GWのわずかなタイミングで

末尾に動画のリンクがあります。

どうも連休中は自分のタイミングと天気の間柄が悪そうだ。
29日・30日は後半の天候が悪い予報なので、29日の日帰りで茂木町と那須烏山市の市町境をバイクで単独ツーリング。往復320km。いつ来てもここは細道&屈曲路で楽しませてくれる。今の時期は棚田の代掻き真っ最中。

朝7時にW800の駐輪場を出て、江戸川沿いに北上。高速道路はどこも渋滞中のはずなので(確認してないが)、オール下道で茂木町まで行くことにした。野田橋もさほど渋滞してないので対岸(千葉県側)に渡る。しかし江戸川沿いを北上しているうちに便意を催してきて、悶えた揚げ句にコンビニに飛び込んで事無きを得た。

いつもと違う道沿いのコンビニに飛び込んだのでもとのルートに戻る。あとは順調に水戸線の大和駅で小用休憩し、益子町へ入らずに桜川市から直接県境を越えて茂木町へ入る山越えルートを選択。茂木町で国道123号に乗ってちょいちょいと曲がって舗装林道の七曲トンネルをくぐって那珂川の橋を渡る。あとは定番ルートで小木須へ。

前から気になっていた蕎麦屋に11時30過ぎに飛び込んで昼食。家族経営の店かと思っていたが男達が数人でやっている男気ある蕎麦屋だった。10割そば大盛を注文。

昼食後、これ以上北上すると帰りが遅くなるので南下する。同じ道を帰るのは芸がないので茨城県側の県道を南下して那珂川を渡り御前山ダムの脇を通る。普段だとダム湖を西へ渡ってツインリンクの南側を通って茂木町のグリーンコリドール(農免道路)方面へ戻るのだが、今回はまっすぐ茨城県道39号を選択。笠間方面へ南下できるはずだ。

が、県道39号は2ケタ県道にしては立派な「険道」だった。先行車が1台いるのだが、道幅が普通自動車一台分しかなく屈曲路。離合不能。しかも伐採した木を運ぶ仕様になっていて一部の路面は鉄板が道幅の半分を覆っていた。深い山を越えたら突然2車線になって快適になった。

そのまま南下したら国道50号に出て、笠間稲荷のすぐ北側を通った。先日通ったなあ・・国道50号で稲田駅で小用休憩(当然だがヘルメットドラレコはヘルメット被ったままトイレに行くと公開できないモノが映る)。筑波連山を右手に見ながら(東筑波)南下する。このまま標識通り土浦に出るのではなく、何とかして山越えをして筑西市に出たいなあと考えているうちに県道42号で筑波山に向かっていた。

筑波山近辺は二輪走行禁止の道路があちこちにあるので厄介だが、降りてくるバイクとすれ違ったので通過できるという確信を持って登った。それにしても県道42号線の上り勾配がすごい。20%くらいあるのではないか?コンクリ舗装になっている。開けたところへ出ても右側の「つつじヶ丘」へは行かず、直進すると筑波山神社前の道路に出る。この辺は登山でよく知っている。しばらく下ると筑波山口である。

そのまま西へ向かって走ると国道125号に出くわし、国道を走らずに県道133号で南下、適当な交差点で右折して国道294号に向かったら294号の交差点で「やすらぎの里下妻」(道の駅のような公園)に出た。あとは国道294号を南下して、圏央道常総インターを通過する。最近できたインター近くの「道の駅常総」へ入る車でいつもはガンガン流れる国道がわずかに渋滞。インター入口も渋滞していた。くわばらくわばら。

美妻橋で鬼怒川を渡って適当に初見の道を走っていたら現在地がよくわからなくなったが、無事県道3号に出て、野田橋を渡らずに迂回路を通って玉葉橋で江戸川を渡った。あとは埼玉県側の江戸川沿いの道を南下するのみ。
16時過ぎに駐輪場に着いて、エストレヤに乗り換えて帰宅。

この日のドラレコ動画の一部(ジャスト5分、約750MB)

マイクロSDカードの容量が32GBなので午前中の走りは午後上書きされてしまう。したがって午前中の動画は途中でスマホに移し替えておいたもの。
午前中に走った北上ルートで那珂川を渡る部分を残しておけばよかった・・

追記:ツーリング当日は南風がとても強い一日だった。往路は北に向かっていくのでそれほど感じなかったが、復路は午後で風が強まり、南に向かっていくのであおられて大変だった。国道294号のように直線道路、しかも周囲に風よけがない道路では、ヘルメットの風切り音(春夏用のショウエイEX-ZEROなので特に大きくなる)が揺さぶられるくらい。こんな時に高速を走ると身の危険を感じるかも。
東京に着いたら、だいぶ雲が厚くなってきていた。

バイク用ドラレコ導入

ヘルメット装着のバイク用ドラレコを購入した。
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台湾製MUFU V30Pというモデル。プロジェクト琉球というサイトで扱っている。
複数台バイクを所有していると、ヘルメットにカメラがついていた方が合理的。
いくつかの候補があったが、前後カメラがついている方が望ましく、台湾のDigiLife Technologies社製のドラレコに行き着いた。7時間程度の録画時間。ヘルメットに貼り付けたベースに本体を取り付けると自動で録画が始まる手軽さなどがメリットだった。このドラレコの輸入元がプロジェクト琉球。
価格は3万円をわずかに切る価格。本当はクラウドファンディングに乗っかればもう少し安くなったのだが、その時にこの製品に気づいていなかった。

オンラインショップから注文することができそうだったので注文、比較的早く品物が届いた。ヘルメットは2つ持っているのでヘルメットに装着するベース(モノラルヘルメットスピーカー付き)を一つ加えておいた。

品物が到着したその夜にヘルメットに装着して、翌日の通勤に使ってみた。
なるほど便利で重量もそこまでないのでヘルメットがずっしりすることはなかった。
職場からの帰路、久しぶりにレインボーブリッジの一般道を走ってみた。

MUFU V30Pでの走行撮影

映像の音は全くいじっていない。マイクは後方レンズのすぐ下にあるのだが、映像を見るとエンジン音などはほとんど聞こえず、真夏の蝉時雨のような音と風切り音だけが聞こえる。エンジン音などは別取りしないと臨場感がない。

ヘルメット装着ゆえの問題点は、画角はベース部分が回転するので上下に変更することはできるが、ヘルメットの右側につけている関係で実際の視野とは若干異なること、望ましい画角をつくるとメーター類が映らないこと、バッテリー内蔵なので充電が必要になるがバッテリーの寿命が約500回分の充電回数になってしまうことだろうか。最後の問題は500回充電する頃にはもっと性能がいいモノが出ていることに期待するしかない。
もう少し研究の余地ありだが、あまり家の中にヘルメットを持ち込まない私としては研究するにもヘルメットにいちいち装着しないとできず、面倒くさい。

房総半島南端まで往復320km

W800での日帰りバイクツーリング。春の最後のあがきだ。

朝9時過ぎにバイク駐輪場を出て首都高中央環状線から湾岸線へ。湾岸線は3〜4車線もあるのに新木場からお台場にかけて渋滞。大型トラック、トレーラーがあまりに多いので恐ろしくてすり抜けなどはできない。東京湾トンネルを抜けたらようやく流れ始め、羽田空港を横目に見ながら多摩川トンネルを越えたら浮島ジャンクションからアクアラインへ。初レンタルバイク(W800)で走って以来ちょうど2年ぶり。浮島ジャンクションの構造はわかっているはずなんだが進路選択を誤りそうになる。交通量が激減していてよかった。
首都高もアクアラインも平日にも関わらずそれなりの交通量だったが、海ほたるから先の橋では名物の強い横風が弱くて助かった。吹き流しの角度からしてだいたい3m/sくらいだろうか?ちなみにバイクでのアクアライン通行料は640円。
今回は富津館山道路方面へは向かわず、圏央道をそのまま市原鶴舞インターへ。国道297、465でいすみ鉄道沿いに走って県道176で御宿へ。部原海岸で太平洋がすぐ左手に見えた。外房の波は大きく規則的だが荒れてはいない。むしろ静かな方か。あちこちでサーファーの群に出くわした。南国って感じが強くなってくる。

勝浦の国道128から守谷海岸へ行って海を前に若干休憩。守谷海水浴場はとても穏やかな状況。車が何台か駐車してあり、シーズンオフだけど海と戯れる人がいる。トイレによって早々に立ち去る。W650と250ccバイクのカップルが来て海をバックに写真撮影していた。
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守谷海岸

旧道から旧行川アイランドで再び国道に合流して鴨川へ。シーワールド近辺は平日なのに人が多い。市街地を過ぎるあたりでコンビニに立ち寄って軽い昼食。プロテクターをしているからかバイクツーリング時に昼食はあまりたくさんは食べられない。
昼食後は休憩もそこそこに南房総方面へ向かい、国道410で千倉方面へ。房総最南端の野島崎灯台近くの公園でトイレ休憩。ここからは洲崎を回って館山北条海岸に向かい海沿いを走る。交通量が少なくて快適。しかしなんだか風が冷たくて、北条海岸でまたトイレ休憩。短時間にトイレ休憩3回も取っている。半分は肉体的疲労もある。
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野島崎灯台
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北条海岸(やはり内房はちょっとのっぺり気味)

あとは内房沿岸を国道127で北上し、富津中央インターから高速に乗る。高速に乗ったら走行距離260kmくらい走ったことになり、すぐにフューエルランプが点滅開始。点滅開始からだいたい100kmちょっとは走行できるので、何とか自宅近くまでは持ちそう。しかし走りっぱなしで手首や腰が疲れてきたので市原SAで休憩。トイレ4回目。最後は京葉道路のいつもの貝塚・穴川渋滞に巻き込まれつつ、京葉道路を降りていつものGSで給油。12.2L入った。今日の走行距離は約320km。一日中穏やかな天気でツーリング日和。走りっぱなしで疲れたがいい発散にはなった。
しかし翌朝、左股関節などはバキバキ。長時間・長距離あまり休まずに走ったおかげだが、大型バイクはそのエンジントルクに体が負ける。

志賀高原・池めぐりコースをステップソールで

翌朝、脚が重い。しかし天候のコンディションは最高レベルだ。
朝食を済ませ、8時20分山の駅発横手山スキー場前(陽坂)行き無料シャトルバスに乗る。道具立てはG3FINDR86とT2eco、シナノのバックカントリー用ストック。
T2は本当に久しぶりに履いた。NTN規格のターミネーターXに比べて0.5cm小さめなのでタイト。さっそく左足にしびれを感じたのでバスの中ではバックルをフルオープンにしておいた。

この日のレポートをはじめてYAMAPにアップロードしてみた。YAMAPのアプリ自体このツアーの直前になって使い始めたYAMAP初心者だが、
そちらを参考にしてもらう方がはやい。写真の多くはそちらにアップロードされていてコースの中のどの地点でのものかもわかるので、ここで手作業で同じことをしなくてもいいだろう。かわりに、スライドショーを作成してアップしておく(2分、500MB弱。ちょっと重いかな?)

9時、横手山スキー場第2リフト脇からスタート。レースがあるのか、アナウンスがやたらうるさい。まずはゲレンデを滑り、最近は動いていなさそうな第5シングルリフトの少し下から登山道に分け入る。池めぐりコースの出口から入っていく。夏歩くとそこまで登山道が広い感じはしないが、何となく軽トラ1台分くらいの幅のトレイルに雪が乗っかって延びており、ルートファインディングの必要性などほとんど感じずに緩く登って行く。レースのアナウンスがだんだん遠のいて静寂になっていく。
10時ちょい前、草津峠下の分岐で少しルートを外れ、登りやすそうな斜面を選んで登っていった。夜冷えたのだろう、日陰は雪が硬く、日なたはウロコがよく効く。久しぶりのステップソールスキーだが、スキーの置き方に失敗してつんのめったりすることなく、グングン登っていかれる。標高2041mの鉢山には10時26分着。今日の最高地点だ。鉢山の火口湖まで行ってみようかと少し思ったが、林間から見える底は結構深く見えて行くのを止めた。
ここから四十八池へ下っていく。等高線の間隔が比較的広いところを選んで1950mの鞍部までテレマークターンで下り(なかなかそういうコンディションには恵まれないものだ)、ほぼ夏道に沿って四十八池まで降っていく。日陰で雪が硬く、地形的にはV字沢状地形になっていて、わずかに見えるスキートレースはひたすら横滑りをしているので同じように硬い雪面で横滑りした。1箇所ノドのような場所があり、岩と倒木が塞いでいたのでそこだけスキーを外して歩いて降りた。ノドを過ぎればトイレとあずまやが見え、わずかな距離。四十八池は単なる雪原になっていた。
大沼池方面が見えればラッキーと思って志賀山神社のある裏志賀山方面に登って行くが、山頂まで行くことはできないので標高1900mあたりで遠望してみる。しかし見えないので赤石山を写真に残して折り返す。元池の南岸をかすめ、樹林帯の中を歩いて四十八池から鉢山の北麓を巻いてくる登山道と合流(11時25分)。渋池まで行ってお昼にしよう。
登山道は雪が切れている場所が3か所ほどあったが脇の雪を拾っていけばスキーを脱ぐ必要はない。渋池で11時40分、日陰で昼食休憩。昼食は自宅から持ってきたレーズン入りスポンジケーキ。魔法瓶に入れた紅茶と流し込む。
旧前山スキー場の迂回コースを滑って(夏山リフト沿いはすでに雪なし)12時に池めぐりコースの入口に出た。最後に不意なことから転倒。こんなところでコケるとは!
横手山のボトムのレストハウスまでスキーを履いたまま移動して脱ぎ、道路を渡って熊の湯スキー場の入口へ。100mほどスキーを担いだが、じきに雪が出てスキーを履き、角間川を渡る橋の手前道路に雪がないのでまたスキーを脱いだ。橋を渡ってから再びスキーを履き、熊の湯ゲレンデの下から向かって一番右の斜面に取りつく。旗門が設置されていたのでその邪魔にならないようにジグザグに登って行くと雪が剥げた部分があり、その近辺を利用して登った。一般客が少なくてよかった。
ここから旧笠岳スキー場に繋がるのだが、旧笠岳スキー場も閉鎖されてリフトはない。熊の湯スキー場との境界のロープ脇から進入し、植林が進められている旧笠岳スキー場の中斜面をテレマークで。今日はステップソールなのにきれいにターンが決まる。ボトムは水芭蕉公園になっており、木製ベンチがしつらえてあったのでそこで座って休憩。12時30分。この先は、笠越林道でバス通りまで出てスキーを担いで木戸池方面へ向かう。除雪されていない笠越林道の向かいには広い土地があって、地形図には建物が点在しているように描かれているが、現在は全くの空き地。林道終点まで滑り、角間川を橋で渡って国道をかすめ、幸の湯、石の湯方面に向かう道路沿いの雪を拾いつつスキーで歩く。スキーを担いだまま舗装道路を歩くのはつまらないので悪あがきともいえるが・・石の湯ホテルから小さな尾根を巻いて木戸池ホテルまで出られれば言うことなし。
幸の湯前で切り通しがあって雪がなくなる。またここからしばらくスキーを担ぐ。この日は営業していなかった石の湯ホテルの駐車場脇から尾根を巻いて木戸池ホテル方面に戻り、小川を渡って(踏み抜かないようにスキーを履いて)木戸池ホテル脇に出た。旧木戸池スキー場の小山は雪がなさそうなので角間川側から小山を巻く。ここにも雪がなく、スキーを100mほど担ぐ。今日は何度スキーを担いだことか。
小山の裏に出たら雪が出てスキーを履くが、孫と老夫婦がソリで遊んでいるのに出くわす。一言二言言葉を交し、スキーで池めぐりコースを歩いてきたことを話した。国道の車を横目に田の原湿原を横断して、小さな丘に取りつく。ここも雪が消えた場所があり、スキーを手に持って歩くが階段状のところが非常に歩きにくく息が上がった。13時40分、ようやく小山の山頂(13/20の標識)でスキーを履く。これでスキーを脱ぐのは最後にしたい。
夏道とはここでわかれ、道路を渡って三角池方面へは向かわずになるべく開けた林間を探して道路の左側を進む。等高線の間隔が広いところがあり、わずかに沢状地形をこなせば蓮池スキー場の廃止された第2リフト上(丸池・サンバレーにも近い)に出られそうだ。広めの場所に出たら無雪期でも歩道がない湿原に出た。半分くらいは雪解けしている。この湿原を通過してスキーヤーズライトに進路をとれば丸池スキー場のゲレンデに出る。丸池スキー場はすでにシーズンオフ。薄く残った雪は柔らかそうで、テレマークターンを決めて宿の裏手に出た。14時過ぎにコンプリート。
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池めぐりコースから田の原湿原まで
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笠越から蓮池まで

歩き・滑りの総距離は13.4km、上り473m、下り793m。充実したステップソールソロツアーだった。しかし標高の高い志賀高原でも雪がない。今後雪を求めるとしたら立山か火打周辺か鳥海山か、バスが通るようになってからの乗鞍か。もう1回くらい雪と戯れたいなあ・・

帰路、坊平から下で雪を被った北信五岳を正面に見ながら運転。天狗原山・金山は真っ白だ。

奥志賀高原でラストゲレンデスキー

3月31日、今シーズンのゲレンデスキーの有終の美を飾るべく奥志賀高原へ行った。
月が変われば春スキー料金になるのだが、混みあう週末より空いた平日の方がゲレンデスキーは楽しいのでそこはケチらないことにした。今回のスキー旅はいろんなところで値段を考慮できない旅になって財布にはキビシイ。3日間有効な高速道路のウィンターパスは4日間の旅になったので適用できず、宿泊は一人なので割高、リフト券も通常シーズン料金・・まあそういうこともあるさ。

前日松代で宿泊したので、9時過ぎに奥志賀高原の駐車場着。かなり暖かいので朝から履いてきたタイツの上にスキーパンツ、上半身も薄着にしてその上からスキージャケット。胸元のファスナーは下げ気味。それでも途中からスキージャケットのピットジップを半開きして風を取り込んだ。しかし顔は日焼けしたくないのでバラクラバ。本当はバラクラバでは暑いのだが、家から薄手のネックチューブを持って来るのを忘れた。

他のゲレンデに比べてもお高い奥志賀エリア限定の一日券を購入。来シーズンからは志賀高原でもシニア券を買えるはずで、最後の一般大人料金になるのか??今までもシニア料金の年齢引き上げに何度となく泣かされてきたから不安要素は残る。全山リフト券はこの時期ゲレンデが繋がらなくなっているので購入はしない。飽きても一日奥志賀高原でがんばる。車も置いてあるし・・
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奥志賀高原ホテル前

さすが平日、リフトはガラガラである。第2高速リフトで標高1,900mまで上がって、第3リフト沿いの中斜面とエキスパートコースを繰り返し滑る。午前中の一本目はエキスパートコースもフラットで急斜面の途中で休むことなくテレマークターンで攻め続けることができたが、徐々に気温も上がり、自分も含め滑走者が柔らかい雪を蹴散らすので滑りにくくなっていった。
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朝のエキスパートコース。長い!向こうの山は苗場山や鳥甲山

ゴンドラ下のダウンヒルコースも何度か滑るが、コースが狭いので荒れるのが早い。11時30分にゴンドラ乗り場近くのサン・クリストフで昼食。ここもさすが奥志賀でお高め。パン昼食にしたら軽く1,000円になってしまった。このレストランにはスキーショップのNORDが併設されているので覗いてみたら格安ネックチューブを発見。昼食代は嵩んだが、1,100円のさらに1割引(つまり990円)でネックチューブ購入。これで暑いバラクラバとはおさらばだ。
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奥志賀ゴンドラと奥岩菅山

午後はいったん駐車場まで降りて、午前中使っていたK2ピナクル95とスカルパターミネーターXを片づけ、今シーズン最後のATスキーに交換。ブラストラックブレイザーとスカルパマエストラーレの組み合わせ。荒れてディープザラメになったコースを滑るにはテレマークより楽なはず。思った通り楽ではある。しかし午前中に試しに入ったコブコースではテレマークと同じ結果となり敗退。コブを滑るのは集中して何度もトライしないためか、いつまでたっても上手くならない。うまく滑れないからコブコースに入らないの悪循環。
エキスパートコースの急斜面は、午後になってところどころ下地のアイスバーンが露出し、その周りに削られたザラメ雪が積もっている状態で大変滑りにくい。午前中ノンストップで滑れた斜面で途中3回も休憩する有り様。リフトは16時過ぎまで動いていて宿も車でひとっ走りなのでできる限り長く最後のゲレンデを堪能しようと思っていたのだが、これでは滑っていても楽しくないし、体力が削られた。翌日はステップソールで山に入るつもりなのでそこそこにしておく。15時近くに終了し、ゆっくり片づけて宿に向かう。
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疲れたので第3高速リフト降り場にあった展望所のベンチでひっくり返って空を見た。

yukiyamaアプリによれば、この日のリフト乗車回数は18回(ゴンドラと長い第2高速リフトがある奥志賀で18回はかなり多い)、滑走距離30km(滞在時間6.1時間)、最高速度51.8km(午前中のテレマークスキーでたたき出した)。テレマークで瞬間速度50kmを上回ったのは初めてだ。
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宿へ向かう途中の清水公園。翌日のための飲料水を補給。昨年314日の焼額山スキーの帰りに寄った時とは雲泥の差