帯にはすでに6台くらいの車が止まっていて、準備を始めていた。みな同じ集団のようだ。集団に遅れた3人が私より少し先に歩き始めている。7時30分過ぎに私も歩き始め、夏道の国体コースの尾根を登り始めた。とにかくこの山は最初が急で尾根が細い。先行する3人のうちの女性がスキー操作に手間取っていて、一人の男性にサポートしてもらっている。あまり慣れていないのか?ルートが選べる場所で抜かせてもらった。どうやらこの2人も、少し先行した1人も、そのまた先に登っている6〜7名も、同じパーティのようだ。どうしてバラバラになるんだろう?

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樹間から三つ岩が見える
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だいぶ尾根が広がってきた

細い尾根をクリアして、980mほどの鞍部に来た。沢の方から登ってきてここで合流するトレースがあった。帰りはこの沢を滑ってもいいかと思いつつ、さらに高度を上げる。1309mの広いピークは巻いて、沢道との合流点で9時45分。一息入れて、ここから標高差400m一本調子で上がっていく尾根を登って行く。幸い、先行者のトレースがあってコース取りは楽だ。しかしヒイコラ言って11時10分ころそれまでのキツイ尾根をクリア。メロウな斜面がここから始まる。

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標高差400m尾根の半分まで来た
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だいぶ近づいてきた

11時40分ころ、避難小屋のあるべき場所に到達するが、すべて雪の下なのか、建物の陰も形もない。尾根の上部あたりから風も吹いてきているので、身体が冷えないようにさらに登る。雪面にはシュカブラが見られ、滑るにはあまりよろしくない状況だ。次第に斜面は緩くなるのだが、結構長く感じる。先行していた6〜7名がめいめいに滑り降りてくる。滑っているところを見てもバラバラで、1つのパーティのようには見えない。

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窓明山方面の尾根にデカイ雪庇が・・
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山頂直下の半モンスター

12時30分に見覚えのある三岩岳山頂にたどり着き、夏道のない2070mの最高地点に足を伸ばし、12時40分に到着。会津駒や燧ヶ岳、日光白根もよく見える。若干風があるので体温を奪われる。早々にパンをかじり、シールを剥がして滑降準備を整え、13時に滑降開始。

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会津駒方面

滑り始めてすぐに、これは手ごわいと感じた。クラスト・シュカブラによる段差、テレマークターンはかろうじてできる程度で、先のことを考えると安全にスピードを殺して滑るほかない。最初の急な尾根で抜かせてもらった3人のうち男性2名とすれ違う。あれ、女性は?と尋ねたら下の方で登っているという。ちょっとなーと思いつつ、出会ったらそこで待っていてくれと伝言を頼まれる。こちららからも、質問として980mからスキーヤーズレフトの沢を下ったことがあるか聞いてみたが、やはり危ないので降ったことはないとのこと。私も単独で午後の腐れ雪の表層雪崩に巻き込まれる危険は避けたいので、素直に尾根筋で降ることにした。

1人取り残された女性は避難小屋のあたりにいるだろうかと思ったが姿はみえず、1699mから標高差400mの尾根を滑り始めたら出くわした。周辺に木がなく風を遮れないので、シールを剥がしてもう少し高度を下げたところで待っていたらどうですかとアドバイスし、彼女がスキーを履くまでとどまっていたが、その女性が作業中ずっとしゃべっているのでだんだん聞くのも億劫になり、準備ができて樹林帯まで降りたところで先行させてもらった。しかしおしゃべりのおかげで彼らがどういうパーティかわかった。要するに福島のバックカントリースキーの団体なのだが、混成部隊になるらしい。力量の差も大きいので同じ山に行っても行動がバラバラになるようだ。それなら10人ものパーティを組まなくてもいいのに。

1309mピークを高まわりして細い尾根に入り込んだらあとは苦行となった。よくいえば総合力が試される細尾根だが、実態はめちゃくちゃ重い生コン雪でターンができる幅もなく、ワンステップターン・ツーステップターン・斜滑降・キックターン・横滑りなどを駆使して下降した。最後に沢状地形に入り込んだがここもクラックが多く、安全に降るのは難しい。14時50分、ようやく道路に出た。太もも、腰、ヒザの負担が大きかった。

うーん、長くあこがれた三岩岳を昨年初夏に下見をし、こうして春山にもスキーで登れたのだが、正直言って尾根筋を滑ってくるコースはスキー向きではないと感じた。本当は沢に入り込んで豪快な滑降ができればいいのだが、沢の両側の尾根が急なうえに、単独ではリスクが高すぎる。

汗みどろのウェアを車中で取り換え、例によって湯ノ花温泉に向かい、200円で生き返る。東北道に乗ったら大きな事故渋滞が発生していて、岩舟JCTから先渋滞を抜けるのに2時間以上かかるという。上河内SAで夕飯を食べながら作戦変更し、北関東道を水戸方面に走って途中で新4号バイパスに乗ることにした。新4号はいつもより交通量が多かったが、2時間渋滞に巻き込まれるよりはおそらく速く、草加から安行方面に折れて首都高で帰宅した。

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赤=登り、青=降り
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粟立山&菱ヶ岳

インフィールドのツアーに参加した。26日は妙高市新井の西方に見える粟立山、27日は上越市安塚区の関田山脈北側にあるキューピッドバレイスキー場近くにある菱ヶ岳。粟立山は春山の悪雪、菱ヶ岳は季節外れのパウダーだった。

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25日夕方の妙高山

25日夕方に現地入りして道の駅あらいの場内にあるビジネスホテルに連泊した。朝の集合は道の駅なので至近距離だ。インフィールドの中野さんがやってきて、ガイド1名、ゲスト3名で粟立山のふもと集落、西野谷からシールをつけて8時過ぎに歩き始める。最初は林道に沿って歩き、林道から外れて万内川に沿って登り、9時30分ころ標高500mあたりから尾根に取りつく。まだまだ朝早くて雪面が凍っているのに上から滑ってくるスキーヤー、ボーダーが3〜4パーティ。日の出ころから登り始めたようだが、滑っていて面白い時間帯なのだろうか?

2017-03-26-08.45
万内川沿いに登り始める
2017-03-26-10.19
急な尾根を登った

急斜面の尾根を登って行くと、次第にかかとにマメができる兆候が感じられる。私以外のゲスト2名は山スキーなので急斜面の登行は速い。マメを作らないように、ここはペースを若干落としてでも小股で登行するしかないので、先行する3名とは少し距離をとってついていく。こんな調子では行きたいと思っている三岩岳に登ることは厳しい。粟立山は標高差1000m弱だが、三岩岳は標高差が1200mもある。三岩岳から窓明山を経由するなら山中1泊しないといけない。一人で登るなら、天候を見極めて朝早く登り始め、シールの付け外しが最少になる三岩岳山頂往復しかないか・・

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先行してもらい、マイペースで
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南側に大毛無山が見える
2017-03-26-12.21
ようやく粟立山山頂を越えた

11時近くになって標高900mくらいで再び林道に出て、標高1000mくらいで林道から離れて粟立山の山頂に南南東から詰め上がる。12時10分に粟立山山頂着。山頂にはスキートレースはなく、午前中に滑っていた人たちはみな途中からドロップしたようだ。もうひとつ北の小ピークに登り、12時45分ころに北東の沢にドロップ。重くなった雪が斜面に落ちて4番目に滑っているとデブリの中を滑る感じであまり気分は良くないが、そこそこアルペンターンでこなせる雪だ。標高1000m近くまで滑ってから、シールをつけてわずかに登り、さらに北東に延びる流浜谷源頭部を滑る。ここも気持ちがいい。標高800mくらいまで滑り降りて、右岸には岩崖しかないが、ピンポイントで崖のない場所から尾根を越えると登ってきた急な尾根を越えることになり、そのままトラバースして林道の標高900mあたりと出合い、その後は林道北側の広い尾根を滑降する。ここまで来るとスキーのトレースが至るところにある。

2017-03-26-13.45
2017-03-26-14.52
重い割には滑れる雪だった

標高が下がるにつれて重い雪となり、長く滑ると太ももに強い負荷がかかる。万内川沿いの林道に降りたのが14時40分ころ、あとは滑らない雪をまっすぐ滑り降りて、ほぼ15時に終了。

解散した後も宿がすぐ目と鼻の先なので楽だ。汗を流して、ホテルの並びのラーメン&定食屋で夕飯を食べ、早めに就寝。真夜中に起き出してATPテニスマイアミ大会の中継を観る。ストレートで終わるかと思いきや、フルセットにもつれ込んでいるうちに寝落ちしてしまった。

27日は朝から雨。というか、前夜から降り続いていた。標高が高くなれば雪になるはずで、この日の山はかなり移動してキューピッドバレイスキー場から菱ヶ岳となった。新井からスキー場までの移動に約1時間。昔は細い3ケタ国道しかなかったが、一部無料供用されている上沼自動車道を使った。移動中、そしてスキー場の駐車場でも雨だ。

初めてこのスキー場に来たが、標高が低い割には積雪量は豊富で、しかも標高差500mを稼ぐゴンドラがある。この日のゲストはテレマーク3名、山スキー1名で、昔なじみのMさんも来ていた。

2017-03-27-12.25
どんよりとした空に雪が降る
2017-03-27-14.22
いいブナ林だ

9時に動き始めたゴンドラを降りると案の定雪だ。視界もあまり良くない。出発は9時40分。まずシールをつけて信越県境まで登り、いったん西側のブナ林を標高差150mほど滑走。菱ヶ岳の南面から山頂に登る。前日と違って初心者がいるのでゆっくり登ってくれてありがたい。山頂に11時45分着。視界は悪く、風も冷たいのでシールを剥がして再び南面を滑走し、途中から火炎石に向かって閉鎖された国道に出る。この国道がくせ者で、右手が崖になっている斜面をトラバースしなくてはならない。慎重に一人一人距離をとって移動し、850m付近で国道から離れて西側のボウルを750mまで滑降。ここの雪が良かったので、登り返して2度目を滑る。

2017-03-27-12.26
寒い!

750mで北に向かってトラバースし、国道に出たところで再び西側に広い緩斜面が広がっている。ただし、地形図を見ると最初が崖で、雪面に長大なクラックが入っているようだ。気持ちよく滑っていたらクラックのことを忘れかけ、クラックを飛び越えてしりもちをついてしまった。もっと大きなクラックだったら危なかった。

2017-03-27-14.57
かなり降った場所の国道
2017-03-27-15.33
埋もれる標識
2017-03-27-15.34
スキー場が近づいてきた

堰堤そばの道路からもう一度トラバースして国道の屈曲部分に出るとスキー場と駐車場が見える場所に出た。ただし、除雪のための事前堀りがあったようで、スキーを脱がずに国道を横切るのはテクニカルだった。あとは駐車場に出るだけだが、最後の最後に除雪のデブリ跡をクリアする必要があった。16時過ぎに駐車場着。菱ヶ岳をぐるっと一周してくるルートだったが、雪質がこの季節にあっては非常に良く、滑走を堪能できた。

しかし菱ヶ岳と同日、那須連峰の麓のスキー場では異常な積雪があって栃木県の山岳部高校生が雪崩に巻き込まれて多数が負傷し、引率教員含め8名もが命を落とした。那須一帯で一度に30cm以上の積雪があること自体が極めて稀なことだと思うのだが、登山中止は賢明な判断だったとはいえ、なぜビーコンも持たせずにラッセル訓練などしたのか、まずは高校生であっても、ビーコンの扱い講習から始めるべきだったのではないのか。傍から見ている者は事後から何とでも言えるが、あまりに高校生たちがかわいそうだ。私も少年たちとともに山に登る仕事山行が恒例だが、たまたま幸運に恵まれているに過ぎない。責任感を持って当たっているつもりではあるが、事故は絶対に起こしたくない。
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舟鼻山・雪原歩きと急斜面滑降

先週の記事の最後にウィッシュリストとして挙げておいた、会津の舟鼻山へ行った。
舟鼻山は南会津町・下郷町・昭和村の町村境界にある、1200mほどの山で、国道400号の舟鼻トンネルの昭和村側出口が出発点になる。山の形状は山頂部が平坦なテーブルトップマウンテンで、山頂部が高層湿原の苗場山とは違い、ブナ林におおわれている。計画では山頂部から伸びる尾根を歩き、御前ヶ岳を往復するつもりでいたが、新雪歩きによる時間切れで次回持ち越しとした。

朝5時30分過ぎに自宅を出て、高畑スキー場へ向かうルートで南会津町まで。352号線で檜枝岐方面へは向かわず、会津田島の西側を経て400号線で北上。トンネルを越えるうちに雪深くなってきた。舟鼻トンネルを潜って昭和村に出るすぐ右側に除雪されたスペースがあるはずなのだが、まだ雪に埋もれていて入れない。そのままゆっくり進んで旧道との分岐の道路反対側にわずかなスペースを見つけたのでそこへ駐車。まだ車は一台も停まっていなかったが、すぐに会津ナンバーの車が来て、会津若松から来たという山スキーのおじさんが舟鼻山へ向かうというので、少し会話した。登行のルート取り、注意すべき箇所などを教えて頂く。結局、この日舟鼻山に入ったのは我々2人だけだった。

準備は会津のおじさんの方が早く、古いキャンバー板とジルブレッタ金具、普通のスキーブーツで先行して行った。私も準備が出来て9時20分に出発。まず道路脇の雪上に出て、スキーを履き、旧道を進む。最初の左カーブでおじさんのトレースが道路の右に逸れていっていたので、後を追わせてもらった。トンネルと旧道の間の緩い尾根を登って行くのだが、おじさんのトレースはシール登行で直線的。私はウロコ板finder86なので、斜登行が多くなる。新雪なのでスキーがずれ、ウロコの効きがあまりよくない。

舟鼻峠で休憩中のおじさんとまた出会い、ここからは林道をショートカットして舟鼻山の急な北斜面に向かう尾根を登って行く。相変わらずおじさんはシールなので直線的に先行していくが、私は斜登行&キックターン。つづら折れの林道に乗り上げる直前が急で、ウロコ板では厳しかった。

何とか舟鼻山北斜面のつづら折れ林道に乗って、そこからは林道沿いに歩いていかれる。時々右の斜面を見ていたら、植生が薄い部分が目に付き、林道の上方から一度滑ってみたくなる。ウロコ板だし、そういう遊びを交えないと面白くないよな、と思った。最初の右急カーブを曲がらず、直進して東北東方面に伸びる尾根の上でおじさんと休憩する。おじさんの言葉が早口の会津弁なので聞き取りにくいが、単独山スキーヤー同士、会津の山について少し語ることができた。尾根からは田島の町並みが遠望できる。

再び林道に戻り、より雪深くなって雪が吹きだまり、林道らしくなくなった場所を先に登って行く。おじさんはどうやら山頂までは行かないようで、シールをつけたまま下山していった。その姿を見送ってから、アウターを着て下の林道にドロップイン。後で確かめたら標高差は30〜40mに過ぎず、4ターンほどしたに過ぎないが、北面のパウダーを味わうことができた。下の林道からはアウターを脱いでザックに括り付けるだけで歩き始められる。ウロコ板の機動力はすばらしい。

2017-03-12-11.07
ほんのわずかだけど楽しんだ

その後も下の林道へ滑り降りられるポイントのあたりをつけつつ歩いていく。しかし左側の崖からの落雪にも気をつけなければいけない。若干際どい部分が1ヵ所あったが、そこを抜けて左にカーブすると急になだらかになり山頂部に到達する。今までとは違い、嬉しくなるくらいなだらかだ。

2017-03-12-11.43
動物の足跡を追って山頂部に出た
2017-03-12-11.44
新雪が板にくっつく

林道から外れて林の中を歩いてみたり、岬のような突端まで行ってみるが、新雪におおわれてどこもきれいで、ここにテントでも張って一泊したら楽しいだろうと思う。どこを歩いても動物の足跡しか見当たらない。フラフラしている間にもう12時を回っている。北西方向に伸びる尾根の最高点で周囲の雪山を木の枝の向こうに眺めながら調理パンの昼食を摂る。尾瀬方面の雪山、那須方面の雪山、北側の博士山の裏には飯豊連峰も見えたが、初めて見る方向からなので多くは山座同定ができない。

2017-03-12-12.21
右上に博士山、その左に飯豊が見えるのだが・・

このころから御前ヶ岳までの道のりが結構あることに気付く(いまごろ遅い!)。御前ヶ岳の山頂と歩くべき尾根は見えてはいるのだが、ここまで油を売りながら3時間もかかっている(ザラメ雪ならもっと時間短縮できただろう)。とりあえず丸い1203mピークの手前まで行ってみるが、ここで13時を回ったので御前ヶ岳を諦める。次回にして、舟鼻山のフラットな雪面をもっとしっかり歩いてみよう。

2017-03-12-12.52

ということで地形図上で「舟鼻山」の文字がある1226mのピークと、1230mのポイントを探しつつ歩き、最後は1204mピークから駐車した場所へ急な尾根を滑降することに決めた。後から地形図を見たら、1226mの南西側にもう少しだけ高い1230mの線が描かれていて、さらにその先に1229mの三角点がある。ここも踏んでおけばよかった。

1226mに近づくと、それまでの広葉樹林から広場のような場所に出た。晴天なので、目安になる物体がなくて不安になるような場所ではない(ガスっていると目印がなくて往生するだろう)。広大な雪原に一人トレースをつけていくのが嬉しくなってしまうような場所だが、ここはゴルフ場でも田んぼでも畑でもなく、山頂だというところがすごい。何度も振り返って自分のトレースを写真に収めた。

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うおー、視界が開けた!
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雪原を一人歩く
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2017-03-12-13.13
すばらしい!向こうはおそらく那須連山。二岐山がその左に見えた

雪原を歩いていくと、1230mのポイントは全く特徴のない場所だった。ここから林道に戻り、1204mの表記のある尾根に入っていく。尾根の突端に立つと、北斜面の尾根は急過ぎて下が見えない。かなり急だ。恐る恐る滑り込んだが、わりと木が混んでいて、しかも風のおかげか、雪面が1mくらいの段差の連続になっているので思い切った滑りはできない。少し西方向に尾根を回り込むとクラスト気味になる。登ってきた林道の途中においしそうな雪面の場所があったのだが、降り始めてしまったからもう後の祭りだ。尾根の前半、1100mまでは雪の段差でコケないように斜滑降とキックターンを交え、シュテム操作で慎重に高度を下げるしかなかった。トラックを見るとやや北西方向に振り過ぎてしまったようだ。その後は尾根も広がって雪の状態も少しよくなり、会心のテレマークターンなどはできないが、無難にこなして滑り降りることができた。安心なのは道路がすぐそばで、ある程度下に降りれば道路を右手に見ながら滑れるということだ。道路脇の雪を最後は歩いて、14時過ぎに駐車ポイントに戻ることができた。一応、単独でのスキーハイクは無事終了した。下山のルートは一考の余地ありだが、舟鼻山はとてもいい山だった。また来たい。

2017-03-12-14.14
駐車ポイントから

その後は下郷町まで県道でショートカットして、弥五島温泉・郷の湯で汗を流す。シャンプーも石鹸もなく湯に浸かるだけだが330円とリーズナブル。帰路は往路と同じルートは取らず、国道289号で甲子トンネルを越えて白河インターから東北道に乗る。3月半ばになったので、冬の間渋滞知らずだった東北道も岩舟JCTから先は渋滞だ。関越道と違って下道の代替路線が4号バイパスくらいしか思いつかず、その4号バイパスと東北道は宇都宮以南で距離が離れてしまうので、我慢して東北道の渋滞につきあう。ノロノロ運転はそんなに長くはなく、家の近所で給油・洗車を済ませても20時に帰宅できた。

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歩行・滑走距離合計7km、獲得標高差570m(山頂部で意外とアップダウンがあった)
山頂部では反時計回りに歩いている
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野沢温泉スキー場〜馬曲温泉

1年ぶりのインフィールドツアーに参加した。野沢温泉スキー場のゲレンデトップ、毛無山から尾根沿いに木島平村の馬曲温泉を目指す旅系のツアーである。このツアーに参加するのは記憶と記録に間違いがなければ2005年以来2度目になるが、前回とは北入谷の北側の尾根を滑った。今回は大きく南下して赤ダレ谷に沿って最後は林道と棚田を滑り最奥の家屋まで出るという、よりロングなコース(移動距離はGPSによれば約10km)となった。

野沢温泉は遠いので、前夜発で千曲川沿いの道の駅で車中泊。集合は8時30分柄沢駐車場なのでゆっくり目だ。8時すぎに準備が整ってリフト券売り場の前で待っていたら、ゲスト6名とガイドの中野さん、サブの瀬下さんが揃った。リフト、ゴンドラ、リフトを乗り継いで、少しだけコース脇を歩いて登り、毛無山の中継アンテナ塔へ。野沢温泉スキー場は外国からの客が多く、ゲレンデ内の放送も英語のものがあった。またゴンドラ待ちの列がどんどん解消していくのはゴンドラが板持ち込みの立ち乗り式だからだろう。

ゲレンデはカチカチだが、やまびこゲレンデまで上がると木金に降ったパウダーが残っていた。天気は快晴でやや暑い。

2017-03-05-10.06
毛無山山頂から裏へ

まずは少し降ってシールをつけ、尾根沿いに歩き、よさそうな北斜面を一本滑る。雪が軽くて最高の雪質。先週のクラスト雪と比較すると天国で、ここで止めてもいいくらい、と思ってしまう。シールをつけてドロップポイントを越えて1633mピークに登り、そこから南面を滑降。やや雪が重いが、まあまあだ。緩斜面になって樹間も広くなり、奥志賀林道まで滑り降りる。ここでほぼ12時。

2017-03-05-10.56
最高にいい雪質だった

2017-03-05-12.12
道路標識近くまで雪がある

シールを再びつけて林道沿いに少し歩き、林道が緩く北東側にカーブするあたりから右側の斜面に取りつき、尾根に乗って1649mピークに到達。ここから馬曲温泉に向かって滑っていく。14時少し前。下降の尾根は少しだけ南側に伸びているので、最初に右手に見える枝尾根に入り、再び北斜面に滑り込む。ここもやや重だが動作をゆっくりすればターンが決まる。あまりにも雪の状況がいいので嬉しくなってしまう。左手の枝尾根が明瞭でなくなるころ、スキーヤーズレフトにコースをとって夏道とクロスし、しばらく下降すると林道が現れる。ショートカット気味に下降していくと赤ダレ谷を渡る橋に出合い、橋を渡って沢の右岸に出て、あとは林道沿いに直滑降していけば馬曲集落最奥の家屋に出る。ところが林道の右側が急斜面で崩れる可能性があり、また林道上にストップ雪がまばらにあって安心はできない状況。ガイドの中野さんがスキートップが引っかかって久しぶりに大転倒するところを見た。最奥家屋ではスキーを外すが、そこから下は棚田があり、そこはスキーを着けて滑り込めた。スキートップが段差で引っかからないように注意して滑らなければならない。
2017-03-05-13.43
1649mピークあたりから見た鳥甲山方面

2017-03-05-14.12
最後のいい斜面を滑り降りる中野師匠。いつもながら参考になる滑り

15時30分、舗装された道路に出て終了。野沢温泉に車の回収に向かった中野さんたちを待つ間、馬曲温泉につかった。ここは山スキーをする前から立ち寄ったことがあるが、日曜夕方ということもあるのか、駐車場が満車状態になっているのを見たのは始めてだ。確か10年前もここまで多くはなかったのではないか。内風呂と露天風呂が500円で入れるが、今回は汗まみれだし、脱ぎ散らかすものも多かったので内風呂だけに入った。いい泉質だと思うのだが、惜しむらくは循環であること。

風呂から上がってマッタリしてから野沢温泉スキー場に戻り、自分の車で帰路に着く。どうせ関越道は激しく渋滞しているはずなので、前夜お世話になった道の駅で少し休み、佐久平PAで夕食を食べてまた少し後部ベッドで横になって腰を伸ばし、20時過ぎに再出発。ゆっくり走行車線を走っているうちに渋滞は次第に解消に向かい、1箇所だけ残っていた高坂SAあたりの渋滞もさほど速度を落とすことなく通過し、あとはスムーズに東京へ。給油をして23時に無事帰宅。しばらくあの滑りの感覚がリフレインしそうだが、これから悪雪の時期になってくるからそうそう美味しい思いだけ味わえるわけではない。

今月後半から少しだけ自由になる予定だ。行きたいところはたくさんある。北東北は遠いけど、福島県で滑りたい山がいくつかある。再び南会津へ行って高畑スキー場からいつも見ている標高差1300mの三岩岳や、ウロコ板でテーブルトップの舟鼻山へ行ってみたい。吾妻連峰にも行ったことがない。またウロコ板といえば関田山脈。人気の鍋倉を外して、もう少し北の稜線を歩きたい。とりあえずインフィールドの粟立山は仮予約しておいたけど・・
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湯の丸・池の平湿原

ウロコ板で手軽に遊べる場所をを調べて、湯の丸高原に行った。

5時30分に自宅を出て、久しぶりに関越・上信越道を走る。日曜日でも関越道はスキーに向かう車が多く、東北道とはずいぶん違う。上信越道に入ると交通量も減ってきた。ややほっとして小諸インターから湯の丸高原スキー場に向かう。先週武甲山山頂で見た浅間山が美しい。

8時過ぎに第6駐車場に到着して仕度をし、30Lのザックを背負ってリフト券を1回分買い、標高1910mのゲレンデトップから少し下って高峰林道から9時15分に歩き始める。今回のスキー板はFINDR86 XCD。積雪量の少ないこのエリアに不釣り合いなウロコ太板だが、細板と比べて歩きに支障はないし、ウロコがよく効くのでこの程度ならばシールは不要だろう。何より今シーズン買ったこの板を存分に使いたい。

2017-02-26-10.00
FINDR86 XCD。ウロコがよく効く。その分、スピードは出ない。

2061mのポイントまでは林道上を歩く。スノーシューの足跡が多い中、わずかにスキーのトレースも見られ、ウロコの跡も発見できる。たぶん、前日の土曜日に入った人のトレースだろう。林道沿いは針葉樹が濃くてとても滑れる感じはないが、1ヵ所右手に池の平湿原の外輪山から滑れそうな場所があった。帰りにここを滑ろうと思う。

2017-02-26-09.59
人工物があって山に入っている感覚は薄らぐ

1時間弱歩くと峠に着く。2061mの峠近辺には冬季閉鎖されている小屋と夏季駐車場がある。その先に東屋があって、そこから右手に登って行く。池の平湿原は三方ヶ峰の噴火口で、その外輪山に沿って登るのである。こちらもスノーシューのトレースやスキー板のトレースがあって明瞭。最初のピーク(村境の丘)は外輪山の内側を巻き、「雷の丘」と「雲上の丘」のあいだあたりに来ると夏はササ原になるだろうオープンバーンがある。とりあえず「雲上の丘」まで行って(10時30分ころ)、仕込んできたフランスパンを少しかじり、周辺を眺めてから1本目を滑る。

2017-02-26-10.40
池の平湿原と浅間山(山上に多めに出ているのはおもに水蒸気だろうか)

登る時からわかっちゃあいたが、ひどいクラスト。まともなターンができないので、シュテムターンで減速してターンを刻むしかない。日が当たり始めているのに緩む気配はなく、ほぼそのままの雪質で湿原近くまで滑り降りる。標高差は約100m。バックカントリースキーの醍醐味はほとんど味わえない。でも、ウロコ板で来ている意味はここから。シールの脱着なしに再び東屋まで登り、2回目にチャレンジ。湿原の回りを歩く2人連れと、東屋近くで10人ほどの子供を含む集団に出会うが、スキーの人はいなかった。

2度目は手前の「雷の丘」近くで少し早いカップラーメンランチを摂り、そこからまっすぐ滑り降りようと思った。しかし1回目に輪をかけた強烈なクラスト雪で、スキーヤーズライトに逃げて1回目とほぼ同じコースになった。後から軌跡を見たら、2回ともほとんど同じコースを滑っている。

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シーフードヌードルと池の平湿原

最初は4回くらい滑れるかと思ったが、こんなクラスト雪では楽しめない。今回は偵察ということで、もっとコンディションのいい時に再訪しよう。三方ヶ峰の小諸側には斜度が緩めの尾根が伸びていて、こちらから登るのも南岸低気圧通過直後には面白そうだ。

ということで、早々に尻尾を巻いて退散することにしたが、もう一度「村境の丘」あたりまで登って、林道に向けて疎林帯を見つけて滑ることにする。最初はカラマツの枝がジャマでうるさいが、スキーヤーズレフトに回り込んだら疎林部分を見つけた。ウロコ板お得意の斜登行して、滑る。ここも激しくクラストしていてスリル満点だ。斜登行を終えてからボトムの林道まで標高差50m。数字にするとつまらない雪遊びに思えてしまうが、クラストの上に質のいい雪が乗っていれば雄叫びになるはず。今日は4時間も遊ばせてもらった。移動距離約7km、累積登行標高差530m。

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タラタラと林道を降り、ゲレンデに出たら、雪面が硬過ぎて今まで以上に恐ろしい思いをした。山から下りてきた後のゲレンデでテレマークターンなどするつもりはハナからないのだが、アルペンターン時にウロコ部分のエッジが効かず、アイスバーン上で横に流れるのである。カルフ10thマウンテンでも滑り出しの違和感はここにあった。ウロコ板で硬いゲレンデを滑る時はもっと真剣に身体を倒し込んでエッジに体重をかける意識を持たないとコケる。

ということで、リフト待ちの列ができていたが、回数券をあらためて買い求めて列の最後尾につく気力はすでになく、そのまま車に直行。14時にスキー場を後にする。浅間サンラインで軽井沢まで抜けてから高速に乗ろうと一瞬思ったが、まだ時間が早いからすぐに高速乗れば関越渋滞に巻き込まれずに済む、と思い直して小諸から高速に乗ったら、これが凶と出た。佐久平から登って八風山トンネル手前でピタ止まり。トンネル内で事故があって佐久平から碓氷軽井沢まで通行止めになってしまった。もう事故処理が終わって開通するまで待つしかない。待たされたのは1時間30分。サイドブレーキ引いてエンジン止めてラジオ聞きながらひたすら待つ。こんなふうになるなら下道走ればよかったなと後悔。ピタ止まりが1時間を過ぎると各車から人が降りてトイレを探しに行くようだ。私も少し尿意を感じるが、一人なので車を離れている間に動き始めたら迷惑だから我慢する。数台前のツアーバスから女性が2人後方に向かって歩いていった後、車列が動き始めた。ツアーバスは路側帯で止まり女性客を待つ模様。それを過ぎてノロノロトンネルに進入したら、大型バスが走行車線に止まっていた。側壁に接触する事故だったらしい。

その後激混みになる横川SAは避け、トイレは甘楽PAで寄る。どうやら関越道も複数個所で渋滞が始まっている模様なので、本荘児玉で降りて17号、125号、122号をつないで白岡菖蒲から東北道に乗って19時過ぎに帰宅。ふぇー、腰が疲れた。やっぱり冬は東北道方面がいいわ。3月には1度か2度インフィールドのツアーに参加しようかと考えているけれど、集団に合わせて北信・上越方面へ移動(夜移動して車中泊、帰路ピークをはずす)するのがとても億劫になってきた。

南会津方面で単独でも危険のない場所で少し歩いて少し登るので満足するか、悩みどころだ。
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高畑7日目

西日本の日本海側を中心に降雪が激しい。毎年コンスタントに降雪量があるなら、今年はもうあまり降らなくてもいいんじゃないかと思う。

ということで12日の日曜日日帰りで高畑スキー場へ行くことにした。
朝起きたのが遅くて出発が6時頃になってしまったが、塩原温泉でのハンタマ方面へ向かう車列と別れ、国道121号線も車列ができていたが次第に交通量は減っていき、たかつえスキー場の分岐から先は快走。ただし真っ白な圧雪路が延々と続いた。

9時15分頃に到着してそそくさと着替え、K2WAYBACKでゲレンデへ。降雪量が多くてリフトの動きだしが遅れていたみたいで、ブラックリフトにリフト待ちの列が出来ていた。

まず圧雪しないスーパーブラックを滑り、何とかコケずにもう一度ブラックリフトに乗ったら最上部のオレンジリフトが運行開始したとのアナウンス。オレンジに乗って、オレンジインコースのスキーヤーズレフトの未圧雪片斜面を味わう。バスケットの小さいストックを差したらずっぽり入ってしまい、右側に転倒、しかし片斜面なので横回転で事無きを得た。オレンジインとアウトを何度か回してからブルーリフトに乗り、センターコース、インコースの急斜面未圧雪を滑った。斜度が緩んでからのリフト脇の未圧雪部分に入って快適にターンしていたら後脚が十分に踏めず前転。先日のように肩を傷めるような転倒ではないので転倒も楽し。先日の右肩はまだ少し痛い。

12時近くになったら皆さん下のセンターハウスで昼食なのか、コースはガラガラになる。調子に乗って12時30分まで滑り、ちょっと空いてきたセンターハウスで特製ラーメンの昼食。13時まで休憩して、あと1時間から1時間半と決めて再びリフトに乗り、オレンジコースを3本ほど。日曜日で帰路につく人も出てくるし、オレンジコースは強風が吹いて厳しいので滑るスペースはたくさんある。テレマーカーはいつもより多かったが、会釈くらいで会話はナシ。リフト上から見ていて、谷回りの最初から脚を前後に開いてターンしている人が目に入ったが、あれは疲れるだろうな・・

オレンジインではもう未圧雪部分には入らず圧雪部分でテレマークターンを丁寧に、アウトコースではアルペンターンを丁寧に仕上げて滑った。最後にトラックがたくさん付いたスーパーブラックの最下部の未圧雪部を滑り、猪谷ゲレンデで行われている上級者の検定を横目に滑って終了。晴れたり雪が降ったり風が強かったり変化が大きい一日だった。こんな日はゲレンデに限る。

帰りに定番の湯ノ花温泉で暖まり、帰路につく。往路と同じくたかつえ分岐を過ぎたら交通量が増え、121号はいつもよりゆっくり目。こんな日は塩原温泉でハンタマ帰りの車と合流したら絶対に渋滞するので、温泉街の中を通って、関谷北交差点での渋滞を避けて東北道に乗り、順調に東京へ。7時30分帰宅。アイスホッケー女子の快挙に間に合った。
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久しぶりに富士ぱら

仕事で辛い一週間だった。日曜日に滑りに行くかどうか、疲れと天候もあって悩んだが、午前中勝負で出かけることにした。会津は遠いので、中央道方面、インターからも近い富士見パノラマスキー場で12時まで滑ることにした。シニアは50歳以上で午前券3200円。久しぶりにリフト代を払った。

8時少し前に駐車場に到着して着替え、ゴンドラが動き出す少し前にゲレンデに出た。中斜面のリフトを一本滑り、動き出したゴンドラに乗った。すでに中腹あたりから雪がちらついている。朝一番なので雪面はフラットでいいのだが、この地域のスキー場は人工雪で硬い。ピステンの跡を滑ると細かいバイブレーションを感じるほどで、あまり気分は良くない。ところどころアイスバーンも出ている状況ではダウンヒル3kmも滑ると汗が出て疲れるし、人口密度の高い中でボードや飛ばし屋と混走するのは余計な気を遣う。別のスキー場を滑っていると、やはり会津高原高畑は自分にとってはベストなスキー場だとつくづく思う。

2週間前に高畑スキー場で大ゴケした時に打った右肩がいまだに痛い。服に右袖を通す時、ザックを背負う時、運転時に痛みを感じる。自己判断だが、どこかの筋を伸ばしたみたいだ。スキーで滑っている時はそんなに意識はしないのだが、先日買った小さめのスキーザックを背負ったり下したりする時が痛い。利き腕なので困るが、時間をかけて治すしかなかろう。

先日(というか前日)に買ったザックはノローナのnarvik Pack 20L。容量が小さくて軽めのスキーハイキングに使えるスキー(ボード)専用のザックを調べていて、パタゴニアのスノードリフター20Lと迷ったが、あまり見かけないのでこちらを選んだ。スコップなどまで入れていないので第一印象でしかないが、トップにある平行した4つのジッパーが見分けにくいところがウィークポイントだろうか?ジッパータブの色を後から換えれば少しは見分けがつきそう。あとはメインの荷室内に一つか二つ、小物用ポケットがついていればなおよい。
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スキーはA型かダイアゴナルに装着。背面アクセスなし。ウエストベルトはしっかりしている。
ゴーグルポケットが小物入れ代わり。必要最小限のものだけ入れて雪原をウロコ板で歩き回るには十分だろう。
しばらく通勤にも使ってみるつもり。


もう一つ、店頭で偶然出会ってしまって衝動買いしたヘストラのOMINI GTX FULL LEATHER。これも使ってみた。ヘストラグローブいくつ持っているのかと問われるとヘストラ一途なので恥ずかしいが、セール品は大概サイズが合わないものが大半という中、ちょっときつめだけど手を入れればピッタリな8号を見つけてしまったのだから衝動買いも仕方ない。厳冬期の3フィンガーだと暑い天候の時、これは使えそうだし、掌側のアーミーレザーとゴアテックスという組み合わせがよい。富士見パノラマは標高が高くて寒いところだが、全く苦痛を感じなかった。
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手首のカフが短く、アウターの袖口の中に入れるのが容易。
入口のネオプレン部分はちょっときつめだが、手を入れてしまえば指先はぴったり。
なぜセール品かというと、ロゴが微妙に変わったかららしいが、見た目には全く気付かない。


ゴンドラ4本乗って下の緩斜面を数本滑ったら11時になった。雪の降り方も激しくなってきて、中央道が使えなくなると困るし、日曜午後は交通量が増えてくるので、早めに終了。一人で滑りに行くと、スキーの集中力は5時間も6時間も続かない。
集中できるのはまず2時間。リフト券が勿体無いからとダラダラ長くやってもケガのもとだと思っている。

富士見町でうまい蕎麦を食べ、帰路についた。甲府盆地手前まで雪、勝沼から笹子トンネルまで雪。しかし八王子以東はまだ本格的な雨にならず、帰ってからもほとんど雨は降らなかった。
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ウロコ板で日光山王峠

2月初めにかけて忙しくなってしまうので、今回の週末スキーは近場で軽くハイクアップして滑ることにした。場所は昨年にも行った日光山王峠。東京を朝6時30分に出ても9時過ぎには日光アストリアホテル前の駐車場にたどり着ける。

9:30から歩き始める。最初は除雪された道路を少し歩き、道路脇でスキーを履いてFINDR86 XCDのウロコを効かせて歩き始めた。今回は昨年と違って雪がどこにもあり、峠山頂までできる限りスキーを履いて登りたいので、なるべく等高線の間隔が開いている斜面を求めて学習院大学の保養施設がある西側から斜面にとりついた。

2017-01-29-10.30
ここは木も細くて雪面もきれい

緩い斜面だが雪がクラストしていて、ウロコが効きにくく、横滑りしてしまうので難儀した。しばらく登ると斜度が少し増し、スノーシューのトレースがある夏道と合流したので、むりやり斜登行&キックターンを繰り返してもロスが大きいかと思い、斜度がある部分だけスキーを外してスノーシューの後を追った。

すぐに斜度が緩んできたので再びスキーを履く。樹間が広いところでは快適に斜登行&キックターンで登っていかれるが、それほど長くはない。暗い針葉樹林になり、雪面に折れた枝が散乱していて歩きにくくなったが、もう標高差はわずかになってきた。峠の頂上をまっすぐ目指して登りきり、11:20に峠到着。標高差は300mほどしかないが、ゆっくり登ったので汗こそかいたが足にマメはできず、快適に登ってこれたと思う。

2017-01-29-11.23
峠頂上目の前
2017-01-29-11.28
FINDR86 XCDのウロコは効きがいい

板を外して標識に立て掛け、写真を撮っていたらスノーシューの親子連れが峠に到着した。夏道のスノーシューの跡は彼らだったのだろう。彼らは山王帽子岳に登ると言っていた。彼らが去った後、前日スーパーで買った調理パンを食べ、山専ボトルに入れてきたお湯でカップラーメンを作って食べ、昼食とした。

2017-01-29-11.38
天気は晴れ、風がなくて快適だったが熱いカップラーメンは最高だ

ほぼ12:00、滑走に入った。最初は林間の薮がうるさいので林道を降り、右手にカラマツ林が見えたら右手に入る。カラマツ林の見通しはいいのだが、雪がまだクラストしていて滑りにくい。センター86mmのFINDR86 XCDはクラスト雪でもそれなりに滑れてしまう。

1650mくらいでさらに右手に進路をとって登ってきたルートの近くに出たが、1600mくらいで左手に進路をとりすぎ、右手に沢が出てきてしまった。幸い、沢の窪みは横移動すれば回避できるので、ウロコ板の強みで若干登りつつトラバースし、事無きを得た。そこからやや快適な斜面になったが、すぐに学習院大学の保養施設の敷地だ。敷地に踏み込まないよう、左手に進路をとってゆるゆる進んでいくと、平坦になってもう終了である。滑りは30分しかかかっていない。

駐車場でゆっくり片づけと着替えを済ませ、帰路についた。今回、スマホでトラックデータを取りながら登ったが、電波が終始入るので機内モードにはせず、また一人で寂しいのでネットラジオなど聴きながら登ったら当然ながらバッテリーの減りが著しかった。余計なことをせず、機内モードで登るべきだった。

sannotouge_map
赤:登り 青:滑り
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ウェッジを噛ませる

先日手に入れたG3 FINDR86 XCDにはウェッジが装着されていず、部品が余っていたので装着してみた。
T2エコをビンディングのつま先に引っかけてみたら、かかと部分が3cmほど浮き上がっていた。

ビンディングの分解には、アンチアイスプレートの取り外しがちょっと苦労したが、マイナスドライバーをつま先部分から強引に突っ込んで解決した。

作業自体は単純で、つま先部分にアンチアイスプレートから見えるナットを入れて、金属部分を外してウェッジを噛ませるだけなのだが、どうしても片方のウェッジを入れるとアイスアンチプレートを押えるネジがまっすぐに入らない。ねじ込んでもビスがひねくれるだけ。アンチアイスプレートはつま先が浮いたまま。ネジ穴はまっすぐに見えているのだが、どうしてもうまくいかない。

いろいろ試行錯誤してどうしてもうまくいかず、ウェッジの装着自体を諦めかけた時、ナットのネジ山がビスとうまく噛んでいないことに気付いた。幸い、古いタルガがあったのでそこからナットを借りてきたら簡単に解決した。しかし、部品の精度が悪過ぎる。これが理由で汗流しながらポジドライバーで何度もビスを回した結果、指の皮がはがれる代償を払った。

古いタルガからクライミングサポートを外し、移植した。こちらはヒールプレートを取り払って装着するだけでコトは済んだ。

30分で作業は終わると思っていたのに、ずいぶん時間をかけてしまったよ・・・
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G3 FINDR86 XCD

極太ウロコ板(ステップソール)を入手した。表題のものである。「ファインダー」ど読むのならスペルが違っているが、G3が公表している名前のままである。白と青のシンプルな色構成で、ウロコがないモデルもあり、こちらは白と赤である。XCDシリーズはウエストの幅によって94、86、そしてスティンガー78の3種類があるみたいで、86はスピットファイアXCDの後継モデル。

G3_FINDrXCD86_large
板のセンターに背骨のような突起があって、下のような昔のヒッコリー一枚板を彷彿とさせるのもよし71e53a89
http://www.heavysnowker.com/archives/51644657.htmlより引用させて頂いた

実は今年になるまでシングルキャンバーのウエストの太いウロコ板(ステップソール)が出ているとは知らなかった。どうやらVOILEやG3という、今までウロコ板とは無縁だったメーカーが作り始めたらしい。今まで私が使ってきたウロコ板はBDポーラースター、カルフ10thマウンテンで、いずれも細くて軽く、今回入手したFINDR86は固定観念を打ち破ってくれるモデルだった。
122-86-109というディメンションは、14年モデルK2WAYBACK126-88-113)にかなり近い。ウロコにも限界はあるので保険にシールは持っていくことがあるが、シールもK2と共用できるかもしれない。そう思って今回はトップとテールに穴を開けてもらった。その後シールを貼ってみたが、テール部分でわずかにエッジが隠れる程度で、ピッタリといってよい。

細板も軽快でいいのだが、登った後の最初の滑りで滑り方を早く思い出さないと何もさせてもらえないうちに下山ということになりかねない。10thマウンテンはセミダブルキャンバーとそのディメンションで、後脚の押え具合がよみがえるまでに15分くらいかかってしまう。いつもゲレンデで滑っているWAYBACKと同じようなディメンションなら、乗り換えて苦労することもなかろう。ウロコ板のくせにトップロッカーである。
そして、パウダーや悪雪滑走での安心感がある。どうやら、FINDRは登りもいいらしい。ウロコ部分が他の板よりも長く、効果が大きいそうだ。ただ、板の長さは5cm刻みで、私の身長だと172cmと177cmのどちらかになるが、ウロコ部分の長さはどちらも同じ。ということはフラットソール部分の面積がより大きい177cmの方がわずかに滑りがよいと判断した(おそらくほとんど変わらないと思うけど)。

ビンディングはG3のタルガT9にした。タルガを付けるのはずいぶん久しぶり。スティンガー78との板の重さの違いは片方でほぼ100g、ノーマルタルガとT9のビンディングの重量差は片方60g。完全な相殺はできないけど、少しでも軽いビンディングをチョイス。

カラファテで受け取って、その週末に早速会津高原高畑スキー場に持ち込んで滑走してみた。コンディションは氷点下から日差しを浴びてかなり暖かくなった日と、吹雪でパウダースノーが乗った日の2日間。

まず、リフトまでの移動、リフトを降りてからの移動で滑らないので注意が必要。緩斜面では本当にスピードが乗らない。ウロコの効きが強い板だ。中斜面・急斜面ではちゃんと滑るので不安はないし、ウェスト90mm前後の板で滑るのと同じ感覚で滑れるから、多少雪面が荒れていてもオタオタすることはない。ただし、スピードは急斜面でノーマルソールの6〜7割くらいになるので、時間的余裕ができ、ゆっくり動作してあげればかえってノーマルソールの走る板よりテレマーク姿勢を着実にとれるのだが、常にブレーキがかかっている状態で動作するので、ノーマルソールで同じ動作をするよりも筋肉に負担が来る。

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高畑スキー場ではリフト乗り場直前に勢いをつけて若干登らないといけない部分があるが、スキーを逆ハの字にしなくても、ウロコが効いてスタスタまっすぐ登れる。ゲレンデ脇の林に入って歩いてみる。本当はザラメ雪が一番効くのだが、しっとり系パウダーも、乾いたパウダーもそれなりにウロコが効き、うまくキックターンすれば後ろにズレることなく登っていかれる。登坂力はかなりあるとみた。

以上が初日は10時30分から15時ころまで、二日目はリフト始動から2時間、他の板に乗り換えずに滑ってみた感想だが、二日目のパウダー滑走でも安心して滑ることができた。この板で、春は一人で山に入って遊んで来れるような期待感がある。
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年始、高畑へ

1月3日〜5日、また南会津へ向かった。初日は午後から滑れればいいかと思って出発はゆっくり。

11時30分くらいに会津高原高畑スキー場に到着したが、雪は相変わらず少なく、ブッシュが見える始末。まずはステップソール板(カルフ10thマウンテン)とT4の組み合わせでお試し滑りをしてみる。久しぶりに履いたT4の靴底はT2に比べ薄い上に、足先が寒い。
1本目のリフトを降りて緩斜面を滑り始めたら、K2 WAYBACKの感覚でターンしようとしてしまうので全くエッジが噛まず、あたふたする。ステップソールがブレーキになって滑りにくいわけではなく、センター68mmの形状とセミダブルキャンバーの特性から両スキーが暴れ、テール形状からターン後半に後脚が抜けてしまうようだ。
15分ほど滑って、だいぶ慣れてくると倒し込んで深くターンすることも可能になってきた。オフピステに歩いていって毎回最初にこのような状態になるのは困るなあ。この日は3時までステップで滑って終了。年末と同じ檜枝岐の民宿に投宿。山菜料理が豊富に出て満足。ネコと遊んで満足。栃木から一人一車で来られた5人の中高年アルペンスキーヤーと同宿だった。

4日は午前中ステップソールで滑り、圧雪緩斜面中心だが、慣れてきたら急斜面にも挑戦してみた。緩斜面だとステップカットがブレーキとなり、高い所にあるリフト乗り場まで歩かないといけない。急斜面では何とか転ばずに滑り降りることができるが満足は行かない。11時台に板と靴を替えるべく車に戻ったら、激しい雨になった。このまま雨が降り続いたら止めてしまうところだ。濡れたウェアをタオルで拭いてエアコンで乾かし、みぞれになった頃に車を出て軽く昼飯を食う。
午後はWAYBACKとT2で滑る。やはり安心感が違う。昼時に雨で午後は滑走者が激減してプライベートゲレンデ状態になっていった。風は強く、大粒の雪になってきたので積もりそうなものだが、風が強過ぎてアイスバーンはアイスバーンのままだ。視界も悪いし、ゴーグルのスポンジが濡れて不快である。2時頃中腹の無料休憩所で休み、上部のコースを一通り滑ることに決めて3時までがんばった。長いペアリフトは寒さで苦痛である。どうしてこんな寒い思いをしてまでスキーをするんだろうと自問自答する。

檜枝岐も猛吹雪で、歩いて2分の外の風呂にも行くのが億劫。内風呂を使わせてもらった。檜枝岐カップというレースが見送りになったので団体客が宿泊キャンセルし、自分の民宿も周囲の民宿も宿泊客が極端に少なそうだ。またも山菜料理・イワナ料理・蕎麦・餅まで頂き、ネコとも遊んで大満足。

5日、全日午後からの雪が積もっていれば楽しそうと思って9時から1時間少しゲレンデで滑ってみる。風で新雪の多くは跳ばされていて、吹きだまりで遊べた程度だった。上部のコースをひとわたり滑って11時近くにゲレンデを出た。この日は定番の湯ノ花温泉には行かず、ステップソールを使うべく、下郷町の観音沼森林公園へ向かう。途中、駒止トンネル前後の降雪が激しかった。本当は旧道が除雪されてさえいれば、駒止湿原をスキーで歩くと楽しいと思うのだが、旧道は除雪されないうえ、こんな日では無理だ。
12時台に観音沼森林公園の殺風景な駐車場に車を停め、ステップソールを引っ張り出して真っ白な沼の周りの遊歩道を歩く。沼を回り込んで嶽観音にお参りして、沼の北東側の小高い丘まで張り巡らされた遊歩道を登って行く。急なところは階段になっていて、雪が少ないのでスキーを外して歩くのを基本としたが、脱ぎ履きが面倒でそのままスキーで突っ込むとソールやエッジが石やコンクリートに当たり、ドキッとする。

2017-01-05-12.17
裏から参拝してしまった
2017-01-05-12.20
門には玉砂利があるので回り込んだらやっぱり玉砂利があって板を傷めた
境内ではスキーは脱ぐべし
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遊歩道はこんな感じに。柔らかくて歩きやすい

とりあえず展望台まで登ってみるが、景色はドヨンとした雪雲ばかりで面白くない。汗が冷えて寒いので下りに入るが、遊歩道は電光形に下っているので雪の下は階段だ。スキーを脱いだまま歩いて降りて、少し緩くなったところでスキーを履いてみようと試みたが雪が薄くて滑るどころではないので、結局下りは歩きになった。トイレは閉鎖されていて、秋の紅葉シーズンには人が多く訪れるのだろうが、こんなに寒いのでは勘違いして上がってきた人か、写真撮影に来た人の車しか見かけなかった。歩いたのは約1時間半くらいか?それでもいい汗をかいた。なお、観音沼周辺をスキーで歩くことについては、
「薮と雪」のブログからアイディアを頂いた。

2017-01-05-12.55
展望台

帰路は下郷から甲子トンネルを抜けて白河から国道4号でひたすら南下。高速は割引率が低いはずだからなるべく乗りたくない。宇都宮からは新4号バイパスでぐんぐん南下、午後7時に帰宅した。

細身セミダブキャンの10thマウンテンは軽快でいいのだが、WAYBACKから乗り換えた時のギャップをどう埋めるか、これはどんなにベテランになっても10分〜20分は切り替えにかかりそうだ。オフピステでは滑り始めのオイシイところであたふたし、ずっこけ、結局何もさせてもらえないまま林道を下山ということになりかねない(昨シーズンの山王峠がそうだった)。

以下妄想だが、WAYBACKと似たようなシングルキャンバーのステップ板を使えばかなりの部分解消するように思える。漠然とショップのウェブページを見ていたら、G3のFINDR86に目が行った。極太ステップ板。一昔前なら意味を感じなかったが(だからカルフのガイドは買わなかった)、ウロコのブレーキが利いてスピードが出ないことを除けばさほど滑りを変えなくてもいけそうだ。ピボット式の重いビンディングも不要、というか組み合わせ的にミスマッチ。NTNとかTECKビンディングって何ですか?という板だろう。昔ながらの拇指球で踏むビンディング、O3やO2はカタログ落ちしてしまったが、G3タルガならまだ現役だ。外したO3ビンディングはどこに仕舞ったんだろう?
シンプルな3ピンビンディングだと最軽量になるがライザーシムが欲しくなる。らくちんステップイン3pinという手もあるが、原型のテレブルドッグは雪詰まりに弱く、雪が凍るとブーツがセットできないという、長所を帳消しにする大欠点(10thマウンテンに着いていて、今回の観音沼でも悩まされた)がある。

FINDR86の立体的な形状がまた昔のヒッコリーの板に似ていてそそる。今シーズンは一人で危険の少ないオフピステで遊びたいと思っているので、物欲が強まってきてしまった!
(実はすでにカラファテ詣でをして相談してしまった・・)
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年末スキー(妙高合宿と高畑)

12月23日〜25日 妙高合宿
吐月工房氏が音頭を取っている例年のシーズン始めの合宿に参加。池の平スキー場のアルペンブリック方面が閉鎖されていたのでアカカンで3日間通した。
23日は今まで降った雪がチャラになるほどとけかかっていて、地肌も見える状況でラインを選ばないといけなかった。23日午後から夜にかけてある程度降り、24日には見えていた地肌が雪に隠れたのでコンディションは上がった。しかし積雪量は妙高にしては少なく、25日には再び悪くなっていった。

2016-12-25-08.13
25日朝は快晴に

かぐらでシーズン初スキーをした時には昨年と違っていけるかも、と思ったのだが、ぬか喜びのようだ。コース状況が芳しくなくて各地のスキー場が全面開放には至っていない状況で、比較的妙高は雪が多い方で恵まれているため、滑っている客も多めな感じがする。我々ももう人生後半に入っているので無理はせず、遅くから始めて早くに上がる3日間だった。短時間のスキー練習にもかかわらず薄い下地の上にうっすら新雪が乗っている状況ということもあり、初滑りほどの筋肉痛は出ないけれども、それなりの筋肉痛が続いた。

夜は全日本フィギュアスケートを観ながらあーでもないこーでもないと、各人の失言のオンパレードとなったのも例年の通り。

帰路、小布施PAでサンふじを買って、圏央道を使って東北道から帰った。

12月30〜31日 会津高原高畑スキー場へ
内陸で雪の量は妙高や湯沢に比べ少なくなる南会津では、連休中に部分オープンした高畑スキー場が連休後に一時クローズになった。30日には再オープンとの情報を仕入れて、30日檜枝岐の民宿泊で会津に向かった。ゲレンデの状況は悪いと決まっているが、シーズン券を引き換えることが重要だ。昨シーズンは少雪で1月半ばになって始めて高畑を訪れシーズン券を引き換えたので、今年はまだマシなのかも知れない。
出発前夜、吐月工房氏がスケートで骨折したとの連絡が入り、驚くと同時にスキーシーズンの大事なパートナーが不在というショックが走った。今シーズンは残雪期になるまではガイドツアーか一人で楽しめるウロコ板スキーハイキングを主体にせざるを得ないなあ・・

今回はずっと体調がすぐれない女房も誘って行ったので、出発は朝7時過ぎ。塩原温泉手前から雪がちらついてきて、温泉街を抜けると圧雪路。こういう時は慎重に運転しないと大変なことになる。到着は11時を回って、すでに駐車場は3分の2くらい埋まっていた。高畑の場合、これでもゲレンデ内が激込みになることはない。女房はアルペン板をレンタルして体調と相談して滑り、私はシーズン券をゲットして意気揚々とリフトを乗り継ぐ。滑走可能コースは限定されていて、ブッシュも方々に出ていて、確実にそこは薄いアイスバーン。未圧雪の部分もあるにはあるが、緩斜面過ぎて面白くない。さらに強い風がコースのボトムからまともに吹き、降っている雪がほとんど飛ばされてしまう。向かい風でスピードも乗らない。13時過ぎに軽い昼食をとって午後の部に突入。

2016-12-30-13.41
マイゲレンデに雪が降る

そんな中でブッシュも少なくて練習にもなって吹き溜まった新雪滑走もできるコースを見いだし、何本かいろいろ試しながら滑った。高畑のリフトはフードのないペアリフトなのでリフトに乗っている間はとても寒い。15時には上がることに決めたら、雪が止んできて晴れ間も見えてきた。翌日のことを考えるともっと降って欲しいのだが。

14時を過ぎるとゲレンデで滑っている人も少なくなってきたが、最後に未圧雪の急斜面を滑りたくて「滑走禁止」の立て札を無視して滑る輩を何人かリフト上から見かけた。気持ちはわかるが、子供たちから後ろ指を指されているところを見るにつけ、とても嘆かわしく感じる。妙高やかぐらあたりではリフト下など滑走禁止の場所へ勝手に入り込んで滑っている輩(残念ながらボーダーに多い)をよく見るが、山深い場所にあってスキー専用を貫いている硬派な高畑をわざわざ選んで来ているのにルールを無視するのはいただけない。どうしてもそうしたいならスキー場管理外のオフピステでやってほしい。仮に彼らがシーズン券をゲットしているとすれば、奴らからシーズン券を没収してもいいと思う。

リフト上からバーローと叫んでも何の効力もないので、やはり滑走禁止の立札(立て方もちょっと甘い)があり、図面でも滑走禁止である旨が示されているセンターハウス正面の未圧雪バーンを滑ってきたテレマーカーに迂回コースとの合流点で「ここは滑走禁止でしょ」と言ったら、「知らなかった、すみません」と釈明された。私はゲレンデの管理者ではないし、それ以上言っても大人げないので何も言わなかったが、この御仁がコース制限されていることを知らずにこのスキー場へ来たとは思えない。
利用者として滑走禁止エリアを確認してからゲレンデに出るのは常識で、リフトに乗っている間に左手に見えるバーンに立て札があることは瞭然で、しかも上級スキーヤーが争うように滑っていないことからしても、いい大人が「知らなかった」では済まされないはずだ。この御仁は家族連れで来ている立派な社会人なのに、日本語能力が相当低いのだろう。

2016-12-30-13.36
誰も滑っていないことをみれば滑走が禁止されていることは推測できる

よほどスキー場パトロールに何か言い残そうと思ったが、もやもやした気持ちを持ちつつ終了した。
檜枝岐の民宿には久しぶりに宿泊した。いつのまにか燧の湯の営業時間が朝6時から夜21時までとなり、民宿からここへ歩いていかれるのは大きなメリットになっていた。山菜中心の手料理と〆の蕎麦が檜枝岐民宿の魅力である。今回泊まった宿は人懐っこいシャム猫が飼われていて私好みなので、これから定宿にしようかと思う。この夜は雪が降らず、翌日のゲレンデ状況が危ぶまれる。

31日、やはり夜の間に積雪量は増えず、状況は想像できるのでゆっくりゲレンデに向かい、13時ころまで滑って早上がりすることにした。最後に女房とゲレンデ中腹で偶然落ち合って、下まで滑走して終了。女房の一日券とレンタル代がだいぶ無駄になってしまったが、彼女の体調のことを考えればこれだけ滑れたのは上出来だと思う。

高畑帰り途中の楽しみは湯ノ花温泉共同浴場。今回は時間も早いので、湯ノ花集落の蕎麦店で早めの年越し蕎麦を食べて風呂に入り身体を温めた。蕎麦店で流れていたテレビニュースで、神田の老舗蕎麦店では6000食提供したと報じていたが、雪の湯ノ花温泉で食べる年越し蕎麦はコシも強くて格別だった。そして共同浴場。相変わらず200円で、掛け流しの適温を堪能した。風呂で偶然ご一緒した初老の男性も東京からで、一人で会津の温泉をはしごしながら只見で一人年越しをするといっていた。ここにも会津の温泉ファンがいた。
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シーズンイン

今シーズンのお初滑りは12月15日のかぐら。

ベースのみつまたエリアでも十分だったが、高い一日券(食事券付き5,300円)を買ってしまったので、3本ほど滑って、かぐらエリアへ移動。下で聞こえたゲレンデアナウンスによれば、強風のためリフトが減速運転しているとのことだったが、上がってみたらアナウンス通り強烈な風だった。かぐらメインゲレンデは強風で雪が飛ばされて雪面が硬い。鼻毛が凍る感覚を久しぶりに味わう。初滑りで転倒2回。パノラマコースやジャイアントコースは尾根の反対側で若干風裏になるが、こちらはモソモソした雪のコブができていて、初滑りには滑りにくい。

結局、あまりに寒いので和田小屋で少し早く昼食をとり、2本ほどメインゲレンデを滑ってから、尻尾を巻くようにしてみつまたエリアへ滑り降りて緩斜面でひたすら練習した。スキーをふらつかせないで直滑降いながら脚の入れ替え、極力狭いプルークスタンスでの滑走、外傾を意識して外側ストックを引きずる、山回りを意識したひたすらギルランデなどなど。まあ例年同じ内容だな・・

飽きてきたので、コース上で見かけた単独テレマーカーに声を掛けて一緒に2本ほど滑って頂き、全く会話のない練習にはせずに終われた。14時過ぎに駐車場に降りて、着替えて最短ルートで帰路についた。年末で新座料金所から外環道が混んでいるようだったので、試しに圏央道で東北道まで逃げて帰ってみた。でも川口JCTで結局渋滞になり、料金的にも得にはならない。年末の平日は帰りがスムーズでないのがネックだ。
初滑りなのにがんばり過ぎて、脚回りの筋肉痛が3日間ほど取れなかった。



18日に松本へ行く用事ができた。先月亡くなった高校の恩師のお別れ会だ。高校1年だった私にとって、担任だった師は古文のイロハと山の魅力を教えてくれ、人生の師とも言える存在だった。高校のときは山に登る行為が魅力あるものにはならなかったが、成人してから山に行くようになったのは、師が種を蒔いていてくれたからだと確信している。今度は個人的に西穂慰霊登山に行ってみようかな・・

残念ながら担任して頂いたのは1年間だったので、お別れの会で久しぶりに顔を合わせることができたのはわずかなメンバーだったが、いろいろと話ができたのが嬉しかった。その晩は同級だったG君と飯を食い、駅前のホテルに泊まった。

2016-12-19-08.00
梓川SAから朝の常念岳(電線がジャマ)

明けて19日、平日だが仕事がないので、松本から妙高に向かった。早割チケットを手に入れていたので、若干遠くて逡巡したのだが、帰巣本能が勝りアカカンへ。10時前から滑り始めたら暖かくて汗だくに。雪も緩まり始めていて、所々で土の色が染み出している。インフィールドのテレマークスキー講習を受講する人が早6名ほどいた。その中にMアネゴもいて、朝ゴンドラ乗り場でバッタリ出くわしてビックリ。

私は例によって黙々と一人で練習。中間エリアで何本か慣らし、最上部のホテルAコースへ入ったら、オープン4日目なのにすでにモーグルバーン化していた。Cコースはまあまあか。一人だとすぐに飽きるので、11時台に一番下のカフェプリモスで昼食、汗でじっとりしてしまったグローブを薄手のものに替えてもうひと滑り。ただでさえ滑走者が少ない上に、お昼時でマイゲレンデ状態になった中で満喫させてもらう。

14時近くなり、午後の講習も始まったようで、こちらはそろそろ帰らないと筋肉痛で明日の仕事に差し支えそうなので、日も高いうちから早々終了。リフト代が勿体ないが、早割2,500円だからよしとしよう。

帰路、やはり年末週明け平日なので首都高渋滞が激しい。新座から渋滞しているようなので、前回と同じく圏央道を使って東北道経由で首都高へ。平日夕方&迂回ルートなので高速料金が6,700円台!リフト代早割料金と完全に相殺されている。しかも首都高川口線から中央環状線外回りがずっとノロノロ。参った参った。

23日からまた妙高で合宿、その後はメインゲレンデの会津高原高畑スキー場に通う予定。今年は年始の仕事始まりが若干早いので、年末に滑走日数稼がないと・・
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マイゲレンデから・・

9月初めに、ちょっと観光気分で八方尾根の黒菱平から八方池までライトトレッキングをしてみた。女房のリハビリも兼ねて、ゆっくりと半日かけて登ってみたが、この夏の長大な単独山行のクールダウンになった。
ただし、平日にも関わらず人は多めでガスっていて視界は不良。白馬三山なんてちらりとも見えず、尾根の両脇の急峻な沢が見えただけ。冬にスキー場からハイクアップして沢に滑り込み雪崩を誘発する事故が起こっているが、雪のない沢を見ると、さもありなんと思う。

帰宅してみたら、マイゲレンデの会津高原高畑スキー場を経営するマックアースグループから封筒が届いていた。来シーズンのシーズン券購入の案内だな、と思って封を切ってみたら案の定だった。

来シーズンも、早割シーズン券が11月末までの申し込みで9,800円!
スキー場ホームページにも同様の情報あり

すばらしい。今年も購入することを即決。しかし昨年は雪不足でやっとこさ元を取る回数行ったきりだなぁと思いつつ「ご案内」の文章を読んでいたら、来シーズンも通おうと思わせるような、泣かせる文章が目に付いた。

会津高原高畑スキー場のキーワードは『スキーの上達』。昨シーズンは雪不足のため、『スキーの上達』の一環としての格安シーズン券も色あせてしまった。シーズン券を購入したにも関わらず、満足に滑走できなかったスキーヤーには来シーズン1月いっぱいまで使えるお食事券を同封すると。

別にお食事券に釣られるわけではないけど、マジメにスキーに向き合い、コンセプトを明確にして関東・福島県から根強いリピーターが集う会津高原高畑スキー場、今年も一人で黙々と通いまっせ。
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メイストームと乗鞍岳

連休中はものすごい風が吹いた。これでは山での遭難も多発する。
少雪だったスキーシーズンを3年ぶりの乗鞍岳で〆ることにして、登山者・スキーヤーが比較的少ない5日、6日に決行することにした。今回は単独ではなくて吐月工房氏が相方である。13年春に乗鞍に行ったときも吐月工房氏が相方だった。乗鞍ではもう何度も位ヶ原山荘でご厄介になっているが、つねに相方は吐月工房氏で、最も信頼が置けるパートナーである。

2016-05-06-10.47

今シーズンは2人ともあまりスキー登山ができていないこともあって、まったりのんびりを主眼として5日の最終便バスで位ヶ原山荘へ上がり、夕方少しだけ遊んでメインの行動は6日とした。これが正解だった。絶妙のタイミングでスキーを楽しみ、その直後に雨となった。

私は5日8時30分に出発、中央道の上り線渋滞を横目に順調に11時に塩尻北インターを降り、我がソウルフードを食べて乗鞍高原に向かった。松本平は晴れて暑いくらいだが、ひどい南風で畑の土ぼこりで舞い上がり空気が茶色い。しかも北アルプスの上には厚い雲がかかっている。

13時少し前に待ち合わせ場所の三本滝駐車場で吐月工房氏と落ち合うが、標高約1800mの三本滝駐車場はさすがに寒い。風の強さに不安を感じながら、ゆっくり仕度してバスを待った。バス最終便に乗る人はこの天候と連休最終日という条件では少ない。他の乗客は30分程度位ヶ原山荘まわりを散策して再び下る観光客(外国人も若干名)だった。

2016-05-05-16.48
5日夕方、人気のなくなった山荘前(風が冷たい!)

位ヶ原山荘に余計な荷物を置かせてもらい、シールなどだけを持って小一時間遊びに出かけてみる。2350mの標高がある位ヶ原山荘から見える範囲にはさすがに雪があり、乗鞍岳の斜面には例年と同じくらい雪が付いているようにも見える。富士見沢と鶴ヶ沢の間のゆるい尾根上を登ってみたが、下部は例年になく薮が出ているように見えるし、何しろ雪が硬くパックされている。標高2530mくらいまで登ってハイクアップを終了とした。シールを剥がして滑降に移っても、雪の状態が悪くてまともなターンもさせてもらえない。革靴の吐月工房氏はハンディがある分、私よりも苦労していた。

2016-05-05-15.49
硬い斜面を登る

山荘まで降りて、雲がなくなった稜線を恨めしげに眺めるしかなかった。

2016-05-05-16.52
左から主峰剣ケ峰・蚕玉岳・朝日岳
2016-05-05-15.48
夕暮れの富士見岳

山荘の宿泊客はほとんどアイゼン装着の登山目的の方々だ。特に興味を引いたのが若い女性と初老(実は私らと同じくらいかな)の男性の2人。若い女性があまりにも山小屋に似つかわしくなく、天然な感じがあふれ返っている。少し会話したら、山に登ること自体がこれで2度目、春の乗鞍岳しか登ったことがないそうで、昨年の写真を嬉しそうに見せてくれたが、山荘の談話室にあったマンガの「岳」を今回初めて読んでハマってしまったらしい。通常は「岳」の映画を観て、次ぎにマンガを読んで、同性のお友達と都会の近くの低山をファッションにこだわって歩くのが山ガールだと思うのだが、すべてが逆から始まっているのが不思議だ。

標高2350mの贅沢な夕食を頂き、夜空の星を寒風吹きすさぶ中で一瞬だけ見た。

翌朝は冷え込む予報、しかも天候は晴れから雨へと転じていく。早く出たいところではあるが、アイスバーンを登る道具は確信犯的に持ってきていないし、朝食も一番遅くに頼んでおいた。しかしやることもなくなるので8時前には登行開始。予報に反して朝の気温は高めだったので、歩いているうちに雪が緩んでくれればラッキーだ。

屋根板を登り、位ヶ原から除雪前の県道沿いのトイレまで歩いていたら、摩利支天直下の急斜面をトラバースしていた二人組の後ろの人が30mくらい滑落するのを見てしまった。「とまれとまれ!」と叫びながら祈っているうちに大怪我なく止まったが、精神的にダメージが大きいようで横ばいでないとトラバースができなくなっているのを見た。ケガがなくて幸いだったが、パートナーがすぐに助けに行かないのも見てしまったので、何だか後味の悪いものを見てしまった。何であんな急斜面を歩くのだろう。スキーヤーたちが辿ってくるコースであれば絶対に滑落なんて起こらないはずなのに。

ちなみに、前夜少し話をした女性もあとで聞いたらもっと滑落したらしい。幸いケガなく、パートナーもすぐに助けに行き、本人もいっそ下まで滑り降りようとしてわざと滑り降りたところもあるらしいのだが、下に岩などがある危険な場所でなくてよかったと思う。それにしても天真爛漫なこの女性、恐るべし。

登山者はめいめい硬い雪面を歩いているようだが、我々軟弱臆病スキーヤーの限界は標高2800mあたりだった。もう肩の小屋より上は硬くて、テレマークスキーで滑っても面白くない。朝日岳と蚕玉岳の間の沢の中間点手前でシールを外し、沢に滑り込む。最初はクラストで慎重に、少し高度を下げたら快適な雪の状態に変わったので、ここからは天国に転じた。気持ちよくターンを描いてトイレ上を横切り、道路沿いに尾根を巻いて通称「すべり台」を登る。さすがにこっちはスキーヤー天国で、10名ほどがシール登行している。県境の稜線2790mまで登って、大休止の後すべり台を途中まで滑降、2650mほどで左手の道路と合流して、富士見沢へと滑り込む。2550mまで滑り降りた。

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まだ槍・穂高が見えるが雲の色が・・
2016-05-06-10.30
「すべり台」を登るスキーヤー
2016-05-06-10.31
富士見岳から剣が峰方面。かなり空模様が怪しくなってきた

最後は道路最高地点を目指してシール登行し、鶴ヶ沢を滑る。11時45分に2700mの県境道路最高地点にたどり着いたら、だいぶ黒っぽい雲が西から迫ってきた。鶴ヶ沢をほとんどノンストップで滑り降りて、林間を辿って位ヶ原山荘上の県道に降り立つ。これで今シーズンは終了。もう悔いはない。

山荘でコーヒーを頂き、13時30分のバスで下山する頃には、雨が本降りとなっていた。あらためて絶妙のタイミングで無事下山できたことを噛みしめた。

今シーズンのスキーは残念ながら少雪に泣かされた。せっかく買った会津高原高畑スキー場の9,800円シーズン券だが、スキー場全面オープンが1月中旬にずれ込み、やっとこさ元を取ったような回数しか行かれず、ゲレンデパウダーも1回のみ。2月上旬はインフルエンザでダウンし、病み上がりで参加した高谷池ヒュッテ泊のツアーは季節外れの雨で大谷ヒュッテに変更、横滑り大特訓ツアーとなった。3月は消えゆく雪に焦ってステップソールでの歩きに切り替えたが、これはもう少し探求したいところだ。4月の単独燧ヶ岳も雪が少なかった。まあそれでもこの乗鞍岳で全て取り戻してお釣りが来た。乗鞍大雪渓のウェブでは、我々が下山した翌日も荒天が続いたとレポートされている。

「安全第一」「命あっての物種」。細々と、でもケガなく長く続けて行きたいものである。
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今回のトラック。内側のループが5日、外側が6日。
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少雪の燧ヶ岳巡礼

少雪だった上に雪解けも早そう。バックカントリー適地へのアクセス道路の除雪が例年になく早く、焦りを感じる。この調子だと、立山とか鳥海とか乗鞍でないと5月連休で滑れなくなるだろう。関東から近い至仏山では雪がないために滑走エリアがかなり限定されている。

まとまった時間を取って北海道・北東北方面にでも行かれればもう少しマシなのだろうけど、そのような条件はなく、結局関東近県への日帰りか1泊で出かけるしかない。私が「信越スキーヤー」(最近では信州よりも会津の方がよく出かけるが)から抜け出られないのは仕方がない。今回も福島県檜枝岐村から燧ヶ岳に単独で行くことにした。

檜枝岐村の七入から御池までの除雪も4月半ばに完了したらしい。今までの経験だと連休前半で開くか開かないかで、開通しても屈曲路部分で雪が崩れて通れないこともあったはず。冬に通った会津高原高畑スキー場までの時間はかなり正確に読めるので、そこから30分ほどプラスすれば御池まで上がれるだろう。土曜日夜にATPテニスバルセロナ大会の準決勝を観戦して、早寝して日曜4時に起きて出発すれば8時台にはたどり着けるはず。

檜枝岐村手前まで雪山も見えず、会津駒への登山口にも雪は見えない。七入からの屈曲路で路肩に雪が出てくるが、薄い。路面に雪解け水も少ないが、その分沢水は非常に豊富。御池(約1500m)には8時20分ころに到着。準備して、ほぼ9時に歩き始める。どうせ単独だし、この冬もあまりシール登行をしなかったし、のんびり登って途中でやめて降りてきてもいいくらいの軟弱さで広沢田代(1800m弱)への急登にとりつく。先行するグループのトレースを使わせて頂く。広沢田代に出ると直射日光が強く、日焼け止めを塗り直すがあまり効果はなさそう。

2016-04-24-11.01
今回の装備

出発するときに今回の新兵器、スマホアプリの「geographica」を立ち上げてきたが、トラックログを取っていなかった。広沢田代手前からログをとり始める。このアプリはなかなかスグレモノだ。今まで、アプリ版「山と高原地図」を使ってみたが、地図1枚につき料金がかかる。「geographica」があればハンディGPSが不要になる、とは言えないが(ハンディGPSの方が精度が高いだろう)、その補助にはなる。しかも、ログを取り始めてデフォルトにしておいたら高度を上げるごとに音で知らせてくれる(ありがたいような迷惑なような?)。もちろん、電子デバイスだから紙の地形図とコンパスは絶対必要。

もう一つの新兵器がグレゴリーのターギー45。旧ロゴの赤がネットで安かったのでつい買ってしまった。容量が大きいだけに、30Lのドイターフリーライダーよりも大ざっぱに荷物を入れられる。日帰りだったら滑走用のジャケットやヘルメットも中に入れられてスッキリ。ただし、スコップやゾンデ棒を入れるスロットが大きい分背中から離れるので厳冬期は重く感じるかも?

2016-04-24-11.00.49
熊沢田代

熊沢田代(約1950m)へは左(南)を巻いた方がいいに決まっているのだが、先行のグループを追っていたら右方向に向かってジグを切っていたので、たまには右から登って見るかと思ってついていったら熊沢田代手前のピークまで登ってしまった。湿原レベルまで少し降ることに。やはり左(南)側から巻いた方が雪もつながっているし楽だ。

森林限界近くになると沢の部分が深くえぐれているのに気付く。こんなにえぐれていたっけ?それは森林限界を抜けても同様で、過去の経験よりも沢状地形が複数本出ていて、沢はえぐれているし沢と沢のの間にグリーンベルトができていて、適当なところで横切らないといけない。2回ほどスキーを履いたまま横切るが、ちょうど夏道の8合目標識が目に付いた。昨年夏に登ったときは雪渓が残っていたなあ。

2016-04-24-12.27
燧ヶ岳の肩から檜枝岐方面

徐々に足首くるぶし下にマメができそうな気配になってきたので、あえて小刻みにゆっくり登る。テレマークを20年やっていても、バックカントリーのシール登行でのマメから抜け出ることができない。オリーブオイルを塗ったり、ストッキングを下にはいたり、足まめケアの絆創膏やガムテープを貼ったりしてきたが、決定打がない。革ブーツからプラブーツに替えたときはマメができなくて快適だと思ったが、長く登っているとできた。ノーマルインナーよりも今使っているサーモインナーの方ができやすいような気がする。歩き始めて1時間でできる最悪のときもある。割とグループで人のペースに合わせているときにできやすいのかなと思う。ちなみに今回は普通の布ガムテープを長めに切って貼り、ストッキング風のインナーソックスを履いてきたが、左足だけに小さめなマメができていた。2月の大谷ヒュッテに比べれば軽傷の部類か?ともかく、もう体力的には下り坂だし、ATスキービンディングにかなり近づいてしまったピボット式のテレマークビンディングではないので、登りは自分のペースでゆっくり登るのがマメ防止には一番な気がする。

じわじわ登っているうちに12時30分、燧ヶ岳(俎グラ)の肩に到着。スキーを置いて山頂に登り、周囲の風景を楽しむ。尾瀬沼は氷が解けているように見え、至仏山はムジナ沢側にほとんど雪がない。平ヶ岳だけが真っ白という感じ。

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柴安グラと遠景に至仏山
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平ヶ岳
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山頂の祠
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尾瀬沼は解けているように見えた

肩に戻って行動食を食べて休憩。今回の行動食は柏餅5個。他にも持ってはいるが、生ものの柏餅を1個づつ登りで食べてきた。残りの柏餅を全て胃袋に押し込み、13時に滑走開始。直下の沢をまっすぐに気持ちよく滑ってしまうとグリーンベルトを越えられなくなるので、熊沢田代方面を見ながらスキーヤーズレフトへのトラバースをしながら滑走する。ザラメ雪でテレマークターンはできるが、条件のいいところに限ってツボ足登山のツボが無数にある斜面で、先行滑走者が落としたスノーボールもあって気は抜けない。今まで燧ヶ岳で滑った中ではアドレナリンが一番でない滑りだった。森林限界に入って熊沢田代から南側に回り込む。湿原の上のフラットな雪面がストップ雪で脚の筋肉を浪費した。

さて、ここからは自分としては初めてトライするコースで降りる。東ノ田代、メラッパシ田代経由で県道まで滑り降りるつもりだ。単独なので絶対にトラブルは起こしたくない。いきなり東ノ田代には降りず、熊沢田代の御池側ピークから伸びる尾根に乗って滑り、メラッパシ田代の北側をかすめるように急斜面を横滑りを交えつつ降りて、沢沿いに左岸を滑った。上部で沢音が聞こえていたので、下では割れているかもと思ってコース取りをいつもより慎重に考え、頻繁に現在地確認をして降りたが、県道まで沢が割れているところはなかった。13時50分、県道に降り立って滑走終了。県道をトボトボ、ヨレヨレしながら歩いて御池駐車場まで。滑りは正味1時間かからない、というのがちょっと悲しい。かといって途中で登り返すのはイヤだけど・・

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県道に無事降り立った

檜枝岐で燧の湯に入って汗を流し、その近くで盛り蕎麦大盛を食べて帰路についた。渋滞を避けて上河内SAで仮眠して無事帰宅。

2016-04-24-15.46
檜枝岐の裁ち蕎麦は旨い

連休でも燧ヶ岳は滑走はできると思うが、楽しめる条件はもうあまりない。連休は仕事なので例年のごとく遠征はできず、最終日から翌日の平日にかけて乗鞍へ行ってラストスキーにするつもり。

2016.04.24hiuchigatake
スマホで取ったトラックログを地形図に落とした。登山途中からログ取りしている
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ステップソールで日光山王峠

2月末でようやくゲレンデ滑走日数が10日になった。2月末の日曜日に吐月工房氏ご夫妻とかたしなスキー場で滑ったが、ところどころ地面も露出しているような状態で、シーズン再末期の様相、しかも暖かい。

先日の妙高・南地獄谷も雪が少なかったし、ゲレンデも痛々しい状態では、スキー納めも例年よりかなり早くならざるを得ないだろう。長いアルバイトの末の山岳滑降は望めず、ゲレンデも再末期状態というなら、ここは雪が少なくても斜度がゆるくてもそれなりに楽しめるステップソールでゆるゆる遊ぶに限る。これなら多少地面が露出していようが、薮が若干うるさかろうが、それはそれとして受容できる。

ということで、3月最初の日曜日は雪があるのか疑心暗鬼ながら奥日光へ行くことにした。激(しい)渋(滞)のある関越道方面はイヤだ。

朝家を出たのは7時。いつもに比べてかなり遅いが、近いからいいのだ。でも東北道も車の数は多めで、中禅寺湖に出たら路線バスの後ろにつかねばならず、到着は9時半頃になってしまった。もっと来ているかと思いきや、クロスカントリーコース利用者の駐車場には他に自前のクロカンスキーを用意してこれから出発しようとする人の1台のみ。周囲の雪は少ない。道路はもちろん、戦場ケ原の草も顔を出していて、積雪量は10cmくらい、標高1400mのここ光徳で20cmくらいか。

準備をして、10時15分に歩き出す。ステップソールスキーはカルフ10thマウンテン、ブーツはスカルパT4。ビンディングはちょっと不安のあるテレブルドッグという一昔前の装備。まずはクロカンコースを歩き始める。雪も汚れているし、クロカン用トラックもないのであまり罪悪感無く歩ける。しかしすぐに飽きるので、林道の閉鎖ゲートから西側にトラバースして夏道に近いところを目指す。笹がたくさん出ているが、雪さえつながっていれば問題ないし、人が歩いていないところを歩く方が楽しい。一本沢を越えて尾根に乗って、夏道らしきトレイルを発見、登山道が棚のようになって雪がつながっているので最初は歩きやすかった。しかし、つづら折れを登って行くと雪が途切れ、スキーを外さないと歩けない。何度かスキーのつけ外しを繰り返す。こういうときステップインのテレブルドッグは手間がかからなくて楽だ。ただ、ビンディングの破損がネット上では報告されていて、こういうときに破損に至るのは困る。

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久々の板とブーツ

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登山道の斜度が少し急になってノーシールでは辛くなる頃、林道のカーブミラーが接近してきた。あとは林道をショートカットして峠頂上に至るだけだ。好き勝手にキックターンを交えて頂上に着いたのが11時30分過ぎ。ちょうど5人組のスノーシューでのおじさんハイキング組とすれ違った。彼らと同じく林道のすぐ脇の本当の峠頂上の広めの場所に陣取って昼食とする。



今回の昼食はカップラーメン。一応ガスも持ってきたのだが、「山専ボトル」の中に朝入れてきたお湯がまだ熱そうだったのでそれを使って食べた。やはり山頂で食べるラーメンは最高である。

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ぜいたく

帰りは峠直下のカラマツ林に入ってみたが雪質が生コン・クラストだったので早々に諦め、林道をタラタラと降る。峠でスノーモービルの爆音を聞いてしまったので彼らに追い抜かれないように。しかしスピードが出なくてストレスがたまる。再びクロカンコースに出て、まだ12時台だからもう少し歩いてみようと思ったが、やっぱりすぐに飽きてしまって、アストリアホテルの裏手に出て終了とした。ホテルのクロカンレンタルはこの時期になっても客が来ているようで、コース上ではほとんど見かけないが親子連れが歩き始めるところだった。

入浴料1,000円と破格に高いホテルの温泉大浴場だが、若干コースも歩かせてもらったのでお布施と思って入浴、硫黄臭のする日光湯本温泉を楽しんでゲル化し、帰路についた。往路と同じく日光宇都宮道路〜東北道ではあまりに芸がないので、慎重にいろは坂を下ってから足尾方面に向かい、足尾から県道15号線で鹿沼に抜ける粕尾峠を抜けた。一昨年日足トンネルの上を通っている旧道細尾峠と併せて自転車で登った峠だ。春先のせいか、路面は悪くて砂利が浮いていて、つづら折れ満載の峠だが、一台だけロードバイクで登っている人がいた。何だか車で峠を登ると斜度が自転車以上に急に感じられ、よくもまあこんな峠を人力で登ったものだと自分のことながらに感心した。

栃木インターから東北道に乗って18時に帰宅。東京は予報にない雨だった。
ライト級とは言え遊んできたのに、その夜はデビスカップのマレーvs錦織戦を朝3時まで観てしまった。惜しかった・・
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2月のスキー

2月上旬にひっさしぶりにインフルエンザに罹ってしまった。土曜日の午後に悪寒がして、日曜日は寝込み、月曜日に診察に行ったら見事に罹っていた。土日はもちろん、祝日も雪を見ずに無為に過ごした。

祝日明けから仕事に復帰したが、その週末は暖かくて関東はおろか山沿いでも雨の予報。雪が降るという月曜日にどうしてもスキーがしたくて日帰りで会津高原高畑へ行った。しかし、雪はたいして降らず、圧雪車のつくったコーデュロイ模様のガリガリのアイスバーンだ。ターンするたびに足裏にバイブレーションを感じる。長く練習しても面白くないので午前中で上がった。

インフルエンザによる体力の低下を危惧しながら、翌週末のインフィールドツアー「厳冬期の高谷池ヒュッテツアー」に参加するべく、金曜の午後に妙高に向かった。最初は車中泊の予定だったが、年末お世話になっている「宿なごみ荘」にご厄介になった。持っていこうと思っている水やお湯の確保もこれでできる。

今回の装備は、厚手シュラフ(圧縮してもザックの3分の1くらいスペースを食う)、マット(避難小屋に布団がありマットは使用せず)、支給された1日目晩飯と2日目朝飯など、行動食2食分、非常食、防寒着(上下化繊の中綿ウェア)、防寒小物(腹巻き、ビーニーなど)、小屋内で履くネオプレン製オーバーソックス(ホムセンで数百円のもの。テントシューズを持ってきた人が多かったが、そのまま長靴は履けるし十分だった)、コッヘル、武器、ガスカートリッジ小、ガスヘッド、ヘッドランプとLEDランタン(後者はスマホ充電器にもなる。アマゾンで購入)、グローブ2双(結局厚手のものはほとんど使用せず)、スコップ・ゾンデ棒・ビーコン(私のものは相当古い)、雨に備えてザックカバー、スキーシール、カメラ(よせばいいのに大きいミラーレスを持っていってしまった)、水2.5リッター(重かったが美味しい水が飲めた)、350mlの魔法瓶、携帯トイレ、地図・コンパス、携帯電話、財布、お肌ケア用品やシールワックスなどなどを50リッターのグレゴリー・ズールーというこれまた古いザックに押し込んでいった。カメラやシールは取り出しやすいようにと8リットルのウエストバッグに入れてザックに巻き付けたりしたが、重量配分がおかしくなるので結局中に突っ込んだ。やはりザックは1つの方がよい。このズールーというザックはショルダーベルトの形状があまりよろしくない。50〜60リッターのスキーにも使えるザックが欲しい。また、ヘルメットはザックにネットで括りつけられるように工夫していったが、ずっと雪が降っていたこともあり、かさばるのでハイクアップ時も被っていた。

ツアー当日の土曜日午後から雨の予報。夜半に雪に変わるとかなり降って高谷池から帰ってこれない可能性がある、とのことで大谷ヒュッテ宿泊に変更になった。大谷ヒュッテは南地獄谷にある無人避難小屋で、内部は快適、トイレも使えるのでいいのだが、滑るコースは何度も行っているし、小屋自体に宿泊するのも2度目だから新鮮味はない。登る前は、これで携帯トイレを使わなくて済む、と安堵していたのだが・・・・

土曜日の朝、杉ノ原スキー場からゴンドラとリフトを乗り継いで標高1,850mのゲレンデトップに出て、シールを装着。ゲストは8名、ガイドとお手伝いが3名の計11名でハイクアップ。雪がちらついて南風が強い。最初の沢には雪が少なく、のっけから大変な思いをする。皆さんテレマークの方はO1などハイクアップモードが着いているビンディングで、そのモードのないO2ビンディングは私だけ。ATスキーの方はみなTECHビンディング。斜登行のキックターン時にその違いが出てしまう。インフルエンザによる体力低下、ノドの渇き、シールが効かない雪などの影響もあって、登りのスピードが追いつかない。結局、しんがりで三田原山山頂に着き、これからのことが思いやられる。

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これからハイクアップ

まず南地獄谷へと外輪山の内側にドロップイン。今まで何度か外輪山の内側へ滑り込む。ここは過去何度もパウダーでいい思いばかりしてきたが、今回はクラスト雪だ。沢状地形に入ったらスラフは流れるし、横転も数回した。ゲストの一人が中腹でコケて逆さになり、片方の板が雪に埋もれて自力ではい出せないのを見かねて傍まで寄ってスキーを掘り出してあげた。谷底に何とか降りて振り返ってみたらテレマーク組は皆同時にコケている状態だ。皆さん結構上手い人なのに、どうしたことだ・・

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同時にやっつけられた・・(南地獄谷源頭部)

その後、妙高山の裾を斜登行することなく、南地獄谷に沿って滑り降りた。だんだん滑りづらくなってきて、しかも急斜面。右手は谷で左手は崖。滑るスペースは狭い。横滑りでクラスト・アイスバーン化した斜面を降りていくが、ゲストの一人が谷川に数メートル滑落(幸い無事だったが)した後は皆に緊張感が走り、大谷ヒュッテを目の前にしての横滑りはとても厳しかった。

大谷ヒュッテに着いたのは午後もまだ浅い時間帯。雪の状態が悪過ぎて誰も荷物を置いて滑りに行こうとはせず、小屋ライフに突入、夕ご飯のずっと前から雪を溶かしてはつまみを温め、各自持ってきた酒を飲むという状態に。標高1,800mの避難小屋で人には言えない阿鼻叫喚のヨッパライの世界が午後8時過ぎまで続き、ネジがとれてしまった人も現れたので就寝。夕方からは予報通り激しい雨が屋根をたたいていた。

明けて日曜日、降っているのは雪には変わったが大した量になっていない。雪が積もるまで待ちながら、それでも11時近くになって出発。最終的に前山の滝沢尾根を滑ってAKAKANに出るため、光善寺池近くまでハイクアップ。前日よりは少し登れるようになった気がするのだが、感覚として両足カカトにマメができている気がする。天狗堂あたりまで登り、これでシールのご厄介にはならないで済むと思ったが、滑り始めがまた薮の濃い急斜面で横滑りオンパレード。少し開けたところに出たら、なんと北地獄谷に嵌まりそうなところだった。ガイド中野君の指示で再度シール装着、横滑りをした斜面をはい上がる。最後はスキーを外してツボ足で登り、やっと正しいルートから滝沢尾根に滑り込んだ。尾根へのトラバースはまだよかったが、滝沢尾根のクラスト雪にも泣きが入った。テレマークターンはおろか、アルペンターンもろくにできず、ボーゲン&斜滑降&キックターンばかりだ。全員全く何もさせてもらえない雪にため息をつきながら、尾根の末端に何とかたどり着き、ゲレンデに出た。ゲレンデの雪は硬くて硫安を蒔いていると思われ、ここでも荷が重いのでテレマークターンはほとんどせず、アルペンターンで滑り降りた。下山15時30分。皆疲労の色が隠せない。

ツアー後にもう一泊させてもらおうと思っていたのだが、山で悪戦苦闘した翌日にゲレンデで練習する気にはならず、なごみ荘でお風呂をいただいて帰路についた。あんなに天気が悪かったのに関越道の渋滞がなかなか解消せず、甘楽PAでエース号寝台で少し横になって、結局北関東道と東北道で帰宅した。

ともかく足腰がだるい。カカトのマメもいつものツアーのお約束。でもやはり病み上がりのツアーは日帰りにすべきだったか?
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1月のゲレンデ練習

2016年を迎えても、雪の降り方が弱い。というか、降らない。
いくら待っても仕方がないので、各地ゲレンデの中でもマシな妙高で1月2日から4日まで練習することにした。一人なので宿は例年利用している道の駅あらいに隣接したビジネスホテル。妙高のゲレンデまで多少時間がかかるが、ホテルのまわりですべてが済むので楽である。道の駅近辺には全く雪がない。
2日はかなり混んでいる中でAKAKAN単独練習、3日は吐月工房氏ご夫妻とAKAKAN練習、4日は同じく吐月工房氏ご夫妻と池の平で練習。どちらのゲレンデもところどころブッシュが出ていてラインに気を使った。

成人の日が絡む3連休、例年は混むので相撲観戦にあててスキーには出かけないが、今年は3月まで土曜日の仕事が薄くなったので、渋滞のない東北道方面で全面滑走可能なゲレンデを求めて裏磐梯猫魔を目指した。が、磐越道でパトカーの後ろの数珠繋ぎにはまってしまい、高速を降りてからは裏磐梯方面へのアクセス路がふん詰まって渋滞。猫魔とグランデコのどちらかに向かう車列なのだが、これではいつになったらゲレンデ駐車場にたどり着くかわからず、着いたとしても芋洗い状態のゲレンデで滑らねばならないことを想像したら行く気を失った。
そのままUターンして、猪苗代湖畔をドライブし、会津若松で県立博物館と鶴ヶ城外観を見学した。博物館の見学者は私だけで、じっくりと見学できた。ヒョウタンから駒である。その後、田島方面へ向かっていつもの南会津からのルートに乗り、道の駅たじまで一袋500円のリンゴを買って西那須野塩原インターから帰宅した。渋滞はなかったが、何と長い単独ドライブだったか。シーズン券を手に入れている会津高原高畑スキー場が雪不足からろくに滑れない状態なので、1月半ばだと言うのに南会津へも行かれない。こんなに雪不足のシーズンは初めてかもしれない。

16日土曜日、満を持して会津高原高畑スキー場へ向かう。センターハウス正面の急斜面は滑れず、迂回コースを使わなければならないし、コース制限もあるのだが、そろそろシーパスを手にしたい一心だ。アクセス路に雪はない。シーパスを手にして、滑り始めたらスキーヤーの腕には同じようなシーパスがある。やはりシーパス9,800円はみんな飛びつくよね。リフトの運行時間も短縮されているので、15時前に終了し、湯ノ花温泉の共同風呂(入浴料200円)に立ち寄り、スキー場のお土産売り場で一袋500円のリンゴを買って帰った。勝手に会津高原高畑スキー場のアフター王道だと思っている。

25日月曜日、寒波到来でパウダー狙いで会津高原高畑へ。ちょっと降り過ぎているかもしれないので、大事を取って塩原温泉の先と中山峠の急坂屈曲路を避け、白河から甲子トンネルで下郷村、南会津田島、駒止トンネルを使って大回りで行くことに途中で決め。白河から甲子温泉方面に向かった。意外と積雪があり、トンネル部分以外で新雪・未除雪の道路を走るはめになってしまった。下郷に出てからも除雪車がそこかしこにいて、特に集落内の除雪が不十分なので走りにくい。スキー場到着が10時となり、迂回がかえって時間を食ってしまったかも。気を取り直してパウダーを頂く。すでにゲレンデも全面オープンしており、平日なので客は極端に少なく、パウダー滑り放題だ。地形のうねりがまだ埋まっていないところだけ気をつけて、何度となく未圧雪を楽しんだ。それも2時間あれば十分だ。お昼を挟んで2時近くまで滑り込んで、終了。適当な時間で切り上げられるのもシーパスの強み。スキー場で一袋500円のリンゴを買うが王道の湯ノ花温泉には寄らず、全豪オープンテニスを観たいがためにまっすぐ帰宅した。

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どなたが作られたのか、とてもかわいい雪だるま
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「マイゲレンデ」である。スキーヤーの聖地であろう。

1月31日、3度目の高畑スキー場。前日も翌日も仕事だったので、30日夜から移動して凍てつく道路を走り、23時過ぎにスキー場駐車場にたどり着いて仮眠し、スキー当日は午前中上がりのつもりで朝一番のリフトに並んだ。非圧雪の部分はコンディションがよくないので圧雪バーンを主にして練習。10時過ぎから晴れ間も見えてきて、ゲレンデがスクールの人々で混んできた。最初はコンディションもよかったが、だんだんスノーボールも出てきて少し滑りにくくなった。休まずリフトに乗ったので11時過ぎにはもう十分滑った感が溢れたが、頑張って12時近くまで滑り、ゲレ食を食べて終了。
帰りに湯ノ花温泉共同浴場に立ち寄ったが、いつもの弘法の湯ではなくて、橋のたもとの天神の湯に浸かった。脱衣所と風呂部分に仕切りがなく、混浴だ。とはいえ日の高い時間に入っているのは私だけ。適温の湯でゆっくり身体を温めて、道の駅たじまでリンゴを買い、帰路についた。17時過ぎには帰宅して全豪オープンテニス男子シングルス決勝をテレビ観戦。

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天神の湯
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天神の湯の風呂
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年末登山と初滑り

12月20〜23日、仕事山行で琵琶湖のほとりのキャンプ場をベースに比良岳付近を歩き、湖畔を近江高島まで歩いた。

20日は各駅列車を使って移動。私だけ三島まで特急踊り子号を使わせてもらったが、あとは小刻みに静岡、浜松、豊橋、米原、山科で乗り換えてキャンプ場のある志賀駅に18時前に降り立った。もう日はとうに暮れ、青柳浜キャンプ場にたどり着いてからテント設営と夕食作りとなるが、琵琶湖畔は盆地地形だから冷気が湖畔まで下がってくるのか、寒い。所有シュラフの中で一番厚手の−15度対応にシュラフカバーをかぶせ、さらに3/4ダウンパンツと化繊インサレーションジャケットを着込んで寝た。夜半から雨が降り、朝起きたら結露が激しかった。
2015-12-20
踊り子号に乗るのは初めて

21日、雨なので軟弱に停滞するつもりでいたが、登山するというのでレインウェアを着込んで7時30分に出発。下山に琵琶湖バレイスキー場のゴンドラを使うことはできない(営業開始延期のため)ので、長い歩きになる。湖西バイパスをくぐったあたりで地図と道路のつき方が違い、少し悩む。その後は順調に荒川峠まで詰め、鳥谷山(1076m)への縦走路に入る。うっすら雪があり、足跡らしきものもあるがところどころ不明瞭な個所もあってルートファインディングに気を使う。葛川峠、比良岳の肩を経て木戸峠で少し遅い昼食タイム。目の前にスキー場の末端と止まったままのリフト、シーズン終了で閉鎖されたキャンプ場があって、とてもうら寂しい光景だ。そのままスキー場のコースを登って、ゴンドラ山頂駅のある打身山(1108m)にたどり着くが、スキー場は営業しておらず、ゴンドラの試運転が行われているのみ。ここで下山ルートがわからなくなる。「山と高原地図」のルート表示や地形図の表現がわかりにくく(相当拡大すればわかるが)、迷いに迷った揚げ句、ゴンドラの試運転をしている係の人を山頂駅内に入り込んで尋ねて下山ルートがわかった。リフト乗り場の脇に下山ルートがあったのだ。雨で視界も悪く、人工物があると余計ルートが見つからないことがあるが、その典型例だ。
下山途中に雨も止み、琵琶湖の風景を眺めながら下山した。幸いこの日は雨は降らず、テントの結露もほとんどなかった。
2015-12-21

22日、計画では蓬莱山に登る予定だったが、蓬莱山山頂自体がスキー場の末端にあり、また同じようなつまらないピークを踏むよりは、せっかく琵琶湖に来たのだから湖畔歩きをしてはどうかとアドバイスしたら、結局そういうことになった。若者たちは荷が軽いとペースが速く、味わって登るということができないから、たまには趣向を変えて風景や歴史的遺物を見ながら歩くことも重要だ。20kmくらいは歩けるだろうと、なるべく湖を右手に見られるルートで歩いた。志賀から近江舞子あたりまでは会社の保養施設や別荘、湖水浴客のための宿泊所が多く、歩いていて楽しいところだ。北小松駅あたりで一時雨が降り、駅舎内で雨宿りする。その後は山と湖岸が接近するのでどうしても国道沿いを歩かなければならないが、古い神社があったり、石仏像があったりして歴史を感じられる。13時近くにガリバーの銅像が立つ近江高島駅までたどり着いた。湖西に12月末を利用して仕事山行に来たのは二度目だ。その時の地図の発行年を見ると06年だから、もう10年前になる。確かその時は近江高島駅に降り立ち、ガリバー村という施設から山に入って広川をベースに武奈ヶ岳や堂満岳へ行ったような気がする。

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23日、帰京の日だが、帰りも各駅停車を乗り継ぐ予定なので朝5時起きで7時過ぎの列車に乗る。さすがに帰りも各駅停車では辛いので、同僚に後事を託し、岐阜までは同行したが私だけ岐阜駅に降り、岐阜の大学にいる次男坊と昼飯を食ってから新幹線で帰ることにした。新幹線「のぞみ」の自由席は混みそうなので、あえて「ひかり」の自由席を選択したが、それでも短時間で着いてしまった。人力旅行をした後の新幹線や飛行機は空しい。



26日、例年参加しているテレマーク仲間とのスキー合宿のため、妙高方面へ向かった。今年で合宿は20回目らしい。記念すべきそのシーズンインにあたって、雪がない。どこもかしこも雪が無く、北信・上越地域では志賀高原の一部、野沢温泉の上部、そして戸隠の一部、赤倉温泉スキー場のヨーデルゲレンデくらいしか開いていない。志賀・野沢はビッグゲレンデなので混むことが予想され、雪のあるピステまでの移動に相当な時間がかかることが予想される。赤倉のヨーデルも下からのアクセスリフトが動いているかあやしい。ということで、私の発案で戸隠スキー場に決定した。駐車場が目の前で、コースは2コースだけで人工雪だが、お昼にソバが食べられ、リフト券も50歳以上のシニア券が2300円というのがポイントだ。
滑り出してみると、子供のスクールからSAJのイントラ講習まで同じ人工雪の硬いねじれ斜面のコースに集中するので滑りにくい上にエッジが効かないのだが、初滑りの練習には十分だ。硬いバーンは足腰に来るので無理はせず、早くに昼を食べ、十分に休憩を取った。戸隠そばを食うつもりで来たのだが、あまりに空腹になってしまい、豚汁定食に浮気して失敗した。


26日夜にみなでフィギュアスケートを観ているうちに雪が降ってきた。期待が膨らむ。朝までに20〜30cmは降ったが、宿近くの池の平スキー場は下のリフト2本しか動かず、アカカンはゴンドラと上部1本しか動かない。5本のリフトを動かすという赤倉温泉スキー場に移動することにした。しかし、普段赤倉温泉スキー場の方へは足を伸ばさなくなってしまったので、駐車場の場所からリフトの場所、コースのつながり具合の情報に皆が暗い。ヨーデルゲレンデのメインコースはボーダーがところ構わず座っていて自由に滑れない。脇の新雪に入っても緩斜面過ぎ、たいして面白くはない。午前中はヨーデル上部の関見の短いリフトを使って各自練習した。
昼食の問題は大きかった。まだレストランが1ヵ所しか開いていず、ものすごい集中が起こっていた。あきらめて下へ行って温泉街で食べようと思っていたら、下山コース途中に一軒の店があり、ゆったり食事することができた。これは助かった。
雪の降り方もかなりのもので、15時に終わって自分の車にたどり着いたら、積雪量は15cmくらいだったが風による雪庇ができていた。できる限り雪は落としたのだが、帰りの高速道路で普通はすべて水になる雪が、東京に戻って給油がてら洗車機にかけた後もルーフに残っていた。東京もかなり冷え込んだということか。

やっとスキーシーズンが始動したが、まだまだ少雪でオープンできないゲレンデもある。今シーズンもマイゲレンデとする予定の会津高畑もその一つだ。せっかく9,800円という破格でシーズン券を買ったのに、まだ引き換えハガキと交換できないでいる。
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関田山脈・黒倉山

飯山の鍋倉山の北の黒倉山に登って新潟県側に滑るインフィールドのデイツアーに参加した。

前日の土曜日夜に飯山の道の駅までたどり着いて車中泊。よく眠れた。
日曜日の朝は盆地の底に霧がわいている状況。温井集落に8時過ぎに到着し、ガイドの中野さんたちを待つ。参加者は4名、うち私も含めテレマーク3名、山スキー1名で9時に登行開始。

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霧が晴れてきた
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小屋
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下界が見えてきた

森太郎谷のの北尾根を登り、とりあえず鍋倉山頂を目指す。途中で飯山高校のクロカン部の練習が小屋の辺りで行われていた。当然ながらみな上手い。3時間近くかかってたどり着いた広い山頂には、久しぶりの晴天で多くのスキーヤー・ボーダーが休んでいた。しかし、みな鍋倉山頂の往復のようで、黒倉山に向かい始めると誰もいなくなった。

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関田山脈の山並みはステップソール向き

まず鍋倉山と黒倉山の間の谷に滑り込む。フィルムクラストで雪がしまっていて滑りやすい。シールをつけて黒倉山山頂に登り、山頂から北の急な斜面に滑り込む。日本海まで見える視界のよさだが、急斜面はところどころ雪が割れていてコース取りが難しい。急斜面を降りると斜度がほど良く雪も割れていないバーンが現れ、気持ちよくターンする。

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急斜面終了でホッとする

杉林が出てくるころ、左にトラバースして林道に降り、雪で覆われた田んぼが見えてくる。そこでまっすぐ柄山集落へ降りるのではなく、700m弱の無名ピークに登り返す。その北面がいい斜面なのだが、この日は雪が割れていて一苦労した。スキーをいったん外して木の枝につかまって雪が割れたところをクリアするなどテクニカルな要素があった。

その後は柄山集落の上のハイエースデポ地まで滑って終了。温井まで送ってもらい、路上駐車が消えて閑散とした我が車で着替え、片づけ。最後に温井集落を後にした。もう戸狩温泉もスキー場終了とともに営業はしておらず、中野市の長嶺温泉で軽く汗を流して高速に乗った。関越の渋滞は一時30kmにも及んでいたが夕飯を食べたり給油したりしているうちに解消に向かったが、遊び心で圏央道を桶川方面に向かってみる。まだ圏央道は東北道とは連結していなくて、下道をしばらく走って首都高の副都心線に再び乗って帰宅した。

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夕暮れの温井集落と鍋倉山

今シーズンもバックカントリーに向かう回数は少なくてまだこれで2回目に過ぎず、シール登行が以前のようにいかない。帰りの長時間運転も含めて翌日に疲労が相当残る。歳も取ってきたのでだんだん辛くはなるが、やはりスキーは最高だ。
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その後

もう3月だ。早い、早すぎる。1月半ばからほったらかしだった。

その後は、1月下旬に次男を連れて1泊で高畑スキー場、2月初旬の平日に単独で高畑スキー場に練習に行った。コンディションはどちらも良かった。帰路には定番と化した湯ノ花温泉弘法の湯に立ち寄ってから道の駅でリンゴを買って帰った。もうずいぶん練習したなと思って、祝日にインフィールドの黒姫山に参加した。今シーズン初のバックカントリーで、白馬からMさんが来ていた。彼女と会うのも2シーズンぶりで、インフィールドの五地蔵山以来だった。申し合わせてないのに申し合わせたように参加者として出会うのは驚くけど、それだけ世間が狭いということか。

それにしても、もう昔ツアーで一緒に滑った人で会うのはMさんぐらいになってしまった・・

黒姫山は東尾根を滑ったが、やはり滑り出しは慎重になるので、しばらく滑り降りてから滑り出しの時もっとこうすれば良かったななどと反省してしまう。下に行けば雪も重くなって満足の行くターンもできなくなってくる。ま、安全に滑れればターンの質は二の次。写真はあるけど、面倒くさいので載せないかな?

黒姫山以後、終末に用事が入ってしまい、スキーには行かれないまま短い2月が終わり、すでに3月、東京では花粉が舞い、20度近くまで気温が上がる日が出てくると、雪が恋しくなる。

2月22日には神奈川県愛川町の仏果山から経ヶ岳まで歩いたが、数日前に降って踏み固められ氷となった部分が山頂下に見られた。若人の歩き方は後ろから見ていて危なっかしく、ハラハラすることも多い。若人の山歩きに対する技術や知識が年々薄くなっていることを危惧する。最近は若人と夏に北アルプスや南アルプスを長く歩くことも少なくなってきてしまったし、いま突然それを復活させるのはとても怖い。
こちらも筋肉痛が結構たいへんだったんだけどね。
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高畑スキー場で練習

3連休の中日、単独・日帰りで会津高原高畑スキー場へ行った。晴れた瞬間の写真を撮りそびれたので、写真はなし。

連休はシーズンに1回か2回しか行かれない高畑スキー場への遠征チャンスである。3連休の関越道方面はすさまじい渋滞になるが、東北道は渋滞しないのである。これは大きい。渋滞に関しては、帰りの塩原温泉でハンタマ方面からのスキー帰りマイカーと合流するところだけがネックである。そして、いつも書いていることではあるが、下道の距離が80kmもある。自宅から片道240kmの3分の1が雪深い3ケタ国道で、2つの峠を越えなくてはならない。アイスバーンでのスリップは厳禁だが、想定に入れておかないととんでもないことになる。

自宅を朝5時に出発、途中で2度トイレに駆け込んでから高速を降りた。塩原温泉手前の屈曲路から圧雪状態になる。車列の大半はハンタマ方面へと向かっていった。ガラガラになった圧雪路を慎重に走る。特に塩原温泉を抜けた後の尾頭トンネルを出た後の急な下りと、南会津町の中山トンネル前後の道路は厳しい。9時近くになって駐車場着。やはり3連休で相当な数の車が止まっていた。

今回は初めてシニア券を買ってみた。スキー場によってシニア年齢はバラバラだが、ここは50歳以上、料金が4,000円から2,500円に下がるのがうれしい。次回の訪問で免許証を提示しなくても良いように、「シニア証明券」を作ってもらった。

高畑スキー場のリフトはわずか4基、ブラック、レッド、オレンジ、ブルーと支柱が色分けされている。コースはブラックに2本、オレンジに2本、ブルーに4本設定されているので、スピードの遅いペアリフトということもあって、全コースをめぐると十分2時間以上かかる。すでにリフト稼働開始から1時間以上経っていることもあって、スーパーブラックコースも食われていたし、他のコース脇もトレースがかなり付き始めていた。ブルーセンターとブルーインの非圧雪急斜面は午後にはガサガサになった。

いやいや、今日は練習に来たのだからと欲を出さずに練習する。内倒しないように、また後脚への荷重を意識して、山回りを仕上げながら滑ってみる。山回りで減速するので、いつもに比べたらかなりの低速での滑りになる。ターンの数は多くなるが、筋肉で滑るのではないようで疲れは少なく感じた。そのかわり、後脚への一層の荷重というのが意外と難しくて、失敗ターンも多くなった。無意識にターンしているとゲレンデということもあって前乗り気味になってしまう。特にターンの仕上げで前乗りになってしまうのを修正しないと。

昼、一つしかないレストランの席は大半が埋まっていたが、座れない混み方ではなく、ゆっくりと食事・休憩をして、13時から再開。午後は新雪がそぎ落とされて下地のアイスバーンがだんだん出てきてしまったので、3時前に終了。みなさんよりちょっと早めに帰路につくことにする。寒さで硬くなった体をほぐしたのは、湯ノ花温泉の共同浴場「弘法の湯」。200円で4つの共同浴場を回ることができるが、そこまで余裕はないので1ヵ所で体を温めて帰路についた。この辺は湯ノ花の他にも木賊温泉(共同浴場・広瀬の湯は休みだった)や古町温泉などがあり、源泉掛け流しの温泉に浸かれるのが魅力である。

さて、雪がかなり降ってきたので、暗くなってくると遠くが見通せない。たかつえスキー場から帰路につくスキー・ボード客の車が出てきてようやく少し安心したくらい。中山トンネルからの下りはみな慎重に走っている。峠を越せば雪が細かくなってくるだろうと思いきや、「道の駅たじま」を過ぎてからも降りは激しく、視界が悪い。塩原温泉に至っても降り方が変わらない。そのうちハンタマ方面からの車と合流して、わずかな距離だが渋滞になってしまった。

ようやくそこを抜けて、高速に乗る。少し高速を走ったらようやく雪が止んできた。ラジオや情報板からは関越や東名の渋滞の激しさが伝えられたが、東北道は全く渋滞なく、スムーズに帰宅できた。それでも帰宅は9時。やはり南会津は一泊はしたいところだ。

明けて成人の日は大相撲観戦。最近、国技館のチケットがたいへん取りにくくなってきた。今回は幸いにも2階1列目という幸運に恵まれたが、ちょっと前には不祥事まみれで五月場所が「技量審査場所」になり、タダで場所中何回も見に行ったのに、今回は12月のチケット発売と同時に初日・二日目・中日・千秋楽・14日目・7日目がマス・イスともに完売状態になり、いまはちょっと後ろ目のイス席が平日に残っているのみだ。これだと毎日満員御礼ということになるはずだが、おそらく業者が買い占めて転売しているからこうなるのだと思う。

しかも、国技館内は日本人の「相撲女子」であふれていた。いつのまにこんなに相撲ファンの女性が増えたのだろう?かわりに外国人の数は激減した。テレビ中継でもゲストが女性漫画家や女優だったり、レポーターも女性アナウンサーだったりした。

あまり人気だけが先行するのは良くない。遠藤にしたって逸丿城にしたって、まだまだの力士。相撲人気が低迷していた頃の朝青龍・白鵬戦を超える内容を伴った取り組みは最近見たことがない、というのは偽らざる心境である。
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練習・練習

運動量が特段減っているとは思えないが、仕事上で体を動かすことが12月中旬から停滞するためか、体重が増えている。せっかくコンスタントに70kg前後にとどまっていたのに、この1ヶ月で最高73kgまで行ってしまった。不名誉な「自分史上最高」の値をたたき出して、余り気分がよろしくない。

もちろん、暇があれば自転車に乗ったり、歩いたり、スキーやスケートをしたりしているが、なかなか落ちないのである。自転車も寒くなったので秋までのように80km弱の周回コースを走ってくるようなことはできず、距離が2〜30km減っている。それでも汗はだいぶかくので、十分運動にはなっているはず。輪行ツーリングも冬はあまりやる気が起きない。汗冷えをすぐに解消できる手だてが旅先では限られるから。

徒歩はよくする方で、都心では電車に乗らずかなりの距離歩くのだが、元旦は自宅からスカイツリーを早足で周回してみた。自宅からスカイツリーまでの直線距離はたいしたことないが、碁盤の目状に道路が走っているのでどうしても実際に歩く距離は長くなる。スカイツリー近辺だけ人ごみになっていて、そこだけそそくさと通過した。約2時間で帰宅したら汗だくだった。スケートはまだ1回だけだが、江戸川スポーツランドの回数券が残っていたので空いている時を狙って行ってみた。2シーズンぶりで、最初の20分くらいは氷に乗る感覚がつかめず苦労した。スキーより繊細なエッジ感覚が鈍っていた。

さて、スキーだが、世間の人々の正月休みが終わる4日からまた妙高赤倉へ出かけた。初日は吐月工房氏ご夫妻と一緒に練習する。正月の降雪が終わったあたりで、入り込むべき新雪はなく、練習に打ち込む。

翌日から単独になる。一人だけではたいした練習にならないので、インフィールドの中野君から久々のレッスンを受けることにした。しばらくぶりだが、その間についてしまった癖を矯正するためだ。案の定、内倒する癖、前乗り気味で後足への荷重が不足していること、などなど細かいことを指摘される。いい練習になった。

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妙高山が見えた一瞬

矯正のために最終日は午前中に限定してひたすら練習に励むことにする。だが最終日は雨風で大荒れになった。午前券を買い求めたが、8時30分から始動して10時30分で止めることにした。滑走時間2時間だが、ゲレンデはがらがらだし、十分に前日の課題を消化することができた。難しいのは、ターン始動時の谷回りではターン外脚のインエッジを意識するが、ターン後半の山回りでは意識がターン内側の後脚に移ることである。この意識上の切り替えが運動の最中なので、簡単にはいかない。さらに意識するだけではダメで、足首を緊張させて相当後脚のアウトエッジに乗り込んでいくことが十分の滑りでは必要だ。

ゲレンデの下部では雨が降る中、比較的急な斜面で山回りを最後まで仕上げてから落としたり、ギルランデをしたり、低速で谷回りと山回りの意識切り替えをやり込んだりした。ウェアの表面で雨を弾けなくなってきた頃、潮時だと思って終了した。

さすがに初滑りの時とは違って、太ももの筋肉痛などは出なくなった。しかしこれは滑りを変えたことにも関係があるだろう。また近いうちに、ゲレンデ練習が必要だ。狙いは次の連休の初日か中日、次こそはスキーヤーの聖地・会津高畑スキー場へ乗り込みたいと思っている。
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テレマーク再始動

久しぶりにスキー板を新調した。

悩んだ結果、今回もメーカーはK2、WAYBACK88(174cm)をカラファテで購入。センター幅が88ミリ(前の09年モデルK2ワールドピステはセンター幅80ミリ)とワイドになり、トップロッカーが入ったが、板は片方1.4kg(ビンディング含まず)となって軽い。世の中にはもっとセンター幅が太く、テールにもロッカーが入っている板も見かけるが、私にはこれで十分。WAYBACK82でもいいかもしれないくらいが、それだといままでのワールドピステと何ら変わらなくなってしまう。

板が太くなってくるとハイクアップ時の軽さが重要じゃないかと思っている。脚に鉄アレイをつないで引っ張るような重い板は履きたくない。ただ、板をそうしょっちゅう買い替えることはできないので、耐久性はどうなのか、ちょっと心配ではある。

まずは毎年のようにゲレンデ練習。
12月21・22で赤倉観光ホテルスキー場へ。21日は仲間と合流して滑るが、前夜の雨でバーンが硬く、苦労する。22日は単独・平日を満喫するが、降った雪はさほど多くなくて底でガリガリいうようなコンディション。お昼過ぎには集中力が低下して、2時には終了して帰路についた。

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赤倉観光ホテルと斑尾山方面

12月26日に日帰りでかたしな高原スキー場へ行く。吐月工房氏と遊んでいただく。低温かつ降雪中で、パウダースノーがコース全域にあり、練習そっちのけでノートラックの場所に突っ込む。深いところでヒザ、スネパウダーなので、快調に飛ばす。もともとマテリアルの違いに鈍感なスキーヤーなので、あんまりトップロッカーの恩恵を感じないけれど、確かに滑りやすいことは事実かも。

ちょっと頑張りすぎて持病の右ヒザに違和感。

マテリアルの違いに鈍感、というのは何に関しても自分はそうで、機材スポーツの代表格である自転車では特にそれを感じる。別に極端に軽い自転車でなくてもいいし、金額が高い機材で100g軽くするなら自分が痩せた方がいいと思う。そもそもツーリングライダーなので、歩きにくいビンディングシューズは自分のスタイルには当面不要と思っている。今時分、通気性の良すぎるビンディングシューズではたぶん寒いはず。

ウチの職場にカッコだけはプロっぽく・・という人がいるけれど、あれはどうもね・・プロっぽくといってももともとプロでもセミプロでもないんだし、所詮シロウトはシロウトだからね。自分でメンテナンスできないプロもどきよりは、ある程度のことは自分で何とかできるシロウトの方が自分の中では理想だ。

スキーにしたって、プラブーツでも革靴でも、太板でも細板でも、どっちでも楽しい。
これでなければ!というのは特に何もなく、自己満足できればそれでいい。

そんなこんなで年は暮れていく・・・
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年末・年始

年末年始はナントカのひとつ覚えのように自転車とスキーばかりしていて、全く自己研鑽に相当するようなことはしていない。

寒いし、日も短いので、一番長距離を走った日で、葛西臨海公園・三郷公園・舎人公園をめぐる荒川・江戸川・新芝川沿いのコースだったと思うが、あとはほとんどその短縮版か、南に向かって若洲往復程度。
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若洲からゲートブリッジ

スキーは、12月21日〜23日にかけて妙高でテレマークの友人たちと例年の合宿。雪上での感覚を取り戻すのが目的だが、相変わらずゲレンデサイドの浅い未圧雪部分に突っ込んでは遊んでしまい、真面目な練習にはならない。夜は全日本フィギュアスケートの観戦。
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妙高山の朝焼け
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この年末年始は長い休みになった人が多かったと言われるが、そのおかげか比較的早くに高速渋滞が起こりはじめ、4日まで続いていたのでその間はスキーはなし。年末30日ころからケツの調子も悪くなり、恥ずかしいところに恥ずかしい格好で塗り薬を塗る毎日。情けなや。

高2の次男がこの冬はSAJ1級にチャレンジするので、前夜泊で5日にはAKAKANで練習。動画撮影をしてやった。さすがに5日は年末年始の休みの最終日。みんな帰路についたようで、ゲレンデはガラガラ。年末の合宿時には滑りにくかったチャンピオンAのカベも滑りやすくなっていた。そのかわり、ホテルAコースはコブコブだ。2人でかなり滑り込んだので、シーズンオフにトレーニングを積み年末に4日間志賀高原で滑り込んだ次男もヘトヘト、筋肉痛になったようだ。子供の頃は筋肉痛知らずだったのに、人間はいつから筋肉痛を覚えるようになるのだろう?

肝心の次男の滑りは、まだまだ体の倒し込みが弱く、これではバッジテスト合格への道のりはありそう。でも子供の頃から不安定なテレマークを経験してきたせいか、バランスはよい。昨年、一発で2級に合格したのだが、昨年に比べてもだいぶ進化している。SAJ1級の検定内容も変わったようで、今年からは横滑りが加わったらしい。カービング一辺倒ではなくなってきたということか?課題として私が与えた、山足の外エッジだけで横滑りする練習をこなしていた。
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一日置いて7日には女房と2人で日帰りスキー。平日なので高速代を安く、リフト券を安く、と選んだのはかたしなスキー場。沼田からのアクセスがトンネルによって良くなったし、スキー場のリフト券は2,500円で1,000円分の食事券付きだ。9時から2時まで滑って終了。夕方帰宅して、私はすぐさまお通夜に行かねばならなかった。
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乗鞍岳でラストスキー

平日の連休ができたので、恒例の乗鞍でスキー板を納めることにした。
数年ぶりに位ヶ原山荘に宿泊することにした。が、二日目には元同僚の通夜に参列することにしたので、午前中までしか山には滞在できない。初日にいいところへ行って滑ることにしよう。相棒はいつもの吐月工房氏。

ということで、前日深夜に乗鞍高原入り。中央道の集中工事でだいぶ時間を食ってしまった。朝起きてみたら、桜が満開に近い状態で咲いていた。東京の開花からは1ヶ月半遅れ。ようやく乗鞍にも春が来たようだ。

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観光センター駐車場から

バスは第1便で上がった。登山客とスキー客でほぼ満席だが、1台しか出していないので位ヶ原山荘から皆が散ると大きな山体の中で人口密度は下がる。不要な宿泊グッズを山荘に置かせてもらって、軽い荷でハイクアップ。「屋根板」から位ヶ原に上がって、朝日岳や剣が峰方面に向かう人々を尻目に我々は高天ヶ原から大日岳をめざす。こちら穴場なのである。まず高天ヶ原と剣が峰の稜線に出て、剣が峰と大日岳の間の沢を詰める。若干雪が腐れているがシールで鞍部まで登れた。そこからわずか標高差40mくらいを登るのだが、シールは使えず、ツボ足だと岩と腐れ雪と氷のミックスでやや危険だ。この日もお昼過ぎだというのにエビノシッポが岩に張り付いていた。

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大日岳まであと少し

さて、大日岳は3015m。剣が峰の喧騒とは隔絶されている上に、てっぺんからスキーを履いて南東面に滑れる。雪の状態はいまひとつだったが、広々として実にいい斜面である。2700mくらいまで滑降して、高天ヶ原のすぐ南側の沢を詰め、高天ヶ原と剣が峰の鞍部に乗り、ゆるい沢を滑って位ヶ原に戻る。高天ヶ原の雪渓は今後の研究対象だ。もっと雪が残っている時期なら、うまくすれば尾根通しで東大ヒュッテ滑れるはず。スキーを脱いで稜線に乗ったら気づかずライチョウを驚かせてしまった。

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南東斜面
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まずは御嶽をバックに昼食
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高天ヶ原から位ヶ原へ。一定のゆるい斜度が続く

位ヶ原でツアーコースを降りる人々を見送り、我々は富士見岳を巻いている道路まで登り、未除雪の道路から山荘をめざして滑る。富士見岳東面は人があまり入っていない割には雪質はよく、ザラメ化して締まっている。しかも位ヶ原以南よりも雪が多い。剣が峰や大日岳、高天ヶ原は過去に来たときと比べ若干雪が少ないのだが、富士見岳東面、特に位ヶ原山荘のすぐ上の「屋根板」は驚くほど多いのである。後で同宿の方に聞いたら、朝日岳は雪が腐っていて登りにくく滑りにくかったらしい。我々の選択は正しかった。

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富士見岳を巻く道路から滑り降りた
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この日一番いい雪質だった

この日の宿泊客は我々以外に3人。静かでゆったりした夜が送れた。消灯前に外に出てみたら、満天の星が煌めいていた。

翌日、前日よりもさらに天気がいい。他の方が出発するので、我々も午前中勝負で出かけた。ツアーコースを降りるのはゲレンデ下部の雪がひどいので止めたから、今回は初めてバスで下山することにした。11時のバスに乗れて遊べるところは鶴ヶ沢だ。県道乗鞍岳線の最高標高地点まで登り1時間ほど。板をデポして大黒岳に歩いて登って槍・穂高・笠・常念山脈方面や、中央アルプス、南アルプス、八ケ岳を遠望する。ここに来て最高の眺望を目の当たりにするだけでも価値がある。しかし、岐阜県側から観光客も来ているので、大黒岳から直接滑るのは次回以降に譲り、素直に鶴ヶ沢をまず途中まで滑って再び登り返し、最後に鶴ヶ沢を下まできっちり滑った。午前中で雪も締まっていて最高のターンが描けた。

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スカ晴れである
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ラストに鶴ヶ沢を滑る
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お世話になった。たまには別に季節にも寄りたい

バスの出発まで位ヶ原山荘でコーヒーを飲めるくらい余裕があり、ゆったりと三本滝まで降りる。たまにはこういう下山もいいかも?リニューアルした「湯けむり館」で汗を流し、付設のレストランで食事をして仕上がった。あとは毛穴から硫黄臭をさせつつのんびりと中央道を東京に向かい、途中で喪服に着替え、渋滞を避けて川崎の葬祭場に向かった。硫黄臭はなかなか取れないんだよね・・
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恒例・かぐら雁ヶ峰

4月14日、毎年通っているかぐら雁ヶ峰コースへ吐月工房氏ご夫妻、葛飾のU氏と4人で行った。
前の週から日曜日の天候が晴れ後雨、しかも南風強しということで危ぶまれたが、直近になって日中は晴れが続くことが判明し、goである。ただ、土曜日のスキー場の混み具合がハンパじゃなく、日曜日の混雑も想定されたため、念のため集合時間を1時間繰り上げた。危惧は幸いにして外れ、8時過ぎから登行ができ、結果的に午後早い時間に下山ができた。ただし、ヘリスキーが行われていてノートラックとはいえなかった。

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登る

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苗場山

数日前に降った新雪で雪面が非常にきれいである。が、この時期の新雪はすぐに腐り、ストップ雪になって足もとを掬われた。黒岩ノ平の緩斜面で思いっきり前転して右のビンディングが外れ、スキーのテールが刺さってブーツの一番下のバックルも外れた。ゴーグルも外れてあられもない格好となり、左肩も痛打した。幸い怪我はなかったものの、修復に時間がかかった。

シュプールがないから突っ込める雪ではなく、むしろ先行するヘリスキー軍団のシュプールを追いかけた方が一定のスピードで滑れて快適なくらいだ。

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ヘリ

滑り始めるときにはどこかで登り返して少し遊ぼうなどと考えていたが、ストップ雪で足元取られないように格闘する間に登り返す気力は失った。そのまま腐れ雪を滑り、最後の最後にヘリスキー軍団に追いついて終了。ゲレンデの緩斜面は硫安がまかれていて全く異なる条件だった。

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シュプール豊富

ゲレンデ駐車場で吐月工房氏たちと別れ、温泉にも入らずそそくさと帰路についた。関越の渋滞が発生しドンドン延びていくのに恐れをなして北関東道・東北道経由に切りかえたが、東北道で若干の渋滞に出会ったのみで18時前に帰着できた。こんなに早い時間に帰宅できたのは初めて。栃木や群馬の新緑がとてもきれいだった。

次はGWに行かれるか行かれないか?どこに行っても人が多いGWは出かける気力を振り絞るのが一苦労だ。あとは5月半ばの平日を利用して位ヶ原山荘泊乗鞍岳滑走で今シーズンのスキーは終了かな?
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テクニカルツアー・戸隠五地蔵山

春分の日、インフィールドのワンデイツアーに今シーズン初めて参加。
登ったことのない山に行きたいと思い、戸隠の五地蔵山ツアーにした。
過去に何度か行った佐渡山の南南西の山で、高妻・乙妻への登山ルート上のピーク(標高1998m)だ。
地形図で見ると、どこを登るにしても急で、しかも尾根が細い。戸隠大橋から標高差900m。
かなり厳しめのワンデイツアーになりそうだ。

朝の集合が早いので、前日夜出発で道の駅「しなの」で車中泊。暖かい夜だった。
信濃町のチェーン着脱所でインフィールド車と合流し、戸隠大橋へ。参加者は6名になったようだ。
その参加者に今は白馬に住むMアネゴがいた。また1年ぶりの再会だ。

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Mアネゴの準備

さて、8時30分ころ出発して、牧場を西方面へ。小沢がすでに割れていて、スノーブリッジは1ヶ所しかなかった。暖かい上にもともと積雪量がないので雪解けが早く、見える五地蔵山上部にもクラックや全層雪崩の跡が見える。この状況を遠目で見ただけでスキーツアーの対象にすることを断念しそうな山だ。おそらく、新雪が降ったら雪崩の確率がかなり高そう。

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五地蔵山を仰ぎ見る

東に向かって爪のように伸びる3本の尾根のまん中を登行する。尾根が細くて下部では雪も消えている。キックターンで刻んでシール登行できればまだいいほうで、尾根上の雪がなく、スキーを脱いで土と落葉と雪(いまにも崩れそうな雪庇あり)のミックス帯を歩くのは難儀。午前中は風なく暑い。

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スキーを背負う。ジャケットの処理もスキーに巻くとはユニーク

1550mほどで一度緩やかなボウル上の地形のリップに乗るが、ここまでで約半分。その後さらに地形図では夏道の印のある尾根を詰め、13時近くになって山頂に着いた。お一人、シール登行がうまくいかなくて後ろに滑ってしまう方もいたが、他は難なくたどり着いた。薮を漕ぐような登りをしたり、枝をつかんで体を持ち上げたり、雪庇スレスレを歩いたりしなければならず、かなりスリリングでテクニカル、スキー登行に慣れた人でないと難しい。
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猿が目の前を悠々と
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最後の急登

ドロップは北東方面へ。相当雪が悪く、ストップ雪とザラメとクラストが入り交じっている上、強風で枝があちこちに落ちている状態だ。あんまりいい斜面とも思えず、テレマークターンもほとんどせず(できず)、安全に降ることに専念せざるを得ない。アルペンターンができるだけまだマシか?それにしても重くて疲れる雪だ。

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黒姫山(右)と佐渡山(左)を見ながら滑る

1540m付近の沢まで滑り降りて、東に向かってシール登行。こちらは難しいところもなく、左手に明瞭な1678mピークを見て1652mの台地に登る。シールを外して、ボウル上地形を滑り、標高差10mをシールなしで登る。ここでテレマークの機動力が発揮できる。ATスキーではちょっと辛く、ボードでは歩かなくては無理。最後に登った尾根の北側の沢を滑って牧場に出て終了。

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隈棚がいたるところに・・・

雪の悪さは一級品で、非常に疲れる雪質だった。しかし充実感はたっぷり。
新しいT2エコで初登りしたが、かかと内側にマメができた。つぶれるほどではなかったが、やはり汗でしめった靴下とインナーブーツの擦れが激しいようだ。メンバーの中に足の痛みを訴える人がいたが、それも登行がハードだったのが一つの要因だろうか。

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戻ってきた。五地蔵山、ありがとう

解散した16時過ぎからポツポツと雨が降ってきた。信濃町から高速に乗って、渋滞を避けて北関東道・東北道を経由する。東北道にも見られた渋滞が近づくにつれ見る見る解消し、ほとんど渋滞らしい渋滞に遭遇せず21時過ぎに帰着。
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今シーズン最終ゲレンデ練習?かたしな

吐月工房氏の予定がぽっかり空いたとかで、10日ぶりにまた同じバディでスキーに行く。
かぐらに行った時と同じ時間に集合したのだが、3月を迎えて関越道は交通量が増えたようだ。渋川近辺の登坂で渋滞があった。沼田インター手前でも渋滞していたので、昭和インターで降りて老神温泉まで裏の屈曲路を使う。新雪があって慎重に運転しないとヤバい。

老神温泉から国道120号に合流する信号で渋滞。その後吹割の滝あたりまでノロノロで、時間だけが過ぎていく。このままスキー場に着いたら昼、なんてことはないだろうかと心配になった頃、なぜかすっきりと動き出し、鎌田からスキー場までも混むことなく到着。

スキーヤーオンリーのかたしなスキー場。高畑に比べると「硬派」ぶりはおとなしいが、さすがにポール練習やモーグルコースもあって、硬派なスキーヤーが訪れていた。ゲレンデから見ると、かたしなスキー場はもちろん、隣の尾瀬岩鞍スキー場の駐車場まで満車である。帰りが恐ろしい。

雪面は硬く締まった上に新雪が5〜10cmほど。ひたすら練習に励む。吐月工房氏がビデオカメラを持参してくれたので、お互いに撮影しあって昼と午後休憩にはビデオを見ながらチェックする。

早く上がってもどうせ国道が渋滞するだけなので、16時20分ころまで滑り、ゆっくりと着替えて帰路につく。不安に感じていた渋滞はなくて拍子抜け。だが沼田方面に向かえば渋滞必至で、関越の渋滞も長くなっている。当然ここは赤城山東麓のルートで大間々へ抜ける。南郷温泉でリンゴなどを買い求め、根利集落あたりの凍結路に細心の注意を払って走行し(以前ここのブラックアイスで滑ったことがある)、大間々へ出た。

ほっとしてわたらせ渓谷鉄道水沼駅付属の温泉施設に立ち寄って軽く夕飯を食べ、そのまま桐生方面から国道50号、北関東道、東北道で帰着21時。東北道は渋滞なく、関越とは大違いであった。
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降雪直後の平日・かぐら中尾根

吐月工房氏を誘って平日のかぐらスキー場へ行った。
前日50〜60cmの降雪があったらしく、いたるところパウダーである。

すでに第五ロマンスリフトは動いていたが、登行するパーティはなし。しばし相談ののち、シールをつけて一番乗りすることになった。

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ところが、かなり雪が柔らかくてのっけからひざレベルのラッセルである。途中で単独のお兄さんが追いついてきて、3人で交替してラッセル登行することになった。このお兄さん、ぶっといロッカースキーにテックビンディング、ダイナフィットのブーツである。より深くなったひざ上のラッセルも、ものともせず登っていく。すぐ後ろを歩いていても、センター80mmの我がワールドピステではさらに雪に潜ってしまう。革靴ビンソン&細身のベクターグライドの吐月工房氏もかなり潜るので、交替はしたものの、沢の源頭近くからはお兄さんのラッセルに頼るところが大きくなってしまった。

後ろをふり返ると、我々のトレースを利用してかなりの数のボーダーがスノーシューで登ってくる。ずるいぞ。

スプリットボードの2名が中尾根上のピーク直下で代わってくれた。ピークでシールを外しても若干の登り返しがあるのでまだシールを外せない。中尾根の北の沢上地形を滑るらしいスプリットボードと分かれ、スキー3人組は中尾根まで到達。すでに11時20分であり、登りに1時間以上かかってしまった。ラッセルのおかげで右ひざが痛い。

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中尾根ピーク

ロッカースキーのお兄さんに先行してもらい、我々はその後から、尾根に忠実に滑る。最初は木立もなく、スキーも沈まずに顔にスプレーがかかるくらい快適だが、針葉樹が現れる尾根中腹では降りラッセルに限りなく近づく。軽いとはいえ雪は完全にひざ上、もう大汗である。吐月工房氏は革靴なのでさらに苦労しているようだ。何とか尾根の下部にたどり着き、最後は尾根から沢を越えてメインゲレンデ下部に出た。12時チョイ過ぎ。

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ここまではよかった・・

和田小屋で昼食をゆっくりとって、メインゲレンデを3本ほど、みつまたエリアのファミリーゲレンデを何度も練習して、15時過ぎに終了。脚に来てしまって、おまけに右ひざも痛いし、厳しかった・・

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ゴンドラ乗り場にレルヒさんがいました


帰路は三国峠を越えて裏道を走って渋川伊香保から高速に乗った。
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会津高畑再び

連休を利用しての家族での会津高畑ゲレンデ練習。そろそろ練習もいいが、山での実践に移していきたいところである。

土曜日午後に東京を出発するが、いろいろあっていつもの塩原温泉経由でも到着は18時30分だった。今回の宿は奮発して「花木の宿」連泊。スキーパックで高畑のリフト2日券と1,000円の食事券が付いてくる。それが3人で連泊(初日はスキーパックなし)だとちょっと気が遠くなる金額になるが、宿は金額に見合う納得のものだった。館内の温泉も隣の「窓明けの湯」よりもはるかによい。

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花木の宿の離れ

小さな高畑スキー場のゲレンデ内でひたすら練習なので、いままで日帰りでしか来たことがない経験の中では飽きてしまうのではないかと不安だったが、2日間滑っても飽きることはなく、満足であった。天候は二日間とも小雪で、時折吹雪き、オープンなペアリフト上ではちょっと寒かった。

連休とあって、日曜日も祝日の月曜日も駐車場がいっぱいになるくらい盛況であった。月曜日の方が少なかったような気はするが、それでも栃木県の大田原市のスキー大会があって大人からチビッコまで午前中は多くのスキーヤーが訪れていた。それでも、赤倉のホテルCコースのような混戦模様は起こらないのでここは平和なスキーヤーズパラダイスである。

滑りはじめはしばらく3人で一緒に滑るが、次男がゲレンデに慣れたころにそれぞれ勝手に滑ることにする。全コースを一通り滑る中で、ターン前半のズレと後半のキレを混ぜた滑りをアルペンターンとテレマークターンで何度も試してみる。ちょっと光明が見えた気がする。キモは、切りかえ直後の上半身の向きだ。へそビームを出しながら滑ると仮定してみるといい。コース脇の新雪も頂いたが、雪質が軽く、いい感じだった。ブルーラインのコブコブ斜面にも何度も入ってみるが、モーグルラインに引っかかるとそのリズムで滑れないのでまだまだである。

女房はどうしてもシュテム癖があるのでその解消のための練習。次男は春の志賀高原合宿と2級取得のためにいろいろ考えて滑っているようだ。こちらはいろいろ言わず放っておく。スキーの理論について3人の共通の話題になるが、そういう会話ができることが楽しいし、高畑ではレストハウスでもグループごとに技術論が交わされているのがまた刺激になる(内容まではわかりませんが)。

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ニューパンツで

本当にこのゲレンデはスキーを愛する人たちのためにある、と思える。昔、基礎スキー流行りだった時期にグループごとにゲレンデで滑ってはお互いにチェックしあっている風景が見られたが、そこまで行かなくても、ゲレンデのあちこちやレストハウスで手を使って両スキーの動きを確認する姿がみられる。女房に言わせると、このスキー場はレストハウスでスマホをいじっている姿がほとんどみられないという。年齢層が高めということもあるが、それだけ休憩の時もスキーのことを考えているか、ボーッとしているかどちらかなんだろう。人間、ボーッとすることは大切で、常にスマホの画面を見ていないと時間がつぶせないようではダメだよ。

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トイレハウス
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立派だ

レストハウスではブーツを脱いで寛ぐのもいいが、ブーツ内のニオイはできるだけ排除しておかないと、周囲の人に納豆臭を振りまいて戦意喪失させてしまうので気をつけよう。いや、これは実際にあったことのまた聞きで、私のことではない。私はここのところ7シーズン目のT2R(RはレンタルのRである)のインナーがヘタって左くるぶしのあたりがものすごく痛くなってきたので、ついに最新のT2ecoをカラファテで買ってしまい、焼いてもらったイントゥイションインナーのタイトなフィット感(アルペンブーツほどではないでしょうが)にだいぶ慣れてきたころだったし、そもそもブーツを脱いでいない。

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T2eco、最初は違和感があったが、半日も滑るうちに元には戻れなくなってしまった。T2Rを買って以来ここのところプラブーツのより一層のガンダム化が進んでいて、バックルもインナーもアルペンブーツにかなり近づいてきた感があり、ちょっと抵抗感があったが、慣れは恐ろしい。よりダイレクトに操作できてしまう。来シーズンは板も新調してしまおうか、ブラストラックのエリキサーなんてよさげだったな、しかしシールは一般的なヤツではダメだな、などと物欲妄想が拡大してしまう。ああ、いかんいかん。

ということで、月曜日の3時に終了、窓明けの湯でゲル化して17時前に帰路につく。吹雪いているし、会津高原駅あたりまでは凍結の峠道なので慎重に走る。高畑の売店で300円で売っているリンゴが売り切れてしまったので、「道の駅たじま」で500円のリンゴをゲットし、やや道も混んできたので塩原温泉でハンタマ方面からの車との合流を避けて川治温泉・鬼怒川温泉経由で大沢インターから乗る。冬の東北道には珍しく途中事故渋滞が14kmあったが、夕飯を食べてのんびり構えていたら渋滞らしい渋滞には嵌まらず21時には帰宅できた。アプローチは遠いが東北道方面のスキーは行き帰りのストレスがなくていい。
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カチカチ練習

休日出勤の代休に練習しに行った。今回は吐月工房氏も一緒。
週末にかなり緩んだのちに冷え込んだので、おそらくどのゲレンデも下が硬い状態だろう。
湯沢まで行けばパウダーにありつけるが、ここはフラットなバーンで練習したくて、メンズデーの設定がある湯の丸スキー場に向かった。

スキー修学旅行のバスの後ろについて地蔵峠まで登ると、駐車場がカチンカチンのアイスバーンになっている。ドピーカンで北アルプスまでバッチリ見えるが、おそらく気温はマイナス10度くらいだろう。イヤ〜な予感がするが、来てしまったので素直にメンズデー半額2,000円の一日券を買い求めて滑り始める。バーンは圧雪車によるコーデュロイ模様になっているが、もちろん硬い硬いアイスバーンである。アイスバーンの滑走は今シーズン初めてだ。のっけからバイブレーションがすごくて閉口する。

スキー修学旅行の中学生の団体を脅かさないように滑るが、彼らもこんな硬いバーンで初めてスキーを履くのは可哀想だ。アルペンボードに乗るボーダーだけがきれいなカービングターンを描いている。ボードは生理的に好きではないが、アルペンボードだけはカッコいいと思う。ハードブーツを不自然な角度で板に固定して滑るのは辛いとは思うが・・

午前中、第6ゲレンデでもっぱら滑り、練習に打ち込む。11時台に早く昼飯とし、12時から1時間半道路の反対側の第1ゲレンデで滑る。平日なので客は少なく回転率は上がるが、いかんせん下が硬過ぎてもう限界である。2人で「もう十分でしょう」と引き上げる。私たちだけが早上がりかと思いきや、アルペンスキーヤーたちも早上がりのようだ。そりゃそうだよね。

午後になって少しだけ駐車場の氷は緩んだようだが、車の回りを歩くだけでも滑って転びそうで恐ろしい。
帰りは佐久経由で内山峠を越え、下仁田から高速で帰路についた。往路も復路も、ゴトウビで混んでいたが、無事18時前に帰宅できた。
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はるばる高畑

毎年恒例の会津高原高畑スキー場参り。
のんきな書き出しだが、高畑スキー場も多くのスキー場の例に漏れず、経営が苦しいらしい。合併により南会津町が成立した時点から存続が危ぶまれていたが、ついに閉鎖の可能性が高まってきたようだ。といっても即時ではなく、あと2シーズン後に最終判断が下されるとのことだ。

私は初めてスキーを履いてからまる40年が経つ。もちろん、スキーを履かなかったシーズンもあるが、子供の頃通った大糸線沿線のスキー場が次々に閉鎖されるのを耳にしてきた。その名も「
追憶のゲレンデ」などのブログを拝見していると、閉鎖されたスキー場が全国に広がっていることがわかる。かつてあれほど殷賑を極めたスキー場が、ローカルスキー場から順に姿を消していくのを目の当たりにしたり、噂を聞いたりするのは非常に悲しい。

高畑スキー場はスキーヤーオンリー。顧客対象の関東圏からですらアクセスが非常に悪いというマイナスポイントがあるにも関わらず、世間に迎合せず硬派を貫いているゲレンデだ。それでも関東一円のスキーヤーの一部からは熱烈な支持が集まっている。そんなスキー場を廃止に追い込んでいいのか?もちろん、私ごときがシーズン中の練習に通ったとてどうなるものでもないかもしれないが、それでも高畑を応援したい。ぜひ存続させてもらいたい。そんな思いではるばる日帰りスキーに向かった。女房も体調が良かったので同行することになった。

東北道西那須野インターから約80kmほど下道(大半は雪道&峠道)を走らないとならないので、朝5時過ぎに出発。東北道で見かけるゲレンデ通いの車のほとんどは別のスキー場に向かっていく。インター降りたところから圧雪路でやっかい。塩原温泉で前後にいた車はハンターマウンテンやたかつえスキー場に向かったようだ。しかし9時30分に高畑の駐車場に着いてみると、ほぼ満車である。実は福島県の技術戦と、千葉県の指導者研修が重なったようで、めずらしく盛況である。満車になるのはおそらくグループで来ていないからだろう。リフト待ちもないし、技術戦のためにコースを作ってあっても交錯するほど混む状態ではない。

いつもながら、ここ高畑に来るスキーヤーのレベルの高さには驚かされる。ほとんどがアルペンスキーヤーだが、講習や個人練習をしているスキーヤーの滑りは参考になるし、刺激を受ける。もちろん、ファミリーも多い。

10時ころから昼食を挟んで15時まで、川場での練習と同じ内容を意識して滑る。それにしても寒く、時折強い風で雪煙が舞っていくので、フードのないペアリフトでは辛い。圧雪斜面では一つ一つのターンで課題を意識して、非圧雪斜面にはトラックがだいぶつけられていたが楽しく滑ることができた。

このスキー場はさほど広くないので、目的を持って滑らない限り半日以内で飽きてしまうような斜面構成だが、急斜面から緩斜面までねじれの少ない幅の広いバーンは意識した練習にはうってつけである。リフトは遅いが、それでも半日滑れば元は取れて脚が売り切れるくらい滑れる。ちなみにリフト券は土休日で正規料金3,800円、割引券で3,300円。駐車場代もタダ。下道が長い分(沼田から丸沼のほぼ倍とみればよい)、高速料金は浦和から2,000円以内となり、サイフに優しい。ゲレ食だって、悪くはない&安い。

いい加減疲れ、小豆温泉窓明の湯でゲル化する。リフト券を見せれば500円で広々した湯船に浸かり、広間で休憩もできる。

帰りは気が遠くなるが、関越と違い渋滞はほぼないので頑張るしかない。大相撲千秋楽をラジオで聴きながら帰路につく。雪の峠道は女房には辛そうなので、旧南郷町・だいくらスキー場・田島町経由で15kmほど余計に走って西那須野インターに戻る(甲子トンネルを越えて白河インターに向かった方が若干短くて良かったかも)。途中、塩原温泉でハンタマ帰りの車が増えたが、特に問題なく21時過ぎに帰宅。
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午前中練@川場

強い寒波が来ているようで、九州を含む西日本で雪の予報だ。
新潟へ行くとエライことになりそうな気がして、群馬のスキー場で午前中練習することにした。
帰りに車の雪を落とさなくていい立体駐車場のある川場スキー場がいいかもしれない、と思って早朝に家を出た。早朝ということも相まって、走り始めてもかなり寒い。

沼田インターから17kmくらいのアクセスだが、登っていくうちにかなり雪が降ってきた。ヘアピンカーブもあり、特に下りは手ごわい道と見た。しかも近づくにつれて猛吹雪になる。

8時にスキー場着、平日なのですんなり駐車できた。休日だとこうは行かないだろう。
かなり寒いので覚悟する。最後に見た路肩の気温計が−7度だったから、−10度以下だろう。鼻毛が凍る。風が強くて駐車場の中にいても雪が舞い込んでくるし、コンクリートのフロアがつるつるだ。こんな日は写真は撮れない。

めげそうになりながらチケットを買う。外はビュービュー吹いて視界も利かないので、午前券12時までで十分だ。それでも3,500円もする。買い求めているとき、まだリフトが下の1本しか動いていず、払い戻しはできないがいいか、と念を押される。回りにいるボーダーの中にはゲレンデを替えようという話もチラホラ出ているが、もう車に戻って他のゲレンデを探すほどのエネルギーはない。どうせどこも同じだ。

ゲレンデにほぼ一番乗りで繰り出して動いている唯一のリフトに乗るが、フードもなく吹きっ晒される。失敗したかな、と思う。このリフトしか動かなかったら数本で止めちゃうかも・・・

滑ってみると、初心者用コースで斜度がなく、緩斜面では吹き上がってくる風のためにストップしてしまう。これは難儀だ。しかし他のリフトも試運転し始めているから、とりあえずこのリフトだけでも2〜3度乗ろうと思って滑る。ネックウォーマーが吐息と付着した雪で凍り、解けると濡れて不快。

ようやく3回目に隣のリフトが動きだした。最初のリフトのさらに上のリフトも乗れる気配だ。吹きっ晒されて悲鳴を上げながらゲレンデトップまで上がる。急斜面は新雪が乗っていて、練習というよりパウダー滑りになる。何本かゲレパウを堪能した。上級者用のコースはパフパフで滑り甲斐があるが、中級者用とされている斜面はほとんど緩斜面で面白くない。このゲレンデ、斜面構成が極端なようだ。

いかん、ゲレパウばかりを頂いていては練習にならない。思い直して練習する。ターン前半の拇指球加重から後半のかかと加重への移行させるのが課題で、これはアルペンのDVD(渡辺一樹の)を見ていて試している。それから、ターン切り替え時のヒザからモモの返し。ストックの付き方2種類。何とか少しイメージが具体化してきた。アルペンもテレマークも基本は同じなので、アルペンの教則本(動画も)はかなり役立つ。もちろん、上述の加重変化は前脚。うまくできるとスキーの抜けがよくなり、加速していく。さらにターン前半でズラし、後半でキレるターンを試みる。試す斜面が適切でないのでやや難しい。グルーミングバーンでやりたいところ。

寒くてたまらん!10時過ぎにトイレ休憩。屋内は暖かい。その後再びパウダーを頂き(高手スカイラインというコースがbestだった)、最後にちょっと練習して12時ちょうどに終了。
からだの芯から冷えたので、ゲレンデに一番近い「ふじやまの湯」で入湯(500円)。12時台なので風呂を独占できた。ゲル化して昼もろくに食べずに15時過ぎ帰宅。

パウダーを滑れたのは望外の喜びだが、ちょっと天候が悪過ぎて消化不良。近々、会津高畑スキー場で真面目に練習したい。
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正月スキー

高校1年生の次男が年末・年始と学校のスキー教室&スキー同好会合宿で出かけている。同じスキーヤーとして羨ましい限りだ。

そこで、合宿の期間中、残った夫婦でスキーに行くことにした。初日はちょうど女房が小諸で用事があり、次男は菅平で合宿第2日目だ。何かあった時にすぐに駆けつけられる、という口実で、またまた一つ覚えの妙高に行くことにする。

女房を小諸で下ろし、まずは一人で移動する。もうお昼なので、スキーではなく上田か長野のエムウェーブでスケートをするか、妙高に行って同僚が引率する青少年雪遊びをフォローしに行くか、コンビニ弁当を食べつつ考える。マイスケート靴は持ってきていないので貸靴になってしまう。雪遊びの森に入るにはうってつけのステップ板(カルフXCD10thマウンテン)は積んできた。となればおのずとそうなる。

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雪の森もいいですね

妙高の森にスノーシューで入る青少年の引率お手伝いだが、スノーシューが外れるトラブルが多数発生。森に入れば前日からの大雪でラッセル、汗をかく。橇あそびのトラックを作ってやろうとスキーで最初に滑ってやるが、橇のコントロールがなかなかうまく行かないのか、カーブもキッカーもあるのに最後まで滑りきる少年はいなかった。

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南国生まれ同僚もチャレンジ

夕方、妙高高原駅で女房を迎える。待ち時間に駅構内で昭和30年ころの妙高高原駅(当時は田口駅)前のスキー客の賑わいを影した写真を見つめた。貴重な資料だ。当時は馬そりにスキーを積んでいったんだね。その頃はおそらく私の母親が長野からスキー教室に妙高へ来たころと一致するはずだ。池の平で滑って、駅までスキーで滑り込んだと言っていた。それもスキー100年史の一コマであるはず。

その夜は新井で豚汁を食す。大量のタマネギと豚肉だけだが、それが旨し。

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翌日、快晴。気温は氷点下5度くらいで冷え込む。アカカンで滑る。雪がキュキュキュと鳴って、寒さを実感する。その分いい雪質だ。チャンピオンが比較的空いていたので一人でチャンA、チャンBの壁、女子国体コースを一渡り滑る。午後になるとだいぶ気温が上がってくる。5日土曜日の午後、ということでだんだんと滑走者が減少してくる。皆さん日曜日を自宅で迎えたいのね・・

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妙高山から火打山までクッキリ
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絵になりますねぇ

6日、さらに減少して快適になったゲレンデで滑る。早朝は曇っていたが、9時過ぎからずっと細かい雪が降りっ放し。昼食後、女房と別れて一人で滑っていたら、午前中にも見かけたテレマーク3人組から声をかけられた。何かずっと話しかけたかったよう。突然滑りのアドバイスを求められたけれど、じっくり滑りをみていたわけでもないし、ワンポイントだけにする。

自分で意識しているのは、ターン初期のモモからヒザの返し、ターン前半からきちんとエッジに乗っていく中回りの丁寧な滑りだが、なかなか意識通りには行かないものである。リフト上などから見ていても、きちんとエッジに乗った中回りをきれいにこなしている人は驚くほど少ない。アルペンスキーヤーの多くも、スピードだけ出したなんちゃって大回りカービングターンか、板の反発を利用した小回りをするだけという人が多いのである。テレマークだと、アルペンよりもテールのズレが発生しやすいので、意識的にズラしているか、スキーが勝手にズレてしまうのか、その違いはおおきい。

年末から感じてはいたが、今シーズンの赤倉は外国人が増えた。確かめたわけではないが、おそらくオーストラリアあたりから来られている方が多いのではないか?ニセコあたりは前から人気らしいが、その影響が本格的にあらわれたのかもしれない。ゲレンデで英語で教えている外国人イントラも見かける。昼時にレストランに入ると、本当に大柄でウチの女房など子供に見えてしまうくらいの大男・大女が闊歩している。ラーメンをすする姿や、甘い炭酸ドリンクやアイスクリームをガンガン飲み食べる外国人少年を遠目からウォッチしていると、非常に面白い。

最後は観光ホテルの喫茶室でマッタリして、例によって「ふれあい会館」でゲル化して帰路についた。渋滞なく、関越道ですんなり帰宅。遅くに次男も帰宅、無事SAJのバッヂテストに合格したようだ。
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シーズン初滑り

たぶん20シーズン目くらいのテレマークシーズンイン。そしてその倍くらいのスキーシーズンインとなるはず・・・

例年の中年男女の妙高スキー合宿で、22日池の平、23日アカカン、24日池の平で滑ってきた。22日は小雨、ゲレンデ上部でみぞれ、23日は大雪の予報だったが妙高にしてはぜんぜん降らずにガスに巻かれ、ようやく24日朝には50cmくらいの積雪があって新雪を楽しめた。しかーし、中年の脚は3日目までは十分に残っていないのである。

筋肉痛に苦しみながらも滑るが、まあこの歳にしては自転車など漕いでいたせいか、軽度で済んでいるようだ。

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小雨だが斑尾が見える
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寒々しい
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アカカンにて
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午後は休憩が必要

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恒例・かぐら霧ノ塔から雁ヶ峰

吐月工房氏たちと恒例のかぐらスキー場周辺の稜線歩きをしてきた。
前日の雨(標高の高いところは雪)のため、今回はステップソールではなく通常の板で。

P4150118雲海が・・

P4150120登る

ドピーカンの中、第5ロマンスリフトで1830mまで機械力を使って上がる。9時20分ころ出発し、いくつかの小ピークを越えて霧ノ塔に到着したのが11時過ぎ。紫外線が強過ぎて、庇のついた帽子も忘れてしまったので、おおきめの手ぬぐいを頭に巻き、その上からヘルメットを被って日差しを遮る。キャディさんのように。日焼け止めはたっぷり塗ったが、暑い。

P4150121
雪が多い!苗場山
P4150128稜線を辿る

P4150135後方に平標

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霧ノ塔から滑るコースを俯瞰
P4150140イケイケ

P4150144夫婦2ショット

P4150155第2ステージのバーン

P4150165吐月工房氏

P4150166
これ以後は生コン雪に苦しめられ、お見せできるような写真ではありません・・

さて、この時期にしてはよさげな新雪なので、黒岩の平への斜面を一気に滑り、わずかに登り返して再び沢へ滑り降りるところまではテレマークターンをさせてくれる雪質だった。

その後シールを装着してゆっくり目に雁ヶ峰まで登る。そこから先は高度を下げるごとにネトネトの生コン雪に変質。最後の急斜面をスキーでカットしたら、前日の雨をたっぷり吸い込んだ表面の雪がドッと流れていった。結構な量が雪崩れていく上、スピードも速いので、上から雪面をカットされると危ない。居合わせた別のパーティのスキーヤーとも話しあって一人づつ滑る。おおかたの雪は落としたので、事無きを得たが、後からきたボーダーもデブリの多さに驚いていた。

P4150172ケガなく下山

ケガなく無事ゲレンデに降り立ち、吐月工房氏と私で掉尾を飾る「下山コース」へ突入。
実は私、「下山コース」マニアである。特にかぐらの下山コースはつづら折れがつづき、好きなのだが、さすがに4月とあって雪面が割れていて、ショートカットができなかった。かなり脚には来ていたがここも一気に滑って終了。ロープウェイよりも早く到着した。

トップからゲレンデまで標高差が1000m、下山コースも入れれば1400mの大滑走であった。
このコースはゲレンデに近いが、バックカントリーらしさを堪能でき、ステップソールのテレマークスキーにはうってつけのコースである。

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駐車場を出る時は関越渋滞が軽かったが、関越トンネルを越えて南下するうちに渋滞が激しくなってきた。迷わず北関東道・東北道をめざすが、こちらもかなりの渋滞だそうだ。北関東道を途中で降りて国道122号線を利用して岩槻まで南下し、そこから高速で8時前に無事帰宅。
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ステップツアー改め佐渡山へ

春のうららかな日差しの中、関田山脈の稜線をステップソールスキーで歩く予定が、寒波の影響で行き先が戸隠の佐渡山に変わった。

まったく今年はいつまでたっても春がこない。関東はようやく春が来たが、雪の降る信越県境山岳地帯はまだ2月末か3月初めのような降雪がある。雪が降って視界が悪ければステップソールの機動力を十全に生かせないし、ロングツアーを敢行しても真っ白な中をひたすら歩くだけになってしまう。しかも標高の低い関田山脈では雨の可能性大。ということで、転戦である。

朝8時30分、戸隠大橋を歩き始める。私の定宿・道の駅「しなの」では早朝雨、次第にみぞれから雪。標高1150mほどの戸隠大橋は当然雪がガンガン降っている。気温は真冬より高いので、ウェアに付着した雪は水玉になっていく。平日なのに先行トレースあり。林道を進み、佐渡山山頂に突き上げる長い尾根に乗ってひたすら登行。今回はインフィールドの中野君と、ものすごく久しぶりにパーティを組むことになった「黒アネゴ」こといまは白馬の在住のMさん。

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ブナ林の尾根を登って行くと、枝から落ちた雪が首に落ちて冷たい思いをすること数回。山頂までの標高差は700mなのだが、平坦な林道が長い上、尾根も緩やかで長いので山頂まで3時間30分かかった。山頂着ちょうど12時。

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4月とは思えない・・

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もうすぐ山頂

若干視界が開けたので、山頂から東側のやや急な小尾根に向かってドロップイン。最初は雪庇もあっていやらしいが、雪が新しいのでターンは比較的容易。気持ちよく1550mのボトムまで滑り降りる。Mさん、毎日ちょっとずつ滑っているとのことだが、その分板のメンテナンスが不十分で、粘っこい雪がスキーのソールにへばりつく。やはりワクシングは大切である。

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雪庇がいやらしい

その後、シールをつけて佐渡山から東南東に伸びる尾根に登り返し、1738mピークへ。

ここからは黒姫山との鞍部、大ダルミへ滑り降りてもいいのだが、南側の尾根を試しに滑ってみることに。しかし樹間の広い場所を選んでいたら、南の尾根ではなく東南方向へ滑ってしまった。1450mで沢から一時的にシールをつけて対岸に登り、あとは登山道沿いに林道へ。標高が低くてトレースに乗ってもスキーが滑らない雪を滑りきって、15時終了。

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数年ぶりに一緒に滑ったMさん、かなり上達してました

ステップツアーできなくて残念だが、今年の状況ならまだ大丈夫だろう。リベンジしたいなぁ・・
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鍋倉山・夫婦バックカントリー

平日の晴天を狙って、女房と2人で鍋倉山へ出かけた。最近、体力作りに励んでジョギングをしている女房が以前から山へスキーに行きたい、と言っていたので、数少ないチャンスを逃したくなかった。

早朝出発で朝9時過ぎに温井集落に到着。平日にしてはたくさん車が並んでいるのに驚く。ほとんどが地元ナンバー。9時45分に準備完了して最終除雪地点からシール登行を始める。天気予報通り、とても暖かい晴天だ。今朝刻まれたトレースがあるので、拝借して順調に歩く。ザラメ化しつつある雪質で、滑りは重そうだ。30分ほどで田茂木池のある台地の小屋に到達し、そのまま尾根に乗る。
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出発

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目印になる小屋

鍋倉山の東に伸びる尾根は南北に2本あり、そのどちらからも登れるが、先行トレースが北側尾根を選択していたのでそこを使わせてもらった。過去には南側の尾根からと、北側尾根のさらに北の平地から1000mあたりで尾根に乗っかるルートで登ったことがあるが、最初から北側尾根を登るのは初めてかも知れない。標高800mあたりの尾根末端は急で、歩ける場所も狭いが、まもなく広くなり、1000m近くではやや平坦になる。ここまで1時間。
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尾根取り付きは急で狭い

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しだいに尾根は広くなり、斜度も緩くなる

休憩を取って、ブナの巨木に絡みながら深いボウル状の谷を左手に見つつ、1150mまでさらに1時間。ボウル状の沢が終了し、南側の尾根が近くに見えてくる。ブナの巨木はどれも立派で、どれが「森姫」なのかも判別がつかない。

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ブナ巨木のひとつ

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巨木の谷の上に出ると、関田山脈の緩斜面と越後山脈が見える

最終休憩の後は、樹氷を見つつ頂上まで直登。12時20分ころ1288mの山頂着。女房連れで3時間切ったのは速かった。山頂はやや風が強いが、景色は最高で、360度の山岳パノラマである。特に山頂で初めて見える妙高・火打が美しい。日本海もうっすら。

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まもなくピーク

先行していた夫婦とお互いに記念写真を撮って、先行夫婦は黒倉山との間の沢に向かった。風が冷たいので長居はできず、我々も12時45分に滑降開始。登って来た尾根を途中まで滑り、薮が薄い部分を狙って北斜面を滑るつもりである。

が、雪が重い。上部はクラスト気味で、降っても、昨日の新雪の下に重いネバネバ雪があってスキーの方向づけが思うようには行かない。尾根も狭い部分があるので、慎重にアルペンターンで降りる。女房がコケたり止まったり息遣いが荒かったり(名誉のためにフォローしておくと、久しぶりの山滑りにしてはいい感じで滑っている)なので、待ちながらである。

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尾根上部

さて、尾根北側の大斜面。ここも急な上に粘っこい雪でテレマークターンを華麗に、というわけには行かない。それどころか滑ったところから雪の塊が大きくなりつつ落ちてくるので、途中で止まると雪塊が上から直撃する可能性があり、ストップできない。急な斜面が3分の2ほど残っているが、一気に滑る。下に行くにつれ状態が良くなってきて、少しだけテレマークターンを交えることができた。

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何とか大斜面をクリア

女房を待つ。こわごわだが、着実に滑ってくる。よしよし。無事800mあたりの「どうまん平」に降りた。後はトラバースしつつ田茂木の小屋を経由して降りるだけだ。調子よく先行して待っていたら、だいぶ遅れて滑ってきた女房が途中で転倒したという。やはり後続者を肉眼で確認できるところで待たないとトラブルの元だ。私の方はというと、今日は無転倒。

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温井集落

下は暑くて汗だくだ。滑降はゆっくりペースだった割には約1時間、13時30分ころには車に戻ってしまった。スキーウェアは暑いので急いで撤収、着替える。その後、戸狩温泉望の湯の浴槽を独占して、帰路につく。暑いし、そのまま高速で帰るのも芸が無く思えて、しばらく下道を走る。いつのまにか菅平を越えて東部湯の丸から高速を使う。年度末で首都圏高速大渋滞であり、渋滞回避のため新しいルートを使うが、結局大宮で軽く夕飯をとって帰宅は21時近くになってしまった。

女房の転倒によるヒザ痛、しばらく癒えそうにない。春の粘っこい雪は怪我のもとである。私は4月5日にまた関田山脈の稜線ステップソールツアーをする予定だが、怪我だけは気をつけたい。

12.3.29nabekurayama
青:登行 赤:滑走
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3年ぶりだよ!全員集合

久しぶりに2人の子供を連れてゲレンデスキーに出かけた。
行き先は子供たちが小さな時から通っていた赤倉観光ホテルスキー場。
シャケが生まれた川を遡る原理と同じ。私も毎年シーズン初めにはここへ帰ってくるし、シーズン中も2度3度は訪れる。

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私のお古ウェアをそれぞれ着た子供たち

すっかり子供たちも大きく(20歳と15歳)なってしまい、親として面倒を見ることはなくなり、まったくほったらかしでいいのは楽だが、寂しい思いもする。彼らが小さかったころの思い出に必然的に浸ってしまう。リフト上などから観察していると、3年ぶりに滑る長男のパラレルターンが非常にきれいなのに驚く。かかとが固定されていないスキーを久しぶりに履いて、きれいに弧を描けるのには感心した。

AKAKANも全リフトを動かすのはこの3月最終週末まで。なのに日曜日には雪が降り積もった。とても3月末の湿った重い雪ではない。客がほとんど引けた日曜午後、ラストランはゲレンデ脇の薄いパウダーを子供と滑った。リフトの「いらっしゃいませおじさん」に今シーズンの感謝の言葉をかけたら、とても嬉しそうにしてくれた。寒い中リフト運行を管理してくれた彼らのおかげで、今シーズンもゲレンデでの練習を楽しむことができた。ありがとう、妙高。

次はいつ全員で滑れるだろうか?
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2年ぶりの夫婦スキー

女房とスキーをするのは2年ぶりである。1月に購入したウェアの特典として、妙高一帯のスキー場リフト券がペアで入手できていたので、土曜日夜は手前の長野で宿泊し、日曜日に一日ゲレンデで滑ることにした。次男はしばらくヒマなのだが、友人と遊ぶことを優先したので置いていく。

土曜日の夕方、さっそく首都高渋滞。練馬まで1時間近くかかってしまった。その後は順調に21時、松代のホテルに到着。初めて泊まったホテルだが、比較的安かった割にさまざまな点で立派なホテルだった。

日曜日に妙高に向かう。9時到着ですでにAKAKAN駐車場がほぼいっぱい近くになるくらい盛況だ。親子連れが多く、のどかだったけれど幼児連れには大変だった昔のゲレンデを思い出す。ここに通い始めてから20年近く、ずいぶんスキー場の景観も変わった。変わらないのは周辺の山の風景と昭和12年に建てられた赤倉観光ホテルだけだ。

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前山を従えた妙高山

この日はスカッと晴れていつも変わらない妙高山の雄姿がバッチリ。前日に新雪がうっすら降ったのか、雪質も上々。3月で雪質は全く期待していなかったのに、嬉しい誤算であった。前山に登るスキーヤー・ボーダーがリフト上から小さく見える。かなりの数が登っているように見えた。次回はしっかり準備して、比較的楽な山に女房を連れていきたいものだ。今シーズン中に一度行かれればいいが・・・

ゲレンデではチャンピオンBコースで学生のレースが行われていて(運営がスムーズでなくて選手の滑走をほとんど見られなかったので応援のしようもなかった)、一般スキーヤーが滑れるコースが限定され、おまけに日曜なので午前中は場所によってかなり混んでいたが、ホテル前のオークラスロープや、急斜面のチャンピオンAはガラガラ。特にチャンAのコブは未発達で、ちょっと雪が重めだったけれどいい感じで滑れた。コースを変えながら、女房に時々アドバイスして、自分は片足滑走やノーストック滑走などいろいろ試してみた。

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チャンピオンAコースはこのようにガラガラ
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お昼は「めいぷる」でスキー汁定食。やはりスキー汁はなくてはならないメニューである。

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食べかけスキー汁

午後になるとめっきり滑走者が減り、人を気にせず滑れるようになってきたが、脚も疲れてきた。3時に終了し、「ふれあい健康館」で地元の人々と風呂を浴び、素直に高速に乗って帰路につく。関越道がまたも激しく渋滞していたが、北関東道・東北道経由で渋滞なく20時40分に帰着。

2年前のエントリ記事を読み返したら、全く同じような天気、状況で女房と2人で滑っていたことがわかり、進歩のなさにちょっと驚く。
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なすぱで久しぶりの家族スキー

次男の高校受験が終わったので、急に思い立って家族3人でゲレンデスキーに出かけた。
女房が望むような、長男を含めての家族スキーはまだ先の話か?

子供たちが小さかったころは盛んに全員で出かけていたものだが、ここ数年はそんなこともなくなってしまった。ゲレンデスキーですら本当に久しぶりなので、まず持ち物の多さにクラクラする。スキー板やブーツは私のものを貸すしかない。

ゲレンデは第一候補をナスパとした。スキー専用ゲレンデの方がしばらくぶりにスキーをする女房と次男にとっては気持ちが楽だし、混み方もほどほどだろう。ありがたいことに一日中雪の予報だから、標高が低いナスパでも雪質はまあまあ良かろう。

ということで、日曜日の朝出かける。前橋インター近辺で若干の渋滞があったが、9時ころ現着。14時過ぎまで小さなスキー場でコマネズミのようにクルクル同じリフトを使っては滑る(いい加減に飽きる)。アイスバーンの上に新雪が乗っている状況で、決して楽しいスキーではないし、フードのないリフト上は風雪で激しく寒い。

まだ雪が激しく降る中で、温泉のリクエストが強まってきたので終了し、国道17号をかぐら方面に走って街道の湯に立ち寄る。すでに関越は渋滞始まっている。そのまま三国峠を越えて、群馬県の県道36号線、35号線、76号線を使って上武国道に出、国道354で館林まで逃げて、東北道に乗る。ラジオでは関越の渋滞が断続的に30km越えだとか50km近くだとか言っている。先週も凄かったけれど、この日も凄かった。下道は多少時間がかかるが快走できた。到着はほぼ20時30分。
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初めての東谷山

今回は初めての場所、かぐらスキー場と苗場スキー場の間にあって国道17号からアクセスという東谷山(1,554m)へ行ってきた。職場同僚の義兄が主宰のスキーヤーズプレイスのツアーに参加である。お初の場所、お初のメンバーに飛び入り。メンバーはガイド2名のほか、私も含めテレマーク4名(みな私より太板)、スプリットボード1名という計7人。

集合時刻が日曜朝早めなので、土曜日夜に湯沢町へ向かう。いくつか車中泊候補地はあったのだが、どこも現地偵察の結果適さず、最終的にかぐら・みつまたスキー場の田代ステーション前の駐車場にした。土曜日の営業が終わってからの降雪がやや多かったようだ。夜11時ころのの気温はマイナス10度。寒くて寝つきが悪い。しかも、夜明け前から重機の走り回る音に起きてしまい、やや睡眠不足。6時前に起床して、着替え・朝食(コンビニおにぎり)・トイレを済ませ、駐車場が混む前に集合場所にちょっと移動。

皆さんが到着して、いろいろトラブルもあって8時30分ころ登行開始。二居集落からトンネルの上の峠に至り、尾根沿いを登るのかと思いきや、林道と作業道を使って登った。林道なので斜度は緩く、作業道も若干斜度はあるがスムーズに登れる。ただし、先頭のラッセル者は大変だ。南面なので日が昇るにつれ雪が締まってくる上、ひざ下まで潜る。晴天になり、平標、神楽ヶ峰など周囲の山々がきれいに見える。

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休憩を2回入れて、最後に作業道から急な尾根をジグザグに登る。尾根の最後で先頭でラッセルし、緩やかな尾根に出た。ここからは山頂まで200mほど。汗をかいたが気温は低いようで体がすぐに冷えてくる。山頂到着は12時20分。別ルートで登ってきた2パーティくらいが山頂にいた。

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その後も続々とパーティが登ってくる。静かではなくなってくるので、13時近くから滑り始める。最初は急な北西斜面を滑降、雪が軽くていい感じだが、標高は高くない山なのですぐに雪が重く感じられるようになる。斜面が緩くなるときれいなターンもしにくい。後ろ脚が踏めなくて派手な転倒、さらに薮トラップ(穴など)があちこちにあり、久しぶりに片手でおさまらないほどコケた。沢状の地形をボトムまで滑り降り、あとはトレースがしっかりついた林間(トレースに乗るとスピード出すぎ。注意)を滑ると、いきなり国道のヘアピンカーブと廃屋が見える場所に出た。ここから降りることもできそうだが、国道沿いにある橋を渡り、国道の橋を下からくぐって狭い穴をくぐり、さらに国道沿いの雪溜まりを滑って貝掛温泉前に出た。到着14時05分。最後尾を待っている間に、苗場行きの路線バスが通り過ぎていった。

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ひと区間だけ乗る予定のバスはだいたい1時間待ちだが、上り車線に面したバス停が埋もれているので正確な時刻もわからない。リーダーのRyuさんがヒッチハイクして車を回収に行き、バスより少し早く出発地に着いた。ここで解散。

東谷山はアクセスが良くて、今回は晴天ということもあったがルートを間違える危険性も低いと感じた。湯沢近辺では、メジャーな山(神楽ヶ峰近辺・平標・巻機あたり)以外は尾根が狭くて急なところが多いと思っていたが、探せばリフトの機動力に頼らずに登って滑れるところもあるということを認識した。

私は「宿場の湯」で体を暖めて、苗場方向から三国峠を降りた。「スキーこどもの日」だからなのか、降雪後の晴天だったからなのか、それとも苗場でモーグル大会があったからなのか知らないが、国道17号を走っているとストレスを感じるし、関越も激しく渋滞しているということは17号も混むだろうということで、名胡桃から県道36号で渋川に出た。その後、前橋まで南下し、国道50号に乗るが、北関東道を使うと若干遠回り(佐野と栃木の間にジャンクションがある)になるのがイヤで避け、館林まで向かう。館林インターに乗る前に確か洗車場があったよな(塩カルで真っ白なのである)と思いつつ探しあぐね、インターから高速に乗ろうとしたら、「東北道事故渋滞で通過に80分」と出ている。思わず車線を変更してさらに下道を走り続けた。

結局、渋滞箇所より南下したら高速に乗ろうと思ったのだが、渡瀬川を渡り、利根川を越え、埼玉県に入ってしまった。幸手で夕食を食べ、自宅まで30Kmくらいのところで燃料を入れて洗車したら、下道走っても大して変わりはないと思うようになり、結局足立区の千住まで国道4号線で快適に走ってしまった。もうそのまま荒川沿いに南下して、木根川橋を渡れば到着だ。22時、無事到着。
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さらっさらパウダー・黒姫山

平日、たまたまスケジュールが合ったのでインフィールドのツアーに参加。

集合時刻が早めなので、前の晩にいつもの道の駅「しなの」で車中泊。12時02分に到着し、高速代は2,850円だった。到着時は降雪がなかったので安眠できるかと思いきや、寝ている間に15cmほど降ったようで、夜明けとともに重機が動いていて目が覚めてしまった。ウトウトしながら6時台に起床、準備をして、8時過ぎに黒姫高原のスキー場へ。中野君に聞くと、妙高はもっと降ったらしい。黒姫も降り続いているが、さほどでもないようだ。降り続く雪の向こうに太陽が見える。

今日は岐阜からのTさん、長野からのIさんと私の3名が参加。ともにテレマークで参加されており、人数が少ないのでメンバーが憶えられ、大人数の週末ツアーよりも雰囲気がいい。

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手前Tさん、後方Iさん

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まっさらな閉鎖コース

上部のリフトの運行を待って、9時30分ころ登行開始。最初の閉鎖されたコースを脇の樹林を絡めながら登る。少し前に気温が上がっているので、新雪の下にクラスト面がある。崩れなければいいが・・
閉鎖されたコースを登りきるのに1時間ちょっとかかった。かつてコースだったところに生えた木が雪の下になっておらず、閉鎖期間に生長したことがわかる。

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立派なブナの下で休憩

標高1,600mを越えて一本調子のやや急な斜面を登って行くと、少し晴れ間が見えてきた。雪も軽いし、メチャクチャ深いわけでもないし、好条件になってきた。

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明るくなってきた!

2,000mちょいの稜線に登りきったのは12時台後半。山頂も見えるほど視界が良くなった。
ここから長大な黒姫山の東尾根を滑る。

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稜線にて(向こうに見えるのが山頂)

最初は針葉樹の感覚が若干狭い急斜面。下のクラストが引っかかるのできれいなターンはできない。しかし、地形図で登山道の表示があるダケカンバやブナの間隔が広い部分になると、底付きもせず、気持ちよくテレマークターンが決まる。お手付き1回、止まった時のシリモチ1回程度(大転倒なし)で尾根を下りきる。滑走時間は1時間に満たないくらいだ。

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ガイド中野さん
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Tさん
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Iさん

900mくらいから斜度が緩くなって、林間をスキー場方面にトラバース。中野君のガイドは今日もドンピシャで、林間にある小沢のブリッジをピンポイントで発見、通過。全くといっていいほど苦労せずにゲレンデに出た。終了は14時。TさんもIさんも気持ちよくターンされていてうまい方々だったので、1時間で滑り降りてしまった。駐車場に置いたクルマには全く積雪なし。到着したら少し降ってきた。

Iさんとアスティ黒姫のお風呂に立ち寄って冷えた体を暖めて終了。早く山から降りられたので時間に余裕があり、宿を取らず帰宅することにした。長野では晴れていたが、東京に近づくにつれ雨から雪へ。何と黒姫よりも東京の方が降りが激しい。職場に忘れ物をしていたので一瞬職場にエース号で立ち寄って、20時過ぎに帰宅。

今シーズン、今まで雪に恵まれすぎである。
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パウダー・南地獄谷&妙高杉ノ原

先週に引き続き、インフィールドのツアーに参加。先週は降りすぎでゲレンデ外へ出られなかったが、今回はかなりよさそうだ。とはいえ、土曜日まで降り続いた雪はニュースで伝えられるように処理しきれないほどの量になっている。こんな時に遊ばせていただくのは申し訳ない。

土曜日から日曜日に日付が変わった直後、「道の駅しなの」に到着し、久しぶりの車中泊。後部座席のヒーターをしばらく入れ、窓ガラスを塞ぎ、一番厚手の羽毛シュラフに包まったらエース号の荷室ベッドでバタンキューである。

朝は時間に余裕があったのでのんびりと身支度して、杉ノ原スキー場で待つ。参加者は10名ほどだが、山スキーヤーが多めで、ボーダーも若干名。安曇野市から参加されたDさんご夫妻は、奥様の方と何年かぶりにお会いした。夫婦でツアー参加、うらやましい。

杉ノ原の第三高速リフトが動いたので、標高1,855mまで機械力で上がる。その後は「越後のすべり台」こと三田原山に登るコースだが、降ったばかりの雪が落ち着いていない上、大所帯のツアーなので最短ルートを迂回して1,600mまで下降し、しかるのちに沢を渡って三田原から東南方向に伸びる尾根に登り返した。これで稜線まで標高差700mのハイクアップである。先頭をメンバーで交替しながら登っていくが、先頭でふくらはぎレベルのラッセルすると5分もやると大汗である。
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高妻・乙妻を眺める

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登りで大汗

12時過ぎ、2,300mの外輪山稜線に立つ。シールを剥がして、北側の急斜面にドロップ。かつて雪が降る中を無理押しして滑り込んで、雪崩を誘発したことがある恐ろしい斜面だが、今回は比較的落ち着いていた。ボトムまでの約500mくらいを一人づつ滑るが、雄叫びが自然と出てしまうような爽快感だった。それにしても、山スキーヤーのぶっといロッカースキーやスノーボードのスピードの速いこと。浮力があるとああも違うのか・・

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久しぶりにこの場所から妙高山を見た

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絶叫斜面

しばらく南地獄谷の源頭部を滑り、シールを装着して光善寺池へトラバース気味に登る。雪で埋まった光善寺池でだいたい14時過ぎ。あとは尾根を滑り、天狗堂の小ピークを北側から回り込んだ。ボウル状の斜面はいままでと違ってガスっていて視界が利かない。まとまって滑りながら(10人以上がそれぞれのラインを取るのでコース取りが難しい)、しだいに前山の滝沢尾根にトラバース。ここまでのコース、あとでGPSのトラックデータを見るとドンピシャであった。さすがインフィールドの中野君である。

あとは滝沢尾根を標高1,000mまで滑り、左手の小沢を越えてアカカンのコースへ。何とかスキー場営業時間中にゲレンデ最下部に到着した。いい天気でいい雪質で最高のツアーだった。

この日は杉ノ原の知り合いの民宿に投宿。疲労した筋肉をもみほぐしながらサッカーのオリンピック予選を観戦。日本代表らしさがなく、アウェイ地獄にハマって何とか引き分けるかと思ったのだが・・

翌日、天気は快晴だが、午後からは雲が厚くなり、火曜日にかけて広範囲で雨らしい。午前中勝負ということで杉ノ原スキー場で一人練習。しばらくぶりに杉ノ原スキー場で滑ったが、こんなにリフトが少なかっただろうか?杉ノ原ゾーンは実質ゴンドラのみで最下部のリフトも1本しか動いていない。ゲレンデ上部にはゴンドラに平行するリフトが1本もない。三田原ゾーンも、高速第2と1,855mまで上がる第3リフトしか動いていない。高速第2リフトの下部は杉ノ原ゾーンとの連絡ペアリフトのみ。昔はだだっ広いゲレンデの反対側にはTバーだったかJバーだったかもあったと記憶しているが、既にパークに成り果てている。さすがプリンスというか、無駄でレトロなリフトはすべて撤去している。ただし、平日にも関わらずグルーミングは完璧である。

学生たちが休みなのか、それなりに人は出ているが、さすがに平日はガラガラである。ゴンドラに連続して2回乗ってから三田原ゾーンへ移動し、高速第3、第2を何度か高速で滑ったら疲れてきた。シャルマン火打で教わった基本を思い出しながらひたすら練習した。12時ちょっと前に昼食休憩、その後ゴンドラに1回乗って終了。苗名の湯に立ち寄って13時30分、帰路についた。

走りながら雲が厚くなってくるのがわかり、長野からパラパラ降られる。関越に乗ってからは帰りの洗車が不要なほどの雨が降った。17時帰着。次の連休は家庭の事情があり、出かけないつもり。
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豪雪・シャルマン

久しぶりに妙高にあるインフィールドのイベントに参加した。
シャルマン火打でパウダー講習&放山ツアーという企画だ。

折しも日本海側で激しい降雪が続いている。金曜日は上信越道が通行止めになるくらいの降りだ。シャルマンで沢山降るのはいいが、生活する人々にとっては災害そのもので、すでに迷惑な話だ。バックカントリーに行くにも、激しく降り続いている状態では困難である。

今回、シャルマンへのアプローチは中央道経由にした。豊科インターから糸魚川まで雪道国道147号・148号だが、そこは故郷の良く知った道なので、慎重に運転すれば大丈夫。そのかわり、運転時間が休憩含め6時間近くになってしまう。行きはよいが同じ道の帰りがつらかった。

豊科インター手前でチェーン規制のため車線を絞ってあり、3kmほどの軽い渋滞。その後は大町まで順調だったが、大町南部から、いかにも滑りそうなアイスバーンになる。佐野坂のスリップに気をつけて、白馬を通過、意外に降雪量は多くない感じ。だが小谷では激しく降られ、トンネルとシェードの連続を抜けたら糸魚川も激しく降っていた。上信越道の通行止めで大型トラックがみな148号に回ってきたらしく、結構交通量が多かった。

糸魚川のビジネスで前泊する。こんな豪雪の日は車中泊よりずっと快適で、シャルマンの一日券割引があったので予約しておいたのだ。糸魚川市内からならシャルマンまでは1時間かからない。

翌日、シャルマンの駐車場に9時に着いたら、センターハウスがなかった。というか、雪の壁でセンターハウスが隠されていた。過去にも来たことはあるが、こんなハイシーズンに来たことはなかったような気がする。すごい積雪量で、5m超えているらしい。

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駐車場。クルマの前にある雪壁の向こうにセンターハウスがあります。

イベントに参加したのはテレマーカー9名。今までお会いしたことのない人たちだが、すぐに打ち解けた。この日はテレマークターンの総チェック。滑り方を少し変えたら、何だかスキーが走る。午後はうねりもできてきたので、走るスキーを抑え込むのが難しい。今回の収穫はターン前半(というか、ターンをフォールラインを向いた瞬間で分けるとすれば後半)。

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非圧雪バーンが圧倒的なシャルマン火打。非常に個性的なスキー場である。

この日は一日中激しく降り続き、受講者も多いため、待ち時間が寒かった。一人で滑る時と違い汗は全くかかないので、もっと暖かい格好をすべきだった。

翌日、ちょっとノドの調子がおかしい感じ。この日は放山へのツアーだが、ゲレンデトップから直下の窪地へ滑り込んだところで登行を中止した。雪が落ち着かない上、昨日よりも重い雪で、風も強く視界も悪い。

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ツアーは約300mで終了。シールを貼ってゲレンデに戻る。

ゲレンデに戻って再び講習。一日滑りまくって、若干いい手応えをつかんで終了した。
帰路、高速を使わず往路と同じ道を選択したのは、関越合流後の渋滞が予想されたのと、松本で幼いころから食べているソウルフード、「たけしやのやきそば」を食べたかったからだが、運転しながらノドの調子がだんだん悪くなるのに戦々恐々としていた。インフルエンザでなければいいが・・

木崎湖近くでいつものような渋滞があったが、後は順調に松本に8時ころ到着。能生から3時間30分もかかってしまった。「たけしや南店」の焼きそばはなんだか麺が変わったようで、いまひとつだった。市街地の本店も去年食べたら味が変わっていたので、ちょっとガッカリだ。

塩尻北インターから高速に乗り、全く渋滞無く11時に帰宅。運転のしすぎで耳鳴りがした。
翌日、恐る恐る医者に行ったらインフルエンザは陰性だった。ホッとしたが、昨年6月に受診した時とほとんど同じ症状の風邪だ。1年で2度も同じような風邪にかかるとは、迂闊である。
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なすぱで3時間

単独で日帰りスキー。ここんとこ寒波が弱まって日本海側の降雪がなく、山に行くには最悪の雪質なのでゲレンデ練習とした。行くなら湯沢方面か東北道方面だが、関越の渋滞予想が軽めなので湯沢のナスパスキーガーデンにする。

やや遅めに7時前出発、外環まで雨だったが北上するにつれて止んだ。

ナスパ到着が9時過ぎ、13時まで有効な午前券を買って9時30分から滑走開始。
ピステンがかかっていて快適だが、雪質は前日の雨のため重い。

単独練習は集中力の面でも寂しさの面でも3時間が限度と思っているので、ガンガン滑る。小規模なスキー場(スキーオンリー)だが、クワッドリフトが2本あるので滑る回数はかなり多くなる。

11時過ぎて小腹が減ったので、早めのお昼とする。けんちん汁の食堂に入って、おにぎりとけんちん汁の大盛セット(800円)を食し、食休みもろくに取らずに後半の滑走開始。

こんな小さなファミリーゲレンデなのにテレマーカーが2組。1組は男性3人組のようで、もう1組は男女のペア。後者のペアはそれぞれ力量に応じて滑っているようで、男性の方とリフトで乗り合わせて少し会話したら、一緒に滑ってくれることになった。単独で来ている私としては大変あり難い申し出。何本かご一緒して、12時を回ったころ、別れた。

もう雪もグサグサで春スキーのようになり、ギャップもでき始めたので13時ギリギリまで滑ることはせず、終わりとする。

そのまままっすぐ帰って15時ころ帰宅。いつものように軽油を補給して洗車して帰ってきたら、大相撲千秋楽の幕下優勝決定戦を見逃した。佐久間山が優勝したらしい。8人のトーナメントだから、3連勝したということだ。凄い。

十両は千代大龍の優勝、だが相撲内容はより向上させる必要あり。幕内では、豊真将ラッキーな勝ちだが負け越し、栃乃若勝ち越したが安美錦のうまさに勝てず、把瑠都は白鵬に負け全勝優勝ならず。白鵬としては負けるわけには行かない一番。

来場所(三月大阪場所)では、関脇に鶴竜・安美錦、小結に栃乃若・妙義竜か?だとすると両小結に激しく期待したい。
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おニューウェアは快適

日帰りなので渋滞とチェーン規制のない中央道方面に向かった。

人工雪のスキー場は長い時間滑れないので、3時間ちょっとの滑走。一日券が割高でちょっともったいない。10時から13時過ぎまでほとんど休まず練習した。硬いバーンと削られた雪溜まりが交互に出てきて次第に滑りにくくなっていった。

先頃買ったウェアは暖かくて良かった。今までのウェアだったら腰からすきま風が入って耐えられなかっただろう。ゲレンデトップは1500mを越えていて、強い北西風もあったのだが、全く気にならなかった。首回りのつくりも最近のウェアは優れている。上下のカラーコーディネートも、日の光の下で見てなかなか気に入った。


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晴天率が高い場所だが、八ケ岳には雪雲

テレマーカーは1組ほど。ひと組はここをベースとするスクールレッスンだった。その主宰の方からリフトで声をかけられ、1回だけ一緒にリフトに乗った。その他にも3人組のテレマーカーがいた。

13時30分に撤収して、八ケ岳山麓の蕎麦屋「おっこと亭」に行って昼食、道の駅まで降りて信州リンゴを買って高速に乗った。もうそろそろ東京で売っているリンゴはぼけ始めていて許し難い。


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相撲中継を聞きながら夕方帰着。
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久しぶりにウェアを買う

半月ほど逡巡してきたが、気分転換のためにスキーウェア上下を買ってしまった。私としては久々に大きな買い物だ。確か今まで使っていたスキーウェアのジャケットは10シーズン目のはずだ。年末の妙高、正月の会津高畑で雪に降りこめられてジャケットはびしょぬれ、特に高畑では一人だっただけに、悲しくも寒いゲレンデスキーだった。

まだ撥水剤を使えば大丈夫と思ったのだが、そんな弥縫策では厳しそう。おそらく5〜6シーズン目のパンツも最近体重が増えたせいかお尻が・・それだけでなく、股上が浅めで腰が寒い。最初はジャケットだけと考えたのだが、結論は上下セットで新規購入となった。

最近、山へ滑りに行くことも減ってきているので、最初は一般的なゲレンデスキーヤーが着る、中綿入りの上下セットウェアにしてしまおうかと考えた。でも、どうせならちゃんと山でも使えて、ゲレンデでも暖かい(レイヤリングの効果がある、という意味で)のがいいなと考えた。

そうだ、最近円高ドル安ユーロ安だった!と正月に考え直して日本に代理店のない海外メーカーのウェブサイトから直接購入、という手だても思い浮かんだ。どうせなら周りでだれも着てないやつ・・ってんで、つい2日ほど前まで真剣に考えていたのが、ノルウェーの
Norrønaというメーカー。パンツがビブタイプで、ジャケットもよさげ。何より色合いのセンスが抜群にいい。同じ北欧のホグロフスやピークパフォーマンスやSOSよりカッコいいんじゃないかと思った。上下セットで、ユーロ圏でかかる関税が抜かれた表示で800ユーロちょい(ユーロ圏だと1000ユーロ超)。ゴアテックスのプロシェル仕様にしては安い!

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このビブのこの色が気に入った。チョイ細身のデザインの女性Lサイズも行けそうな感じ。

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上のビブと組み合わせるなら同じシリーズのプロシェル3レイヤーか・・

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別のシリーズだけど色味がよくサイズもあるこちらのソフト・ハードのハイブリッドシェルか

そこでちょっと立ち止まった。残念ながら生地の質感がわからない。ポケットがどんな形状で、ジャケットの内側に山行中有効なポケットがどれだけあるかもわからない。とりわけ、ジャケットの内側にシールを収納できるメッシュポケットがあるかないかは私にとって重要な問題。ウェブカタログではまったくわからない。海外の通販ショップでのユーザーインプレッションなども読んだが、かゆいところに手が届かない(ちなみに、ノルウェー語は読めません)。

さらに、関税である。昨年、自転車ウェアの額面が安いからとイギリス経由で数着買って、値段の割に関税がかなり高かったのを思い出した。何パーセントだったかまで思い出せないが、本体価格×0.6×0.1程度(衣料品はだいたいこんな式ではじき出されるそうだ)では済まなかったような感覚がある。このままクリックしては危険。

もちろん、年末年始に神田辺りでウェアの偵察はしてあった。値段の高い安いを無視すると、やはり一番私の要求に沿っているのはパタゴニアだ(いままでのくたびれたウェアもパタゴニア)。他のメーカーはさんざん見たけど、残念ながら私のストライクゾーンに入ってこない。最近ゴアテックスに転向したパタゴニア社のポリシーが奈辺にあるのか理解できないうえ、カラーリングなどはあんまり好きになれないが、パウダーボウルジャケット&パンツがいいみたい。どこのメーカーよりも完成されていると思う。ポケットの位置、キーループ、ジャケット内側のシール収納が可能なポケット、スリムフィットもあるパンツ、上下のジョイント機構などなど。アフターメンテナンスの点でも個人輸入よりもはるかに安心である。

ちょっとここんとこ仕事絡みで不愉快なことがあったので、買い物でごまかすことにして、お買い物袋持参で神田パタゴニアへ。試着の後めでたく購入。買ったからといってスキーがうまくなるわけでもないし、気分がずっと高揚し続けるわけでもないし、どのくらい快適になるのかは雪のあるところへ行ってみないとわからないが、心が浮つくことはなくなった。
キャンペーンで妙高のスキー場のチケット引換券を2枚も貰っちまった。近々行かねば。

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こんな色合いの組み合わせにしました。今までにない色にチャレンジ
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スキーにはなるべく金をかけないで行きたかったんだが・・弱い私。
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大荒れの会津高畑スキー場

日本海側の天候が大荒れの日、朝から東北道を北上した。
西那須野インターを降りたらチラホラと雪が舞い始め、塩原温泉からは本格的な降りだ。路面は真っ白な圧雪路になり、山越えがかなり手ごわくなった。こんなに手前から路面に雪があるのは高畑通いの中で初めてだ。福島県に入るとさらに激しい降りで、視界も悪い。慎重に運転してさらに山を越え、高畑スキー場に着いたのは11時過ぎ。ゲレンデは猛吹雪でスキーセンター前の斜面もよく見えない。

猛吹雪だろうが何だろうが、4時間近くかけてたどり着いたのだから滑らねば!
とりあえずスキーセンターで昼食を摂り、2,000円の午後券を買って12時きっかりからリフトに乗った。4本のリフトのうち、上部のリフトは乗っているだけで凍えそう。高畑のリフトは全てペアリフトでフードもない。上部リフトは強風で早く停止した。

それでも、東北道方面の比較的首都圏に近いゲレンデでは一番のお気に入りだ。スキーヤーオンリーを貫く姿勢、そこに集まる東北南部、関東一円のスキーヤーのレベルの高さなど、毎シーズン必ず訪れたくなる。

三が日も明け、さらに大荒れの天候だけに、ゲレンデの人口密度は著しく低い。ほとんどプライベートゲレンデの状況。全コース未圧雪だったので、ゲレンデパウダー滑り放題である(ボーダーがいないのでゲレパウを滑れる時間も長い)。パウダーを滑りに来たのではなく、練習するためにこのゲレンデに来たのに、全く練習などする気が湧かない。リフト終了の16時まで滑りまくった。テレマークで滑っていたのは他にスピードコントロールができず暴走している一人がいただけなので目立ったせいか、帰りしなにリフトの係員に挨拶されてしまった。それにしても、10年近くも着続けているスキーウェアが雪で真っ白。撥水性も落ちているのでビショビショ。新しいスキーウェア欲しい。ノルウェーのメーカーでいい色のウェアがあるのだが、個人輸入で買わないと手に入れられない。しかも最近スキー滑走日数が減っているし、SUPボードも近々来るし・・思案のしどころ。

さて、一人寂しく本日の宿、「温泉民宿ももたろう」にたどり着く。大きな風呂に入り、たらふく夕食を食べ、炬燵に入って暖まっていると疲れ果てて沈没。夜に福島県中通り地方で余震が頻繁に起こったが、なぜか南会津町では揺れを全く感じなかった。会津地方は大地震以降、観光客がめっきり減って風評被害に遭っているようだ。

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質素だが美味しかった民宿の膳

翌朝、予報に反して降雪があったが、9時から高畑スキー場で滑り始めたらだんだん雪が止んできた。スキーヤー密度はやはり低いので、午前券で十分だ。12時まで滑りまくる。この日はピステンが入っていたので、未圧雪と圧雪コースをほぼ交互に滑る。圧雪コースではもちろん練習だ。日頃のスケートの成果か、片足滑走がだいぶ滑らかになってきた。上級アルペンスキーヤーの滑りをリフト上から見ていても刺激があり、練習のアイディアが湧いてくる。

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ブルーコース中腹から(ほとんどスキーヤーが見えない)

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つかの間の晴れ間(雲が流れるのが速く、昼過ぎからはまた雪)

4時間みっちり滑って、スキーセンターで昼食を摂り、帰路につく。木賊温泉の共同浴場で体を暖めようとしたが、14時30分から入浴可、の張り紙があり断念、峠を越えて湯ノ花温泉の共同浴場に向かうが、湯ノ花の浴場はチケット制に変わっており、近所の民宿で尋ねるがチケット買えず、集落の別の共同湯に行き、ようやく200円の入浴チケットを購入して一人暖まる。入ることができた「弘法の湯」はぬるめで快適。

雪が解けかかった南会津町、塩原町の国道を快調に走り、そのまま東北道に乗って18時帰着。
やはり会津高畑はいいスキー場だ。80kmの雪の3ケタ山坂国道で2つの山越えをしなければならない面倒さを差し引いても行く価値はある。晴れ間にうっすら見えた会津駒、三つ岩岳、窓明山や燧ケ岳に久しぶりに行って見たくなった。
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初滑り合宿

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クリスマス寒波で大雪のはずなのに、24日午前中はなぜかスカッと晴れた。朝、上信越道から久しぶりに妙高山が真正面に見えた時は普段より山が大きく見え、ちょっと感動的だった。

世間的には3連休でドカ雪も降って日本海側のスキー場がオープンしたので、待ちかまえていた人々が繰り出したはずだが、私が出かけた連休中日の午後からはだんだん空いてくるような感じがした。日曜日はゲレンデを変えたが、午前中からスカスカで、つい飛ばして滑り過ぎてしまった。

滑りの方は、もうテレマーク始めて15シーズンほどなので、急速に進歩したり新たな発見があるわけではないが、確認作業としてさまざまなことを試しながら、コブコブ急斜面からまったりフラット、コース脇パウダーまでさまざまな斜面を滑る。2日間で太ももの筋肉が悲鳴を上げる。

今年は自転車とかスケートとか下半身もそれなりには使ってきたはずだが、やはり使う筋肉が違う。強いていえば登山の降りで使う筋肉あたりが酷使される。ともにエッジを使うスケートはエッジに乗り込んでバランスをとる、ということにおいては共通点があり、一本脚でスキーを操作することが昨年よりもさらに楽になった。それでもスケートと使う筋肉はだいぶ違う。午後になると縦方向のコブができるため、コブを横切る際のバランスをとるのに太ももの筋肉が消費される。これは下山時転ばないようにバランスをとる(体をストップさせる)筋肉と同じである。

アフタースキーは温泉と美味しい食事とフィギュアスケート観戦。

帰りに小布施PAで美味しいリンゴを買って、渋滞無く順調に帰宅。

昨シーズンはそろそろ山へ滑りに行こうかと思っていた矢先に震災が起こってしまった(滑走日数わずか5日!)。今年も2月くらいまではボチボチゲレンデを中心に練習するつもりだが、できれば会津高畑スキー場には必ず出かけたいと思っている。
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近況

4月に入っても外遊びがめっきり減っている。日曜日など、選挙も続いて出かけない週末が圧倒的。でも知人のフラメンコ発表会など見に行って充実した休日は過ごしている。震災被害者に比べれば天国のような、申し訳なくもありがたい日々である。

例年だったら春山スキーに出かけるところだが、なんだか今シーズンは大地震以後気持ちの上でスキーは終了してしまって、雪山が恋しくない。毎年出かけていた連休明けの代休で乗鞍や燧ケ岳などに行かれれば最高だが、今年は連休に仕事が入らず、カレンダー通りの休日になってしまったために代休もない。例年に比べて人出は少なかろうが、やはりそこは大型連休でどこに行っても人だらけだろう。ってなことを考えていたら、先日火打山は高谷池ヒュッテの便所掘りボランティアの方がスキーで下山中に日の当たらない西面のアイスバーンで滑落して一人死亡、一人大けがという情報を知った。ご冥福と早い回復を祈りたい。まだまだ斜面によっては雪面は硬く、例年よりも高山帯では春の訪れが遅いようだ。気合が入らないまま山に行っても手痛いしっぺ返しを喰らいそうな気がする。

しっぺ返しといえば、先日スケートに行って恥ずかしいコケ方をして右足首を捻挫してしまった。屋内の氷だって油断していれば痛いプレゼントをくれる。軽い捻挫なので歩行に支障はないが、階段の上り下りの時に痛い。さらにライト級のぎっくり腰もスケートの前日にやってしまった。こちらは大事には至らず今はほぼ解消している。極端に体組成計の数値が悪くなっているわけではないが、運動不足の負のスパイラルの入り口だ。

海も、千葉外房は地震・津波が起こった時のことを考えるとまだ敬遠したい。ウェイブスキーは棚上げ状態。カヤックで内房か三浦ならまだしもだが、東大地震研が言うようにまだ関東地方でマグニチュード7クラスの余震の可能性があるというのでは腰が引ける。いま行くなら西伊豆だが、ちと遠い上に連休中は渋滞地獄必至。西日本へ遠征するには休みが少なすぎ。

八方ふさがりな感じがするが、タダでは転ばない(転んでないけど・・あっ、スケートで転んだか・・)。自転車があるではないか。

10年間ずっとノーマル仕様だった2001年モデルのフォールディングバイクBD-1に、今さらながら少し手を入れ始めた。ハンドルグリップ(エルゴン)、ペダル(ミカシマ)、サドル交換(スペシャライズド)、前後サスペンション(サイクルハウスしぶや)の交換をして、ライト類を補強し、ちょっとしたポタリングなら快適になってきた。都内の走行なら連休中でも交通量が減って最高だ。そろそろタイヤ、チューブ、リムテープも交換したいが、まだ使えそうなのでもうしばらく使うつもり。BD-1を電車にのっけて、ものすごく久しぶりに輪行ってのもいいかもしれない。

自転車に手を入れ始めると止めどない物欲魔王が憑依することもわかった。BD-1はまだできればハブ・リムなどの足回り交換や変速9速化くらいはしたくなっている。原形をとどめないような、あるいは完成車がもう1台買えるほど湯水のように金をつぎ込む改造はするつもりがない。所詮小径車は小径車で、いくらスピードを追求してもロードレーサーにかなうはずもない。長距離もつかれるし。輪行するにしても、電車から降りてちょこちょこ観光するような走りを前提にすれば、結局小径車には「分相応」な改造しかできない、と思っている。

ということで、700cのタイヤを履いた自転車が無性に欲しくなってきた。かつてはFELTのクロスバイクも乗っていたのだが、息子の往復40kmの通学用に譲ったら盗まれてしまった。今度はもっと旅指向の自転車が欲しい。

ということでつらつら考えて出た結論は、スポルティーフ車である。ランドナーというタイプのツーリング自転車があるが、そこまでヘビーなものは追求しない。キャンプ道具を一式持ってロングツーリングをするのを目的とはせず、もう大人なので宿泊施設を利用してせいぜい1泊か2泊の自転車ツーリングがいい。スポルティーフはランドナー的な旅指向の自転車だが、ロードレーサー並の大きくて細いタイヤを履き、スピードが出せる快走車である。帆布製フロントバッグとサドルバッグ程度を装着し、身軽に速く移動できる。

フレームは今風ロードレーサーのようなアルミorカーボンのスローピングフレーム・ハデハデ塗装ではなく、単色塗装とメッキのシンプルなクロモリフレーム。トップチューブがホリゾンタルで、細身のシルエットがレトロで美しく、帆布製バッグが似合う。雑誌で見て惚れ込んでしまった。

素人なのでまずは完成車を探しだし、
近所のスポーツ自転車専門店で相談してみる。スポルティーフ、と言ったら店主の反応がグッと変わったのが見て取れた。調べた完成車の値段を告げたら、セミオーダーでもそのくらいの値段でできる、という。え?セミオーダー?地獄へのお誘いとも言える甘い言葉である。私だけの自転車・・・そんなことをしてしまっていいのだろうか?

結局、考えた末にセミオーダーに踏み込む。フレームは体のサイズを測った上で埼玉の
ロイヤルノートンのスタンダードフレームに決定。フレームカラー(キャンディオレンジ)を指定する。ビンテージパーツには全く詳しくないこちらからの注文は、

○こんな時期なので、極力日本のパーツメーカーのもので組み上げる。ベースはシマノ105クラス。日東、タンゲ、ミカシマ、スギノ、本所などのパーツで。
○現在製造・流通しているパーツで組む。スポルティーフなので走行性能優先だが、変速レバーはWレバー(レバーだけはシマノの、なな何と最高級コンポ・デュラエースになる予定)で手元変速にはしない。
○輪行ができるよう分解可能な構成に。前後フェンダーは分割式。

というものにした。まもなく店主からメールが届き、添付ファイルで部品構成と見積もりが明らかになった。完全にレトロな風貌ではないが、素人の私には十分すぎるくらいのパーツだ。見積額も予算を少々超え、かなりいい値段になってきた。それでもフロントバッグをはじめ、サイクリングに必要なグッズは計上されていない。うーん、危険水域だなと思いつつも、安物パーツで後悔はしたくないし、これが多少でも日本のモノづくりに貢献できればというこじつけで自分を納得させる。

納期は約1ヶ月後。フレームの在庫はあるそうなので塗装さえ済めば組み上げは早くなるかもしれない。それでも完成は連休明けになることが確実だが、すぐ近くの荒川サイクリングロードから走り始めようと思っている。帆布製のフロントバッグ、値が張るがこれもオーダー、という手がある。最初はオーストリッチ(これも足立区)の安めのものにしておくか、浅草や吉祥寺のオーダーバッグを発注するか?少しじっくり考えたい。あー、想像するのって楽しいなぁ・・

ということで、近況は自転車のことばかり考える毎日である。
おっと、大相撲五月技量審査場所も見捨てずに観戦に行かなくては!
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平日・会津高畑スキー

朝がたの豪雨をついて東北道方面に向かう。

栃木県の上河内サービスエリアでもまだ強い雨。吐月工房氏と合流して会津高畑スキー場に向かう。塩原温泉を抜けたら雨が止み、福島県に入ると雪がちらほら。

9時過ぎに会津高畑スキー場に到着して、一日券で滑る。雪面は圧雪がかけられていたが、冷え込みで表面がクラストしていてちょっと滑りにくい。山頂に向かうリフト上では強風に煽られて寒い。

平日なので滑っているスキーヤーも少なく、ひたすら練習する。
午前中に一渡りコースを滑り、特に無料ポールコースで制限滑走の練習。寒いのでトイレが近くなる。

スキーヤーは数えるほど

午後は降雪と風が強まる中、風の強いゲレンデ上部を避けて下部のやや緩んだ雪で滑るが、しだいに雪面が掘れてきていて足を取られそうになる。

高畑スキー場正面の斜面

3時まで滑り、いいかげん脚にきたところで終了。

木賊温泉の共同浴場(300円)で体を暖め、塩原温泉へは抜けず日光に南下して、杉並木の街道を走って鹿沼から東北道に乗った。

ぞろ目達成

そろそろゲレンデ外へも行きたい季節になってきた。悪雪克服がパウダー滑走よりも課題である。
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また平日スキー

先週に引き続き、平日スキーに行ってきた。
今回は片品村のかたしな高原スキー場。スキーオンリーのどこかレトロなゲレンデだ。
午前中若干雪が舞い、風も強めだったがだんだんいいコンディションになってきた。

当然先週のようなパウダーはなく、グルーミングされたやや固めのバーンで朝9時前から午後2時まできっちり滑ってきた。ここのところ2日間カンヅメ仕事だったので開放感あり。

スキーの技術は子供のころから身に染みついてしまっているので、いまさら何が進歩するとか何ができたとかいうことは特段ないのだが、ハイスピードテレマークターンで足の外反・内反を意識して滑る。上半身の先行動作があるとキレのあるターンになる。しかしテレマークターンでは本当にキレキレのターンはできないし、できたところで山の中で有効な技術とはいえない。そこそこにする。

あとは、スケートのワンフットの応用でスキーでも一本足滑りを何度か試してみる。
ちょっと前まではなかなかアウトエッジに乗りきれていなかったが、最近はスケート効果で楽にアウトエッジが入っていく。これもあまりやり過ぎは禁物。

スキーがうまくなるにはスケートが有効、ということが証明された。同行の吐月工房氏もスケート効果をかなり強く実感されていた。

「ささの湯」で風呂に入り、体を暖めてから大間々経由で館林インターから東北道で7時帰着。
今回はカメラを忘れた・・・
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午前中パウダー

平日夕方から外せない用事があったので、午前中勝負で湯沢のNASPAへ滑りに行った。今シーズンやっと3日目の滑走。
朝5時に自宅を出発し、7時過ぎに赤城高原で朝食、吐月工房氏と合流して8時過ぎにNASPA到着。まだリフト運行開始までわずかに時間があるのでガラガラである。

12時過ぎには止めて帰路につかないと間に合わないので、ランチ券付き午前券(3,500円)を購入、滑り始める。雪が降っていてゲレンデトップでは風も強く、寒さがきつい。

最初に動き始めたリフトからのコースは圧雪バーンの隣にスネほどの深さのパウダーが残っていたので一本目からそこへ突っ込む。軽くて滑りやすい!湯沢の中でも駅に近くて標高が低いこのスキー場でも軽いのだから、ハイシーズン真っ只中、ということか。以後もパウダー独占状態となった。

リフトはわずか5本のこぢんまりしたこのスキー場には初めて来たが、インターから近く、スキーオンリーだし平日はなかなかいい練習になるだろうと思ったのだが、のっけからパウダー独占状態では練習そっちのけになってしまう。平日で客も少ないのでリフトは全て一斉には動かさず少しずつ開放されていったが、何本か同じリフトに乗って満足する程度にパウダーを滑ってから次のリフトへ移動するパターンなので飽きが来なくてよかった。ところによってはくるぶし程度の深さ、平均的にはスネ、そして38度の壁を一回だけ滑ったがそこはひざ上で、縦に落ちていかないとスキーが止まってしまうくらいだった。

11時過ぎに最後に残されたパウダーコースが開放されていて何本か滑り終えたら、疲労感と空腹感が強まり体も冷えたので早い昼食がてら休憩。それまで8時30分から3時間近く休みなしで滑ってきたのでホッとする。昼食後、2本だけ滑って終了。平日の3時間ちょっとの滑走は十分すぎるほどだ。

吐月工房氏とは現地で解散してまっすぐ高速で帰路につく。何とか16時までに帰宅できた。
カメラは持っていったが雪と風で写せるような状況ではなかった。
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初滑り

どうも今年はスキーに対するモチベーションが上がらない。日本のスキー史100年の節目の年なのに・・・いろいろ要因はある。雪がなかなか降らない、海に比べて遠距離移動をしなくてはならない、お金がかかる、スキーはスキーでもウェイブスキーに興味関心が強くなってしまった・・etc.

それでも年内に初滑りをしにいった。スキー100年の一方、私自身もスキーを始めて40年なのだ。もちろん毎年スキーをしていたわけではなく、最初の年の骨折後2年間、部活にいそしんでいた中学の3年間、大学の時も1,2年はブランクがあるはずで、社会人になってからもテレマークを始めるまでの数年間はスキーを履かない年があった。トータルで10年くらいはスキーをシーズン中全く履かなかった年があるはず。でもスキーという「履物」(どこからの受け売りですが、ちなみにスノーボード「乗り物」です)を初めて体験してから40年なのだ。節目の年はやはり滑らないと・・

ということで初滑りは例年の「かぐら・みつまた」ではなく、妙高アカカンになった。例によって吐月工房氏たちと一緒、今年は総勢11名である。

上部は粉雪、下部は曇り

降りたての雪が味方してくれたのか、25日の午前中はいきなり最上部のホテルCからAコースで。もうちょっとウォーミングアップした方がいいに決まっているが、新雪滑降の魅力には勝てず、コブ斜面の脇のガサガサした新雪に突っ込んだ。

午後からは地道に練習。スケートで一本脚滑走ができるようになってきたので、スキーでも、と思い緩斜面で片脚づつウネウネを繰り返す。外エッジに乗る感覚は例年よりも研ぎ澄まされているが、あまりやり過ぎると変なクセがつくのでそこそこにしておく。他にも左ターンの目線に甘さがある。途中で左右ターンの違いに気づいて修正。

夜は昨年と同じくフィギュアスケートの女子ショートプログラムを観戦して盛り上がる。シニア大会で活躍する選手の他に初めて見るジュニア選手の層の厚いこと。私の好きな武田奈也さんは出場せず、がっかり。

二日目、太もも前部、側部に筋肉痛を抱えながら滑走。初滑りではだいたい筋肉痛ロボになるのだが、例年は「かぐら」のアイスバーンでつくられる筋肉痛で、今年は少雪の中でのコースのうねりに耐える中での筋肉痛だ。どっちも結局スキーを滑らす時に使う筋肉の疲労ではなく、見えにくいギャップで耐える筋肉の疲労であり、結局のところ同じなのだがそれにしても辛い。

時々休みながらも集中力は途切れがちで、14時30分には完全に切れた。温泉に入って少しもみほぐし、帰路につく。まだまだシーズンが本格的に始まってはいないと世間の皆さんが考えているためか、渋滞はほとんどなく、下道を使うこともないままに帰宅。フィギュアスケート日本選手権女子フリーのクライマックスをテレビ観戦することができた。

それにしてももう少し降ってもらわないとあれではフラットなバーンにはほど遠い。ピステンもかけられないくらいの雪の薄さだし・・・
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乗鞍岳で会心のターン

今シーズンようやく4回目のバックカントリー。今シーズンはすべて日帰りで、しかもちょっと少なかった・・
で、シーズンラストに選んだのは乗鞍岳。今回は土曜日に年休をとり、乗鞍行きでは初めてインフィールドのツアーに一日だけ申し込んだ。一人で広大な乗鞍を滑るには寂しすぎるから・・

金曜夜に自宅を出て鈴蘭の観光センター駐車場で車中泊。到着直前にキツネが車の前を横切り、もう少しではねるところだった。身支度して7時台に三本滝駐車場へ上がったら、すでに駐車場の舗装部分はほぼいっぱい。なんとか駐車場所を確保してインフィールドの中野君たちを待つ。

朝一番のバスは結局4台になった。快晴なのでスキーヤー・ボーダーが大挙して来ている。位が原山荘で管理人の六辻さんに挨拶して出発。バスから吐き出されたスキーヤー・ボーダーがほぼ全員、肩の小屋方面を目指すので、砂糖の山に群がるアリの行列が延々と続いているように見える。皆さんの狙いはまず剣が峰と蚕玉岳鞍部からの最長雪渓か、朝日岳の雪渓であろう。我々の狙いはそのメインルートを外してあまり人の来ないルートを滑ることにある。

すごい人数

剣が峰

今回の板はシャクサン。もう何年も使い込んでいるが、バスへの板の積み込みや最後のツアーコースの汚れ腐れ雪を考えると新しいワールドピステはもったいない。

乗鞍岳に来るといつも悩まされるのが、標高2600m以上での息切れ。歩く距離は短いのだが、バスで一気に登って歩き始める上、標高が高くて酸素が薄いせいか、今までは息が上がっていた。しかし、なぜかこの日は息が切れない。非常に調子がいい。歩きながら思いついたのは、前夜着ということと毎週のスケート。スケートで確実に脚力はアップしているはずであり、心肺機能も少しは上がっているのかもしれない。

蚕玉岳のエビノシッポ

別のアングルから剣が峰

前日雪が降ったので、新雪とザラメが入り交じっている。新雪部分は標高が高くなると固く凍った状態。朝日岳直下で滑落するテレマーカーもおり(これはシール登行があまり上手くない人かもしれぬ)、なるべく柔らかい部分を選んで登った。雪面に小さなエビノシッポが無数に生えており、
まるでマイタケを踏みながら歩いているようだ。

マイタケ雪面

マイタケはこういう感じ

さて、その後のルートはシークレットである。あまり今後多くの人に来てもらいたくはないルートであるが、一本目は風裏のうっすら新雪、初めカリカリ、中から下はチョー快適できれいにテレマークターンが決まる。その後凍った雪面をキックステップで極めたピークからの滑降へ。これは誰も滑っていない、
パリパリ焼きギョーザ羽根のようなフィルムクラストのシャリシャリバーンで、その気になれば標高差400m近く最高のターンを繰り返すことができる。悔いなきよう、しっかり400m滑っておいた。その後シュートを詰め、ラストは2800mから位が原への大滑降。これまた数本のシュプールはあったが全然荒らされていない最高の急斜面。

その1

その2

昼下がりに雲が・・

シュートを登る

山頂にも雲が・・

北アルプス北部を遠望

穂高連峰と槍ケ岳(雲の向う)

最後の斜面

シュプールでギタギタになった位が原に到着したのが午後3時近く。午前中山頂近くに大挙していたスキーヤー・ボーダーたちは下山してしまったようだ。それが証拠に最長雪渓は夕方のゲレンデ状態となっている。ここで山荘に宿泊してもう一日シークレットコースを攻める中野君たちと別れ、一人ツアーコースへ。最後の大斜面を滑っていた頃、ツアーコースの最初の急斜面あたりに救助ヘリがきていた。誰かケガをしてヘリを呼んだに違いない。一人でケガなどしたら目も当てられないので、コブ斜面になった細いツアーコースをアルペンターンで滑っていく。何組ものパーティを抜き去ったが、その中にT.M.Nスキースクールの望月さん御一行がいた。思わず声をかけてしまった。

ツアーコースとゲレンデを繋ぐ最後の急斜面まで何とか滑れはするが、かもしかゲレンデの分岐で雪は途切れた。潔くスキーを脱いで、ゲレンデ下部まで歩いて降りる。最後に少しだけ残った雪をスキーで拾って3時45分終了。三本滝の車は半分以上が消えていた。みんな日帰りなんだな・・

最後に非常にいい雪を滑らせてもらった。バックカントリーの回数は少なかったけれど、今回の乗鞍でかなり挽回できたような気がする。何より、ケガなく無事過ごせたので十分だ。

その後実家に寄って年老いた両親の愚痴話を聞き、日曜午前中に東京に戻った。
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ステップソールでかぐら雁ヶ峰・霧ノ塔へ

今シーズンはどうにもバックカントリーへ出るチャンスが少なかった。これでやっと3回目、すべて日帰りである。出られなかった理由はいろいろあるのだが、今回に関しては天気が下り坂、というのが山中一泊のツアーを断念した理由。結局日帰りでかぐらスキー場から雁ヶ峰・霧ノ塔を周遊する例年のコースをステップソールで歩くことにした。ステップの機動力を使って登っては降り、登っては降るコース取りである。

GW最終日とあって、ゲレンデが混む可能性があり、朝7時に現地集合。今月2日の三浦カヤックと同じメンバー、吐月工房氏(フィッシャー・GTSクラウン&ビンソン)と葛飾のU氏(フィッシャー・アウタバウンズクラウン&T4)と私(カルフ・10thマウンテン&T4)の3人。

かぐらメインゲレンデトップで最上部のリフトが動きだす9時を待つ。30分ほど待って、かぐら第5ロマンスリフトが動きだす。いつもはボーダーやスキーヤーがどっと連絡コースに殺到し、バカボーダーに板やストックを踏んづけられ口論になることがある(昨年あった)のだが、今日はこのロマンスリフトが動く最終日だというのに少なめ。しかも皆スキーヤーで、ゲレンデ全体にボーダーが少ない。

ステップで出発

9時20分、ゲレンデトップの1830mからおもむろに歩き始める。シール装着の時間が省け、非常に快適なスタートであるが、最初はステップで登れる限界斜度が体にしみ込んでいないので時々前のめりになる。神楽ヶ峰へつづく緩い尾根の右側から鞍部へトラバース、1984mピークへ斜登行で巻きながら登る頃にはもう強烈な日差しと暑さで汗だくである。先行者は中尾根を滑るという男性と、この日コースの所々で出会うことになるリピーターの山スキーヤーのおじさん。

巨大キッカーが・・

よく喋るおじさんで、聞きもしないのに昨日の状況や連休前半に何も知らないで上がってきたヒトを連れて歩いたことを話してくれた。このあたり、春になると何の装備も持たず、どこを滑ればいいかも知らずに板を担いで登ってくる輩が結構いるので、危うさを感じることが多い。そういう輩には冷たく接したほうがいいと私などは思っているが、このリピーターおじさんはまるでボランティアでガイドをしているかのようなのだ。この日も午後になってコース上で再会した時、明らかに同行者ではないゲレンデスキーの男性を引き連れ、解説をしていた。



ステップソールの我々は小休憩後そのまま稜線を滑り始める。デコボコの多い稜線を降り、小ピークを一つ登りながら巻くと、急な稜線にぶち当たる。しばらく休憩していたらリピーターおじさんが板を担いでツボ足で来たので、先行してもらい、こちらもこの急な稜線をステップで刻むのはやめ、板をザックにくくりつけておじさんが切ったツボ足ステップを拝借して登る。
このピークには『雁ヶ峰』と標識があるのだが、地形図にはそのような記載はなく、雁ヶ峰は黒岩ノ平を挟んだ北東方向の1667mピークに書かれている。初めてここへ来た時からどちらが本物の雁ヶ峰なのか悩んでいたのだが、リピーターおじさんは標識があるところが雁ヶ峰で地形図が間違いだという。これを書きながら考えてみると、『雁ヶ峰』の黄色い標識が付いている木の方向に地形図に書かれた雁ヶ峰がある、ということではないのか、とふと思った。いずれにしても、夏道も稜線に付いている場所なので、湯沢町の名前を冠した標識についてははっきりさせて欲しいものだ。

スキーを担いだ唯一の稜線
実際肉眼で見るともっとキツイです



霧ノ塔までチョッカル。ところどころブレーキがかかる雪なので前転する可能性もあったが、難を切り抜けて霧ノ塔のピークを踏む。リフト降り場からここまで約2時間弱である。リピーターおじさんはここで休憩としているが、我々はやや北東に外れたピークでザックを下ろし、軽く行動食をとる。まだ11時。ここにザックを置いて、黒岩ノ平方向の沢に向かって2回ほど空荷で滑る。登りもシールを貼り返さなくていい上、シール装着時の鈍重さがなくて快適。やはりザラメの季節はステップが最高である。

空荷&軽装で滑る
縦溝があって油断ならない

大汗をかいたところでザックまで戻り大休止とする。周辺を見渡しても、休日でいい天気にも関わらずスキーヤーがほとんどいない。スキー場からの音楽もここまでは聞こえないので、雪山を独占している感が強い。

12時20分くらいに下降に入る。いつもは黒岩ノ平と千倉ノ引上げの間にある明瞭な尾根に乗って途中から沢へ滑り込むのだが、今回はステップの機動力を使って千倉ノ引上げ最上部の1886mピークへ移動し、沢を2本横切る感じで滑って登ることにした。樹間の距離が空いていて気持ちよく滑ることができた。黒岩ノ平の北の沢への滑降で初転倒。雪が重くなり、雪上に落ちている枝が気になり、積雪量が減ってきているので薮も出かかっている。慎重に滑らないと、足元不安定なステップ板では登りよりも滑りの方に気を遣う。リピーターおじさんが若いゲレンデスキーの男性を連れて黒岩ノ平の方から降りてきて、先行する。

地形図上の雁ヶ峰までわずかな登りとなるが、そのままステップ板で登ってきたら、リピーターおじさんの連れの男性が「そのスキーはなぜ登れるんですか?」と問うてきたのでソールのうろこを見せてあげた。普通のゲレンデスキーヤーにとってはスキーのソールに雪面と干渉するものが存在するという発想はまずありえない話だし、山スキーヤーもビンディングの特性(つま先が支点)から決して使えないのがステップソール板である。テレマークスキーヤーの特権なのである。

セッケイカワゲラ発見
なぜかアメンボがいた

ただし、ここから先のやや急斜面・腐れ雪ではかかと固定のフラットソールスキーにかなうはずもない。先行した二人に追いつくはずもなく、ヨタヨタとステップ3人組で降りていく。最後の急斜面は薮が濃くなってきていて、もう次の週には滑れないだろう。ゴンドラ線に平行する連絡コースに降り立ったのが14時過ぎ。最後の最後に板をつけたままで半薮漕ぎとなった。アクセスしやすいコースで、決して達成感のある新規のコースではないが、ステップソールでシールを一切使わずアップダウンを繰り返したために、非常に充実した周回となった。

薮をかき分けフィニッシュ

硫安を蒔いたゲレンデは意外なほど滑り、ヒザが痛くなった。帰りは田代エリアの立ち寄り湯で休憩し、三国峠を越えた。関越渋滞が予測以上に長く、北関東道と国道122号、館林からの東北道で19時30分自宅着。あと一回、乗鞍あたりへ滑りに行きたい気持ちもあるが、もうあがくことはせずカヤックをしたほうがいいのか、ものすごく悩んでいる。
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たぶん今年最後のゲレンデスキー

26日夕方に列車で女房が妙高に来たので合流。赤倉温泉で宿泊して27日はAKAKANで一日滑った。今回は子供たちは留守番である。女房はこれが初スキー。

リフト代は春スキー料金2500円に下がっているが、昨日の降雪でハイシーズンの様相である。しかしゲレンデパウダーを頂くには時間が遅い。素直に練習する。快晴なので前山に登る人もいるようだが、ゲレンデスキーとウエアで少し歩いて登ってはリフト降り場まで滑ってくるだけのようだ。前山のトップまで登ろうとする人は見た限り少ない。

素晴らしい天気

快晴で気温も上昇中で、雪がだんだん重くなってくる。休み休み滑って、15時に休憩を取り、下山にかかる頃濃いガスが立ちこめ、右も左もわからない状況になった。勝手知ったるゲレンデでのホワイトアウトだからまだ安心だが、山中だったら大変なことになりかねないくらいだった。そして雪が降り始めた。この雪も予報だとこの時期にしては相当積もる雪のようだ。

ちょっと多かった・・

降りしきる雪の中そそくさと妙高を後にし、高速に乗って信濃町まで来たら空は明るくなった。飯綱町あたりではもう雪が完全に解けている。

関越の渋滞が激しくなってきたので、いつものように北関東道から下道経由で渋滞の無い東北道で帰宅。やっぱりこのルートは週末だと関越・外環経由より安く、ひょっとすると速い。
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高デッキ・真冬の様相

信濃町の道の駅で起床、連日のスケート疲れが脚に残っている。
インフィールド事務所に8時着。積雪15cmほど。中野君と相談の上、この降り方では矢代山地の粟立山は断念しようということになる。次善の策は黒姫山だが、降雪の中ラッセルで標高差900mを登ることになるし、稜線は2000mだ。これもきつそう。佐渡山は林道歩きが長い上、林道降りでスキーの機動力が生かせない。結局さらに南下して飯綱山に向かうことにした。ツアー同行者は大阪からツアーバスで来られたKさん。

戸隠スキー場のゲレンデトップがもう10時過ぎ。同じく飯綱を目指す山スキー3人組がいた。ゲレンデから鞍部へ滑り降り、飯綱への狭い稜線を前に一本開けた沢を滑る。鞍部へ戻ると先行3人組は飯綱への尾根に乗っているが、スキー登行慣れしていないのか、手間取っていて結局スキーを脱いでツボ足で登り始めた。視界は降雪の割にいいが、新雪が非常に軽くて滑りやすいので、ここでルートを変えて高デッキ方面へ向かうことにした。

ゲレンデのコースのよう

シールをはがし、もう一度同じ沢を滑走、再びシールを付けて高デッキへ。山頂到着は12時を回る頃。ときどき晴れ間が見えてくる。昼食をとってから高デッキ北西斜面を標高1400mくらいまで滑走、樹間の広い斜面を見つけるのがやや難しい。

3月末とは思えない



再びシールを付けて沢を登り、高デッキの西側の1590mピークに登り返す。そこから北西に滑り、林道に出てゲレンデボトムへと戻った。戻ったのはまだ15時前。神社近くのそば屋でソフトクリームを食べてツアー終了。

最新鋭ピステン

そばソフト(食べかけ)

お手軽だがいい雪質の時にいい斜面を見つけられるとこの上なく楽しいエリアだった。
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鍋倉山・悪雪祭り

今シーズン初めてのバックカントリーは3月半ばになってしまった。こんなことは久しぶり。

14日日曜日の朝、飯山郊外の道の駅、「花の駅千曲川」で吐月工房氏と合流。温井集落へ。すでに5〜6台の車が停まっている。準備をして、9時に出発。今回の道具立てはシャクサンとT4。ヘアピンカーブのところの小屋を通過して、急斜面を登らずに沢沿いに尾根を2つやり過ごす。標高は850mあたりを維持。

登行開始

トラバース


再び道路と出会うところから大きく巻くようにジグザグ登行で急斜面を歩き尾根上を目指す。北斜面だし、オープンバーンにはシュプールがいっぱいついていて歩きにくいのでなるべく林間を歩くことにしたが、ここがクラストしていて所々本気で足場を作らないとやばいところがあり、ずいぶん難儀した。1100mで尾根上に乗り、休憩。軽く行動食をとる。

クラスト気味

晴れてきた


その後は尾根を直登して12時ちょうどに山頂着。登っている最中からスノーモービルの爆音が辺り一帯に響き渡っていたが、山頂に着いて唖然。スノーモービル4台が山頂まで来ている。それどころか、次々に台数が増えていく。山頂でのんびりしているスキーヤー、登山者はみな迷惑顔。
温井集落の除雪終了地には「スノーモービルはご遠慮ください」と看板があるのだが、彼らは日本語が読めない愚か者のようだ。昨年も関田山脈を縦走した時、関田峠から牧峠までずっとスノーモービルの出来立てほやほやの走行跡があった。おそらくこの一帯も、津南から神楽峰一帯も、スノーモービルの連中にとってはゲレンデになっているのだろう。帰りの高速でもスノーモービルを積んだ車を見かけたので、わざわざ関東方面からもやって来るようだ。しかも、山頂に来た連中は全然悪びれたり遠慮するようなそぶりも見せない。スノーボードを担いで登ってきた単独のお兄さんに「何時間かかるのか」と問いただしている。素直な兄ちゃんは正直に答えていたが、私だったら「知りたかったら自分の足で登ってきてみろ」と言いたいところだ。山頂まで自分の足で登ってきた人たちの中には、スノーシューで大人に混じって嗚咽しながら登ってきた小学生もいる。急斜面の多い鍋倉山に自力で登ってきたのはすごい。それに比べまったく迷惑かつ無神経な話だ。

山頂から妙高・火打


山頂でやつらと不愉快なことになるのも嫌なので、せっかくまわりの山々が一望できる絶好の天気ではあるが、下山開始。最初は比較的いい雪質だったが、まもなくクラスト気味の悪雪になり、900mくらいまでは苦労させられた。その後は重い腐れ雪になってきたが、何とかプラブーツだとアルペンターンでこなせる状態になり、小屋からは踏まれた道路を一気に滑る。13時過ぎに終了。

悪雪との戦い


あまりに天気がいいので、温井集落の近くをステップソールで少し散策してみる。私はカルフ10thマウンテン、吐月工房氏は友人の形見分けのGTSクラウンに履き替える。この鍋倉山登山は友人の供養登山でもあったのだ(無理やりの理由だけど)。彼から頂いたモンベルウェアを山頂まで連れて行ったし、こうしてステップソールの板も活用して供養とした。そろそろステップの季節になってきたことを実感する。そして、テレマークスキーの本来の領分は集落裏の丘や小山を散策することなのだなと思い出す。リフトでゲレンデから山頂に登り詰めてパウダーを滑る、というのは楽しくないわけはないが、楽しみのほんの一部に過ぎない。

ステップは軽快!


ところで、マメができにくいプラブーツのT4で歩いていたにも関わらず、左右両くるぶし下にできた。いつもよりは小振りではあるが、今日はスキーソックスの下にファイントラックのスキンメッシュソックスを履いたにも関わらずできてしまった。このアンダーソックスを履いていたからマメができたのか、それともマメが小振りで済んだのか、また検証してみたい。ともかく、若干滑るが履き心地は良かった。

14時過ぎに温井集落を後にして帰路につく。戸狩スキー場の日帰り温泉は激混みだったので、中野の長嶺温泉に立ち寄り、地元色の濃い風呂で汗を流す。そのまま高速に乗って帰ってもよかったのだが、今日は18時までエムウェーブの無料開放日だ。温泉を出た時点であと残り2時間弱。相撲中継を聞きたいとも思うが、無料エムウェーブは捨てがたいし、もうあと1週間でシーズンを終えるエムウェーブでもう一度滑りたい。須坂長野東インターで高速に乗らず、エムウェーブに到着した時はちょうど17時だった。
もう滑るっきゃないでしょ!このつづきはインドアのエントリへ。

今回のGPSによる軌跡

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流れ流れて日帰り妙高

日曜日の海の状況が悪い。西風が強い予報で、土曜日から冷たくて強い風が吹いていたので早々にあきらめた。吐月工房氏もカヤックはあきらめたそうだ。

スキー場はドカ雪ではないか。降ったばかりだし、オフピステへの予定は組んでいなかったので何とかの一つ覚えのようにゲレンデ練習である。ゲレンデパウダーを頂戴できそうなゲレンデを調べる。なるべくマイナーなスキー場にしたいのだが、日帰りには遠かったり、グルーミングをしっかりやっていることが売りだったりで、なかなか決定しない。とりあえず「かぐら」にしましょうということにして、日曜朝5時30分にに出発。1000円デーなので、練馬の料金所を何時にくぐり抜けるか気にしなくていい。

と、結構交通量が多い。みな考えることは同じようだ。そのうち玉突き事故渋滞まで発生し始めた。なんと前橋から沼田近くまで渋滞が伸びているらしい。こりゃ関越を使うスキー場は到着が遅くなりそうだ。あわてて吐月工房氏に連絡を取り、いつもの赤城高原ではなく上里SAで合流。しばし考え、渋滞していない上信越道方面のスキー場に変更する。で、結局妙高へ。9時過ぎにインターを降りて池の平スキー場に向かうが、奥まった駐車場にアクセスする道路でバスが立ち往生していて入れない。大きな駐車場に車を入れると最初のリフト待ちが長いので池の平却下、AKAKANに急きょ変更。しかしAKAKANの駐車場も相当上までいっぱいになりつつある。みなパウダーを求めてやってきたようだ。

早速滑るが、コース脇はすでにボーダーたちに食われており、結局コース内でのクルージングとなる。バカボーダー・スキーヤー(ほとんどがボーダーだが)たちはリフト下や林間に入ってそこいら中を荒らしているが、あれだけはやりたくない。
良心が許さない。そんなに未圧雪の雪を滑りたければハイクアップして滑ればいいのだ。コース外滑走禁止とされているゲレンデ内で掟を破って楽しもうとは思わないし、大人のすることではない。



午後になると、あらかた食い尽くされてしまい、バカボーダーたちはかなり危険な区域にも入り込んでいる。
いったん事故が起こったらどうするのだろう。原則は救助対象外にはなるだろうが、スキー場としては救助しないわけには行かないだろう。AKAKANの姿勢自体にも疑問を感じる。数年前は林間滑降やリフト下滑降を厳しく見ていたはずなのに、最近は放置。パトロールの姿を見るのも稀だ。おかげで無法地帯のようになり、バカボーダーがドンドン集まる醜悪なゲレンデになりつつある。見て見ぬふりをする無責任なスキー場にも大いに問題ありだ。あんまりこういうことが続くようなら、こちらからAKAKANボイコットに打って出るぞ

さて、帰りのロングドライブが気になるので、3時に終了して帰路につく。吐月工房氏は下道で佐久・清里方面へ。私は妙高から高速に乗り、関越渋滞を回避して北関東道で太田桐生まで。ぴったり1000円の表示が出るのは何だか気持ちいい。その後館林まで国道122号を走り、東北道に乗り換えて8時20分着。

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平日スキー

10年1月29日:記
しばらくスキーができなかったので、吐月工房氏と平日スキーに行った。パウダーも期待できない上、重要な仕事が来週控えていて今ケガやアクシデントは絶対に避けなければならない身なので、オフピステは無理。道々、かぐらスキー場という手も考えたが、上越県境で降っている気配もないので、順当に予定通りかたしな高原へ。

着いてみると平日なので当たり前だが驚くほど車が少ない。いそいそとゲレンデで楽しみつつ練習する。ピステンをかけた上にうっすらと新雪があるが、バーン自体は非常に硬め。いきなり細板で滑るのではなく、まずは練習用の板シャクサンで。靴は後々細板に切り替えることも考えて一日T4。T4はファットスキー以外なら私が持つ全て(ワールドピステでは試してないが)のスキーに対応できるので楽でいい。

ガラガラのスキー場にはポール練習のレーサーたちと私たちだけ、という状況から午前中が始まる。ゲレンデ全域でシュプールがないので貸し切り状態である。おかげでみっちり練習ができた。

昼ごろ、ゲレンデ最下部に保育園(か幼稚園)の園児軍団が登場。おそらく年長組の子供たちはスキーを履き、年中組以下の子供たちはソリ遊びに勤しむ。中には保護者も一緒に来ているようだ。果敢に子供たちにスキーをさせる園はエライ。かたしな高原はこういう子供たちには最高の遊び場だろう。

午後は細板、TUAのメガで滑る。板が細くなると神経を使って滑らないと硬いバーンでは太刀打ちできない上、雪面から伝わってくるバイブレーションがすごくてリフト一本で2倍は疲れる。いい加減疲れてきたところで午前中の板に交換。

3時まで滑り尽くして終了。帰りはまたまた赤城山の東を抜ける県道で大間々へ向かったが、雪どけ水が道路に流れているところでハンドルを右に取られスリップ。対向車がなかったからよかったが、雪どけ水が凍っていたのだろう。かなり心臓がバクバクした。

その後は順調に走って羽生から東北道で19時帰宅。
2月になったらオフに出るつもりである。

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小物

10年1月19日:記
仕事が早く終わったので神保町へ行ってしもうた。
最近、ゴーグルの老朽化(たぶん7年使っているハズ)が進んでいて、ヘルメットと同じメーカーのゴーグルがフィットしていいんじゃないかと思っていた。また、グローブも6~7年目じゃないかと思うが、湿雪が降り続くと表がビショビショになり、インナーまで濡れてくる。オイルを塗ってメンテナンスしていてもダメなのだ。

ということで、そろそろ新しいの買っても天罰はないんじゃないかと思ったのだ。

狙いは定めていた。ゴーグルはヘルメットと同じGIROのSTATIONで決まり。ただしレンズの選択はフレームの色によって透過率が違うので難しいところ。グローブは、今使っているヘストラのグローブかBDのガイド。とにかくインナーが取り出せて洗えるものがいい。

良く買い物をする量販店Iへ。GIROのSTATION発見。フレームの色は赤かオレンジがいいのだが、いずれも展示品しかなく、レンズは晴天向きのレンズが入っている。ゴーグルは曇天や雪の日でも雪面がよく見えないと意味がないと考えているので、迷ったあげくに白いフレームとする。これに付いているレンズは晴天から曇天・雪の日までカバーするイエロー系のレンズだ。可視光線透過率が75%とちょっと高すぎる感じがするが、どうだろうか。ダメならレンズだけ交換するしかないが、そうすると出費はかさむ。賭けでもある。

これ。フレームの色とレンズは異なる。


グローブは気に入ったものがなく、別の店へ。BDのガイドを見つけ、手を入れてみる。インナーが厚いのか、かなりゴツイ。ストックを握る時の感覚が鈍りそう。そこまでごっついグローブを欲している訳ではないし、色味も地味。そして私としては白いグローブが好みなの・・

で、やっぱりヘストラにすることにした。3フィンガーにも関心はあったのだが、5本指グローブでなかなかいいものを発見。狙っていたのは今使っているグローブと同じく、裾をドローコードで絞れるHERISKIというモデルだったが、店頭になかったのでPATROLというモデルを購入。裾を絞る時にファスナーを引かないといけないのが面倒だが、ハンドカフも付いていたので、グローブを落とすことはなさそうだ。

HERI SKI


PATROL


ハンドカフ


まあまあいい買い物ができたんじゃないかな・・

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連休・スキー&カヤックのはずが・・

10年1月10日:記
成人の日がらみの連休は正月よりもスキー場へ向かう道路が混む。例年それがイヤでスキー行きを避けたり、昨年は渋滞があまりない東北道を使ってステップ板で奥日光を歩いてきた。

今年は初漕ぎに行こうかと思っていたのだが、まだ年末から6日しか滑っていないし、先日のレッスンの課題をこなせるようになりたいので10日はゲレンデに滑りに行くことにした。集うのはいつものメンバーである吐月工房氏に加え葛飾のU氏、近所のOさん、さらにN夫妻と久しぶりにお会いするOhさん。

大渋滞が予想されたものの、みなさんは当日朝首都圏を出発するようだ。私は土曜の夜に空いた高速を走って老神温泉の安宿で前泊することにした。朝食付きで4,800円。夜10時に宿について、一人寂しく温泉に浸かり、一人寂しくテレビを友に寝る。安宿なのでそれ相応の部屋である。わびしい。

翌日、7時に朝食を食べて7時30分にスキー場へ向かうが、すでに国道120号は流れがゆっくり目になっている。だがストップはなく8時過ぎにゲレンデ到着。3,500円でリフト一日券を買って先に一人で滑り始める。まず集中力のあるうちに課題(内足荷重)をこなす。まだまだだが、自分では納得の行く形に近づいてきたような気がする。

10時、桐生まで下道を走って来た2名が到着。見つかりやすい正面のフラットなバーンで3人で滑るが、なかなか残りの人々が来ない。だんだん同じ斜面を滑るのに飽きてきた頃全員が揃う。事故渋滞に引っかかってしまったそうで、前橋から下道だという。すでに11時近くである。そのまま13時までみんなで滑って昼食。食堂もスキー客でごった返していて、なかなかメシにありつけない。スキー専用のゲレンデなので、親子連れが多く、どっこいファミリー層のスキー場重要はあるんだなと思う。だがファミリーはそう簡単に何度も出かけてくる訳には行かないのだ。こんなに混むのもワンシーズンに一度あるかないかだろう。

午後の部。風が吹き雪がちらついているが、ここは群馬、湿雪ではないのでグローブがビショビショになることもない。16時までめいめい滑り、みんなで集合して一部の人はゲレンデを後にする。最後の一本を滑って、16時30分終了。最初から最後まで目一杯滑ってしまった。よく脚が持ったと思うが、かえって内足荷重ができるようになるとスタミナが持つのかも?

午後、小雪のちらつく中


さて、これから東京をスルーして千葉へ向かう。国道120号は数ヶ所のゲレンデからの車が合流してくるので、渋滞が激しい。ノロノロペースで老神温泉まで1時間近くかかり、ラジオの大相撲中継も終わってしまった。

そこから赤城山の東側を抜ける県道に入る。いつもはガラガラだが、今日は数台の車が前後にいる。しかも道路は凍結している。慎重に運転して、大間々まで来ると雪はなくなった。近くのわたらせ鉄道水沼駅に併設されている日帰り温泉施設に立ち寄り、風呂に入って食事を取る。メシを食いながら見ていたニュースで聞いた天気予報では、11日の東京は曇りで寒く、にわか雨もあるという予報だ。携帯の天気予報でも同じ。内房では北風も吹くようだ。晴れなければ船体が短時間では乾かないし、どんより雲って北風も強いシチュエーションで初漕ぎはしたくない。午後は国技館に行かなくてはならんのだ。
あっさりカヤックは中止に決定。

大間々から国道122号線に乗って国道50号で佐野までビューンと移動、東北道で一気に帰ってきた。東北道に渋滞無し。10時少し前に自宅着。

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年始再び妙高へ

10年1月6日:記
3日早朝に東京発。妙高AKAKANにて吐月工房氏を待つ。新しい靴T4を履き、板は昔使って現在はずっとトランクルームに入れっぱなしのTUAのMega
(88-64-78、192cm)である。
細板だとどんな感じになるか試してみたかったのである。

だが、ゲレンデは降雪中でコース脇に未圧雪部分があり、そこに入って楽しむにはこの板では不十分なことがわかっていたので、早い段階でK2のシャクサン
(04年モデル。114ー78ー105)に履き替えた。T4とのマッチングは如何に?結論としてはいけてしまうのである。おそらく、私が持っているスキーの中で一番太いK2ワールドピステ(最終09年モデル。122-80-107)でもある程度いけると思われる。となると、本当にスネを圧迫するだけの上位モデルブーツは不要ということになる。T4とシャクサンの組み合わせでコース脇に入っても、3日の軽い雪なら問題はない。時々後ろに体が倒れそうになる時のリカバリーがT2ではあり得ない動きになるが、それもこの靴の楽しみだろうか。これからはT4を履いて滑ることが多くなるだろうと思われる。

4日、晴天の池の平温泉スキー場で滑る。リフト券が安いというメリットもあるが、フラットで長く空いているバーンがあるのが池の平の良さか。ガッシュタイナーコースは特に空いていて捩れのない斜面なのでいろんなドリル的ターンバリエーションを試す。練習、練習。

妙高山本峰も顔を出した


5日、一人になってしまったのでストイックな練習は続かないだろうし、また雪が降るとの予報なのでインフィールドのレッスンを受ける。また今年もマンツーマン練習である。課題は、ターン内足。ワンステップターンをターン内足への荷重だけでやってみると、非常に難しい。指導員でもできないひとが多いそうだ。内足の足首の曲げと緊張を維持しつつ上から踏みつけ、かつ外足には体重を乗せず角付けして舵取りしていく、という練習で外足に頼ってしまうクセを直して行くためのものだが、まだまだ自分は外足の拇指球あたりに加重しつつターンをしてしまうクセがあるようだ。半日券だった上、降雪が激しくなったので単独練習を切り上げて帰路につく。年始の休日特別割引最終日だったが、渋滞なし。妙高から練馬までは1,850円だった。

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妙高合宿

09年12月28日:記
12月26日、27日は妙高へスキー合宿に行った。毎年吐月工房ご夫妻の呼びかけで行われているのだが、ここ数年は仕事山行に行っていたので不参加だった。参加したのは久しぶりに再会の不良パパHさん、葛飾のU氏、私の近所に住む紅一点のアネゴOさんである。

朝5時に出発、休日特別割引があれば関越道も混み始める時間帯だが、さほどの不快さはなく走行。割引が効かないので富岡でUターンの小技を使って集合地の黒姫野尻湖PAに8時45分着。

AKAKANで初日は滑る。このゲレンデで育った私たちはここにやってくると生まれた川を遡上するサケの気分である。しかし、昨シーズンからホテル付属のスキーヤーズ食堂はなくなり、隔世の感がある。午前中、勘を取り戻すようにクルージングしながら練習。午後も休み休み練習。ゲレンデがいつになくガラガラなのも、高速道路料金が障害になっているのか?

久しぶりの前山と赤倉山


合宿所は池の平の宿。満腹になった後、フィギュアスケートの試合をテレビ観戦しながらああでもない、こうでもないと盛り上がる。フィギュアスケートに詳しい人がこんなに身近に何人もいるとは思わなかった。その後真面目にテレマークDVDなどを見ながらそれぞれの練習のツボを予習。

27日は池の平の広くて長い中斜面で練習しようということになり、未明の降雪に期待が集まったが、降雪量はスズメの涙で、かえって冷え込んで硬くなったバーンに苦しむ。しかしそれぞれ課題を持ってひたすら練習。集中して滑れるのはそんなに長い時間ではなく、この日も休み休み、たびたびレストランで大休止を取りながらの滑走に終始した。

マスコットいけべい。なぜ頭に桶が?


午後3時に終了、それぞれ帰路につく。例によって須坂長野東インターまで下道を走り、松井田妙義で降りて国道18号沿いで夕食を食べながら関越道の渋滞状況を確認したら全く渋滞なし。喜んで藤岡から高速に乗る。休日特別割引がないだけでこんなに道路が空くとは!やっぱり週末だけの1000円割引なんて、平日との格差がありすぎて週末だけに交通量が集中し、かえって良くないので早く止めた方が良い。フィギュアスケートウォッチャーのOさんはずっと車中でワンセグ携帯を電池が切れるまで見つめていた。順調に9時20分に自宅着だったが、着いた時に雨が降り出してきた。

各自の滑りの動画あり。
こちらをクリック。

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スカルパT4衝動買い

09年12月29日:記
本当はアイスホッケー用スケート靴を買いに水道橋の別の店に行ったのだけれど、あまりにマニアックな店で気後れしてしまい、店員に話を聞くこともなく店を出てブラブラ神保町界隈を歩くことになってしまった。

で、結局別の靴を買い求めてしまった。スカルパT4。
持っている革靴(スカルパ・エキスプレッソ)はもう何年も履いているのだが、ゲレンデではまだしも、スキー登行では歩き始めて30分で立派な靴擦れが左右ともにできてしまう。
関田山脈の稜線をステップ板で歩いたりすると肝心の滑降の時にはもう次の日は使い物にならないくらいの足になってしまうのである。



そこでここ2年くらいソフトなプラブーツが欲しくなってはいた。T3を買おうと思った時もあるが、重量はT2とさほど変わらないので見送り、ついにT4を買ったという訳。
履いてみると、実にソフトで使いやすそうだ。2バックル、パワーベルトなし、タングが柔らかい。潔くていいではないか。だが革靴よりは頼りがいがありそう。革靴より暖かそうだし、アイスバーンでもしっかりエッジがかかるだろうし、細板から今所有している程度の太板までならカバーしそうである。T2いらずになるかも知れない、と思えるくらいだ。ガルモントのエクスカーションも置いてあったが、インナーブーツが紐締めではないのと、中途半端なパワーベルトがあるのが気に入らない。値段も少し高いし。

思い切って買ってよかった。今までストックしてきた細板を引っ張り出してこの靴で滑り比べよう。

でもスケートもマイシューズでやりたいんだよね・・・

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Naebaで初滑り

09年12月24日:記
初滑りである。年々シーズン初めのテンションが下がる傾向にあるのだが、寒波でこの時期に天然雪で滑れるとあっては行かないわけにはいかない。
で、今シーズンの初滑りにチョイスしたのは苗場スキー場。あの天下のNaebaである。
同僚の女性が仕事で22日から苗場に来ており、別れ際にワンポイントレッスンなどしてもいいよと軽く言ってしまったので引っ込みがつかなくなった。

苗場は学生時代に知りあいのボロボロのカローラに5人ギュウギュウ詰めになって夜通し下道を走り、プリンスホテル前で仮眠してほとんど寝ないまま翌日ちょびっと滑った、という記憶しかない。実に四半世紀ぶりに苗場のゲレンデに立つことになるが、一体どんな風なスキー場だったっけ?という興味関心もあった。

相棒は前日もカヤックでご一緒した吐月工房氏である。朝8時に赤城高原SAで合流、ということだったので朝5時20分に自宅発。6時4分前に新座料金所を通過し、夜間早朝割引の権利をゲット。駒寄PAのゲートをいったん出て、再び乗り返して赤城高原に7時過ぎ着。焼き立てパンの朝食を摂ってからウンコして吐月工房氏を待つ。

月夜野インターから三国峠を越えて苗場スキー場の日帰り駐車場に着いたのが9時ちょい過ぎ。
エントランスの建物が新しく、トイレが実にキレイだった。「かぐら・みつまた」と同じ方式の1000円食事券+ドリンク券のついた一日券(4500円)を買って、ゲレンデに出る。

Naeba


手始めに目の前のリフトに乗って一本滑ってみるが、なかなか昨年までの感覚が戻ってこない。アルペンターンはいいのだが、テレマークになると後ろ脚の押さえが不足ぎみだったり、カービングができなかったりとイマイチ。

まもなくレンタルスキーを履いた同僚3名が合流。ワンポイントレッスンなどすることになるが、自分の滑りのチェックがまだ済んでいないのでそれどころじゃない。滑りをあんまり見ずに適当なことを言っていたら、女性の同僚に「ちゃんと見てくれ」と言われてしまった。

ゴンドラに乗って、11時に同僚と別れる。同僚たちは午後帰路につくので、レンタル品の返却をしなければいけないらしい。こちらは午前中の1時間30分の滑りで空腹状態になってしまったので、早めに昼食をとることにした。ゲレンデに不案内なのでガスっている中で目星を付けた食事どころを見つけるのも難儀だ。赤倉なら目隠しされてもお決まりのレストランへ行くのだが。

軽食っぽいものしか置かれていなかったが、それでも従業員の接客態度は見上げたものである。リフトの係員も控えめで頼もしく見える。さすがプリンス直系・唯一無二ののスキー場である。その他のプリンス系スキー場とは格式が違う。

さて、食事を済ませたらガスっている中上部で滑るのも面倒くさいし、何より不案内なゲレンデでケガでもしたら困るので、下部の横に広がった緩斜面・中斜面で練習に徹することにする。下部ゲレンデの視界はいいのだが、ところどころ地肌が見えているところもあり、バーンも硬いので滑りにくい。練習といっても効果的な練習方法をなかなか思い出せず、脳ミソにわずかに残っている練習方法をやみくもに繰り出すだけではある。

細板革靴の吐月工房氏


しかし、「石の上にも・・ン年」のテレマーク歴は重ねているワシらである。伊達に場数だけ踏んできたわけではない。午後2時くらいにはそれなりの滑りができるようになった。それと引き換えに筋肉は半ば逝ってしまった。さすがに昨日のカヤックのだるさがまたスキーでぶり返したようだ。
「あと2本」のノルマをこなし、3時前に終了。ま、初滑りだし、今週末には一泊でスキー合宿に妙高へ行くし、無理をしても仕方ない。あっさり終了。中年は己の体力を知るべきである。

帰りは三国峠を降り、沼田あたりでは裏道県道36号を使って渋川へ抜け、前橋の手前で東に折れて17号バイパスを快適に走り、利根川を渡って125号で加須へ出た。J-WAVEの「グルーブライン」を面白おかしく聞きながら交通情報を聞くのだが、首都高の上り線がことごとく渋滞である。特に東北道と首都高と外環道のつなぎ目である川口ジャンクションでの渋滞が激しい。
そこで、加須から浦和まで東北道を走って下道に降り、首都高新井宿から再び乗るという手を使ったのだが、首都高に乗ってからがずっとノロノロ。20時近くになって自宅着。全く休みを取らないドライブだったが、実に5時間近くかかってしまった。

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