練習・練習

運動量が特段減っているとは思えないが、仕事上で体を動かすことが12月中旬から停滞するためか、体重が増えている。せっかくコンスタントに70kg前後にとどまっていたのに、この1ヶ月で最高73kgまで行ってしまった。不名誉な「自分史上最高」の値をたたき出して、余り気分がよろしくない。

もちろん、暇があれば自転車に乗ったり、歩いたり、スキーやスケートをしたりしているが、なかなか落ちないのである。自転車も寒くなったので秋までのように80km弱の周回コースを走ってくるようなことはできず、距離が2〜30km減っている。それでも汗はだいぶかくので、十分運動にはなっているはず。輪行ツーリングも冬はあまりやる気が起きない。汗冷えをすぐに解消できる手だてが旅先では限られるから。

徒歩はよくする方で、都心では電車に乗らずかなりの距離歩くのだが、元旦は自宅からスカイツリーを早足で周回してみた。自宅からスカイツリーまでの直線距離はたいしたことないが、碁盤の目状に道路が走っているのでどうしても実際に歩く距離は長くなる。スカイツリー近辺だけ人ごみになっていて、そこだけそそくさと通過した。約2時間で帰宅したら汗だくだった。スケートはまだ1回だけだが、江戸川スポーツランドの回数券が残っていたので空いている時を狙って行ってみた。2シーズンぶりで、最初の20分くらいは氷に乗る感覚がつかめず苦労した。スキーより繊細なエッジ感覚が鈍っていた。

さて、スキーだが、世間の人々の正月休みが終わる4日からまた妙高赤倉へ出かけた。初日は吐月工房氏ご夫妻と一緒に練習する。正月の降雪が終わったあたりで、入り込むべき新雪はなく、練習に打ち込む。

翌日から単独になる。一人だけではたいした練習にならないので、インフィールドの中野君から久々のレッスンを受けることにした。しばらくぶりだが、その間についてしまった癖を矯正するためだ。案の定、内倒する癖、前乗り気味で後足への荷重が不足していること、などなど細かいことを指摘される。いい練習になった。

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妙高山が見えた一瞬

矯正のために最終日は午前中に限定してひたすら練習に励むことにする。だが最終日は雨風で大荒れになった。午前券を買い求めたが、8時30分から始動して10時30分で止めることにした。滑走時間2時間だが、ゲレンデはがらがらだし、十分に前日の課題を消化することができた。難しいのは、ターン始動時の谷回りではターン外脚のインエッジを意識するが、ターン後半の山回りでは意識がターン内側の後脚に移ることである。この意識上の切り替えが運動の最中なので、簡単にはいかない。さらに意識するだけではダメで、足首を緊張させて相当後脚のアウトエッジに乗り込んでいくことが十分の滑りでは必要だ。

ゲレンデの下部では雨が降る中、比較的急な斜面で山回りを最後まで仕上げてから落としたり、ギルランデをしたり、低速で谷回りと山回りの意識切り替えをやり込んだりした。ウェアの表面で雨を弾けなくなってきた頃、潮時だと思って終了した。

さすがに初滑りの時とは違って、太ももの筋肉痛などは出なくなった。しかしこれは滑りを変えたことにも関係があるだろう。また近いうちに、ゲレンデ練習が必要だ。狙いは次の連休の初日か中日、次こそはスキーヤーの聖地・会津高畑スキー場へ乗り込みたいと思っている。