別宅までツーリング

3月は降雨確率が高い月だ。昨年は大型自動二輪免許を取るために教習所通いをしていたが、一度激しい雨が降って車で通い、止んだ直後に教習があったことを思い出す。今年もここへきて頻繁に雨が降るようになった。しかしポッカリと2日間晴れ予報が出たので、前週の地震で別宅がどうなったのか見に行くためにW800で別宅往復ツーリングに午前中遅い時間から出かけた。

エストレヤでW800の駐輪場へ行って乗り換えて出発するまでに装備を入れ替えたりETCカードをセットするなどで家を出てから出発まで40分程度かかってしまう。1030分出発で最寄りの首都高ランプから常磐道方面へ。小菅・堀切JCTで自然渋滞があり、三郷料金所直前でゲートが空いている左レーンへ移ろうとしたら大型トラックに幅寄せされてヒヤッとした。常磐道谷和原インターで高速を降りようと思ったら出口渋滞。平日なのでトラックが多く、視界がほとんど効かない。そのまま我慢して渋滞の国道294を北上したが、だんだん交通量が減ってきていつものような快調2車線国道になる。下妻市横根のケーズデンキがある交差点で右折して県道131号から明野方面へ向かえばようやくツーリング気分になる。

昼食を食べようと思った宮山ふるさとふれあい公園の食堂が意外と混んでいたので、トイレを借りただけで先へ。桜川市の国道50号を越え北関東道をくぐった先にあるで前から気になっていた蕎麦屋で蕎麦を食べる。外見は田舎家で、蕎麦は美味しかったが、食べた席周辺があまり片づいてなくて雰囲気が良くなかった。ここでもトイレに寄る。

その後県道41号で益子町、農耕車優先の立派な「はが野グリーンコリドール」を使って茂木町へ。真岡鉄道の茂木駅前を通って県道27号を使って那珂川を渡り、小木須地区を通る細い県道274号へ入っていった。何度か通っている県道だが、軽トラ1台分しか道幅がない県道は何度通っても面白い。

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茂木町の那珂川
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相棒

県道171号、12号で那須烏山市街から国道294に戻り、那珂川町小川の「まほろばの湯」のある公園で3度目のトイレ。結構冷えるようだ。スーパーセブンで立ち寄った夫婦は冬装備の姿だった。ここからは県道52号を使って大田原市の佐久山経由で別宅へ。午後330分に到着。長いことバイクに乗っていたので体が冷えた。歩いて日帰り温泉(390円)へ行き、帰りにコンビニで夕飯のおかずを買って帰る。

幸い、別宅には地震で倒れる物はなく、空のペットボトルが2本ほど倒れていただけだった。

翌日、830分別宅発。スマホの音声ナビを使わず、記憶と勘を使ってオール下道走行で南下する。どこで曲がるかはその瞬間の気分次第。箒川に沿って馬頭方面へ行こうと思ったが、黄色車線で私を強引に抜いてその前を走るトラックにへばりついていたマナーの悪い車について行く気が失せたので、佐久山から那珂川町へ出るまでは昨日と逆コース。国道294には乗らず、大金方面への県道233号を走ってしばらくのちに国道294へ合流。興野大橋で那珂川を渡って県道27号境橋でまた那珂川を渡り、県道29号を東へ走ったら峠を越えて茨城県に入ってしまい、国道293号に合流してしまった。引き返して県道274で大木須・小木須へ。県境の小さな峠に「県境」というバス停があることに気づいた。バスが県境を跨いで走っているようだ。

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早春の茂木町の集落で
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一泊二日なのでデイパックを括り付けた

細い木須川を渡ってから前日と微妙に違う細道町道を使って丘を越えて再び那珂川沿いの道へ。前日渡った橋、県道27号の大藤橋で那珂川を渡り、左折して中川小学校前を通って国道
293へ。後から地図を見直したら、中川小学校から南下する丘越え町道があったようだ。次に通ってみよう。

国道293号でツインリンクもてぎを西から巻くように県道291号に入って道なりに進むと県道286号で高峯の脇を抜けて直接桜川市に抜けられる。ミツマタの群生地が近くにあり、人気なのかシャトルバスが出ているようだ。茂木町側の緩い坂を直線的に登って行くと峠らしき頂点を越えて茨城県側は急坂の屈曲路を降った。茂木町を走っている間にフューエルランプの警告灯が付いていたが、点灯してからまだ5
Lはタンクにあるはずで100kmくらいは走れる。だが何があるかわからないので国道50号沿いで11Lほど給油する。セルフではないが、レギュラーガソリンの給油器に被されている色付きのカバーが緑色だったので軽油ではないかとつい口に出してしまった。このスタンドではレギュラーガソリンが緑色の給油器だそうだ。紛らわしいなあ。

あとはいつも南下するルートで国道は通らず、茨城県道357号でひたすら南下、美妻橋で鬼怒川を渡って県道123号、134号、58号、252号、3号の芽吹大橋で利根川を渡る。利根川の河川敷には菜の花がびっしりと咲いていて、下が黄色。さらに菜の花の匂いも立ち上ってきていた。バイクや自転車でないとこういう感覚は体感できない。

トラックが増えてきたので野田市街へは入らずに農免道路で県道7号に出て、そのまま直進して国道16号を横断して県道326号で玉葉橋で江戸川を渡る。あとは江戸川土手沿いの道を走るか、埼玉県道21号と52号で江戸川沿いを走るか。後者を初めて走って最終的には江戸川区へ。給油しようかと思ったがまだトリップメーターは100km未満だし、スタンドが混んでいたのでスルーして帰る。到着14時。いいツーリングだった。

当たった優待チケットで焼額山

今シーズン、優待チケットの当たり年だった。夏油高原スキー場の優待チケットは未だ利用できていないが、その後申し込んだ志賀高原焼額山の優待チケットが2月後半に届いていた。

本当は平日スキーにしたかったところだが、残念ながら14日月曜日の予報が全国的に悪いので、やむなく日曜日に現地に向かった。女房連れということもあって、日曜日朝に出るのは避け、土曜日午後に長野まで移動してホテル泊し、日曜日朝に志賀高原に上った。

週末がかなり暖かかったので、志賀高原への国道292号の路面はほとんど雪が消えていた。いつもかなり神経をとがらせて走行しないと危険な道路だが、路面に雪がなければ安心。
もう一番下のサンバレースキー場や丸池スキー場は閑散としてきていて、まもなくクローズになりそうな気配。雪があっても最下部のスキー場は修学旅行など団体が入らないと早々に閉じてしまう。

車で長野あたりから日帰りスキーに来る人たちが目当てにするのは一ノ瀬周辺のスキー場から奥志賀高原に至るスキー場である。高天ケ原スキー場あたりから道路脇の駐車場がだいぶ埋まっているのが見え、少し不安になる。だがギリギリでプリンスホテル南館に駐車でき、目の前の第2ゴンドラを使って山頂に行かれる条件をゲットした。

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岩菅山(右ピーク)と裏岩菅山(左の平らなピーク)

焼額山スキー場はゴンドラ2本、リフト3本あるが、従業員のコロナ罹患によって人員が不足したという理由でリフト2本は動かしていない。これは平日だけかと思いきや土日も動かしていなかった。ゲレンデボトムにある3つのプリンスホテル(西館・南館・東館)前からそれぞれ出ているリフトとゴンドラを使えば、一応全山のコースが滑れるレイアウトになってはいるが、西武系のスキー場のここ20年間の傾向としてリフトを撤去する傾向が強く、その姿勢が表れていると言ってもいい。妙高杉ノ原スキー場などは惨憺たる状況になっているということだ。動かしているリフト1本は第2高速リフトというクワッドリフトで、このリフトがないと一ノ瀬スキー場方面との行き来もできないし、焼額山の南方面のコースが何本か滑れなくなるので不可欠である。地形図を見ると焼額山スキー場には過去に存在した7〜8本のリフト線が描かれているが、間引きに間引いてしまった結果が現状である。

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標高2000mの滑り出しにて

そうなると、土日の午前中は殺到した客がゴンドラ乗り場に並ぶことになるので、ゴンドラ待ち時間が20分くらいになる。ゴンドラは第2が6人乗り、第1が8人乗り。第2ゴンドラ最初の1本でかなり待たされた。しかもこの6人乗りゴンドラは他の西武系スキー場のゴンドラと同じだが、スキースロットにテールが太い板(110mm以上)は入らない。私のK2ピナクル95はテールが119mmなのでゴンドラ内に持ち込むしかない。不便極まる。かぐらスキー場の同型ゴンドラはスキースロットに改造を施しているので、そのくらいはできそうなものだが、いまだカービングスキーも入らないのはどうしたものか。

文句ばかり書いてしまったが、標高2000mの焼額山山頂直下までゴンドラで上がれば、雪質はかなりいい。ゴンドラに再び乗ると待ち時間がもったいないしスキーの脱ぎ履きに時間もかかるので、リフトに乗るべく移動。2本ほどリフトに乗った後に待ち時間が減ったゴンドラに移動して、山頂から第1ゴンドラ方面に滑走。その後女房と別れて最大斜度39度の「ヤケビウォール」を滑ってみた。新雪滑降だったら多分気持ちがいいのだろうが、気温上昇中のシャバ雪でコブが多くしかもねじれた急斜面では滑りにくい。転倒して滑落するとかなり危険なコースなので慎重に滑って事無きを得たが、何度も滑ろうとは思わないので次はオリンピックコースへ。こちらは最大斜度31度でフラットな広い斜面なので安心して滑れる。しかし油断したのか下部で雪にスキーをとられて後傾になってしまい転倒。ひっさしぶりに大きめな転倒をした。
お昼近くになるとゲレンデボトムではストップ雪があらわれて板が走らず前のめりになる。

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「ヤケビウオール」を下から見上げる

女房と合流して、ゴンドラに乗って山頂からリフト方面へ流れて昼食。だいぶ汗をかいた。高いゲレンデ食堂で食事をしたらやる気がだんだん失せてきて、女房は何でもないところで転倒するので休んでもらって私だけでゴンドラ1本、リフト1本乗って終了。14時30分。

滑走距離は18km、最高速度は42.4km、リフト乗車回数は8回。滞在時間は5時間程度だが、優待チケットなのでもったいないとは思わない。焼額山のような大きめのスキー場でも数時間で飽きる。
結論。志賀高原は全山滑らないと面白くはない。
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もう正に今の気分!冬よ、逃げないで・・

のどが渇いたので、発哺温泉とジャイアントスキー場の間にある清水公園へ。かろうじて除雪され、雪の壁で囲まれてはいるが、壁を乗り越えてみたら清水が湧き出ているところが1カ所だけ露出していたので、水筒に水を汲んでいく。冷たくて癖がなく美味しい水。
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夏は右の標柱下から清水がこんこんと湧き出ている。手前に雪が割れている箇所あり、水を汲めた

帰りの高速は関越道で大きな渋滞ができていたので、北関東道まわりで東北道の事故渋滞を避け、午後9時帰宅。
動画も撮るには撮ったのだが、ろくなものが無かったので割愛。