山猫アウトドア備忘録

最近は一人寂しく外で遊ぶ男の備忘録です

Sidebar
Menu
ステップソール

かぐら雁ヶ峰コース改め中尾根

週末の混雑を避け、平日月曜日にかぐらスキー場へ向かった。今回は女房連れでライトなシール登行を交えるつもりで、最初は吾妻スカイラインで浄土平近辺から東吾妻山、前大巓、蓬莱山あたりへ行こうと考えていた。しかし距離が長く日帰りが大変だということや、土曜日の仕事が長くなって土曜夜に移動ができないことなどから却下。かぐらのバックカントリー(雁ヶ峰コース)に切り替えた。駐車場と山が混雑する日曜日を避けて月曜日の日帰りとした。

9
30分頃駐車場に到着する。駐車場中程のトイレ・売店あたりまで駐車されている。そそくさと準備して高い一日リフト券を購入する。ついに私も数日前からかぐらスキー場でシニア券を買い求められる年齢になってしまった。もちろん迷わず500円安いシニアチケットで。

ロープウェイに乗ってみつまたエリアのリフトに乗ってみると雪面がとても汚い上に雪の量が例年になく少ない。ゴンドラに乗って雁ヶ峰から降ってくるコースの下部を注視して見たが、ツリーホールが異様に大きく、積雪量がかなり少ないようだ。最後は藪漕ぎ覚悟かと思いつつゲレンデトップへ。

平日の第5ロマンスリフトはスカスカで、週末のような殺気が感じられなくてよろしい。リフトを降りたところで計画書を提出しようとしたら、ホワイトボードに「雁ヶ峰コースNG」とある。スタッフのお兄さんに聞いてみたら、下部は雪が少ないし沢には大きな穴が空いているのでスキー場からNGが出ているという。まだ4月なのに、雪が豊富なことで有名なかぐらスキー場ですら例年以上に雪解けが進んでしまったようだ。

仕方ないので、お兄さんには霧の塔から戻ってくると言ったものの、とりあえず神楽ヶ峰近くの稜線に登り、中尾根を滑ってゲレンデに戻ることにした。何せ同行の女房は新しい板で最初のシール登行、ずいぶん前に行った鍋倉山以来、スキーで山に登ることもしていない。体力目一杯の行動は慎まないと。

順調に稜線まで30分ほどで登り、少し休憩してからノーシール・ステップソールの私は登ってきた斜面を少し滑り、平坦な場所から沢の源頭にトラバースし、中尾根の頭に登り返す。女房が後ろからついてくるのが見えたので、一度斜面を滑って雪の状態を確かめ、再び中尾根の頭に登り返す。若干滑りにくい雪だ。
20180423_024735774_
苗場山をバックに
20180423_031021247_
G3finder86とK2talkback82

中尾根の頭でまた長く休憩して、だんだん風も出てきたので下山にかかる。12時30分。中尾根の滑降は快適だったが、女房は結構何度もこけていた。立ち上がるのにエネルギーを消耗し、尾根の下部に降りてきたら結構疲れているようだった。50分ほどかけてゴンドラの山頂駅に着いた。女房の右足が調子が悪いようなので、まっすぐゲレンデ内を滑って降りた。ゴンドラ沿いの緩斜面ではステップソールが引っかかってスケーティングが必須。女房はこの緩斜面でさらにダメージを足に被ったよう。
20180423_034731405_
中尾根の小さなオープンバーンで
20180423_042225226_
ゲレンデではこいのぼりが泳いでいた

ロープウェイで駐車場に降りたら14時を回っていた。リフト券を買った時についてきた場内1000円券で軽食を食べて、帰路についた。

こんな状態ではどこに行っても雪が足りずに苦労しそうだ。GWにあと1回か2回行けたらそれで今シーズンは終了だろう。連休始めに東北に行って、最後に連休明けに乗鞍に行きたいが・・

kagura_map
地図
kagura_data
データ
Comments

信越トレイル・ステップソール縦走

3月24日(土)晴れ 信越トレイル・ステップソール縦走

朝7時45分、ほくほく線の虫川大杉駅に駐車し、あわてて最後の準備をして8時ジャストのシャトルバスに乗る。他に地元の小学生レーサーが二人。20分ほどでスキー場に着き、9時のゴンドラ稼働開始まで待機。登山届はパトロールに提出するつもりだったが、パトロールの人が不在で、チケット売り場でゴンドラ1回券(1,000円)を購入する際に事情を説明して受け取っていただく。

ゴンドラは予定通り9時過ぎに動き出し、さっそく山頂停留所駅(965m)へ。ロープの一角に警告の看板があり、そこがエリア外への出口になるようだ。シールをあらかじめ貼ったスキーを履いてロープ外に出ようとしたら、おじさん二人に声をかけられた。ルートを簡単に説明したら、シールというものを見るのが始めてのようで、説明した。しかし今回、シールは最初の登りでしか使わない予定だ。あとはアップダウンの回数が多過ぎていちいちシールなど脱着していられない。G3ファインダーのウロコの登坂力で機動的に歩くつもり。出発は9:20。
20180324_002017206
ゲレンデからの出口右手に雪崩デブリ。真ん中の小尾根を登る

平坦な場所がロープ外にもあるが、菱ヶ岳の崖が迫っていて雪崩のデブリもあるので一般客が近づける場所ではないようだ。デブリを避けて小さな尾根の上から登ったつもりだったが、トラックデータを見ると尾根と尾根の間の小さな沢を登ったようだ。稜線に上がったのが9:50、標高1100m。シールのままで1150mのピークに登る。10:10、シールを剥がして滑降に移ろうとするが、思ったより急斜面だ。標高差80m程度だが、最初からコケていたのでは先が思いやられるし、自分一人しか頼れないので、コケないよう慎重にターンして1075mまで。雪質はいいようだ。黄砂もないし、昨日までの雨が霧氷になったりわずかな積雪になっていたようで、雪面はキレイ。
20180324_005558374
美しい雪面と霧氷が着いた木々
20180324_010256687
黒姫・天狗原&金山・妙高・火打。手前に伸びているのが関田山脈
20180324_012049469
最初に滑った斜面

ここからはステップソールのウロコを効かせて歩く。県境の稜線ピークではなく、若干長野県よりのピーク直下をトラバース気味に歩いていく。1131mピークの直下で10:40。右手下方に無木立の湿原が見えた。湿原に向かって滑り、そのまま沢状地形を歩いて野々海池へ。池の上の一番長いところを一直線に歩く。時間は11時前後で、ここまでの距離は3.5kmほど。野々海池を渡りきったところにキャンプ場の施設があり、その近くの日陰で休憩。行動食を摂取。バウムクーヘンやらワッフルやらドライトマトやナッツなど、普段はあまり食べないものばかりで、水がないとノドを通りにくい。暑くなることを見越して水分はハイドレーション・チュウチュウ仕様にしてあるのと、別立てでスポーツドリンクのペットボトル500mlの合計1.5リットルを担いだ。日が高くなってきて池の真ん中では日差しを遮れないので、水分を欲する。暖かい飲み物はこの天候だと要らない。
20180324_020442899
野々海池を横断

休憩後、三方岳に向かって緩やかな斜面を登る。三方岳手前の1140mピークのブナ美林を静かに歩いていたら、案の定甲高いエンジン音が聞こえてきた。関田山脈名物のスノーモービル(スノーバイクも数台見かけた)軍団だ。一台ずつバラバラにやってくるので三方岳山頂直下まで何台もすれ違った。彼らはすれ違いざまに会釈はするのだが、トレースを見ると相当な急斜面をフルスロットルで駆け上がるのでその爆音が轟いて興ざめになる。2ストロークだから余計うるさい。まあ、あちらも一人でスキーで歩いているヤツがいるとは思ってもいないだろうし、他人に迷惑をかけないようにこのエリアに入ってきたのだろうから、常識は踏まえた方なのかもしれない。それに、彼らの爆音で冬眠から目覚めた熊などは現れないだろう。
20180324_031148452
三方岳を通過。稜線のギャップは大きい

三方岳はピークを踏まず、12時に通過。天水山までに小ピークが3つあるが、滑りやすいところはすべてモービルのトレースが刻まれていた。仕方ないが、迷うことはない。ピークはなるべく巻くが、鞍部までの斜面は予想以上に急で、鞍部の尾根の右手(長野県側)は沢で左手(新潟県側)はガケになっているところもあり、ルート取りに気を遣う。そんなこんなで天水山山頂に12:50分着。ここは新潟県側の斜面がなかなかよろしい上に県境の尾根は地形図からの想像以上に滑りにくそうなので、モービルのトレースを見ながら新潟県側にいったん滑り、トラバースして鞍部に出る。1043mピークの手前の鞍部で13:00、そろそろ疲れが出てきた。目の前の斜面を登る気力が薄れてくる。うまく下山できれば14:20森宮野原駅発の飯山線に乗れるかも、という淡い期待も出てくる。こういう皮算用がよくない。
20180324_034910121
天水山から津南方面が見える
20180324_042500335
尾根通しで滑ると間違ったピークに行ってしまう

1043mピークから尾根を滑って967mピークに向かわなければならないところ、その手前の枝尾根の末端に行ってしまう。GPSで確認して修正。尾根が広がり、下り基調になるのでルートファインディングを頻繁にしないと危険だ。広がった尾根をあまり右手に寄らないように滑る。左に寄り過ぎると無印良品のキャンプ場が見える。尾根が延びているが、駅は遠のいてしまう。幸い、杉や広葉樹は疎林で視界はいい。標高750mあたりで作業道と交錯しながら標高を下げる。杉林が密林になってきて、その下にあるはずのため池は上から見渡せない。慎重に高度を下げて、ため池脇の作業道に出た。これでもう安心。下の三角形のため池から道路幅が広がるが、そこまで除雪は進んでいた。14時だ。道路を歩いていたのでは遅くなるし、雪壁のある道路を横断することも難しい。降っていく道路の左側の雪を拾いながら下降してくのが賢明かと思い、県境を出入りしながら一箇所だけスキーを脱いだものの、滑り降りた限界が地図上トラックのゴール地点。頑張れば下の学校裏手まで滑れたかもしれないが、標高360mまで滑れたので十分だ。関田山脈の長野県側は標高が高い分、雪が比較的残っているのではないか?
20180324_045803833
ため池で振り返る

すでに14:15。列車に乗るのは無理。舗装路面で荷物をすべて下ろして休憩。森宮野原駅で上下線の列車がすれ違う時に鳴らした警笛が聞こえた。のんびり舗装路を神社まで歩き、国道117号線に出て森宮野原駅にたどり着く。14:45だった。
20180324_053920393
国道から駅(スキーの右の楕円形の無雪の土地にホーム)を見る
20180324_054848469
駅についたが時間が中途半端

さて、虫川大杉駅までどうやって公共交通機関を使ってたどり着くか?14:20の後の飯山線は16:54で、実に2時間以上待ち時間がある。そんなに待てない。次善の策として、15:10発のバスで越後湯沢駅まで出て、そこからほくほく線に乗って行くという手がある。いかにも無駄な遠回りで料金も2,000円以上と、列車のみの乗り継ぎに比べ倍額になってしまうが、こちらの方が50分早く着く。
ということで、バスを待つ間、電子登山届け「コンパス」の下山届を出して女房に下山を知らせたり、キューピットバレイに電話で下山報告をしたり、予定変更で単独行で入山するとメールした吐月工房氏にメールしたりと各方面に連絡をしてバスに乗り込んだ。

好天に恵まれ、雪質も良く、キューピットバレイの営業終了直前というタイミングをつかまえて行動開始を早くしたために、ほとんどピンチなくコンプリートできた。一方、全行程12km強で、対策はしていたもののやはり足の内側くるぶし下にマメができた。体力が続かないこともあるが、これができてしまうとそう何日も連続してスキーで山に登る気力が失せる。

20180324_shinetsu_trail1
地図をクリックすると別ウインドウで拡大表示
20180324_shinetsu_trail2

信越トレイルデータ。登りは少なく下りが多め、しかしスピードは遅い
data_shinetsutrail
Comments

ステップで、尾瀬沼

過去に何度か登っている燧ヶ岳に行こうと思い、案をめぐらせた。連休前半はたいてい福島県檜枝岐側の七入〜御池までの車道が開かない。昨年はめずらしく4月中に御池まで車で上がることができたが、今年は雪が多めで例年通りとなろう。ならば、群馬県片品村側の大清水からアプローチしてみよう。尾瀬沼ヒュッテで1泊し、長英新道から登ってナデッ窪を滑るというのはどうだろう。

ということで、地形図やネット上でのツアー記録を見て出したルートが、
初日
大清水〜三平峠〜早稲沢滑降〜尾瀬沼ヒュッテ〜檜高山〜小淵沢田代〜大江湿原〜尾瀬沼ヒュッテ(泊)
二日目
尾瀬沼ヒュッテ〜長英新道〜ミノブチ岳〜ナデッ窪〜沼尻〜小沼〜大清水平〜三平峠〜大清水
というものだった。

予定していた30日は晴れの予報だが、その前後日は大気の状態不安定で午後雨か、晴れ後雨の予報。
これは入山日の30日に行きたいところへ行くしかないとナデッ窪滑降を前倒ししたのだが・・・

現地での結果は、30日は快晴で暑かったが尾瀬沼ヒュッテで11時を回り、高い気温と南風、南面の急斜面滑降になるナデッ窪滑降は断念。沼と大江湿原をフラフラして、大江山の西面に疎林を見つけ、そこで登り降りして遊んだのみ。1日は朝から雨で、スゴスゴと退散した。なかなか計画通りには行かないものだ。

29日、片品村の「さわやかトイレ」前で車中泊。片品村は桜の満開をいま迎えている。朝6時過ぎに大清水へ向かう。やけに交通量が多いと思ったら、みな28日に開通した戸倉〜鳩待峠方面か、丸沼スキー場へ向かう車だったようだ。朝7時前に戸倉の駐車場は満車。至仏山は平日を狙って行くべきだ。

対して大清水は祝日前に入山した車で狭い第1駐車場は満車だったが、第2駐車場はガラガラ。7時10分にゲートを通過して歩き始める。ゲート先ですぐに雪になり、ステップソールのG3finderで歩き始める。雪面が汚れていて、凹凸も大きく、朝はやや硬いのでやや歩きにくい。8時30分に一ノ瀬を過ぎ、沢を渡って三平峠方面への夏道を歩く。木道などは全く出ておらず、すべて雪の下だが、枝が出ていたり狭い場所で急だったりでステップ板ではちょっと歩きにくく、板を脱いでブーツで歩いたりした。途中標高1590mあたりで尾根を巻いて夏道の西側から三平峠手前で合流した。尾根を巻くところがやや難しかった。一応、シール無しで三平峠までたどり着いた。

2017-04-30-07.17
すぐに雪の道になった
2017-04-30-08.32
雪に埋もれたままの一ノ瀬休憩所

10時45分、三平峠から尾瀬沼に向かって滑り、尾瀬沼の沿岸を歩いてヒュッテの方へ向かう。まだ沼は雪が多くて、多少水の青い色が透けている場所もあるが上を歩ける。ヒュッテ近くで11時30分を回っている。すれ違ったスキーヤーから情報を仕入れてみたが、今から長英新道を登ってナデッ窪を滑るのはちょっと厳しい。浅湖(あざみ)湿原あたりでお昼のアンパンを食べながら結論を出した。

2017-04-30-10.58
雪に覆われた尾瀬沼と燧ヶ岳(正面の大きな沢状地形がナデッ窪)

一人なので諦めるのはたやすい。もう一度ヒュッテに引き返して檜高山の鞍部へ登り、小淵沢田代から大江湿原へ降ろうかと思っていたが、檜高山はすぐ目の前に見えていて、けっこう樹間が狭いので、大江湿原から逆ルートで上がることにした。長細い大江湿原を一人歩き、大江山を左手に見ながら沢を詰め始める。しかし針葉樹の濃い林間で、沢から湿原に乗り上げても面白くなさそう。大江山の西面には疎林の雪面が見え、登って滑ったら楽しそうだ。いままでの計画はすっ飛び、ここで遊ぶことにする。40分ほど登って滑って、13時を回ったのでヒュッテに向かう。

2017-04-30-12.52
疎林を登ったところからの燧ヶ岳
2017-04-30-12.58
遠くに至仏山が見える

とにかく日差しが強くて暑い。ヒュッテ前でアルバイトのお兄さんとしばらく話して、チェックイン。閑な午後が始まった。負け惜しみっぽいが、山小屋でマッタリ午後を過ごすのも悪くはない。だが、BSのデータ放送では明日は朝9時から雨の予報だ。なんだかここに泊まらず、大清水へ戻った方がいいような気もして、地団駄を踏む。一体何をしに山中一泊したんだろう?滑ったのは三平峠から尾瀬沼までと大江山で遊んだだけ。

2017-04-30-14.19
ヒュッテのウッドデッキもほとんど雪に覆われている

この日の宿泊は私以外に7名のみ。単独のスキーヤーのおじさんは私より年齢は上に見えるが、朝6時に大清水を発ってナデッ窪を登り滑ってきたとのこと。二人組のスキーヤーは七入から沼山峠まで自転車でスキーを担ぎ上げ、29日の荒天を避けて30日に一日かけてナデッ窪を滑ってきたとのこと。彼らのスケジュールがベストに思われた。あとは4人組の登山者。

15時30分からめちゃくちゃ熱い風呂に入ってしまい、ゆでダコ状態で17時の食事を待ち、夕食が済んでから日が沈むのを見て布団に潜り込んだ。携帯もつながらないし、やることは皆無。

朝5時に隣の単独スキーヤーが準備して出て行くのを見届けた。彼は朝食を弁当にしてもらっていた。雨が降る前に出て行ったのはさすがだ。私は6時から朝食を食べ、15分くらいで歩き始めたのだが、すでに予定前倒しで小雨が降ってきた。尾瀬沼山荘近くで6時35分。そのまま三平峠まで20分。シールの付け外しなしで行動できるのはこういう時にありがたい。来た道と同じようなコース取りで標高1590mで夏道に戻り、その後は横滑りを駆使して降る。沢の近くではちょっと面倒くさいところもあったが、何とかクリアし、一ノ瀬休憩所で7時20分。あとは林道を降るだけ。前日に比べ雪の量は確実に減っていた。それにしても1月のゲレンデ転倒以来肩の痛みが引かない。普段右手で滑りの悪い場所へ文字をたくさん書くのが仕事の一部なので、 治りが遅い。ザックを背負っていても痛い時がある。こりゃー、かなり影響の多い転倒だった・・
ボーッと考え事をしながら滑っていたら、7時45分に大清水のゲートに着いてしまった。なんと帰りは1時間30分。群馬県側に降りてきたら若干降り出しが遅くなったのか、雨が止むこともあり、片づけが捗った。今回の独り歩きでG3finderのソールが傷ついた。あちこちに落石が見られるルートを通ったので仕方ないが、買ったばかりの板だけにショック。
駐車料金二日分1,000円をポストに投函し、帰路につく。

東京に向かって南下しているのに行く先々で雨が降ってくる。片品村は桜が満開で、老神温泉から赤城山の東側に入ると桜吹雪だ。雪のある風景から時間を短縮して初夏に向かうようなドライブだった。大間々から50号線と県道を使って館林インターから東北道で東京へ。高速上でも雨が降ってくる。東京に到着したら、やはり雨が降ってきた。

あともう一回、遅くとも15日までの間に、乗鞍岳でシーズンを終了としたい。天気がよくて思い残すことのないターンができればそれで満足である。

ozenuma_map
Comments

ステップで、かぐら霧ノ塔・雁が峰

一週間週末スキーを空けた。16日の日曜日、天気予報が好転したので、西吾妻山に行こうと思ったが、写真を見るとかなり密林を登らなくてはならないような気がして、かぐらスキー場から霧ノ塔・雁が峰を経てゴンドラ下のコースに出るルートに切り替えた。久しぶりのかぐらバックカントリー、しかもまた単独。

今回はステップソールで極力シールを使わずに歩くつもり。結果、気温が上がってザラメになったので機動力を発揮して3時間弱で終わってしまった。やはりこのコースは雪質と天候に恵まれれば、ノーシールでステップソール(ウロコ板)の方が行動が敏速になる。

朝5時20分ころに自宅を出る。もう明るい時間だ。順調に首都高・外環・関越を走って、8時ころかぐらスキー場のみつまた駐車場にたどり着いた。山から戻ってきたら駐車場は料金所あたりまで埋まっていたので、それなりに客が来ているが、下山コースの方までいっぱいになってるわけではない。

リフト券を久しぶりに買う。いろいろと乗り継がないと山頂近くまで行かれないので、一日券(4,700円)を買う。半日券でも行かれそうだが、13時を回ると一日券との差額を払わなければならないのでリスクが高い。しかしリフト券は高いよね。

かぐらゴンドラは少し太い板だとラックに入らないし、177cmのG3finderだと中に持ち込んでもつかえてしまう。ぜひスキーラックの形状を工夫してもらいたいものだが、機械力で1800m以上まで連れていってもらっているので文句は言えないか?

9時20分ころ、ゲレンデからのゲート前で登山届を提出し、自動のビーコンチェックを通過してゲート外に出る。ゲート部分だけはスキーを脱がないとウロコ板では登れない斜度だった。多くの人がこれから登ろうとしているが、みなシール装着に時間がかかっている。私だけウロコ板なのでそのままスタスタ歩き始めた。G3finderのウロコの効きはたいへんよろしい。最初はシール登行の人々と同じような斜度でも無理なく登れた。最初の1984mピーク手前までで約30分。きれいな雪面だったので標高差50mほど滑ってみた。雪は素直で、テレマークターンが決まる。これはいいぞ。

IMG_0581
定番の苗場山

そのままうねった尾根筋を滑り、1920mピークで10時20分。その後「三角」の急斜面は直登せず、右から巻いた。ATスキーでVoileの極太ウロコ板を履いて登っている人がいたが、シールで登っていた。一言二言言葉を交わしたが、私がノーシールでここまで来たことに驚いていた。ご本人は「まだウロコ慣れしていない」のでシールをつけていると言っていたが、拇指球で曲がらないブーツとtechビンディングでウロコは効くのだろうか?

「三角」を巻いたらそのまま休憩なしで霧ノ塔まで。山頂で11時。時間に余裕が出てきたので、「三角」から尾根を一本滑れば良かった。北東側のピークに滑り込む前に少しだけ滑ってから登った。

IMG_0583
ハイライトへ

さて、ここからハイライトである。ここまでで他の人々を何人か抜かしてしまったようで、滑り出しはこの日の2・3番手くらいだったようだ。悪雪だと苦しむが、どうやら今日はきれいにターンさせてもらえそうだ。気持ちよくターンして、ちょっと寄り道して1886mピーク手前まで。黒岩の平の北側の斜面も滑りやすかった。浅い沢で一休みして、尾根を巻いて雁が峰へ。右手は大きなクラックが何本も見えている。雁が峰へはわずかに登るが、ここもウロコ板だとストレスフリー。雁が峰山頂には、前夜テント泊したらしい集団が10名ほど。みなtechビンディングのATスキーだ。

IMG_0588
せっかくのシュプールがよく見えない
IMG_0589
雁が峰と巨大なクラック

12時に雁が峰山頂を後にする。最初の緩斜面ではウロコが邪魔してスピードが出ない。「檜屋敷」まではそれでも滑りやすかったが、最後の急斜面は雪が重くて難儀した。アルペンターンでやり過ごすが、滑った後からナットウ雪崩が起こるので真下に向かって滑れず、トラバース気味に高度を下げた。

kagurakirinotou_map

ゴンドラ下の連絡コースに出たのは12時20分。あとはスピードが乗らないウロコ板でタラタラと降るだけ。最後のリフトも13時前に乗れたので、結果半日券を買っていれば1,200円ほどお得だったのだが、これは仕方ない。最後にかぐら名物「下山コース」に入ろうとしたが、まだ午後も浅くオープンしていないようなので待ちきれずみつまたロープウェイで下山。チケット売り場で下山報告をして終了。

帰りも関越の渋滞が発生する直前に通り抜けられたようだ。近所で給油して、車を片づけ、ウィンターワイパーをようやく取り換えて帰宅しても16時台だった。車のスタッドレスタイヤを夏タイヤに履き替えるか、このまま夏もスタッドレスを使って秋に新しいスタッドレスにするか、悩ましいところだ。
Comments

舟鼻山・雪原歩きと急斜面滑降

先週の記事の最後にウィッシュリストとして挙げておいた、会津の舟鼻山へ行った。
舟鼻山は南会津町・下郷町・昭和村の町村境界にある、1200mほどの山で、国道400号の舟鼻トンネルの昭和村側出口が出発点になる。山の形状は山頂部が平坦なテーブルトップマウンテンで、山頂部が高層湿原の苗場山とは違い、ブナ林におおわれている。計画では山頂部から伸びる尾根を歩き、御前ヶ岳を往復するつもりでいたが、新雪歩きによる時間切れで次回持ち越しとした。

朝5時30分過ぎに自宅を出て、高畑スキー場へ向かうルートで南会津町まで。352号線で檜枝岐方面へは向かわず、会津田島の西側を経て400号線で北上。トンネルを越えるうちに雪深くなってきた。舟鼻トンネルを潜って昭和村に出るすぐ右側に除雪されたスペースがあるはずなのだが、まだ雪に埋もれていて入れない。そのままゆっくり進んで旧道との分岐の道路反対側にわずかなスペースを見つけたのでそこへ駐車。まだ車は一台も停まっていなかったが、すぐに会津ナンバーの車が来て、会津若松から来たという山スキーのおじさんが舟鼻山へ向かうというので、少し会話した。登行のルート取り、注意すべき箇所などを教えて頂く。結局、この日舟鼻山に入ったのは我々2人だけだった。

準備は会津のおじさんの方が早く、古いキャンバー板とジルブレッタ金具、普通のスキーブーツで先行して行った。私も準備が出来て9時20分に出発。まず道路脇の雪上に出て、スキーを履き、旧道を進む。最初の左カーブでおじさんのトレースが道路の右に逸れていっていたので、後を追わせてもらった。トンネルと旧道の間の緩い尾根を登って行くのだが、おじさんのトレースはシール登行で直線的。私はウロコ板finder86なので、斜登行が多くなる。新雪なのでスキーがずれ、ウロコの効きがあまりよくない。

舟鼻峠で休憩中のおじさんとまた出会い、ここからは林道をショートカットして舟鼻山の急な北斜面に向かう尾根を登って行く。相変わらずおじさんはシールなので直線的に先行していくが、私は斜登行&キックターン。つづら折れの林道に乗り上げる直前が急で、ウロコ板では厳しかった。

何とか舟鼻山北斜面のつづら折れ林道に乗って、そこからは林道沿いに歩いていかれる。時々右の斜面を見ていたら、植生が薄い部分が目に付き、林道の上方から一度滑ってみたくなる。ウロコ板だし、そういう遊びを交えないと面白くないよな、と思った。最初の右急カーブを曲がらず、直進して東北東方面に伸びる尾根の上でおじさんと休憩する。おじさんの言葉が早口の会津弁なので聞き取りにくいが、単独山スキーヤー同士、会津の山について少し語ることができた。尾根からは田島の町並みが遠望できる。

再び林道に戻り、より雪深くなって雪が吹きだまり、林道らしくなくなった場所を先に登って行く。おじさんはどうやら山頂までは行かないようで、シールをつけたまま下山していった。その姿を見送ってから、アウターを着て下の林道にドロップイン。後で確かめたら標高差は30〜40mに過ぎず、4ターンほどしたに過ぎないが、北面のパウダーを味わうことができた。下の林道からはアウターを脱いでザックに括り付けるだけで歩き始められる。ウロコ板の機動力はすばらしい。

2017-03-12-11.07
ほんのわずかだけど楽しんだ

その後も下の林道へ滑り降りられるポイントのあたりをつけつつ歩いていく。しかし左側の崖からの落雪にも気をつけなければいけない。若干際どい部分が1ヵ所あったが、そこを抜けて左にカーブすると急になだらかになり山頂部に到達する。今までとは違い、嬉しくなるくらいなだらかだ。

2017-03-12-11.43
動物の足跡を追って山頂部に出た
2017-03-12-11.44
新雪が板にくっつく

林道から外れて林の中を歩いてみたり、岬のような突端まで行ってみるが、新雪におおわれてどこもきれいで、ここにテントでも張って一泊したら楽しいだろうと思う。どこを歩いても動物の足跡しか見当たらない。フラフラしている間にもう12時を回っている。北西方向に伸びる尾根の最高点で周囲の雪山を木の枝の向こうに眺めながら調理パンの昼食を摂る。尾瀬方面の雪山、那須方面の雪山、北側の博士山の裏には飯豊連峰も見えたが、初めて見る方向からなので多くは山座同定ができない。

2017-03-12-12.21
右上に博士山、その左に飯豊が見えるのだが・・

このころから御前ヶ岳までの道のりが結構あることに気付く(いまごろ遅い!)。御前ヶ岳の山頂と歩くべき尾根は見えてはいるのだが、ここまで油を売りながら3時間もかかっている(ザラメ雪ならもっと時間短縮できただろう)。とりあえず丸い1203mピークの手前まで行ってみるが、ここで13時を回ったので御前ヶ岳を諦める。次回にして、舟鼻山のフラットな雪面をもっとしっかり歩いてみよう。

2017-03-12-12.52

ということで地形図上で「舟鼻山」の文字がある1226mのピークと、1230mのポイントを探しつつ歩き、最後は1204mピークから駐車した場所へ急な尾根を滑降することに決めた。後から地形図を見たら、1226mの南西側にもう少しだけ高い1230mの線が描かれていて、さらにその先に1229mの三角点がある。ここも踏んでおけばよかった。

1226mに近づくと、それまでの広葉樹林から広場のような場所に出た。晴天なので、目安になる物体がなくて不安になるような場所ではない(ガスっていると目印がなくて往生するだろう)。広大な雪原に一人トレースをつけていくのが嬉しくなってしまうような場所だが、ここはゴルフ場でも田んぼでも畑でもなく、山頂だというところがすごい。何度も振り返って自分のトレースを写真に収めた。

2017-03-12-13.02
うおー、視界が開けた!
2017-03-12-13.08
雪原を一人歩く
2017-03-12-13.14

2017-03-12-13.13
すばらしい!向こうはおそらく那須連山。二岐山がその左に見えた

雪原を歩いていくと、1230mのポイントは全く特徴のない場所だった。ここから林道に戻り、1204mの表記のある尾根に入っていく。尾根の突端に立つと、北斜面の尾根は急過ぎて下が見えない。かなり急だ。恐る恐る滑り込んだが、わりと木が混んでいて、しかも風のおかげか、雪面が1mくらいの段差の連続になっているので思い切った滑りはできない。少し西方向に尾根を回り込むとクラスト気味になる。登ってきた林道の途中においしそうな雪面の場所があったのだが、降り始めてしまったからもう後の祭りだ。尾根の前半、1100mまでは雪の段差でコケないように斜滑降とキックターンを交え、シュテム操作で慎重に高度を下げるしかなかった。トラックを見るとやや北西方向に振り過ぎてしまったようだ。その後は尾根も広がって雪の状態も少しよくなり、会心のテレマークターンなどはできないが、無難にこなして滑り降りることができた。安心なのは道路がすぐそばで、ある程度下に降りれば道路を右手に見ながら滑れるということだ。道路脇の雪を最後は歩いて、14時過ぎに駐車ポイントに戻ることができた。一応、単独でのスキーハイクは無事終了した。下山のルートは一考の余地ありだが、舟鼻山はとてもいい山だった。また来たい。

2017-03-12-14.14
駐車ポイントから

その後は下郷町まで県道でショートカットして、弥五島温泉・郷の湯で汗を流す。シャンプーも石鹸もなく湯に浸かるだけだが330円とリーズナブル。帰路は往路と同じルートは取らず、国道289号で甲子トンネルを越えて白河インターから東北道に乗る。3月半ばになったので、冬の間渋滞知らずだった東北道も岩舟JCTから先は渋滞だ。関越道と違って下道の代替路線が4号バイパスくらいしか思いつかず、その4号バイパスと東北道は宇都宮以南で距離が離れてしまうので、我慢して東北道の渋滞につきあう。ノロノロ運転はそんなに長くはなく、家の近所で給油・洗車を済ませても20時に帰宅できた。

hunahanayama_map
歩行・滑走距離合計7km、獲得標高差570m(山頂部で意外とアップダウンがあった)
山頂部では反時計回りに歩いている
Comments

湯の丸・池の平湿原

ウロコ板で手軽に遊べる場所をを調べて、湯の丸高原に行った。

5時30分に自宅を出て、久しぶりに関越・上信越道を走る。日曜日でも関越道はスキーに向かう車が多く、東北道とはずいぶん違う。上信越道に入ると交通量も減ってきた。ややほっとして小諸インターから湯の丸高原スキー場に向かう。先週武甲山山頂で見た浅間山が美しい。

8時過ぎに第6駐車場に到着して仕度をし、30Lのザックを背負ってリフト券を1回分買い、標高1910mのゲレンデトップから少し下って高峰林道から9時15分に歩き始める。今回のスキー板はFINDR86 XCD。積雪量の少ないこのエリアに不釣り合いなウロコ太板だが、細板と比べて歩きに支障はないし、ウロコがよく効くのでこの程度ならばシールは不要だろう。何より今シーズン買ったこの板を存分に使いたい。

2017-02-26-10.00
FINDR86 XCD。ウロコがよく効く。その分、スピードは出ない。

2061mのポイントまでは林道上を歩く。スノーシューの足跡が多い中、わずかにスキーのトレースも見られ、ウロコの跡も発見できる。たぶん、前日の土曜日に入った人のトレースだろう。林道沿いは針葉樹が濃くてとても滑れる感じはないが、1ヵ所右手に池の平湿原の外輪山から滑れそうな場所があった。帰りにここを滑ろうと思う。

2017-02-26-09.59
人工物があって山に入っている感覚は薄らぐ

1時間弱歩くと峠に着く。2061mの峠近辺には冬季閉鎖されている小屋と夏季駐車場がある。その先に東屋があって、そこから右手に登って行く。池の平湿原は三方ヶ峰の噴火口で、その外輪山に沿って登るのである。こちらもスノーシューのトレースやスキー板のトレースがあって明瞭。最初のピーク(村境の丘)は外輪山の内側を巻き、「雷の丘」と「雲上の丘」のあいだあたりに来ると夏はササ原になるだろうオープンバーンがある。とりあえず「雲上の丘」まで行って(10時30分ころ)、仕込んできたフランスパンを少しかじり、周辺を眺めてから1本目を滑る。

2017-02-26-10.40
池の平湿原と浅間山(山上に多めに出ているのはおもに水蒸気だろうか)

登る時からわかっちゃあいたが、ひどいクラスト。まともなターンができないので、シュテムターンで減速してターンを刻むしかない。日が当たり始めているのに緩む気配はなく、ほぼそのままの雪質で湿原近くまで滑り降りる。標高差は約100m。バックカントリースキーの醍醐味はほとんど味わえない。でも、ウロコ板で来ている意味はここから。シールの脱着なしに再び東屋まで登り、2回目にチャレンジ。湿原の回りを歩く2人連れと、東屋近くで10人ほどの子供を含む集団に出会うが、スキーの人はいなかった。

2度目は手前の「雷の丘」近くで少し早いカップラーメンランチを摂り、そこからまっすぐ滑り降りようと思った。しかし1回目に輪をかけた強烈なクラスト雪で、スキーヤーズライトに逃げて1回目とほぼ同じコースになった。後から軌跡を見たら、2回ともほとんど同じコースを滑っている。

2017-02-26-12.03
シーフードヌードルと池の平湿原

最初は4回くらい滑れるかと思ったが、こんなクラスト雪では楽しめない。今回は偵察ということで、もっとコンディションのいい時に再訪しよう。三方ヶ峰の小諸側には斜度が緩めの尾根が伸びていて、こちらから登るのも南岸低気圧通過直後には面白そうだ。

ということで、早々に尻尾を巻いて退散することにしたが、もう一度「村境の丘」あたりまで登って、林道に向けて疎林帯を見つけて滑ることにする。最初はカラマツの枝がジャマでうるさいが、スキーヤーズレフトに回り込んだら疎林部分を見つけた。ウロコ板お得意の斜登行して、滑る。ここも激しくクラストしていてスリル満点だ。斜登行を終えてからボトムの林道まで標高差50m。数字にするとつまらない雪遊びに思えてしまうが、クラストの上に質のいい雪が乗っていれば雄叫びになるはず。今日は4時間も遊ばせてもらった。移動距離約7km、累積登行標高差530m。

ikenotaira_map

タラタラと林道を降り、ゲレンデに出たら、雪面が硬過ぎて今まで以上に恐ろしい思いをした。山から下りてきた後のゲレンデでテレマークターンなどするつもりはハナからないのだが、アルペンターン時にウロコ部分のエッジが効かず、アイスバーン上で横に流れるのである。カルフ10thマウンテンでも滑り出しの違和感はここにあった。ウロコ板で硬いゲレンデを滑る時はもっと真剣に身体を倒し込んでエッジに体重をかける意識を持たないとコケる。

ということで、リフト待ちの列ができていたが、回数券をあらためて買い求めて列の最後尾につく気力はすでになく、そのまま車に直行。14時にスキー場を後にする。浅間サンラインで軽井沢まで抜けてから高速に乗ろうと一瞬思ったが、まだ時間が早いからすぐに高速乗れば関越渋滞に巻き込まれずに済む、と思い直して小諸から高速に乗ったら、これが凶と出た。佐久平から登って八風山トンネル手前でピタ止まり。トンネル内で事故があって佐久平から碓氷軽井沢まで通行止めになってしまった。もう事故処理が終わって開通するまで待つしかない。待たされたのは1時間30分。サイドブレーキ引いてエンジン止めてラジオ聞きながらひたすら待つ。こんなふうになるなら下道走ればよかったなと後悔。ピタ止まりが1時間を過ぎると各車から人が降りてトイレを探しに行くようだ。私も少し尿意を感じるが、一人なので車を離れている間に動き始めたら迷惑だから我慢する。数台前のツアーバスから女性が2人後方に向かって歩いていった後、車列が動き始めた。ツアーバスは路側帯で止まり女性客を待つ模様。それを過ぎてノロノロトンネルに進入したら、大型バスが走行車線に止まっていた。側壁に接触する事故だったらしい。

その後激混みになる横川SAは避け、トイレは甘楽PAで寄る。どうやら関越道も複数個所で渋滞が始まっている模様なので、本荘児玉で降りて17号、125号、122号をつないで白岡菖蒲から東北道に乗って19時過ぎに帰宅。ふぇー、腰が疲れた。やっぱり冬は東北道方面がいいわ。3月には1度か2度インフィールドのツアーに参加しようかと考えているけれど、集団に合わせて北信・上越方面へ移動(夜移動して車中泊、帰路ピークをはずす)するのがとても億劫になってきた。

南会津方面で単独でも危険のない場所で少し歩いて少し登るので満足するか、悩みどころだ。
Comments

ウロコ板で日光山王峠

2月初めにかけて忙しくなってしまうので、今回の週末スキーは近場で軽くハイクアップして滑ることにした。場所は昨年にも行った日光山王峠。東京を朝6時30分に出ても9時過ぎには日光アストリアホテル前の駐車場にたどり着ける。

9:30から歩き始める。最初は除雪された道路を少し歩き、道路脇でスキーを履いてFINDR86 XCDのウロコを効かせて歩き始めた。今回は昨年と違って雪がどこにもあり、峠山頂までできる限りスキーを履いて登りたいので、なるべく等高線の間隔が開いている斜面を求めて学習院大学の保養施設がある西側から斜面にとりついた。

2017-01-29-10.30
ここは木も細くて雪面もきれい

緩い斜面だが雪がクラストしていて、ウロコが効きにくく、横滑りしてしまうので難儀した。しばらく登ると斜度が少し増し、スノーシューのトレースがある夏道と合流したので、むりやり斜登行&キックターンを繰り返してもロスが大きいかと思い、斜度がある部分だけスキーを外してスノーシューの後を追った。

すぐに斜度が緩んできたので再びスキーを履く。樹間が広いところでは快適に斜登行&キックターンで登っていかれるが、それほど長くはない。暗い針葉樹林になり、雪面に折れた枝が散乱していて歩きにくくなったが、もう標高差はわずかになってきた。峠の頂上をまっすぐ目指して登りきり、11:20に峠到着。標高差は300mほどしかないが、ゆっくり登ったので汗こそかいたが足にマメはできず、快適に登ってこれたと思う。

2017-01-29-11.23
峠頂上目の前
2017-01-29-11.28
FINDR86 XCDのウロコは効きがいい

板を外して標識に立て掛け、写真を撮っていたらスノーシューの親子連れが峠に到着した。夏道のスノーシューの跡は彼らだったのだろう。彼らは山王帽子岳に登ると言っていた。彼らが去った後、前日スーパーで買った調理パンを食べ、山専ボトルに入れてきたお湯でカップラーメンを作って食べ、昼食とした。

2017-01-29-11.38
天気は晴れ、風がなくて快適だったが熱いカップラーメンは最高だ

ほぼ12:00、滑走に入った。最初は林間の薮がうるさいので林道を降り、右手にカラマツ林が見えたら右手に入る。カラマツ林の見通しはいいのだが、雪がまだクラストしていて滑りにくい。センター86mmのFINDR86 XCDはクラスト雪でもそれなりに滑れてしまう。

1650mくらいでさらに右手に進路をとって登ってきたルートの近くに出たが、1600mくらいで左手に進路をとりすぎ、右手に沢が出てきてしまった。幸い、沢の窪みは横移動すれば回避できるので、ウロコ板の強みで若干登りつつトラバースし、事無きを得た。そこからやや快適な斜面になったが、すぐに学習院大学の保養施設の敷地だ。敷地に踏み込まないよう、左手に進路をとってゆるゆる進んでいくと、平坦になってもう終了である。滑りは30分しかかかっていない。

駐車場でゆっくり片づけと着替えを済ませ、帰路についた。今回、スマホでトラックデータを取りながら登ったが、電波が終始入るので機内モードにはせず、また一人で寂しいのでネットラジオなど聴きながら登ったら当然ながらバッテリーの減りが著しかった。余計なことをせず、機内モードで登るべきだった。

sannotouge_map
赤:登り 青:滑り
Comments

ウェッジを噛ませる

先日手に入れたG3 FINDR86 XCDにはウェッジが装着されていず、部品が余っていたので装着してみた。
T2エコをビンディングのつま先に引っかけてみたら、かかと部分が3cmほど浮き上がっていた。

ビンディングの分解には、アンチアイスプレートの取り外しがちょっと苦労したが、マイナスドライバーをつま先部分から強引に突っ込んで解決した。

作業自体は単純で、つま先部分にアンチアイスプレートから見えるナットを入れて、金属部分を外してウェッジを噛ませるだけなのだが、どうしても片方のウェッジを入れるとアイスアンチプレートを押えるネジがまっすぐに入らない。ねじ込んでもビスがひねくれるだけ。アンチアイスプレートはつま先が浮いたまま。ネジ穴はまっすぐに見えているのだが、どうしてもうまくいかない。

いろいろ試行錯誤してどうしてもうまくいかず、ウェッジの装着自体を諦めかけた時、ナットのネジ山がビスとうまく噛んでいないことに気付いた。幸い、古いタルガがあったのでそこからナットを借りてきたら簡単に解決した。しかし、部品の精度が悪過ぎる。これが理由で汗流しながらポジドライバーで何度もビスを回した結果、指の皮がはがれる代償を払った。

古いタルガからクライミングサポートを外し、移植した。こちらはヒールプレートを取り払って装着するだけでコトは済んだ。

30分で作業は終わると思っていたのに、ずいぶん時間をかけてしまったよ・・・
Comments

G3 FINDR86 XCD

極太ウロコ板(ステップソール)を入手した。表題のものである。「ファインダー」ど読むのならスペルが違っているが、G3が公表している名前のままである。白と青のシンプルな色構成で、ウロコがないモデルもあり、こちらは白と赤である。XCDシリーズはウエストの幅によって94、86、そしてスティンガー78の3種類があるみたいで、86はスピットファイアXCDの後継モデル。

G3_FINDrXCD86_large
板のセンターに背骨のような突起があって、下のような昔のヒッコリー一枚板を彷彿とさせるのもよし71e53a89
http://www.heavysnowker.com/archives/51644657.htmlより引用させて頂いた

実は今年になるまでシングルキャンバーのウエストの太いウロコ板(ステップソール)が出ているとは知らなかった。どうやらVOILEやG3という、今までウロコ板とは無縁だったメーカーが作り始めたらしい。今まで私が使ってきたウロコ板はBDポーラースター、カルフ10thマウンテンで、いずれも細くて軽く、今回入手したFINDR86は固定観念を打ち破ってくれるモデルだった。
122-86-109というディメンションは、14年モデルK2WAYBACK126-88-113)にかなり近い。ウロコにも限界はあるので保険にシールは持っていくことがあるが、シールもK2と共用できるかもしれない。そう思って今回はトップとテールに穴を開けてもらった。その後シールを貼ってみたが、テール部分でわずかにエッジが隠れる程度で、ピッタリといってよい。

細板も軽快でいいのだが、登った後の最初の滑りで滑り方を早く思い出さないと何もさせてもらえないうちに下山ということになりかねない。10thマウンテンはセミダブルキャンバーとそのディメンションで、後脚の押え具合がよみがえるまでに15分くらいかかってしまう。いつもゲレンデで滑っているWAYBACKと同じようなディメンションなら、乗り換えて苦労することもなかろう。ウロコ板のくせにトップロッカーである。
そして、パウダーや悪雪滑走での安心感がある。どうやら、FINDRは登りもいいらしい。ウロコ部分が他の板よりも長く、効果が大きいそうだ。ただ、板の長さは5cm刻みで、私の身長だと172cmと177cmのどちらかになるが、ウロコ部分の長さはどちらも同じ。ということはフラットソール部分の面積がより大きい177cmの方がわずかに滑りがよいと判断した(おそらくほとんど変わらないと思うけど)。

ビンディングはG3のタルガT9にした。タルガを付けるのはずいぶん久しぶり。スティンガー78との板の重さの違いは片方でほぼ100g、ノーマルタルガとT9のビンディングの重量差は片方60g。完全な相殺はできないけど、少しでも軽いビンディングをチョイス。

カラファテで受け取って、その週末に早速会津高原高畑スキー場に持ち込んで滑走してみた。コンディションは氷点下から日差しを浴びてかなり暖かくなった日と、吹雪でパウダースノーが乗った日の2日間。

まず、リフトまでの移動、リフトを降りてからの移動で滑らないので注意が必要。緩斜面では本当にスピードが乗らない。ウロコの効きが強い板だ。中斜面・急斜面ではちゃんと滑るので不安はないし、ウェスト90mm前後の板で滑るのと同じ感覚で滑れるから、多少雪面が荒れていてもオタオタすることはない。ただし、スピードは急斜面でノーマルソールの6〜7割くらいになるので、時間的余裕ができ、ゆっくり動作してあげればかえってノーマルソールの走る板よりテレマーク姿勢を着実にとれるのだが、常にブレーキがかかっている状態で動作するので、ノーマルソールで同じ動作をするよりも筋肉に負担が来る。

2017-01-22-14.41

高畑スキー場ではリフト乗り場直前に勢いをつけて若干登らないといけない部分があるが、スキーを逆ハの字にしなくても、ウロコが効いてスタスタまっすぐ登れる。ゲレンデ脇の林に入って歩いてみる。本当はザラメ雪が一番効くのだが、しっとり系パウダーも、乾いたパウダーもそれなりにウロコが効き、うまくキックターンすれば後ろにズレることなく登っていかれる。登坂力はかなりあるとみた。

以上が初日は10時30分から15時ころまで、二日目はリフト始動から2時間、他の板に乗り換えずに滑ってみた感想だが、二日目のパウダー滑走でも安心して滑ることができた。この板で、春は一人で山に入って遊んで来れるような期待感がある。
Comments