高畑とエーデルワイス

2週間ぶりに別宅ベースで、女房連れでスキーにおもむいた。
シーズン券を持つ会津高原高畑スキー場に一日、エーデルワイススキーリゾートで半日。全く2週間前と同じ行動パターン。今シーズンはメインゲレンデとサブゲレンデと化している。

高畑は日曜日で、大田原市のスキー大会などが行われていたため、滑走コースが限定されていた。積雪量はほんの若干増えていたが、センターハウス正面の急斜面は滑れないのでまだセーフティウェイ(迂回路)コースを滑るしかない。それでも浮き石などは減った感じがした。ブルーリフトから滑れるコースも少しまともになった。徐々にコンディションはよくなりつつあるが、まだ先日使ってソールが痛んだ古い板(ウェイバック88)の方がリスクが小さい。

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2週間前と同じポイントから撮影した三岩岳&窓明山。磐梯山や燧ケ岳もくっきり見えた

高畑スキー場の午後はスカスカになる。センターハウスのレストランの空席が急に増えだし、大田原市の大会表彰式が近づく2時ころにはゲレンデを滑る人もまばらになった。だが午前中使えなかったコースが開放されることはなかった。午後は一通りのコースを滑って14時30分に慎重に滑り降りて終了。

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ゲレンデトップのブナ

帰りには試しに、一昨年再開なった「窓明の湯」に立ち寄ってみた。以前の施設はスノーシェードの途中から左に入ったが、今度の施設はスノーシェードの上にこぢんまりとある。入浴料は650円だがリフト券提示で500円に割引。露天風呂はないが、源泉掛け流しで湯もみの浴槽もあって、無色透明の湯がとてもよかった。設備が新しいので快適だが、飲食はできないのでそこまで人であふれることはないだろう。

帰路、塩原温泉街で多少の渋滞はあったが、一番ひどいところは迂回して事無きを得た。

明けて月曜日、エーデルワイスへ向かう。約40分で到着。前回は連休最終日だったが、今回は平日なので駐車場の車も10台ほど。天気も曇りで崩れていく予報。したがってセンターハウスも空いていたし、リフト券は3,200円(シニア)と、連休中よりも400円安かった。しかし第2クワッドリフトは点検中とかで動いておらず、速度の遅い第1クワッドに乗るしかなかった。上部の枯木ゲレンデの天然雪は薄いし、滑ってもつまらないので、中腹からの2〜3コースを滑るしかないのだが、第1リフトが寒くてたまらなくなった。一回休憩を取ってからはさらに寒気が増してきたので、12時少し前で終了とした。女房の滑りがまた少しよくなってきた。

曇り空ではあったが、エーデルワイスのゲレンデトップからは日光白根山や会津方面の山が見え、遠くに真っ白な飯豊連峰も見える。景色もお気に入りだ。

下山して下回り洗車してから西那須野の乃木温泉(390円)にて体を暖める。コンビニで昼食を買って別宅で昼食をとった。これができるのでエーデルワイスは重宝している。

今回はGoProを自宅に忘れた。カメラのケースは忘れなかったが・・・よって動画はありません。

シーズン初マイゲレンデへ

まだ年末からの滑走日数が少ないので、いつもは敬遠する正月明けの連休に単独スキーに出かけた。
今回は例年シーズン券を買っている会津高原高畑スキー場へ。天然雪に頼るスキー場の積雪量は乏しく、惨憺たる積雪量だ。それでもシーズン券を買い、Tシャツもゲットできる引換券を持っているのだから、一度は行かざるを得ない。別宅ベースで東京からの高速道路の時間をカットできる条件にあるので、それも試したかった。

連休初日の土曜日午後に仕事を終えて出発。いつものように常磐道を谷和原で降りて一般道をひたすら北上し、17時ころ別宅到着。東京の自宅から余ったカレーを持ってきたので、別宅では電子レンジでご飯を炊いてカレーを温めたら夕食完了だ。もちろん、野菜サラダくらいはコンビニで買った。
翌日朝も残ったカレーとご飯を食べて、6時30分過ぎ別宅出発。

連休中日なので塩原温泉の道路はハンタマ方面へ向かう車がやや多めだったが、日塩道路と別れてからはスムーズに県境を越えて会津に入る。しかし道路上に雪が全く見られず、それは中山トンネルを抜けても大きく変わりがない。とても1月とは思えない情景である。

高畑スキー場には8時30分ころ到着。2時間弱だった。広大な駐車場のアスファルト部分に停車することができたが、この日は千葉県の指導者講習会が催されるようで、滑走者は多めだ。センターハウスまでの道路も雪がないが、センターハウスをゲレンデ側に出ると、そこにはシーズン末期と見まごう雪原になっていた。ブッシュだらけでリフトまでスキーを履いて歩いていくことすら憚られる。
リフトは一応4本とも動いているが、ゲレンデの下半分の急斜面は雪不足で滑れない。しかし上半分はほぼ雪に覆われていて、ブッシュも若干出てはいたが滑走に支障があるほどではなかった。午前中はオレンジリフトとブルーリフトを中心に滑る。ブルーセンターやブルーインなど急斜面で非圧雪の斜面にも入ってみたが、あまり皆が滑りたがらないせいか、雪は削られず何とか滑れるレベルだった。12時ちょい前に昼食にする。結構レストランは混んだが、そこまでひどくはない。ここへ来たら私の定番はサバ味噌煮定食である。
午後、14時上がりを前提に13時30分まで滑る。一番危険なのはゲレンデボトムまでのセイフティーウェイ(迂回路)の滑走だ。従業員の方々が「雪出し」を懸命にされているのは痛いほどわかるが、雪が薄くて小石も露出しており、昼食時と終了時に2回滑っただけなのにスキー滑走面にキズが数本入った。一つは足元のエッジ近くに抉ったようなキズ。終了してため息をつく。

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高畑スキー場から三岩岳(左)・窓明山(右)

気を取り直して湯ノ花温泉共同湯に浸かり、帰路につく。塩原温泉の旧道での渋滞が懸念されたが、さほどではなく、塩原を抜けてからの関谷交差点で300mほどの信号渋滞。これは迂回ルートを知っているので事無きを得たが、迂回路がない塩原温泉街の旧道で渋滞したらひたすら耐えるしかない。

この日の夜は近くのスーパーなどで買った食材で夕食。ご飯は炊かず。
翌日の成人の日は高畑へは向かわず、近くの人工雪スキー場へ行くことにした。とはいえハンタマは多くの人が目指すし、リフト代は高い上に休日は駐車場代がかかる。比較検討した結果、ハンタマより少し奥のエーデルワイススキー場へ初めて行ってみることにした。ここなら別宅からの距離は短く、休日でも駐車場代は無料。リフト代は55歳以上でシニア価格になり、半日券で休日3,600円である。朝から昼までやれば必要十分、むしろ身体が悲鳴を上げる。昼に別宅に戻ってきて昼食とし、近くの温泉に寄って帰路につける。

予想に違わず、エーデルワイスにして正解だった。扇形のゲレンデの両脇にペアリフトが1本ずつあって、初心者や子供のほぼ専用ゲレンデとなっている。中心にある2本のクワッドリフトに沿ったコースを滑れば、人工雪なので量も多くてピステン整備もばっちりだ。さらに上部には天然雪の枯木ゲレンデもある。7時に別宅を出て8時に到着し、一番近い駐車場に入れることができた。8時30分のリフト運行開始から11時30分まで滑って十分満足して帰路についた。駐車場は結構一杯になっていた。12時30分には下界に降り、まず洗車して、別宅近くで1,000円以内で昼食を食べ(スキー場レストランだと1,000円を切るメニューはない)、近所の390円温泉で暖まって連休が終了した。あとはカーラジオで大相撲中継を聴きながらした道を走って帰るのみだ。幸い、東北道や常磐道の渋滞は軽微だった。
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エーデルワイススキー場から奥塩原の放牧場と会津方面の山々

雪面が流れていくだけの今回の動画 (約2分。335MB)

年始・志賀高原スキー

ここ3年ほど恒例化しつつある、年始の志賀高原スキーに行ってきた。年にわずかな贅沢の一つだ。
1月5〜7日をあらかじめ押さえておいた。宿はいつもの宿。メンバーは夫婦に加えて次男。
4日の夕方に長野市街で前泊することにして、市街地のビジネスホテルに一泊。到着後、夕食もかねて善光寺参りをして、なつかしい権堂で夕食。ホテルに戻ったら、空から雪が舞い降りてきた。その雪は長野市街で10cm程になった。

1月5日、まだ雪が降り続く中、志賀高原に向かう。国道18号線沿いの穂保地区を走ると、台風の被害はかなり雪景色で消されてはいるが、相当ひどい被害があったことがわかる。リンゴ農園の中には収穫もできずに放置されたリンゴの木があり、痛々しい。時々通販でリンゴを購入していた農園からは、昨年末にリンゴの通販ができない旨の通知があった。早く復活できることを望むしかない。

山ノ内町の上林地区から本格的な登りに入るのだが、どう見てもノーマルタイヤでチェーンなしで志賀高原に向かおうとする無謀な車がスタックしていた。仲間の車が反対車線にはみ出して駐車していて大変迷惑。

志賀高原では「志賀高原山の駅」に駐車して準備をしてシャトルバスに乗るつもりで準備したが、猛烈な風と雪で車内が雪まみれになった。やっと準備ができてシャトルバスに乗ったのは10時30分。バス時刻の関係で熊の湯スキー場へ向かった。熊の湯はガラガラで空いているが、猛吹雪でリフトトップではブリザード状態だった。お昼まで滑ってレストランで体を暖め、14時ころ横手山スキー場に向かう。熊の湯のクワッドリフトが予定を早めて停止する直前で、横手山方面に連絡路で向かっても、新雪が積もったコースは斜度が緩すぎて進まずスケーティング。さらに横手山のリフトも強風で上半分が動かず、メインの第1スカイリフトとそこから派生する第4ペアリフトとその下の第5シングルリフトしか動いていない。ペアリフト、シングルリフトは周囲の森が若干風を防ぐので、何本か滑って帰りのバスに乗るべく横手山スキー場のボトムへ向かった。ここでも向かい風でスキーが進まなかった。15時35分発のバスに乗って、池の平で下車して蓮池・丸池スキー場から宿に向かった。道路脇のバス停からコースに入るのにまだ雪が踏まれていないので、NTNビンディングを歩行モードにして軽くラッセル。道具を置いて私は山の駅に駐車した車の回収。6時間放置したのに車には全く雪が付着していないくらい風が強かった。

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シャトルバス空いていた

1月6日、宿を出発して奥志賀高原スキー場まで往復する。9時過ぎ宿を出て、丸池スキー場からいったんサンバレースキー場を滑って、蓮池、連絡路を歩いてジャイアントスキー場へ。午前中に一本だけジャイアントの急斜面の新雪を滑ってからブナ平、東館山タマゴンドラへ。タマゴ型の古いゴンドラはほぼ休眠中になっており、金色・銀色の搬器のみが古いタイプだった。目の前に来た金色を一つ逃して残念。

東館山からは寺小屋ブリザード地獄へ向かい、2本滑って一ノ瀬ファミリーへ。パーフェクターコースも封鎖されていたので急斜面は狙わず、天狗コースでボトムへ滑り込んで道路を挟んだ一ノ瀬ダイヤモンド、山の神へ。で焼額へ突入。やはり焼額はほかに比べ人が多かった。第2ゴンドラに乗るが、私のピナクル95はゴンドラのスキースロットに入らない。焼額から奥志賀に移動してゴンドラ前のレストランで昼食。かき揚げ蕎麦1000円だって!奥志賀のゴンドラもスキースロットに入らないので中へ持ち込み(このあたりのゴンドラでは焼額1ゴンが一番太板にはやさしい)、一本だけ奥志賀のエキスパートコースを滑って折り返す。リフト3本で奥志賀と焼額の連絡路、ひたすらスケーティングして焼額に戻り、パノラマコース・白樺コースで山の神のリフトに戻り、再び一ノ瀬へ。横移動してタンネ、高天ヶ原まで来るが、西館山方面へのスキー用歩道(ひたすらカニ歩きを強いられる)は雪不足で閉鎖中なので、高天ヶ原から東館山の林間コースとオリンピックコースを滑って再びブナ平、ジャイアント(チョッカリ&登りスケーティング必須)へ戻ってくる。午後になって焼額あたりから晴れ間が見えてきて、とても山々が美しいが、日が傾くのも早い。ジャイアントスキー場は日陰になって、スキーヤーもほとんどいないのでうら寂しい。連絡路で蓮池スキー場に戻って、宿の30m前までスキーで戻った。寒かったが充実感と達成感。これぞ志賀高原スキーの醍醐味であり、滑るだけでなく歩く、スケーティングする、時にはスキーをはいたまま登るという、体力を伴うスキーツアーである。

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午後、晴れてきた!北アルプスがバッチリ。
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常に3人で滑った
寺小屋
昨夏登った岩菅山と裏岩菅。上空に月。
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一ノ瀬と高天ヶ原のスキー場がクッキリ。

1月7日、暖かい。昼過ぎにはまた雪になるらしいので、午前中に限定してサンバレー・丸池・蓮池で滑り、その後前日と同じような移動をしながら高天ヶ原スキー場まで移動した。前日は西館山スキー場を滑らなかったので、西館山経由で高天ヶ原に至る。お昼はホテル銀嶺でざるそばをいただく。予報通り雪が降ってきた。
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サンバレースキー場トップから妙高山と左に白い天狗原・金山。

さすがに3日目で疲れがあるので東館山の林間コースでブナ平・ジャイアント経由で宿に戻り終了。最終日は志賀高原が最も空いていたかもしれない。スキー修学旅行の学生団体を一つも見ることがなかった。
午前中暖かかったので路面はそれほど凍ってはいないが、昨年のスピンの記憶があるので慎重に下り、帰路についた。途中、軽井沢インターあたりまで雪とみぞれが交互に降っていた。

今回の動画(3分12秒、約480MB)